芸図鑑

万年青(おもと)の葉芸 芸(げい)

おもとには特徴的な葉の形・柄がありそれを葉芸(はげい)と呼びます。
ここでは葉芸の葉の形について代表的な種類をご紹介します。
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雅糸竜、二面竜、小波葉、跳ね龍、玉竜、熨斗葉、逆鉾、獅子葉、剣葉、裏雅糸竜、裏玉竜、雀、しかみ

他にも、甲竜、鈴虫剣、鎌葉、筒葉、樋葉、両面竜、総雅糸竜、絹雅糸竜、絞り、糊を引く、丸巻き、角巻きなど。これらをいれると葉の形の芸は23種ほど。

万年青の芸の中に、葉の柄(約17種、青葉、覆輪、縞、縞覆輪、砂子斑、胡麻斑、千代田斑/根岸斑、曙柄/中透け、図柄、虎斑、高隈斑、矢筈虎、白斑、鼈甲柄、駿河斑、紺覆輪、黄実など)を入れることもあります。そうすると全部で40種類ほどの芸があることになります。

人によっては、立ち葉や垂れ葉などを葉芸に入れたり、下の表にある大葉や広葉、丸葉なども入れる方もあり、巻き(角巻き、丸巻き、羅紗獅子など)にも種類がある、縞(櫛目縞、大名縞、半白、など)や甲竜(浮島竜など)にも多くの変化があるので、万年青の葉芸は分類しにくいものになっています。

 

 

原種の葉形 葉身全体が変化した葉系 葉身の長さに使う 大葉・中葉・小葉
葉身の幅に使う 広葉・細葉・剣葉
葉肉の厚さに使う 厚葉(羅紗・和羅紗)・薄葉
葉身のスタイルに使う 丸葉・獅子葉・鎌葉・逆鉾
葉身の一部が変化した葉系 葉身の葉先の変化に使う 鈴虫剣・雀/群雀
葉身の上部の変化に使う 竜の仲間・雅糸竜・受け葉・熨斗葉・筒葉・樋葉
葉身の下部/背面の変化に使う 裏竜/裏雅糸竜・裏琴糸
葉身の両面の変化に使う 両面竜・しかみ
葉縁曲線の変化に使う 波葉・小波葉さざなみば/ビリ・直葉

立ち葉・中立ち葉・垂れ葉や、折り下げ・二段折りなども葉芸に入れるとかなりの数になりますね。