ご旅行、出張時の万年青の管理

数日、管理ができないだけでしたら問題はさほどないと思いますが、もう少し長く管理ができない場合について考えていこうと思います。

 

春から夏、秋の生長期の場合

日も強く、万年青も水をよく吸い上げるので用土も乾燥しやすいと思います。もし外で管理する場合は、風通しを残しつつ、日よけを1-2枚多めにして暗くして管理します。鉢数が少なければ、鉢に水苔を厚めにのせておいてもよいでしょう。雨が当たるようなら安心です。

5日からそれ以上管理できないと、水をたっぷりとやり、家の中の冷暗所に置いておけば持ちます。扇風機などで万年青に当たらないように空気が動くとよいです。

冬の休眠期の場合

生長は止まっていますが、1-2月になると気温が低くても根が少しづつ動き出します。根が用土の水を吸って乾燥することはまずないですが、寒風、強風による乾燥で葉が焼けることがあります。それらをきちんとシャットアウトします。夏場と同じように、日よけはいつも以上にしておけば、かなり持つと思います。

ご出張やご旅行が多い方には、、

普段の用土、鉢から変えるのがよいと思います。赤玉土、日向土、鹿沼土など土けが多ければ、水やりの間隔も遠くなるので長期の旅行も安気です。同じように、鉢を大きめにしたり、水苔を厚くのせれば水をよく持ちます。

これらは忙しい方、高層階や風通しのよい場所に住んでいる方も同じ対策ができると思います。

これからご旅行や出張などが多いようでしたら、スプリンクラーのタイマーでの自動潅水の設備がホームセンターにございます。日よけをきちんと引き、同じ場所でできるので安心です。水がかかっていない場所があるかもしれないので、自分で確認してすべての万年青に水がかかるようにしましょう。

 

ご旅行から帰りましたら、しっかりと水をやり、風通しの良い場所で育ててください。

春から秋の管理は、33℃以上になり蒸し暑くなりましたら、水苔を薄くする、もしくはとってしまって夏場の蒸れに対処してください。

 

おもとの豊明園

おもとの本

『始めよう伝統園芸おもと』の本

B5判 144頁

おもとの品種から最近の培養管理の仕方、おもとの歴史、全国の棚や古鉢・鉢の紹介などを掲載しています。

特に品種について苗や特徴ある芸のアップの写真に完成木と共に紹介しています。
新しい見どころいっぱいの本。

『始めよう伝統園芸おもと』 定価1800円

この10-20年で、気温が大きく上昇し、古い本の栽培法が通用しないことも多くなってきました。暑さに対応した栽培法、管理法について書かれています。また、今までの本では完成木は載っていましたが、若木やその途中の木は載っていませんでした。初心者からベテランまで、多くの趣味者が苗から若親を棚入れし、完成木を作っていくため、苗木の写真も合わせてみることで、自分で鑑定もしやすくなっています。

芸についても、文だけでなく、特徴的なアップの写真を元に解説してあるのでより分かりやすくなっています。

最新の趣味者のお棚を15人、現在は国宝となり決して見ることのできない久能山東照宮の内部(石の間)の万年青彫刻や交配、新品種作成の方法など読み応えのある一冊になっています。