おもとの育て方 7月 岡崎市

 

 

 万年青 夏 愛知県岡崎市 豊明園 栽培管理

 

2019年7月3日 豊明園第一温室 温室内は3日目の換水で管理しています。

アク水(灰汁)も換水時に行います。

夏の作の基本 7月編

水やり

7月中の水やりは暑さのせいで難しいです。30℃以下で、寒冷紗などの日よけで直射日光が当たらなければ、乾けばしっかりと水をやれば、葉はまだまだグングン伸びていきます。

35℃を超えるような日や地域もあると思います。そうなれば、なるべく水をやり過ぎないようにします。万年青によっては、夏の暑さで休眠をして、水の吸い上げが極端に落ちるものがあります。そういった万年青ではよく乾いてから水をやらないと、根腐れのもとになってしまいます。

人間と同じで、空腹になったらご飯を食べれば健康ですが、お腹一杯なのにまだご飯を食べて、それが何日も続けば病気になってしまいます。同じように、良く乾いてから水をやらないと根腐れになるので気をつけましょう。

 

直射日光もつよいので、昼中の水やりは避けた方がよいでしょう。上げた水が、直射日光で熱をもち、根を傷める原因になります。豊明園では、夕方の水やりか、まだ日も上がらない早朝の水やりにして、昼中の直射日光の強いときには水がよく乾いているようにします。

振り水 パラ水

名前の通り、軽くふっただけの水や、ぱらっとかけただけの水のことです。真夏になると暑さから水やりの判断が難しいときも出てきます。今よりも朝やった方がよいかな、夕方やった方が良いかなと迷ってしまうときに振り水だけにして、表面、首元にさっと水をかけ、半日、一日水やりを伸ばします。水の多すぎを防ぐ一つの方法です。

 

日よけ 採光

万年青は半日陰を好む日陰植物です。明るい日陰が一番手間がかからずに育てることができます。西日も朝日がしっかりとれれば、さえぎっても大丈夫です。

豊明園 外棚
ダイオネット目が粗い市松模様で通風がよく丈夫、シルバーなので太陽光線を熱に変えず反射し、万年青の苦手な夏場でも涼しい日陰が得られます。2段にしてます。

市松約1.6cm目 遮光率40~50% 暑くなりダイオネットを購入される方が多く見えます。50m。1mから切り売りもしています。

 

太陽(たいよう)7月16日下葉が枯れ始めました。

羅紗などの芸の強いもの、虎や矢筈、図などの柄物はある程度しっかりと日にあててやると芸はよりよく、柄はより冴えます。朝日をよくとることで柄の反応はよいです。

ここは塩梅(あんばい)なのですが、日が強すぎると凝ってくるといって、葉が厚く、堅くなりすぎて葉の伸びが悪くなります。また、獅子などは葉が厚くなりすぎて、巻きが悪くなるので、ご自分のお棚にあった、よい採光を、その年の気候と相談しながら調整しましょう。

おもと棚
家の東面にそつて作ってあります。棚は木製、パイプは3本

おもと棚
家の東面にそつて作ってあります。日が当たると遮光ネットを張ります。傾斜があります。又長雨が当る場合ビニールもセットしてあります。

置き場

日よけとかぶりますが、直射日光が昼間から夕方まで当たらない場所がベスト。

風がよく通る場所ならよくできます。

暑さ対策
扇風機は首ふりさせず一定の方向に向け風を送ります。風の流れを作ります。

 

肥料 アク水 微量要素 竹酢液

置き肥は豊明園では一番遅くて6月初めで終わります。豊明園のある愛知県岡崎市では、5月ぐらいから30℃を超える日があるので、そうなったら肥料当たりが怖いです。

そうなので、7月は置き肥はなし。春から初夏に置いた置き肥は豊明園ではそのままです。カスがでるので、取り除いてもよいでしょう。

その代わり、天気の良い日にごく薄い液肥 スーパー1を10000倍でやります。

また、微量要素 竹酢液も1万倍でやります。アク水もやりますが、これらは混ぜない方がよいです。

消毒 病害虫

月に2度前後、殺菌剤を散布します。殺虫剤は0-1回、虫の様子を見ながら。この時期は高温になるので、高温や直射日光による薬害が出やすいので注意。

植え替え

この時期はしません。暑さで葉が落ちやすいのと、植え替えて突然枯れるものもあるので、気をつけます。もし、どうしても植え替えをしなければならないときは、植え替えた後はしっかりとした日陰でいつも以上に気温、日光によく慣らしてから、棚に戻します。

 

 

7月26日 豊明園第一温室

2019年7月3日 豊明園第一温室 引越しおもと・江戸万年青の展示

2019年7月9日 豊明園 外展示棚

7月3日 よしづ・ダイオネットで遮光

 

7月11日 豊明園第二温室 全開

南日本では本格的な梅雨期です。オモトが高温多湿のため休眠に入り真夏です。できるだけ乾燥気味に管理します。風通しの良くしておきます。

 

潅水  水の管理

7月 水温が高くなるので、よしづをのせて管理しています。

 

ホースの水が熱湯になるので、気をつけます。水を出す時には、しっかりと水が冷たいことを確認してから上げるようにします。

豊明園では、夏場は夕方の水やりが多くなるので、ホースの中が熱湯になり、危険です。同じように、マンションのコンクリートの上のホースなどは気をつけます。

7月22日 つまようじと富士砂の色の変わり具合を見て換水時をきめます。

まだ天候が安定せず、みずやりのいちばんむつかしい時期です。その日の天候と、鉢の乾湿によって判断します。温度と湿度の高い日は、水を控えて渇き気味にしておきます。しかし晴れた日はたっぷりと水をやります。高温情報が出るころの潅水は夕方にきりかえます。

7月22日 重さで水分量を記録 テストしています。

採光

7月11日 豊明園 外棚 日差しがきつく早朝よりダイオネットを張る。

梅雨明けとともに日差しが強くなりますから、採光は朝のうち2時間くらいで充分です。あとはよしずやダイオネットなどで日覆いをします。

7月26日 豊明園 外棚 雨上がりの朝7時

雨上がりの際、葉の芯に水がたまっていて、そこに強い日光があたり、水が煮えてしまうことがあります。

 

7月3日 太陽殿の虎(たいようでんのとら)虎柄の系統はなるべく採光の時間を長くとる。この場所は9時30分まで直射の場所で管理。採光時間は4時間30分。

通風

7月15日 扇風機で通風

この時期は「風でオモトをつくる」とまでいわれています。できるだけ風の通るようにし、オモトが蒸れないように涼しくしてやります。風通しの悪い場所では、オモトに赤星病やカイガラムシがつきやすくなります。また芋が蒸れて傷んだりもします。

施肥

7月29日 アク水(灰汁)潅水時に行います。

肥料は置き肥えは中止します。液肥はごく薄いものを月に2回ほど、灰汁(わら灰)をうすめて換水するときに混ぜておこないます。

病害虫の予防と駆除

高温多湿が病害虫にとっては最適な条件になり、オモトにつく害虫のすべてが、最も活発に活動する時期です。オモトにしょうじょうが出ていない場合でも予防の農薬散布が必要です。おもに出る病気は赤星病、害虫はスリップス・カイガラムシ・ナメクジなど。薬剤散布する場合薬剤はそれぞれ薄め方が異なりますから、注意書をよく読んで、濃度をまちがえないようにしてください。

7月8日 実が膨らみ始めています。実にも縞柄がわかるようになってきました。

 

7月9日 新芽が勢いよく伸びています。

7月16日 おもと根の状態 

35℃を越える暑い時期、新根が勢い良く伸びています。今回鉢から抜いたおもとに根落ちがなく安心しました。
水遣りの間隔を注意しワラ灰や竹酢液を定期的に使用しています。

7月21日 新生殿(しんせいでん)新根や根毛も沢山出ています。細く黒い根は落ちます。又3年葉は新根が葉を割っているため右下の葉は落ちます。植え替えしない場合は葉が持つこともあります。

7月21日 おもとの根っこ左のおもと、3年前の根っこは黒い色をしていますが、次根の先は白色の根っこになっています。これは前作者から用土が変わって元気な根っこになっています。中・右のおもとはパミスと矢作砂の混合植えです。白くきれいな根っこになっています。根っこの色も用土により色が変わります。

7月22日 縞獅子の根っ子、元気に伸びています。子供が出てきたので下葉の色が変わってきています。

 

7月24日 愛玉殿(あいぎょくでん)の芋吹き 葉がしっかりしてきました。

7月26日 今年の芋吹き苗

 

7月5日 3月に種まきして葉がでてきました。

7月17日 実生、柄がはっきりわかる。

 

7月30日実生の鉢上げ

夏の作の注意点

水やりのホース

ホースの水が熱湯になるので、気をつけます。水を出す時には、しっかりと水が冷たいことを確認してから上げるようにします。

豊明園では、夏場は夕方の水やりが多くなるので、ホースの中が熱湯になり、危険です。同じように、マンションのコンクリートの上のホースなどは気をつけます。

熱湯をかけると1~数日で万年青はとろけてしまいます。

雨上がりの後の日

雨上がりの後、空気も綺麗になり、日光の光線も強くなっています。

葉の芯に水がたまっていて、そこに強い日光があたり、水が煮えてしまうことがあります。葉の芯に、熱湯ができることになって万年青を傷めることになるので気をつけます。私たちは雨から日がでたらすぐに日よけネットを引くようにしていますが、お仕事で外に出られている方は、ネットを引いてから朝出ていくようにしましょう。

扇風機で通風

夏の暑さから、太平洋側では扇風機を回すお棚も増えてきました。(電気代も強で24時間24円、弱で24時間12円 参考値、各位調べてください。)

この時に、直接万年青に風が当たるとそこだけ乾燥し、水切れによる葉焼けが起こることがあります。葉の白い覆輪や虎、図がなりやすいので注意。

私たち豊明園では、お棚下に当てたり、万年青の横に風の通り道ができるようにして、万年青に扇風機の風が直接当たらないようにしています。

風が止まってしまう場所や、蒸れる場所では病害虫も出やすく、根も蒸れて落ちやすくなります。

おもとの実生   洗面所において生育状態を見ています。

置き肥 液肥など

肥料をやる場合、7月では気温が30℃を超えていることも多いでしょう。肥料当たりが出始める頃です。私たちは肥料の置き肥はもうやらずに、ごく薄い1万倍ほどの液肥を2週間に1-2回やります。35℃になってきたら頻度を低く。

豊明園では、置肥はそのままにしておきます。カスが出やすいので、夏前に置肥を撤去するのもありだと思います。

逆に、ワラ灰、微量要素、竹酢液を定期的にやります。

病害虫の防除と薬害

この時期、病害虫も非常に活発に動きます。万年青を食害する虫は多くないですが、スリップスなどにやられないように殺虫剤を、

病気も出ることがありますので、殺菌剤をやるとよいでしょう。

ここで、薬剤散布の注意点!生長期と暑い時期の薬剤散布では薬害は出やすいです。日が強いとき、気温が高いとき、に薬害が出て生長障害、奇形がありますので気をつけます。

また、雨がすぐに降るときは薬剤が流れて意味がなくなったり、風が強く、風下に洗濯物、車、人などがあるときは思いもよらない被害になることがありますので、気をつけましょう。

柄が出ない

こればっかりは諦めないといけないときがあります。その年の気候で、曙、虎、図、矢筈などが出にくい年、出やすい年があります。

また、図や虎の一部では、完全に消えてしまうものもあります。これらも、諦めずにやっていると子にひょっこり現れることもあるので、一年、柄が悪くても気にしないようにしましょう。

曙、虎、矢筈などは、絶対に柄がでるものがあるので、一年だめでも、来年は作場の日当たり、肥料を改良していけば、必ず柄は戻ります。

白雀(しろすずめ)この時期になると自然に下葉が枯れてきます。新しい葉と変わります。おもとの生理現象。白い部分は午前中の採光を強めて管理すると白さが鮮やかになります。

 

【万年青の育て方】7月の管理の基本 水やりと30-35℃、乾きと休眠、振り水、日よけと柄、病害虫、植え替え

【万年青の豊明園】【How to Grow OMOTO in July】

【万年青の育て方】7月の注意点 ホースの水、芯の水、扇風機の風、肥料、薬害

【万年青の豊明園】【Points of OMOTO in July】

 

 

 

 

1年間のおもとの育て方

おもとの育て方 基本集

おもとは日本の林に広く自生している植物ですので基本を押さえれば大変育てやすい植物です。特に注意する点として日陰で年に数枚葉をだし生育するので日光や肥料の与えすぎないことをおさえましょう。

 

動画解説 【万年青の育て方・年間管理】

万年青の生長期、休眠期、自生地から、水やり、肥料、病害虫、植え替え、置き場が決まります【万年青の豊明園】【OMOTO Calendar and Management】

 

・生育サイクル

春から初夏と秋の25-30度のころが最もよく生育する。

真夏は暑さで休眠することがあるので注意。冬は12月上旬から2月まで休眠。

・置き場

年間を通して、遮光ネットの下などの半日陰で栽培。4月下旬~11月半ばまでは遮光をやや強めにし、葉焼けの防止。(自生地は明るい林床)

日光に当てすぎると葉が堅くなり、葉焼けを起こすことも。

逆に、暗すぎると葉が徒長して、生育が悪くなり、葉の変化も出にくくなる

常にそよ風程度の適度な風が吹いていると徒長しにくい

・水やり

基本は乾いたらすぐに水やり。よく生育する4月中旬から6月末までは乾く少し前に水を与える。

冬、真夏は休眠するので、水のやりすぎに注意。

用土がしっかりと乾いてから水を与えるのがコツ。根も水だけでなく、空気を欲しがっている。

・肥料

万年青は年に葉を3-4枚育てるだけなので、多くの肥料は不要。

2月中旬-5月下旬。9月下旬-10月下旬に固形の有機肥料を少量づつ。

時期をずらしながら置肥。

 

NHK趣味の園芸さん2019.10月号に掲載した、豊明園監修の万年青の育て方を元に紹介しています。

栽培暦 (関東平野部)

栽培暦 1月 2月 3月 4月 5月 6月 7月 8月 9月 10月 11月 12月
生育状態 休眠---- 生育----------ーー----休眠ー生育ーーーーーーーー休眠ーーーーー

………………………………………………….開花…青実ーーーーーーーーーーーーーーーーーーー赤実-ー

置き場 霜の当たらない半日蔭ーー風通しよい半日蔭(遮光強め)----------霜のあたらない半日蔭
日よけ 不要or昼前後に軽く遮光・直射を避ける。(朝日は問題ない)----・不要or昼前後に軽く遮光
水やり 乾いたらーーーーーーー乾く前にーーーーーーーしっかり乾いてから・乾く前にーーー乾いたらーー

20-30度が生長期なので、そのときはしっかりと水やり

それ以下、それ以上だと、だんだんと水の吸い上げが悪くなるのでそこに注意して観察します

肥料        有機肥料ーーーーーーーーー          有機ーーーーーー

水やり同様、生長期に肥料を置きます。暑すぎると根の肥料焼けの原因に。

病害虫

消毒

       スリップスーーーーーーーーーー          スリップス

スリップスは新芽を食べるので、新芽の時期にでる。スリップス、アザミウマに効くオルトランを

……………………………赤星病----------       赤星病ーーーーーーー

万年青の生長期は病気も虫も生長期。消毒のため、殺菌剤を中心に、[殺虫剤(虫が病気を媒介、豊明園では虫を見つけたらやるぐらい)]を月に1回ほど。赤星病の出る時期は月に2回前後。

植え替え      植え替え、株分けーーー               同ーーーーーーーー

※愛知県から関東平野部基準で作成しましたので地域により温度差をご考慮ください。

段組みが変になる場合

生育状態とからめて考える

まず、生長期と休眠期があります。

生長期と休眠期 水やり、肥料

最高気温が18℃以下になるとだんだんと冬支度で休眠に入り始めます。

夏は、最高気温が33℃以上になるとだんだんと生長が止まっていきます。そうなので、昔は豊明園のある愛知県岡崎も夏場の生長が止まることはありませんでしたが、最近のように40℃を超えるような気温ですとさすがに生長が止まります。その時は、水も吸い上げないので、水やりを減らします。(室内や、高地、東北、北海道などの夏が適温の場所では、夏も成長を続ける場所もあります。)

この時期に万年青がいらないと言っているのに水を上げると、根腐れを起こす原因になります。

生長期はどんどん水を上げて、根と葉をグングン伸ばしましょう。まず2月に根が動き出し、万年青の乾きが早くなるのが合図です。肥料も欲しがります。

8月か9月にも、吸い上げがまた復活するときがありますが、秋の生長のための秋根が伸びる時期なので、そこを見極めます。生育環境とその年の気候で大きく違うので、注意します。

生長期と病害虫、消毒

万年青の生長期は、害虫、病気の生長期!?でもあります。万年青の葉をなめるスリップスや葉を食べる虫の予防、赤星病などの病気は生長期に活発になりますので、消毒は生長期に多くなると思います。真夏の休眠期は同じように病気、虫も暑い??ようで、消毒頻度は少ないです。また、薬害が怖いので気をつけます。農薬を使う前に読もう!

植え替えはいつ?

基本は春と秋です。植え替えにはメリットデメリットがありますので、時期を選びましょう。

動画解説 植え替えのメリットデメリット

真夏の植え替えは傷むことがあるので、気をつけましょう。

気温が20-25℃ほどの高い方が、植え替えの刺激で新根が出やすいですが、それ以上高くなると用土の変化、環境の変化で万年青を疲れさせる、傷ませる原因にもなるので気をつけましょう。

豊明園では、夏以外は植え替えをしていますが、冬場は寒くて新根の出が悪い、出ないので活着に時間がかかります。

春と秋の人も気候が良いとき、(エアコンや暖房を使わない時期)がよいので、その時期にしましょう。

生育期と置き場、日よけ

まず、万年青の自生地は、明るい林床が一番生長がよいです。直射日光が当たっても葉色は悪くなりますが生育しますし、暗い場所も生育します。ですが、ベストは朝日が入り、明るい木洩れ日が一日中あるある程度の水はけのよい場所がベストです。

そんな自生地を思い浮かべて置き場と日よけをします。自生地では万年青は移動できませんが、人間が管理することで、よい環境を作ってあげます。

生育期は場所と日よけで朝日は当たり、午後からは建物の陰になるようにします。

冬場は木陰のように、霜が当たらない方が元気に育ちます。

 

梅雨、台風、霜など

梅雨

長雨に注意。豊明園では1日ほどは当てますが、雨に長く当たりすぎると病気がでやすい。ビニールをひいて、雨よけします。

台風時

ものが飛んでくる、とばされるので、室内か、しっかりとした囲いをする、飛ばないようにくくり付けておく

台風前と台風後の対策

真夏

もし室内に管理される場合、冷房、扇風機の風が直接当たらない場所へ。外に出すときはよく慣らす

人が暑いと思うので、ついつい水をやりすぎてしまう。ここが一番の失敗するところ。真夏の水のやりすぎ→根腐れ。万年青の生長をみて、止まってきだしたら、水やりをへらす。数があると難しいのが、若いものや強い木は夏も葉が生長するので、それらだけは水を少し多めに。

冬の霜

当ててもよいが葉色が薄くなる。豊明園ではなるべく数回だけあてるように管理している。当たりすぎると弱いものは淘汰されていく。

実際、慣らせば-30度までOKだが、まずは軒下などが安全。

冬の強風、寒風

葉焼けの原因。葉焼けは春から秋の日光による葉焼けと、冬前後の強風、寒風による葉焼けがある。乾燥した風が葉の水分を奪い、葉先、縁が焼ける。

風よけで防げる。

暖房

外で育ているが、冬、寒いのは万年青によくないと室内に入れる方がいらっしゃいます。あまりここで温室育ちをさせると木が弱くなり、夏に弱くなる。暖房が効いた部屋より、少し寒い、外の空気に近い方が春の伸びはよい。

逆に、常に室内なら問題はありません。

万年青の育て方 トラブル編 根上がり 根止まり 春から秋の生長期

万年青の育て方 トラブル編 根上がり

春から秋の生長期には、根と葉が伸びていきます。

根上がり

万年青の根は下に伸びるものですが、石にぶつかり根が上がってくることや、獅子のように根も巻き、上に昇ってくる根が苔から顔を出すことがあります。

表土の上からでる根のことを根上がりといいます。

これは自然なのでそのままでもよいですが、気になる人は苔や砂をかぶせてやったり、その部分だけ植えなおして砂の中に入れる方もいらっしゃいます。

根止まり

新根が乾燥して、根の成長がとまることを根止まりといいます。

新根でも、古い根の枝根でも、根を成長させてこそ新葉がよく育ちます。

植え替えがなかなかしてもらえず、新根がでてもすぐに乾くような状態ではすぐ根止まりしてしまうので、根上がりと同じように、苔や砂を足して、新根が根止まりしないようにしましょう。GWから秋までは新根がよく伸びるので、よく注意してみてみましょう。

 

動画解説 【万年青の育て方 トラブル編 春から夏】葉焼け、根止り、根上り、スリップスについて【万年青の豊明園】

 

 

 

万年青 愛知県岡崎市 豊明園

 

 

 

2020年1月1日 明けましておめでとうございます。

本年もよろしくお願い申し上げます。

豊明園第一温室

 

おもとの生け花花材 品種 (都の城)みやこのじょう
岡崎 豊明園の正月2020年 葉10枚、実1つを付け生ける。 池坊、七種伝の伝花とされて一種で生けます。年中青くて枯れることがなく千々孫々まで繁栄する」ということで、正月の生け花として。

豊明園第二温室

天窓を開けて管理しています。温室の中は外の気温と同じです。潅水の間隔は7日目くらいで鉢の状態を見て灌水します。外で管理している万年青は26日と30日の雨にあてているため様子を見ながら。

防寒

とくに暖房する必要はありませんが、明け方の冷え込みに対する備えは充分にし、朝、オモトも鉢の中もすっかり凍ってしまっていることのないようにしましょう。ハウスなどの中に取り入れている場合、晴天の日は室内温度が高くなることがあるので、換気には充分注意し、オモトが蒸れないようにします。

豊明園の外棚

風除けなしで管理している棚。雨にあたります。

防風

屋外に置く場合は、つねに不織布・寒冷紗を張りめぐらして風を防ぎます。この時期オモトを風にあてますと、葉の縁や葉先、あるいは斑や柄の白い部分などが葉焼けをおこして褐色になり、たいへんみにくくなります。

 

豊明園の外棚

霜よけにビニールを張ってあります。直射の場合は午前中の採光をします、1日中の場合は不織布や寒冷紗ごしの採光です。葉の薄い薄葉系統は直射をさけ不織布・寒冷紗などの下て゛管理します。

引越しおもと 常時150点以上あります。

 

 

 

ヤフーブログからライブドアブログへお引越し

Yahoo!blogからlivedoor.blogへお引越し

今まで使っていたヤフーブログ

https://blogs.yahoo.co.jp/omotohoumeien/MYBLOG/yblog.html

から

ライブドアブログ

へ引越しをしました。

 

これは、

ヤフーブログさんが2019.12.15にサービスを終了するので、

今までのすべてのブログ記事をライブドアブログさんに引越しをいたしました。

 

2009年05月20日から1836記事!

改めて見てみますと、2009年05月20日    におもとブログはじめました というタイトルで始まり、1836記事!これだけの長い間ブログを続けることができたのは、ひとえに皆様の支えがあったからこそだと考えております。重ねて御礼申し上げます。

 

ライブドアブログさんでは1836記事の過去の記事すべてみれます

ライブドアブログさんでは過去の記事も見やすくなっていますので、去年や10年前の今頃はどんな管理をしていたかな、とか、万年青の魅力、管理、歴史、様々なことをみてみてください。

1836記事の過去の記事

 

現在はこの豊明園のブログで続けております

2018年秋にこの豊明園内のブログへ移行しました。

 

おもとの育て方 8月 岡崎市

万 年青 夏 岡崎市 豊明園 8月の栽培管理

 

気温と地域で変わる休眠期・水やり

気温と地域 休眠期との関係

暑い地域 最低気温が25℃以上

8月は暑さが一番強く、また長く続く月です。太平洋側でも特に暑い場所では8月は常に最高気温35℃以上、最低気温も25℃から下がらない地域もあるでしょう。このような地域ではほとんどの万年青が夏の休眠期に入ってしまい、葉や根の生長を止めてしまいます。生長せずに呼吸だけをしている状態なので、水も生長期と比べると頻度が少なく、肥料も切ってしまう方がほとんど。盆栽では真夏は朝晩水をかけて、という方もいらっしゃるようですが、万年青は休眠期に入っているので水をやっても吸い上げず、蒸れ、水のやり過ぎによる根腐れの原因になってしまいます。

ここで注意しているのが、真夏でも元気のよいもの、若いものは生長を止めない鉢があること。休眠期に入っている鉢とまだ生長している鉢では水の乾きがかなり違ってくるので、どちらに合わせるのかが肝。休眠期に合わせると水が少なく生長を止めてしまいますし、生長期の鉢に合わせると休眠期は秋の植え替えの際には根はかなり腐っているでしょう。一鉢づつ水やりができればベストですが、生長しているものを揃えてそちらだけは水の乾きを丁寧に見ていくことがいいのではないでしょうか。

 

涼しい地域

逆に、昼間は同じように暑くなっても、夜間はエアコンを入れなくても大丈夫という地域もあると思います。そういった地域では夜間の気温が万年青の生長期のベストな気温になっています。生長しているうちは夕方しっかりと水やりをして、根、葉の生長を止めないようにしましょう。そういった地域ではついつい肥料が多くなりがちで、肥料で根を傷めることがあります。昼間はかなり暑くなるようでしたら、肥料も控えめにしていった方が安全です。

 

 

 

8月3日 日差し、よしづで調整しています。

気温が上昇して、真夏日や熱帯夜になりますと、オモトは成育が停滞して、休眠状態になります。この時期はできるだけ涼しい環境にして管理します。

潅水

8月24日 オモトの抜き水、鉢底から水がでるまで。

夕方の潅水になります。月の前半は渇き気味にして管理します。15日をすぎると少し気候がかわり渇き具合が早くなります。

採光

8月12日 よしづやダイオネットで遮光

日光は朝のうちほんのひとときだけあたるようにし、午前8時頃までにはよしづやダイオネットなどて日覆いをします。日差しの強い場合は2重にする場合もあります。

8月25日 福の光(ふくのひかり)採光の仕方で柄の出方がかわる。

通風

8月13日 ダイオネットで遮光、窓を全開して通風をはかる。

強い日差しをさえぎっても、オモト棚に風が通らなくなってしまったのでは、なんにもなりません。遮光と相まって、通風の効果が上がるように配慮し、真夏を涼しくしてやります。

施肥

アク水 ワラ灰

夕方の潅水時に灰汁水を混ぜてやります。月4回程度行います。

液肥、微量要素、竹酢液

極々薄い2万倍ほどの液肥・スーパー1や、微量要素のマルチケーミン、竹酢液も月に2度ほど行います。

液肥はその年の気候によって回数を減らしたり、増やしたりします。濃度は薄いままです。

オモト病害虫の予防と駆除

8月25日 農薬散布。葉の表・裏側・前面に霧状に散布、付着させます。

高温多湿が、オモトにとって致命傷といわれる青にえ・芋腐りと根おちの原因になります。オモトの栽培棚を涼しくしてやることや、鉢を渇き気味にすること。また灰汁水を与えることが芋腐れや根おちをさせないためにのなによりの予防法です。

 

下葉の変化

8月

8月14日 下葉の葉色ががわる、新根が出て葉を破っているため赤く葉が変わります。

 

 

8月10日 芋吹き、元気よく新根が伸びています、砂から持ち上がってしまいました。植え替えして直します。

 

万年青の実

8月11日 BO10 実が大きくなり、実にも縞柄がわかります。

8月28日 種が膨らみ、皮が破れる。日照が強いと表皮が堅くなりその時、雨などがふり湿度が高まると、中の種が膨らみ皮が破れます。8月中頃から雨に当てないようにすると防げます。

 

実生について

8月24日 千代田実生 柄がよくわかります。

 

8月27日 実生、はきり分かるようになり選別します。

 

おもとの生長

8月12日 元気にしています。白い粒はカリ分の補給

8月26日 雨上がり

 

植え替えについて

植え替えのベストな時期は春と秋の生長期の少し前です。

なぜ少し前かというと、植え替えをすると万年青が新しい用土に慣れるまでに時間がかかり、その分、生長を止めてしまします。

8月はさすがに早すぎるので一般のお客様にはおススメしていません。秋の植え替えなら、9月の彼岸か、最近の暑さを考慮して10月ごろがよいでしょう。

豊明園では万年青の数が多いので8月終わりから秋の植え替えを始めます。植え替えの刺激で秋の新根が降り始め、下葉が非常に落ちやすくなります。その代わり、9-10月の秋の生長期には根も十分あるので、生長もしっかりとします。

植え替えは、美術木で葉数のあるものは展示会の直前、数日~1週間前がベスト。

若木など新根が降りやすく、また、多少葉が落ちたところですぐに新しい葉がでてくるものでは生長期に入るところか、少し前に植え替えしてもよいです。ですが、一番安心で、安全策なのは春、秋の生長期。

 

おもとの育て方 6月 岡崎市

万年青 夏 愛知県岡崎市 豊明園 栽培管理

お棚の環境

6月3日 風通しをはかります。窓は全開してあります。第二温室

 

6月9日 豊明園第二温室 オモトの新芽が勢いよく伸びてきます。

6月28日 獅子おもとの展示

梅雨時のオモトの管理は天候が不安定なだけに、1年を通じて最も難しいです。雨の日も多くなり湿度・気温も高くなったりと変化の大きい時期です。こうした月ですから雨の日の雨よけ、蒸れるような暑さもありますので風通しには特に気を使います。

潅水

ぐんぐんと生長する6月は5月と同じく絶対に水は切らせません。しかし、5月と違うのは温度と梅雨です。昼間は生長に最適な30℃弱の気温より高いことも多くなり、梅雨に入ればより高い湿度になります。あまり水や肥料が多いと根や芋の傷みの原因になってしまいます。水を切らさず、かつ、過湿にならないバランスのとれた水やりが大切です。雨が多ければ水やりも控えます。昼間、強い太陽光線で鉢が熱くなり、鉢内が蒸し風呂のような状態になっていくので、水やりは朝から夕方・夜の水やりにします。

6月8日 雨 外棚は1日中雨に当てて管理しています。雨に当たると弱いオモトは淘汰されます。雨に当てた場合次の日の潅水は中止し、朝早くダイオネットを張ります。

梅雨入りまでは5月と同じですが、梅雨に入ると、できるだけ渇き気味にして管理します。鉢底の湿り具合や表土の渇き具合又は湿度計を見ながらおこないます。

最高気温が30℃を越えてくると、朝水をやっても、正午では鉢の中に水を多く含んでいることがあります。強い太陽光線で鉢が熱くなり、鉢内が蒸し風呂のような状態になっていきます。そうなる前に、5-6月から夕方の水やりにかえていきます。夕方に水をやれば、朝には水はしっかり切れているので蒸し風呂状態にはならずにすみます。

 

動画解説 【梅雨の長雨と万年青】【万年青の育て方】しっかりと雨にあてて、生長させます。雨に当たると弱い万年青は淘汰されます。【万年青の豊明園】【How to grow OMOTO in the rain】

 

採光

6月23日 日差しがきつく11時からダイオネットを張る。

初旬は11時頃まで充分に採光し、以後はヨシズやダイオネットなどで日陰にして管理します。梅雨に入ると雨の日が多くなりますが、急に晴れた場合日差しがきついので早めに遮光します。雨の日の次の朝は朝から遮光しておきます。

通風

これから高温多湿になるので、オモトにとって最も悪く、鉢の中が蒸れると病気が発生しやすく、芋痛みの原因にもなります。なるべく風通しの良いところでオモトを置き蒸れないようにします。

 

施肥

6月25日 新生殿(しんせいでん)下葉が落ち始めます。

梅雨入りとともに、追加の置き肥は控え、液肥はより薄く(スーパー1の場合、3-5千倍を1万倍ほどに)していきます。まだまだ生長期なので、天気のよい日の朝に液肥をやり、成長を止めないようにします。根も活発に動くので、液肥は濃すぎると根がすぐに傷むので気を付けて。豊明園では置き肥は追加はのせず、今までの肥料は夏中のせたままで秋まで栽培します。

ワラ灰

はしっかりとやっていきます。肥料が多いと、万年青の芋はともすると膨れがちで柔らかくなりますが、ワラ灰をやることで芋を締め、堅いつくりにします。

 

病害虫の予防と駆除

高温多湿が病害虫にとっては最適な条件になり、病気が発生する時期です。オモトに症状が出ていない場合でも予防の農薬散布が必要です。主に出る病気は赤星病、害虫はスリップス・カイガラムシ・ナメクジなど。

6月おもとの根っこ

6月3日 大黒殿(だいこくでん)

親と子の新芽の伸びと、新しい子が出始めているのがわかります。

色の白い新根が首元の葉を突き破り出てきています。水やりの間隔が良いと、枝根として新根が出てきます。

6月20日 太陽殿の虎(たいようでんのとら)

新根が勢い良く伸びています。この時期の植え替えはオモトを鉢から抜いたらすぐに植え替えします。用土は前の用土が新しい場合は今までの用土で植え付けします。古い用土の場合は新しい用土にして植え付けします。1週間ほど日陰で管理して元の場所へもどします。

交配

6月6日 おもとの花 交配作業

写真はオシベの花粉をメシベにつけているところ。蜜がでて独特の匂いがするので適期はわかります。花粉をつけた後の数日間は、花芽に水をかけて花粉が落ちないようにしましょう。交配が成功すれば、数週間で実は膨らんできます。どんな新しい万年青ができるのかワクワクの時間です。

12月に赤くなった実をとり、春に実をまいて、6月に芽がでてきます。根が種を持ち上げるので、根が干からびないように出てきたら埋めなおすようにしてください。

万年青の育て方 実をつけるには

おもとの交配  万年青の品種改良

万年青 実がならない   実が付かない

おもとの花 実の付け方  おもとの花交配時期

万年青の実の付け方            おもとの花芽・交配

おもとの実をつけるには  おもとの時期・花・実

万年青(おもと) 生け花      おもとの生け花・種類

おもとの育て方交配・実生  オモト交配の仕方

 

6月28日 縞獅子(しまじし) 交配した実が膨らみ始めました。

 

6/8 交配した実が膨らむ

交配した花粉が実の先端についているのがわかる

親木はこの5-6月から12月、1月まで栄養を送りつづける。半年以上かけて種子をつくっていく

おもとの実をつけるのは、人が子供を宿すのと同じくらい力がいるので、親木を休ませるために出てきた花芽を落とすこともします。花芽を出しやすい性質の実親や大葉では、弱っていても花芽をだすので、1-2年使ったら花芽を落とすようにしています。連続で花芽を使うと、やはり少しずつ親木が小さくなってしまいます。

 

6/26 BO10に花芽があがったので交配

実が膨らみ始めて一安心

おもとの繁殖芋吹き

6月8日 芋吹きの芽が出てきました。

芋吹きも膨らみ始め、新芽がでてきます。最初の5㎜ほど芽が出るまで暗い場所で管理し、動き出したら鉢植えをして日に当てて慣れさせます。暗い場所で長く芽を伸ばすとひょろひょろの弱い芋吹きになるので注意。基本的に秋までは肥料はしません。

芋吹き6月17日 1月~4月までに芋吹きしたオモトの3/2ほど吹き上がりました。

6月14日 おもと翠峰(すいほう) 腰が膨らみ始め、新根や新芽が出てきました。この時期に下の葉が色が変わり、下葉が枯れ始めます。

写真のように、新根が下葉を突き破って出てくるので、春から秋は下葉は落ちていきます。湿度もある6月は一番新根がでる時期なので、下葉も落ちやすい。元気な木では腰が太り、下葉を割ることもあります。

 

6月14日 種から芽が出てきました。

6月21日 豊明園 第一温室

6月27日 実生の新芽

 

 

6月27日 豊明園外棚

昔の岡崎は夏でも30℃にいくかいかないかだったのですが、今は普通に35℃、下手をすると38℃、40℃になってしまいます。5月から9月までの日除けが大事です。朝日はできるなら取り、9時から夕方までの強い光線は寒冷紗やよしず、すだれなどで弱めて、日焼けをしないように作った方が失敗は少ないです。豊明園の考え方は、葉焼けするぎりぎりまで日を取る、という考えでやっていますが、去年、おととしから日が強すぎて焼けてしまい、一部遮光ネット50%の部分を70%にしました。

6月28日 豊明園第一温室 引越しおもと・獅子・羅紗・大葉・江戸万年青など見れます。

おもとの育て方 5月 岡崎市

万 年青  岡崎市豊明園 栽培管理

5月11日 豊明園外培養所

この時期新根や、新芽の生長は見た目にも際立っています。この季節、屋外の棚にだして栽培する日がおおくなりますが、風の強い日や夜、冷えそうなときは、屋内にいれたほうが無難です。日々の管理が求められます。

5月12日  豊明園第一温室

5月23日 豊明園第二温室

 

潅水

鉢の渇き具合を楊枝・赤玉土・富士砂など色の違いを観察しながら換水するのも一つの方法

晴天の午前中に鉢の底からたっぷり流れるほどに抜水をします。新根が出てくる時期ですので早めの潅水に心がけます。天候の変わりやすい時期ですので鉢の用土の渇き具合の変化を見ておこないます。

採光

オモトが一年中で、最も活発に成育する月です。できるだけ朝早くから日光に当てて管理します。11時頃から日差しがきつくなってくるので西日をダイオネットを張ってさえぎり日を弱くさせます。

防風と防寒

上旬はまだ冷え込むことがあります。また風の強い日は防風ネット・寒冷紗などを張り風よけします。

施肥

鉢の前後に置き肥え

液肥 スーパー1・マルチケーミン

病害虫予防 合馬竹酢液

肥料は植え替え後10日ほどしてから与え始めます。水肥は晴天の日におこないます。置き肥は鉢の大小、オモトの成育具合により大きさをかえます。

病害虫

5月6日 農薬散布 防除

丹精込めて育てているオモトが、病害虫におかされて、オモトの見どころである葉がみにくくなったときほどくやしいことはありません。  オモトの害虫はカイガラムシの仲間とスリップスと呼ばれるものがおもに寄生します。殺虫剤散布を定期的に行います。カイガラムシ場合オモトの葉にすすが付着することがあります。病気は赤星病が発生します。

ペタット オモトの交配時に虫の捕獲

おもとの花 交配作業

おもとの花 交配

オモトの花開花直前

オモトの花開花 品種 永島(ながしま) 雌しべから蜜が出ています。

 

5月23日 豊明園 外培養所

5月27日 芋吹き 新芽が出てきました。

5月30日 長寿楽の図(ちょうじゅらくのず) 新根元気よく伸びています。

5月30日 月光冠(げっこうかん) 子供が出てきました。もう少し大きくなると新根が葉を破ります。下葉が赤くなってきます。

四季の管理 万年青の育て方

おもとの育て方 4月 岡崎市

万 年青 春 岡崎市豊明園 栽培管理

4月12日 柔らかい日にあて管理

4月13日 豊明園の外棚 50%のダイオネットを張ってあります。

 

4/12 春の柔らかな光を浴びて、本格的な生長期に入ります。冬の防寒のための不織布も取り、市松の50%の日よけネットで日射しの強い陽はカットします。まだ春の寒さが来ることがあるので、防風ネットだけはして、窓も締め切らず、温度が上がり過ぎないように気を付けます。

4/3 菜の花が満開 ミツバチが可愛い

オモト植え替えと繁殖の適期

4月6日 芋吹き

 

4月27日 芋吹き

サクラの咲く頃が、オモトを植え替えるのに最も良い時期です。また、芋吹き、割り子、種まきなど増殖の作業をする適期でもあります。

4月12日 ダイオネット越しの採光

4月11日 縞獅子の根っ子

灌水

水やりは晴天の日の朝にたっぷりとやり、植え込みの表土を見て換水します。とくに植え替えをしたばかりのものは、絶対に水を切らさないように注意してください。そのため植え替え後1週間ほどの間は、オモトを風のあたらない日陰に置いてやります。

採光

4月16日 午前中の日を充分とります。

植え替え後、1週間ほどの間は日陰に置きますが、10日も過ぎれば朝の光にあて徐々に日照時間を伸ばしていき、採光します。この時期の太陽光線は、オモトの生育にたいへん有益で、新しい根を出したり、古い根にも継ぎ根をし、また芽当たりも充実してきて、ふっくらとふくらみ葉の付け根が割れるなど、盛んに活動します。

防風と防寒

4月23日 日差しがきつい場合ダイオネットを張ります。

4月28日 鉄線の花が咲く頃オモトを外棚に出します。

上旬は、ときに、まだ冷たい風が吹くことがあります。根づいていないオモトや葉の薄いオモトを、この冷たい風にあてますと、必ず葉焼けをおこして、みにくくしてしまいます。また草勢も衰えます。したがって、風の強い日は、寒冷紗・不織布などで囲うなどして風よけをしてください。また上旬は冷え込むことがありますから。注意してください。

採光を十分にとり、通風をはかります。

施肥

液肥 (マルチ・ケーミンやスーパー1)うすめて使います。

液肥は濃さを調節できるので、生長期に合わせて使えます。

肥料は植え替え後、15日ほどすぎてから与え始めます。液肥の場合は晴天の午前中におこないます。

日を替えてワラ灰もやることで、K分の補給や芋を締める効果もあります。水苔や肥料を置くことで酸性に傾きやすい鉢内を弱アルカリ性のワラ鉢が中和していくことも期待できます。

4月2日 肥料は鉢の縁に置きます。

4月の肥料は万年青の今年の生長を左右するとても大事な肥料です。万年青は他の植物と比べて年に出る葉数が1~4枚ほど、つまり肥料はとても少なくても育つ植物で、ゆっくり成長し、長く生きます。肥料を多くやったところで葉数が倍になる事はありませんが、適度にやれば、葉数があと半枚から数枚、葉巾も引き、芸も充実します。逆に多すぎると肥満体になり、病気や夏の暑さに弱い万年青になってしまいます。

おもと病害虫の予防と駆除

4月30日 赤星病

病気はまだ発生しませんが、あたたかいハウス内では赤星病が出ることがあります。予防消毒して発病を抑えます。また害虫は発生し始めると一気に発生しますから早めにオルトランなど持続効果のある薬剤を散布してカイガラ虫やスリップスなどが活動し始めますから、気を付けなければなりません。

 

愛知県岡崎市 おもと展示会

4月 毎年第三 (土)・(日) おもとを楽しむ会

春のおもとを楽しむ会、出品は無料 一般参加受付します。豊明園に連絡ください。℡0564-51-4714

愛知県岡崎市 おもと展示会風景

 

植え込み無料・オモトの品種の鑑定もします。 自分のオモトも植え替えできます。

 

岡崎市 場所 おかざき農遊館 展示室 電話 0564-46-4700        愛知県岡崎市阿知和町字乗越12番地    春の展示は培養鉢で出品可能です。いつもの状態を一般の方々に見ていただきます。又出品作品は趣味の山野草に掲載されます。

 

万年青の育て方 3月 岡崎市

おもとの春 愛知県岡崎市 豊明園 栽培管理

3月3日  豊明園山の上で河津桜3月2日 外のオモトは雨に当てる。

 

3月22日 日射しがきつくなってきたら50%の遮光ネットを張る

お彼岸の声を聞くとともに、植え替えを始めます。植え替えの砂利・軽石・桑炭・ミズコケなど材料の準備は早めにしておきます。植え替えシーズンになると鉢の業者さんも在庫が少なくなるので、各サイズ取り揃えておいた方が無難です。

3月8日 植え替え 3月は大きくなった子を割り子したり、芋切りにも最適。春の肥料を効かせたいので、秋に植え替えた方が肥料の効きが良い。(秋植え替えしたオモトは春は行わない)元気の良い木は2年植え替えしなくても大丈夫です。気勢の弱った木は植え替えします。

3月23日 用土の準備 富士砂を水洗いして天日乾し

3月30日 オモト植え替え ビンセットで色の変わっている葉を取り除く。

3月17日 芋吹き

 

水やり

この時期に水切れすると、根の先端の活動がとまり、葉焼けを起こしやすくなります。水やりするときはしっかりとおこないます。

採光

3月14日 ビニールこしの採光と50%の遮光ネットで柔らかい陽をとる。

どの植物にとっても最も光線の必要な時期ですが、オモトもその例外ではありません。この時期充分に光線をあてることで、オモトの芋は充実し、芽当たりも大きくふくらみ、葉のつけ根、腰のあたりも太ってきます。50%程度の寒冷紗で強い直射日光は避けるようにしますが、朝から午前中の日は充分採るようにします。

3月14日 植え替えのために鉢から抜いた直後の『新生殿』の新根

防風

3月22日 日射しがきつくなってきたら50%の遮光ネットを張る。

2月下旬から3月中旬にかけての風は意外に冷たく、しかも乾燥していますから風には絶対あてないようにします。暖かい日は強い陽に、寒い日は北や西からの強風に気を付けて、葉を焼かないようにしましょう。

3月19日  不織布で囲う、夜間は上のビニールか不織布を張る。風が直接あたらないようにする。

防寒

関東から西の地方でも、思わぬ雪の降ることがあります。朝目が覚めたら一面銀世界だった、ということもあります。また、急に寒さがぶりかえしたりして、天候が不安な時期でもありますから、充分注意しましょう。

3月27日 岡崎 豊明園外棚

施肥

3月7日 天光冠(てんこうかん)に固形肥料を与える。肥料をきかせる時期です。

芋吹きする親木で植え替えするものは植え替え予定日20日前に固形肥料を取り除きます。植え替えするまで肥料を施しておると芋が腐るおそれがあるからです。

3月22日 阿賀野川(あがのがわ)の根の状態。新根が十分に動いている。根が動き出したら水を切らさないように。

3月7日

新根の動き、用土や、植え替える1年間の肥料カスなどが分かります。鉢に沿って根がまき、太く力強い根がでています。新根は30℃になるまで伸び続けるので、水を切らさないようにしましょう。植え替えは根をほぐして新しい鉢に植えます。

 

3月8日 種まきの様子

3月19日 オモトの実 皮がしわがよっています。

交配した方や、赤い実が付いた方は実をまいて実生を楽しんでも良いでしょう。豊明園では古くから細かな砂利をタネが見えなくなるまでここにかぶせて発芽させます。赤玉土、鹿沼土など水持ちのよいものでも代用できます。

3月20日 この時期から病害虫が出始める。希釈率を守り、風のない涼しい時に散布する。誤った薬剤の濃度と強い日射しが薬害の原因

3月25日オモト生花 大像観 (たいぞうかん) 活けてから4カ月目

3月28日 植え替えコテ(小型スコップ)と言う道具を使い富士砂を入れる。

3月30日 芋そうじ筆でオモトを洗う