万年青 生け花

藜蘆(おもと)  

七種伝の一つ 藜蘆れいろ(万年青)
万年青は、いつまでも青々として不変なこと、秩序正しく繁殖することから、長寿、繁栄の象徴とされる。
中国では、熨斗(のし)のかわりに万年青を使う習わしがあり、日本では、徳川家康が江戸城に入るときに、おもとを床の間に飾って入城したという記録がある。

おもと生け花

(大象観)たいぞうかん
豊明園の正月 葉10枚、実1つを付け生ける 池坊、七種伝の伝花とされて一種で生けます。年中青くて枯れることがなく千々孫々まで繁栄する」ということで、正月の生け花として好評。
徳島県那賀郡相生町では55戸の農家が19ヘクタールの畑で
「都の城」「太像冠」「青おもと」の3種類を栽培しています、生産量は全国一

鎌倉時代には生花でおもとは珍重されていました。邪気を祓い、縁起のよい植物として
藜蘆れいろ(万年青)

文化8年  (1811年) お客様の資料より

万年青 生け花

花材 万年青 品種(駿河富士)するがふじ
葉10枚、実1つを付け生ける 池坊、七種伝の伝花とされて一種で生けます。 駿河富士の実12月色づく、3鉢から葉を選び生けて見ました。大変に日持ちがよく、水をこまめに換えると4カ月程持ちます。

万年青 生け花

残雪(ざんせつ) おもとの真の葉 長さ55cm 幅10cm  残雪の実11月、まだ青い

万年青 生け花

大観(たいかん) 葉の中の白い部分、図と呼びます、白い柄の無いものを「都の城」と呼びます。

万年青 生け花

残雪(ざんせつ) 葉10枚、実1つを付け生ける、逆勝手で活けて見ました。12月実は色づいています。3株から葉を選び生けて見ました。

おもと 6月 愛知県 岡崎市

おもとの状態 岡崎市  豊明園

 

豊明園の外棚
雨に当てて管理しています。
雨の後天気になり気温が上昇すると古葉の色が変わりやすいです。
また弱いおもとはこの時に淘汰されます。

 

薄葉系
柔らかい新芽が伸びてきました。朝3時間ほど陽にあて虎柄をはっきりさせます。
葉先が赤くなる場合、今まで3、4月頃陽を当てすぎで赤くなります。症状は1月後にあらわれます。昔と今では気温と太陽光の強さが変わり早めに日陰にします。おもと棚に立ち太陽光に背中から当たり首下が暑くなれば日陰にします、又鉢の縁を手でさわり熱くなっていないか見ます。
国宝錦(こくほうにしき)
3,4年生 親木になると古葉が自然に赤くなり落ちます。赤い葉は無理に取らないこと、気になる場合はハサミで切り取ります。自然に簡単に取れるまでまちます。

おもとの葉落ち

この時期に入ると気温湿度が高めになり、根っ子が上の方より出てきて葉を破り下葉は赤くなります。
深植えにすると葉落ちする場合が多い。多湿状態にしても葉落ちしやすい。涼しく風通しの良い場所に置けば防げます。
だんだんと25℃~30℃の病原菌も繁殖しやすい季節になってきました。湿度70%以上では病原菌は活発に動いてきます。
消毒をしたり、風通しをよくして湿度があがりすぎないように、
じめじめしないように気をつけましょう。

おもとの葉落ち

新葉が出てきて楽しい時期になりました。又新根や子供もこの時期です。腰がはって太くなると下葉が変色しておちます。
この葉の色具合ではまだむしり取るのは早いです、もう少し葉元まで色づいてから取り除きます、気になる方は葉の変わった部分だけハサミで切り取ります。
(右側から子供がのぞいています、新根も全体に出始めています)
新生殿(しんせいでん)
3年目の新生殿、下葉が落ち始め自然になります、生理現象。
豊明園 外棚  6時20分の状態

万年青の葉落ち

万年青 自然の葉落ち 8月

縞獅子(しまじし)

縞柄の美しい巻き葉、下葉が枯れ始めました。3年前の葉です、関東以西の夏30℃以上が続く場所ですと葉が落ちやすい。(自然の現象)  6月~8月にかけて葉落ちし始めます。

葉落ちは今の時期、一番気になるところだと思います。

葉落ちは、どんなに作の上手い方でも毎年2枚は落ちるもので、大抵は1年分の葉が(今年2枚でるものは2枚前後、今年6枚出るものは6枚前後)落ちるのは自然で、逆らえないことです。一般的に、自然以上に葉落ちがする場合は、水やりももちろんですが、親木など、葉数の多い物ではそういったことがあります。

環境の変化で落ちてしまいます。これは作が慣れてくるとだんだんと葉落ちは少なくすることが出来ます。湿度を高めたり、肥料を少し多めにやったりという方法。肥料が少なくても、養分を新芽に移すため下葉を落としてしまいます。これは春先からの肥料で補うことで少なく出来ます。

新芽の伸びが悪かったりしたものはこの可能性があります。また、寒い地域からの環境の変化も、太平洋側や九州の方では大きいです。湿度、気温の厳しさが違います。

最初は難しいのですが、植え替えのしすぎも、根芋の環境ががらっと変わってしまうので気をつけたいところです。根芋が健全なら、お棚の環境にあってこれば力、勢いがつき、次第に葉数はたまっていくと思います。

10/20-23 万年青栽培記録

販売ページ アップしました

大葉 駿河富士、実親 英宝、中葉 富士の図

BC級品、羅紗 富国殿 雪光冠 漁火

引越しおもと

 

 

10/20-23 万年青栽培記録

10/20-22 夜露にあまりあてないように、外棚はビニールを引き始めました

天気の良い日、一日中ビニールも引きっぱなしで、薄い遮光ネット代わりに使っています。

本当に日の強いときは市松の50%の遮光ネットを10時くらいから引きます。

西日には直射日光があたらないように気を付けます

水やりはなし

10/23 朝8時から 水やり

下の温室はマルチケーミンで微量要素を補給します

外棚、上の温室は極々薄い液肥(スーパー1)を水やり代わりに

 

この時期は水を切らしてはいけません

生長しているので、肥料も切らさないように、水も切らさないように

今も時間を見つけて肥料を置いています。

おまかせの中を一鉢前後に2個を目安に置いています

 

 

秋の肥、2月の肥で来年の成長や、実の付き方もかわってきますので

やりすぎに注意して、しっかりとあげてください。

ワラ灰や竹酢液で芋を締めることも忘れずに

 

 

 

 

おもとの豊明園

万年青 ブライダル プレゼント

結婚式におもと

ブライダルプレゼント おもと(錦昇龍)

 

名古屋徳川園にて挙式・披露宴

御両親に感謝を込めて不老長寿のおもと(錦昇龍)を贈られました。

東京六本木
ハニーズガーデン東京 イルボッロ東京
結婚式会場にて

お孫さんの結婚式に贈らたました。おもと新生殿

葉姿美しく特に丈夫なおもと『新しく生まれる御殿』と名前よい
引越しおもと・お祝おもとなど、お部屋の観葉植物に最適

 おもと花言葉

(永遠の繁栄) (長寿) (母性の愛情) (長命) (崇高な精神)
お祝いおもと、新築、開店のお祝い・長寿のお祝い・魔除けに
鎌倉、江戸時代より続く、日本古来の伝統園芸 万年青

引越しおもと 方位

引越しおもと 置き場所

おもと(万年青)は、めでたい植物、不老長寿の縁起のよい植物といわれています。慶長11年、徳川家康公が各大名に江戸城の普請役を行なわせ、その造成成るとともに入城しました、入城に際し家康は愛知県三河の国長沢村の長島長兵衛から贈られた、斑入りのおもと3鉢を抱え入城しおもとを床の間に飾り徳川300年の繁栄を築いたという古事が広く知られています。

家の北東、鬼門の方角植えて

先日、お客様が新築されるということで、庭師さんに庭を作ってもらっていました。その庭師さんに、北東と南西の方角におもとを置くとよい、と言われ、私どもに引越しおもとの連絡がありました。昔からのことをしっている庭師さんだと、引越しの際におもとを植えたり、置いてその土地が安泰であるように願うそうです。確かに、古いお寺にもおもとがよく植わっていたり、日光東照宮久能山東照宮や、六所神社英彦山神宮、地主神社などのようにおもとの彫物があったりと、土地を治める霊草としても大切にされてきました。

南西の方位の裏鬼門に植えて

引越しおもと風水 鬼門

日本独自の陰陽道の中で出来上がった日本独特の思想であると考えるべきである。現代でも、人々は、縁起を担ぎ、家の北東、鬼門の方角に魔よけの意味をもつ、「柊」や「南天」、「万年青」を植えたり、鬼門から水回りや玄関を避けて家作りしたりと、根強い鬼門を恐れる思想がある。南西の方位を裏鬼門。

鬼門(きもん)とは、北東の方角のこと。その名の通り「鬼(邪気)の出入りする方角」を意味しています。

裏鬼門(うらきもん)は、鬼門と反対の方角(=南西)のこと。
陰陽道では、北東と南西は陰陽の狭間で不安定になるとされ、裏鬼門も鬼門とセットで不吉な方角と言われています。

鬼門対策 トイレに万年青飾り

おもと 万年、青々と美しいおもと 葉が年中青いことから、永遠の繁栄、長寿という花言葉 地植えにしても上手に育ちます。

赤い実をたたえた地植えのおもと
赤い実は、大きめのおもとにつきます。羅紗おもとはよっぽど実がつきません小型でも、獅子は実がつきます、それでも、ある程度の大きさにします。
地植え
大葉や、実親では地植えも出来ます 赤い実は、正月に一番赤くなり、これから鳥がきて、赤い実を食べにきます 人の住んでいるとこに近い山里では、その鳥が運んだ実、種で、おもとが生えてきているので面白いものがあったりします。地植えにする際は、春、秋の柔らかな気候を選びましょう。
根の動きもよく、よく活着します。おもとはそこまで日を必要としない植物なので日陰になるような場所があっています。風水では北東の鬼門の方向に植えなさい、置きなさい、といわれますが、実はそれも理にかなっていることで、北東なら夏の暑い日差しは屋敷の陰に隠れて涼しいですし、冬は朝日が当たればこれ以上ない好適地
窓辺においてもいいですね。

オモトが枯れる

開口部が閉鎖されてしまっている部屋も典型的な気がよどんでいて観葉植物が枯れるお部屋です。開口部が閉鎖されてしまっている部屋も典型的な気がよどんでいて観葉植物が枯れるお部屋です。

藜蘆れいろ(万年青) 霊草

萬年青が悪い邪気を吸ってくれます。尊く不思議なはたらきのある草。また神仏の加護を受けられるという めでたい草。瑞草

万年青 葉枯れ

おもとの葉色が変わる 新生殿  6月

玄関におもとを置き1年間管理。下葉の色が変わり心配になる。

 

おもとを鉢から抜いたところ。根っ子は異常なし。
新根が出初め葉を破り、葉が赤くなる。下葉をハサミで切り取る。古い根は元気にしている。
葉が細く、葉色が薄くなる原因は
・日照不足  午前中の柔らかい日を1~2時間あてる。
・通風をとる。
・肥料を春(梅の咲くころに1回桜の咲くころに1回)の時期に置く。
・家の外で管理。
・東側・北側の外で管理する。
水遣りは現在の遣り方で良いと思います。日の採り具合と置き場所を変える事により元気になります。
置き場所や管理方が適切の場合 おもと新生殿

万年青 夏から秋の管理

採光

 夏の間遮光していた寒冷紗はまだ付けたままにしておきます。地域にもよりますが、寒さを感じるようになる11月までは日中の強い日射しは避け、朝の柔らかい光で作ったほうが安心です。写真の場所は朝9時まで直射日光が当たり、自然に影になります。

秋への管理 水遣りの時間帯  

朝、夕、だいぶ冷えるようになりました。豊明園では、夏場の夕方の水遣りから、朝の水遣りに切り替えました。夏は、朝の水遣りですと、日や、昼間の暑さでおもとが蒸れるため、夕方に、おもと自体の温度を下げるためにもやります。これから寒くなってくると、水が凍ってしまうのが良くないので、朝の水遣りに替えていきます。残暑が厳しいと、朝の水遣りにかえるのがもっと遅くなります。

芋吹きなど、室内や優しい環境で育っていた物は夜露に弱いので、ビニールを引いて夜露に当てずに管理。外で、強く育ったものは夜露に当てて管理します。10月からの長雨はあてないようにしています。
今日は、大葉の夏の水遣りについてのお電話をいくつか頂きました。大葉は、羅紗などと違い鉢が大きいので、水持ちします。
羅紗などと同じように2日や3日に1回の水遣りでは、水が多過ぎてしまいます。
全国大会入賞者とよくお話をする機会があるのですが、皆さん暑い7、8月は月に3回ほどの水遣り!とおっしゃいます。10日に1回です。(植え込み用土により違いがあります)豊明園も、愛知の夏は38℃まで上がりますし、夜間の温度も28℃をなかなか切りません。それでもこの水遣りにすることで、根落ちがほとんどなくなりました。大葉の夏の水やりすぎや、根落ちのあった方は参考にしてください。

秋  万年青の根っ子 10月13日 写真 新根の根毛に勢いがあります。

夏から秋にかけては、温度がとても高くなりますね。よしずや寒冷紗を使って、昼間は日よけをしてください。おもとは日本に昔から自生しているものなので、日本の環境に適応しています。
地域によっては、夏場、温度だけでなく、湿度もとても高いところがあります。そういったところでは、風通りを良くしないと病気にかかりやすかったり、水のやりすぎで根ぐされを起こしてしまいます。すこしでも、夏場に風を通してあげましょう。また、湿度が高いので、思ったより水を必要としていない時があります。鉢に楊枝や串をさして、鉢の中の湿り気をみて、しめっていたら水やりを控えましょう。
鉢に串をさして、また赤玉土や富士砂の色の変わりを観察して、鉢の中の湿り気をみてください。下葉の赤い葉は4年目の葉自然に落ちます。3年葉まで付き元気な国宝錦。

引越しおもと・天福の霊草

『天福の霊草、引越しおもと』の由来

 

慶弔十一年、徳川家康公が江戸に移られるのに先だって、その居城の新築を祝して、三河の国長沢村の長嶋長兵衛という故事に倣って三種のオモトを「天福の霊草」として献上されました。家康公はこれをたいそう喜ばれて、千代田城に真っ先に持ち込まれ床の間に飾り入城したと伝えられています。
その後、家康家が安泰であったことから、陰陽道で建築、転居に「吉」であるといわれる「天福日」に「天福の霊草」として万年青が用いられる風習が、大名、旗本など武家をはじめ全国の町民の間まで広がり、現在もその名残りをとどめています。
(天福とは天から賜る幸い、天与の幸福、祝事、建築、転居に「吉」であるという)

約400年前からのおもとの彫刻について

江戸時代の神社にも、おもとの彫刻があります。その土地の平安や繁栄を祈ったのでしょうか
おもとの彫刻 
栃木県 日光東照宮 
埼玉県 妻沼聖天山歓喜院  徳川家康によって再興されたが、寛文10年(1670年)の妻沼の大火で焼失した。現存する聖天堂(本殿)は、享保から宝暦年間(18世紀半ば)にかけて再建された
埼玉県 三峰神社
東京都 上野東照宮 慶安4年(1651年)家康の孫である徳川家光が改築したもの
静岡県 久能山東照宮    1617年元和3年)徳川家康の命で建立 家康がなく  なったとき最初に建てられた
愛知県  六所神社1636年徳川家光の命で建立 徳川家康がお宮参りをした

 

京都府 北野天満宮  慶長12年(1607年)に建立
 平岡八幡宮 江戸時代末期に画工・綾戸鐘次郎藤原之信 花の天井画
福岡県 英彦山神宮 元和2年(1616年) – 細川忠興による再建

おもとの虫 

おもとの害虫 カイガラムシ

カイガラムシはオモトの葉の養分を吸収し弱らせます。カイガラムシが発生すると、蟻が寄ってきます。又スス病という黒い幕を張ります。

 カイガラムシ

蜜を分泌するのでアリがやって来ます。又アリが他のオモトにもうつします

カイガラムシは硬い甲羅に覆われています

カイガラムシ

暖かい地方では3月~10月に発生、孵化します。大きくなる前に(幼虫の内にハブラシや硬い筆で取り除く) 農薬散布通風が悪いと発生しやすい。通風の良い場所に移動。

病虫害防除

病害虫の種類と発生は万年青は他の植物と比較してもそれほど多いものではない。しかし油断していると被害に遭うため、定期的な薬剤散布は欠かすことが出来ない。動物と違って一度被害に遭うと元の状態に戻すことは不可能となるため、薬剤散布は予防的な意味の作業といえる。

○マラソン乳剤   2000倍
○スミチオン乳剤  1000倍
◎スプラサイド乳剤 1000倍
◎カルホス乳剤   1000倍

などの薬剤に展着剤を加えますと効果的です。7~10日おきに数回連続して散布します。薬剤は同一のものを使うと免疫ができて効能通りの薬効は得られないため、数種類の薬剤を交互に散布することが効果的です。

◎オルトランDX粒剤の場合は4号鉢に1gを目安(浸透移行性殺虫成分が植物に吸収され、植物全体を害虫から守る効果が持続します。)

カイガラムシ
カイガラ蜜を分泌するのでアリがやって来ます。又アリが他のオモトにもうつします。
農薬散布
朝夕の涼しい時に散布してください。葉の表、裏側を丁寧に散布。
農薬散布をする時は一揆に全体を散布します。夏の場合散布する時は夕方、気温が下がってから。
(半日くらい雨が降らない天候の時に散布してください。)
虫に抗体ができますので農薬を時々かえること。
農薬は説明書をよく読んで希釈倍数を確認すること。