司べっ甲 (つかさべっこう)

分類    薄葉系統 江戸おもと
作出年代  不明
登録    年
作出者   不詳
命名者   不詳
登録者   日本萬年青連合会

司べっ甲(つかさべっこう) 4年生  鉢5.0号

葉長20㎝~25㎝葉幅5~6㎝ 内外濃緑色の葉に黄金色、玉模様の輝くようなちり斑を現す。本種の中で柄の美しく現れる物を金鶏と呼ぶ。
春先から採光を強めに管理すると鮮やかさが増す。
性質は強健で作りやすい。

五大高嶺 (ごだいたかね)

分類   大葉系統   江戸おもと
作出年代 文久元年
登録
作出者  速水某 (東京都)
命名者   ()
登録者

葉幅広く、立ち葉で、濃緑色の地に乳白色の覆輪をかけます。性質は強健で子上げ良い。採光、肥料は強くて良い。実付き良く露地植えも可。

『五大州』の縞柄が抜けたもの→ 『五大高嶺』

伏見錦 (ふしみにしき)

分類    薄葉系統   江戸おもと
作出年代    不詳
登録
作出者   不詳
命名者   不詳
登録者

緑色の葉に黄白交じりの縦縞柄を現す。
春先から採光を強めに管理すると鮮やかさが増す。

万年青図譜2上巻 久安寺

江戸時代からのおもと数は多くなく、歴史があり希少な品種。江戸時代、明治時代の文献にも多数出てくる人気の品種。なぜ人気だったかというと、この金色の斑が実生で出すことができず、初心者でも簡単に見分けができたから。濃緑色の葉に黄金色のちり斑を現す。春先から採光を強めに管理すると鮮やかさが増す。

 

伏見錦 (ふしみにしき)

白生玲 (はくせいれい)

分類    薄葉系統   江戸おもと
作出年代    不明
登録    昭和26年
作出者   不詳
命名者   不詳
登録者   久米武七 (愛知県名古屋市)

古くからあつた由。葉長40㎝、葉幅5㎝内外。濃緑色の葉で、葉先に丸みをもった平葉で、やや深い爪覆輪をかけ、葉先はやや垂れぎみ、雪白の虎柄は大きく現れたり吹雪状の様にも現れます、鮮明なもの不鮮明なものとまちまちです。採光を強めに管理すると白さが増します。

黄金宝 (おうごんたから)

分類    薄葉系統  黄色実
作出年代     不明
登録    不詳
作出者   不詳
命名者   不詳
登録者   不詳

黄色実おもと

黄金宝(おうごんたから) 5年生 鉢6.0号
来歴 富士山麓裾野に自生している物を見つけ繁殖。観賞親 寒さが近づくと実が黄色に色づく。江戸時代の文献に記載されています。黄色実おもと

黄金宝(おうごんたから)  8月24日 実は葉と同色、膨らみ始める。

黄色実おもとの実は5月6月頃に花が咲きます、7月頃から膨らみ、暑い時期は緑色です。少し涼しくならないと黄金色に変わりません。霜に当たるようになると真っ黄色になります。

黄金宝(おうごんたから)  11月16日 実は大きくなり色が少し変わる。この時期から寒さに当てないと黄色く変化しません。

黄金宝(おうごんたから)  12月28日 実は黄色に 寒さに当たり黄色く変化。

黄金宝(おうごんたから)  12月31日 実は黄金色 寒さに当たり黄色く変化。

風水 幸福を呼ぶ福おもと  丈夫で作り易い、繁殖特によい。露地植え可

黄金宝(おうごんたから)   実は黄金色 寒さに当たり黄色く変化。

富士山麓裾野に自生している物を見つけ繁殖。観賞親 実が黄色に色づく。

風水 幸福を呼ぶ福おもと  丈夫で作り易い、繁殖特によい。露地植え可

黄金宝(おうごんたから)   2019年3月3日採取

 

都の城 (みやこのじょう)

分類    大葉系統 覆輪系  江戸おもと
作出年代
登録
作出者   不詳
命名者   不詳
登録者   日本萬年青連合会

 

大型種、立ち葉型で葉肉厚い 濃紺緑色に白い覆輪を見せます。薩摩万年青の丈夫な代表品種。薩摩おもとの元祖ともいうべき品種。江戸時代中期に都城より鹿児島へ持ち帰られ、育芳園番付に載せられて、文政の初め頃は江戸へ出た。江戸時代を於て全国的に分布。都城地方では庄内(しょね)おもとと呼ばれ、大立ち葉系と「小庄内」と呼ばれる垂れ葉の小型種もある。又「苫破り」として(大型の都の城。90㎝)の大きさの物も。「赤松高嶺」都城中型で覆輪の深い系統。(餅屋高嶺)ともいう。根変わりして名前が付けられた。

『都城高嶺』 別名 都の城(みやこのじょう) 十五代藩主島津貴久公の天文二年(1533)のころまでにはすでに存在したもので、霧島方面の山より出現したものと思われます。駿府の徳川家康公に贈られ、江戸城に移された話も残っています。葉は生け花として大量に生産され、お正月などに実付きで使われています。

渡辺藤村氏の『萬年青の種類と培養』によれば「古くは「都尉」と書かれ、いつの時代にか「都城」となった」と記されています。尉とは、判官の位で、都を護る検非違使のことです。おもとで尉の位をつけられたのは「都の城」くらいのものでしょう。いかに大切にされたかがわかります。立ち葉性で地合い厚く、覆輪深く、紺地の強い大葉です。壮観な薩摩おもとの根幹ともいえる代表品種。

都の城(みやこのじょう)  生け花  濃紺緑色の葉、地合いは厚く白い覆輪をかける。よく生花に使われます。

万年青 生け花 万年青(おもと) 生け花

花材 万年青 品種 都の城(みやこのじょう)
都の城の実12月色づく、オモトは大変に日持ちがよく、11月から水をこまめに換えると4カ月程持ちます。

オモト切り花のハウス 有田町  切花用 都の城

加治木高嶺 (かじきたかね)

分類   大葉系統 覆輪柄  江戸おもと
作出年代 万治年間
登録   昭和40年
作出者  (鹿児島県)
命名者  (鹿児島県)
登録者  日本萬年青連合会

万治年間にできたもので、「御殿高嶺」「御屋敷高嶺」が本名でした。島津家の家宝でたいせつにされていた品です。明治30年ごろ、加治木町下浜の船問屋森山まん右衛門の旅館に旅人が置き去ったものを、法元勘次郎が譲り受けて培養していました。加治木町から一般に広まつたので「加治木高嶺」が本名のようになってしまったものです。大木で葉長は60㎝前後。葉は粉緑色を帯びた艶消し地のあれ地で、葉肉があり、紺地深く、葉先は鋭く立ち葉で。白い覆輪が幅広く深く葉元まではいる品種。性質は中。

名前は加治木町の地名から。葉長は60㎝を超えるかという大木で、白く深い覆輪は見事。「加治木高嶺」の中でも特に覆輪の深いものを『御殿加治木』と呼ばれます。

太白山 (たいはくざん) 本高隈

分類    大葉系統 虎系
作出年代  享保11年(1726)以前か
登録    昭和40年
作出者   川越家が見出す
命名者   不詳
登録者   日本萬年青連合会

太白山(たいはくざん) 2年生 鉢約12.5cm

「太白山」とも、「高隈山」「本高隈」とも呼ばれ、高隈系統の代表品種。高隈系統の先祖か、現在では数少なく希少になってきた。鷲高隈はより立ち葉だが、こちらの木は素直な姿、扇のような姿をみせる。葉長は60cm~70cmになります。葉は裏骨強く、紺性強め雪白の虎を現し、暗むことはほとんどない、強い直射日光には注意するが、春から夏の朝日を採ることで柄がよくでる。

「高隈」系の代表品種で、宮之城町舟木の平八重喜内氏(97才)のお話では、「大正15年、宮之城線工事に際し、川越家の旧屋解体のとき、倉庫の中の家系図の記録の中に享保11年(1726年)「高隈」を持ってきたとあります」

満月 (まんげつ)

分類    薄葉  系統
作出年代  不明
登録    不詳
作出者    不詳
命名者    不詳
登録者    日本萬年青連合会

作出年度 1860年の銘監に掲載、慶應元年の銘監に西前頭1段目7番に掲載されています。為萬年青芽(おもとめとして)

梨地葉で濃紺緑色の葉に純白の覆輪で覆います。葉幅広く少し波打ちゆったりとした葉型。性質は強健で繁殖良く。露地植えでも良く出来ます。

江戸時代より続くおもと 中型種で濃緑色の葉に白い鮮明な覆輪を見せる。
性質は強健、繁殖は良い

品種 満月(まんげつ)  1年目の芽吹き 8月

江戸紺 (えどこん)

分類    薄葉系統   江戸おもと
作出年代    不明
登録
作出者   不詳
命名者   不詳
登録者

 

江戸紺(えどこん)3年生 鉢 4.0号

薄緑色の波葉で濃緑色の深覆輪をかけます。性質は弱い、子上は良い。

薄緑色の葉、葉のふちは深い濃緑色の覆輪を見せて、葉の中の部分は流れる様な濃緑緑の柄をたまに見せます。波葉の美しさを表現する万年青。全国探しても見当たらない希少品種、性質は弱品種。

おもとの江戸時代の隆盛は、珍品、他の人がもっていないものの人気が押し上げていきました。その当時は、おもとの山採りの変わったものや、変わったものの実から生えたものを珍重していたそうです。やはりおもとの野生種とは違うものとして、羅紗葉や、獅子葉、斑入りのものが江戸時代の文献にも載っています。
明治の文献にも、羅紗物、変わり物などが多く載っています。どれも、他の人が持っていない、今までにない物、かつ、気品のあるものが残ってきました。

 

江戸紺(えどこん) 1年生 鉢 4.0号 薄緑色の波葉で濃緑色の深覆輪をかけます。性質は弱い、子上は良い。

江戸紺(えどこん)青葉に紺の覆輪が回っている非常に稀な芸