久能山東照宮のおもと

 久能山東照宮

徳川家康が平和な世の中が永く続くよう願って
江戸城入城の際一番最初におもと三鉢を抱えて
入城したという故事にもあるように、
おもとは開運、魔除けの縁起物です

400年前のおもとを愛でる

国宝久能山東照宮社殿 静岡県静岡市駿河区にある国宝久能山東照宮。現存する全国100社を超える東照宮の中で最も古い歴史をもち、かつて東照大権現として崇められた徳川家康公を祀る神社です。創建は1617年。当時最高の技術と芸術を持って造営され、極彩色の豪華絢爛な彫刻が社殿・楼門・神楽殿など建造物を飾り、14の建造物が国の重要文化財に指定されています。中でも本殿・石の間・拝殿が一体となった権現造りの社殿は2010年に国宝に指定されました。

おもと彫刻配置図 神殿の一番重要な場所におもとの彫刻があるという事は、

徳川家康とおもととの関係がとても深かったことが伺えます。

イメージ 1
おもとの彫刻
拝殿正面を裏からみています。影で支えるように、表とは違うおもと彫刻が
サイドは松とおもとですが、正面はおもとが2株左A・右B
 
家康がおもとを大切にしていたのもこの美しい実をたたえたおもと彫刻を見れば
わかります。

 

配置図 A  拝殿長押しの右。おもとと黒松の組み合わせ 拝殿正面を裏からみています。

 

配置図 B 拝殿長押しの中央。黄金覆輪実付きおもと 拝殿正面を裏からみています。おもとの彫刻、「司馬温公の甕割り」の図の裏面にあります。徳川家康公から見ると真正面におもとの彫刻があります。影で支えるように、表とは違うおもと彫刻がサイドは松とおもとですが、正面はおもとが2株家康がおもとを大切にしていたのもこの美しい実をたたえたおもと彫刻を見ればわかります。

配置図 C 石の間の左右に1対。石の間右側。やや立ち葉性のおもと。

石の間のおもと 徳川家康公から見ると左側におもとの彫刻おもとが大事にされていたことが分かります。

配置図 D 石の間左側。たわわに実った親株 石の間のおもと徳川家康公から見ると右側におもとの彫刻石の間は、神の世界(本殿)と人間の世界(拝殿)をつなぐ重要な空間であり、この部屋を中心として諸祭典が行われます。

配置図 E  社殿を囲む玉垣腰。ここだけ黄色い実のおもと。黒松・小鳥とともに

国宝に指定された社殿の透塀に彫られたおもと金色の実が付いている今の黄金宝か?このおもと彫刻だけ外から拝見できます。

フタバアオイ(二葉葵)

久能山東照宮の御神紋は「三つ葉葵」ですこの紋は「フタバアオイ(二葉葵)という植物を図案化したものです。1株お分けいただきました。
平成22年10月、久能山東照宮の社殿は国宝に指定されました。
その国宝に指定された社殿の中に、おもとの彫刻がある、

久能山東照宮におもと
平成3年6月吉日富士の7名の皆様と一緒に豊明園寄贈のおもとが植えてあります
久能山東照宮 奉納おもと
平成28年5月10日家康公を祀る久能山東照宮へおもとを奉納
公益社団法人日本おもと協会名誉会長青木慶祐他日本おもと協会会員13名おもと品種44種、本数152株をお祓い所周辺に地植えしました。
豊明園も参加させていただきました。
お祓い所 祓の神事を行うことをする場所
奥に見えるおもとは平成3年6月吉日 8名(豊明園)で奉納させていただきました。
今回植え付けたおもとの品種
薩摩富士・外輪山・東天光・桜島・太陽殿の虎・雪中の松・残雪・五大州・駿河富士・福の光・錦秀の松・霧島・白峰・曙・阿賀野川・天光閣・聖光都の図・紫雲楽・他

おもとの植え付け
気象予報の天気が雨から曇りに変わりお植え付け日和夕方から雨

楼門を上から見たところ
下から昇ってくると右手にお祓い所があります。この位置から左手におもとが植えてあります。
御守 久能山東照宮
平成22年久能山東照宮の石の間(国宝)におもとが彫ってあるということで、御守りが出来ました。平成3年6月吉日 おもと献上 豊明園
おもとと縁が深い
久能山東照宮HP http://www.toshogu.or.jp/
その国宝に指定された社殿の中に、おもとの彫刻
御守  久能山東照宮