引越しおもと Q&A FAQ

引越しおもと Q&A FAQ

引越しおもとについて

Q 引越しおもとに向いているおもとはありますか?

A おもと自体が、万年青と書き、万年、青々としている常緑の縁起物です。徳川家康公が江戸城入城の際に、まず3鉢の万年青を入れ、床の間に飾ったという故事や、室町時代からの池坊でも、お正月のお花、お祝いのお花として用いられます。そういったことからも、どんな万年青も、引越し万年青に向いていると思います。

私たち豊明園では、1000種以上あるとも言われる万年青の中でも、

丈夫なこと

縁起の良い名前

この2点を考えて、引越しおもとをお勧めしています。お多福、新生殿、大黒殿、瑞泉、縞獅子、嶺雲、福宝殿などです。

Q お花屋さんで、おもとは正月にしかないといわれました。なぜですか?

A 万年青は、多くのお花屋さんでは、お正月前の生け花のときしか入ってきません。江戸時代以前より、お正月の生け花として使われてきました。

万年青は、常緑であることから、その人や家が常に繁栄することを願う植物でした。

また、赤い実がなることや、若葉、新葉を古い葉が包むように育つことから、子孫繁栄、代々家が続くことを願う植物でした。

万年青の生け花

おもと生け花 京古流

Q 引越しおもとの中で、玄関用、リビング用、床の間用などはありますか?

A 私たちは特にそういったことは考えていません。しいて言うなら、その中でも日の強い場所では葉肉の厚い羅紗をお勧めしたりすることはあります。

もし、玄関でも、床の間や寝室、おトイレなど日があまり当たらない場所で育てたい方は、1週間暗い場所(万年青が植物として光合成があまりできない場所)に置いたら、2-3週間は明るい半日蔭の場所に置くなどの場所替え(ローテーション)をすると、元気に育ってくれます。

万年青の置き場所

万年青の置き場所 鬼門とは?

 

Q 植え替えは必要ですか?

A 数年後に必要です。豊明園では、引越しおもとは1~3年は植え替えなくてもよいようにして、お送りしています。その後、鉢がパンパンになった、万年青が大きくなったなどの様々な理由で、植え替えは必要です。

豊明園で一緒にやることもできますし、簡単なので以下のリンクを参照しながらホームセンターの用土で植え替えできます。

植え替えについて

豊明園で買っていただいたものでないものを植え替えしてほしいとき、一鉢2000円(送料別)かかります。2020.6.27時点 変更あります。

動画解説【万年青のQ&A】引越しおもとについて 植え替えは必要?向く品種は?玄関やリビング用のおもと?お花屋さんで万年青を買うには?

【万年青の豊明園】【Good Fortune OMOTO Q&A】

Q 万年青に寿命はありますか?

A 名前の通り、万年生きます。管理さえよければ、常緑の多年草なので、いくらでも長生きします。

万年青は1~3年生を苗、4年生以降を親と呼びます。

50年物のおもと 万年青の寿命

 

万年青の乾きをみる

万年青の乾きをみる

万年青や、植物の多くは、良く乾いてから水をやる、これだけ守っていればよく育ってくれます。ですが、気候の変化や、用土、その場所の環境などで乾きはまちまちで、見極めにくいところもあります。その乾きをよくわかるようにするには、どうすれば

万年青の乾きの見方は様々にあります。

表土(砂、苔、土など)をみる、すこしほじくってみて、表土の下をみる、鉢底をみる、など。

また、万年青をよく観察していると、乾いてくると葉が少しだけ垂れてきます。そこでも、鉢の中が乾いてきたことが分かります。

乾きがもっと進むと、万年青の新葉が柔らかくなって、ピンとしてこなくなり、ふにゃふにゃになります。ふにゃふにゃになるとダメージは大きいので、そこまでには水をやりましょう。

季節や、温度、風、湿度で、万年青の水の吸い上げも変わってきます。20-30度の万年青の生長期は成長して体も大きくなるので水は一年で一番欲しがります。春や初夏、秋の生長期は水をやりすぎくらいでもいいでしょう。逆に、万年青が私たちが思っているより早く水を吸って、鉢がカラカラになることもあります。

湿度が低く、風も強い冬は、万年青は寒くて休眠に入っていますが、強風、寒風、湿度の低さから水を意外と奪っていきます。水やりに注意します。また、風よけや湿度対策をした方が水やりは少なく、管理が楽になるでしょう。

 

表土 富士砂、日向土、赤玉土

富士砂、日向土、赤玉土、のように、水がなくなると色が変わるものを表土に使うと、乾きがわかりやすいです。

鉢の上に置いてある赤玉?
水をたくさん吸うと色が濃くなりまた乾くと白ぽくなります。植え込みの用土が矢作砂、パミスなど白い用土の場合水遣りのタイミングが分かりにくいので赤玉の色をみて管理しています。

国宝錦(こくほうにしき)7月27日下葉が枯れ始めました。富士砂の表面が少し黒色の色が見えます、まだ充分湿ッている状態です。

動画解説【万年青の育て方 富士砂】富士砂のメリットデメリット

万年青の乾きを見るために、水分で色の変わる富士砂を使う 【万年青の豊明園】【Planting OMOTO in FUJI-YAMA sand】

表土 苔

こちらも、乾燥するとカリカリになるのでわかりやすいです。人によっては苔の厚みが違うので、注意します。厚ければ乾きは悪いですし、水持ちもその分良いです。

表土の高さ

表土から鉢の縁から低く、ウォータースポットが大きなものでは乾きにくく、ウォータースポットがないような鉢では乾きやすいです。

鉢底を触る

一番勘違いしてしまうところは、

植木鉢は、表土は一番風をうけて乾きますが、実は鉢底や鉢の中は湿っていることがあります。底を触ることで表土以外はどうなのかをみます。

万年青の植え替えをすると、鉢の周りにしっかりと根が張り、鉢の中心部は根腐れしていたということがありますが、鉢の中心が一番乾きにくく、そこまで想像できると夏の根落ちは少なくなっていきます。

また、鉢の外側に根が張るということは、根は実は空気も欲しがっているということが分かります。

 

 

葉が割れるのはなぜ??

葉が割れるのはなぜ??

生長して腰が太くなることで割れる

万年青が生長してくると、一番下の葉やその上の段の葉が割れることがあります。

これは、万年青が生長して腰が太くなるからです。昨年までの太さなら下葉は割れませんが、それよりも大きくなっているからこそおきる現象で、私たちはいいことと思っています。

生長期に起こる

昨年から太ることで割れるので、1~2歳のあまり若いときや、親木になり切った7歳以上ではよほどの環境の変化、肥料を倍にするなどの変化がないと割れてこないでしょう。3~6才ほどの、グングン生長する時期に起こります。

 

逆に、トックリといわれる現象があります。

これは、作落ちや病気などでトラブルがあり、年々弱っていく万年青であることです。トックリのように、腰が年を取るにつれ細くなっていくことで、その名がつきます。

葉をむしっても、、

また、葉をむしり取ることでもなります。葉の根本は、これから芋ができてくるところ。それなのに、葉をむしることで、栄養が芋にいかず、トックリになっていきます。

葉が落ちるときも、むしるのではなく、根元で切り、最後まで栄養をあげて、芋を作ってあげてください。むしった傷口から病気が入ることもあります。

 

 

万年青の道具 ランセット

万年青の道具 ランセット

ランセットとは

ランセットは Lancet と世界五大医学雑誌の名前にもなっている。

ランセットは、手術用メスの一種で、幅の細い刃物になっていて、狭い場所で切ることに特化した特殊なもの。以下に示すように、明治の文献にはすでに上がっている。

万年青の世界では、

芋切り・割り子をする為に特別に作られた刃物で、芋を傷めないように極薄刃に作られています。

 

豊明園初代の携帯用ランセット 明治からのランセッタの歴史【萬年青の歴史より】

この【ランセット】が、万年青の文献に初めて見えるのは、明治18年の【萬年青培養秘録】の中の、ナイフのような形をしたものの図版に、【ランセッタ】と示されています。どちらも、外科医が医療に用いた小さな刃物のことで、日本語で訳すときには【刃針】といいました。

【ランセッタ】はポルトガル語、イスパニア語で、今私たちが使っている【ランセット】は英語です。萬年青は江戸時代には今の価値で、一鉢1億円を超えるものもあり、そういった万年青を楽しむ人の中には、西洋医学や西洋文化に詳しい人もいたのでしょう。

篠常五郎編『萬年青培養秘録』明治18年刊 全 について

【萬年青培養秘録】のランセッタ 【萬年青の歴史より】

【萬年青の歴史より】江戸、明治という100年以上前から、様々な道具が改良されていった

保管

粉の石灰に刺して保存しています。

発泡スチロールに刺してもgood。

砥ぐ

中目・細目の砥石でこまめに研いで使うとよく切れて怪我をしにくい。

他の刃物と違い、極薄なので、砥ぐときに気を付けてください。

 

豊明園の現在の在庫

どれもなくなり次第終了

20年以上前につくられたものや、ステンレス、鋼で作られたものなど様々です。

一部はプロに砥いでもらい非常に切れ味のよいものも。それですと、芋切りの1シーズンはほぼ砥がずに使えます。通常価格10000~20000円

いくつかの種類は、長期保管品なので塗装のはがれや若干のさびとう御座います。しかし鋼の性質はおもとの芋を切るのに最適。

豊明園 ランセッタ 販売ページ

 

 

1年間のおもとの育て方

おもとの育て方 基本集

おもとは日本の林に広く自生している植物ですので基本を押さえれば大変育てやすい植物です。特に注意する点として日陰で年に数枚葉をだし生育するので日光や肥料の与えすぎないことをおさえましょう。

 

動画解説 【万年青の育て方・年間管理】

万年青の生長期、休眠期、自生地から、水やり、肥料、病害虫、植え替え、置き場が決まります【万年青の豊明園】【OMOTO Calendar and Management】

 

・生育サイクル

春から初夏と秋の25-30度のころが最もよく生育する。

真夏は暑さで休眠することがあるので注意。冬は12月上旬から2月まで休眠。

・置き場

年間を通して、遮光ネットの下などの半日陰で栽培。4月下旬~11月半ばまでは遮光をやや強めにし、葉焼けの防止。(自生地は明るい林床)

日光に当てすぎると葉が堅くなり、葉焼けを起こすことも。

逆に、暗すぎると葉が徒長して、生育が悪くなり、葉の変化も出にくくなる

常にそよ風程度の適度な風が吹いていると徒長しにくい

・水やり

基本は乾いたらすぐに水やり。よく生育する4月中旬から6月末までは乾く少し前に水を与える。

冬、真夏は休眠するので、水のやりすぎに注意。

用土がしっかりと乾いてから水を与えるのがコツ。根も水だけでなく、空気を欲しがっている。

・肥料

万年青は年に葉を3-4枚育てるだけなので、多くの肥料は不要。

2月中旬-5月下旬。9月下旬-10月下旬に固形の有機肥料を少量づつ。

時期をずらしながら置肥。

 

NHK趣味の園芸さん2019.10月号に掲載した、豊明園監修の万年青の育て方を元に紹介しています。

栽培暦 (関東平野部)

栽培暦 1月 2月 3月 4月 5月 6月 7月 8月 9月 10月 11月 12月
生育状態 休眠---- 生育----------ーー----休眠ー生育ーーーーーーーー休眠ーーーーー

………………………………………………….開花…青実ーーーーーーーーーーーーーーーーーーー赤実-ー

置き場 霜の当たらない半日蔭ーー風通しよい半日蔭(遮光強め)----------霜のあたらない半日蔭
日よけ 不要or昼前後に軽く遮光・直射を避ける。(朝日は問題ない)----・不要or昼前後に軽く遮光
水やり 乾いたらーーーーーーー乾く前にーーーーーーーしっかり乾いてから・乾く前にーーー乾いたらーー

20-30度が生長期なので、そのときはしっかりと水やり

それ以下、それ以上だと、だんだんと水の吸い上げが悪くなるのでそこに注意して観察します

肥料        有機肥料ーーーーーーーーー          有機ーーーーーー

水やり同様、生長期に肥料を置きます。暑すぎると根の肥料焼けの原因に。

病害虫

消毒

       スリップスーーーーーーーーーー          スリップス

スリップスは新芽を食べるので、新芽の時期にでる。スリップス、アザミウマに効くオルトランを

……………………………赤星病----------       赤星病ーーーーーーー

万年青の生長期は病気も虫も生長期。消毒のため、殺菌剤を中心に、[殺虫剤(虫が病気を媒介、豊明園では虫を見つけたらやるぐらい)]を月に1回ほど。赤星病の出る時期は月に2回前後。

植え替え      植え替え、株分けーーー               同ーーーーーーーー

※愛知県から関東平野部基準で作成しましたので地域により温度差をご考慮ください。

段組みが変になる場合

生育状態とからめて考える

まず、生長期と休眠期があります。

生長期と休眠期 水やり、肥料

最高気温が18℃以下になるとだんだんと冬支度で休眠に入り始めます。

夏は、最高気温が33℃以上になるとだんだんと生長が止まっていきます。そうなので、昔は豊明園のある愛知県岡崎も夏場の生長が止まることはありませんでしたが、最近のように40℃を超えるような気温ですとさすがに生長が止まります。その時は、水も吸い上げないので、水やりを減らします。(室内や、高地、東北、北海道などの夏が適温の場所では、夏も成長を続ける場所もあります。)

この時期に万年青がいらないと言っているのに水を上げると、根腐れを起こす原因になります。

生長期はどんどん水を上げて、根と葉をグングン伸ばしましょう。まず2月に根が動き出し、万年青の乾きが早くなるのが合図です。肥料も欲しがります。

8月か9月にも、吸い上げがまた復活するときがありますが、秋の生長のための秋根が伸びる時期なので、そこを見極めます。生育環境とその年の気候で大きく違うので、注意します。

生長期と病害虫、消毒

万年青の生長期は、害虫、病気の生長期!?でもあります。万年青の葉をなめるスリップスや葉を食べる虫の予防、赤星病などの病気は生長期に活発になりますので、消毒は生長期に多くなると思います。真夏の休眠期は同じように病気、虫も暑い??ようで、消毒頻度は少ないです。また、薬害が怖いので気をつけます。農薬を使う前に読もう!

植え替えはいつ?

基本は春と秋です。植え替えにはメリットデメリットがありますので、時期を選びましょう。

動画解説 植え替えのメリットデメリット

真夏の植え替えは傷むことがあるので、気をつけましょう。

気温が20-25℃ほどの高い方が、植え替えの刺激で新根が出やすいですが、それ以上高くなると用土の変化、環境の変化で万年青を疲れさせる、傷ませる原因にもなるので気をつけましょう。

豊明園では、夏以外は植え替えをしていますが、冬場は寒くて新根の出が悪い、出ないので活着に時間がかかります。

春と秋の人も気候が良いとき、(エアコンや暖房を使わない時期)がよいので、その時期にしましょう。

生育期と置き場、日よけ

まず、万年青の自生地は、明るい林床が一番生長がよいです。直射日光が当たっても葉色は悪くなりますが生育しますし、暗い場所も生育します。ですが、ベストは朝日が入り、明るい木洩れ日が一日中あるある程度の水はけのよい場所がベストです。

そんな自生地を思い浮かべて置き場と日よけをします。自生地では万年青は移動できませんが、人間が管理することで、よい環境を作ってあげます。

生育期は場所と日よけで朝日は当たり、午後からは建物の陰になるようにします。

冬場は木陰のように、霜が当たらない方が元気に育ちます。

 

梅雨、台風、霜など

梅雨

長雨に注意。豊明園では1日ほどは当てますが、雨に長く当たりすぎると病気がでやすい。ビニールをひいて、雨よけします。

台風時

ものが飛んでくる、とばされるので、室内か、しっかりとした囲いをする、飛ばないようにくくり付けておく

台風前と台風後の対策

真夏

もし室内に管理される場合、冷房、扇風機の風が直接当たらない場所へ。外に出すときはよく慣らす

人が暑いと思うので、ついつい水をやりすぎてしまう。ここが一番の失敗するところ。真夏の水のやりすぎ→根腐れ。万年青の生長をみて、止まってきだしたら、水やりをへらす。数があると難しいのが、若いものや強い木は夏も葉が生長するので、それらだけは水を少し多めに。

冬の霜

当ててもよいが葉色が薄くなる。豊明園ではなるべく数回だけあてるように管理している。当たりすぎると弱いものは淘汰されていく。

実際、慣らせば-30度までOKだが、まずは軒下などが安全。

冬の強風、寒風

葉焼けの原因。葉焼けは春から秋の日光による葉焼けと、冬前後の強風、寒風による葉焼けがある。乾燥した風が葉の水分を奪い、葉先、縁が焼ける。

風よけで防げる。

暖房

外で育ているが、冬、寒いのは万年青によくないと室内に入れる方がいらっしゃいます。あまりここで温室育ちをさせると木が弱くなり、夏に弱くなる。暖房が効いた部屋より、少し寒い、外の空気に近い方が春の伸びはよい。

逆に、常に室内なら問題はありません。

農薬 初心者のための農薬の使い方

農薬 初心者のための農薬の使い方

農薬の使い方

農薬は基本的に、《症状が出る前に》予防的にしないと意味がありません。定期的に散布をしましょう。

私たちは、200Lや300Lの薬液を作って豊明園全体に農薬を散布していますが、始めたばかりの方は数鉢の万年青に農薬を散布したい方もいらっしゃるでしょう。少量の農薬の使い方について紹介します。

どこで買えるか?

小袋・少量の農薬は、ホームセンター、やインターネットで様々に売られています。1L用などで、個包装になっていますので、使いやすいと思います。

 

農薬を使う前に、、説明書をよく読もう!

農薬は農業の薬と書くように、農業、園芸(家庭菜園やバラ、菊栽培などなど)にとって大切なことです。もちろん、有機農業や自然農業のように農薬を一切使わないこともできます。

薬は毒にもなるように、人によっては化学物質過敏症のような、じんましんや害が大きい方もいらっしゃいます。発がん性などは昔の農薬は危ないものもありましたが、現在は厳しい基準を通っていることや、虫や菌と人間では体のつくりが違い、使う際には、人に害はよっぽどないです。(故意に飲んだり、目などにかければまずいです、、)

 

やる前に特に注意すること

強風時、高温、強い日光の際はやめてください。

風下に何があるかを確認してください。洗濯物や車、塀などに害があることがあります。

最低半日は雨が降らないときにやること。私たちは3日以上晴の時や、雨が終わって乾いた後にやります。やはり雨の後に病気は発生しやすいため。

魚毒性

エビなどの甲殻類、金魚、メダカなどに影響があることがあります。水槽や河川、養殖池に飛散、流入はやめましょう。すべて使い切るようにしてください。

使い方

農薬は絶対に使用方法をよくよんで使ってください。

たいてい、リンゴ、ミカンなどの果樹や樹木、ホウレンソウなどの野菜、バラや菊などの花、芝などが載っていて、それぞれどんな病気に効くのかが書いてあります。家庭菜園や、家庭園芸に使われています。

使い方の実際

水を入れ、展着剤をごく微量入れ、

(もし液剤の場合、液剤はここから液剤を投入)

粉剤、フロアブルはその後に投入します。

GFベンレート水和剤を例に

今回は、GFベンレート水和剤を例に紹介します。

それぞれの個包装に、●水1Lに本剤1袋(0.5g)を溶かすと2000倍液ができます。展着液を加えると効果的と書いてあります。

万年青では、GFベンレート水和剤の場合、1000倍で使っているので、

水500mLに、1袋(0.5g)を溶かして、1000倍液を作りたいと思います。

水500mLは家庭で一番簡単にできる、ペットボトルを使います。

 

ペットボトルに水500mLを入れ、口を拭きます。

展着剤がある方は展着剤を入れ、最後にGFベンレート水和剤を全部入れます。

しっかりとかき混ぜて、出来上がりです。

ペットボトルに直接噴霧器をつけてもよいです。100均などで売っています。

噴霧器に入れ替えて使ってもよいです。

 

 

噴霧の仕方

病気は表も裏!もしっかりとやってください。

葉先から薬液がしたたり落ちる直前程度がもっとも効果的。

自分の皮膚の露出を減らすこと。農薬散布後はなるべくすぐにお風呂やシャワーを浴びること。

 

 

 

 

農薬には、殺虫剤と殺菌剤がありますが、病気は菌です。

虫が多い場所では、虫が菌を媒介するので、(虫が菌に触って、他の植物から他の植物へ菌を運ぶ)、殺虫剤も必要でしょう。

豊明園では、両方使っています。

 

 

病害虫対策 農薬散布 リンク

 

水苔について 乾燥水苔の戻し方

水苔について 使い方

万年青の栽培で水苔は様々な場面で使われます。

万年青の植え替えでの水苔の使い方

一番一般的なのは、鉢内の湿度を保つために鉢の表土を覆うように置く水苔です。特に、春、秋の新根が下りるときに乾燥すると根の成長が止まってしまうので、新根が順調に伸びるために置かれます。

風が吹きやすい場所、乾燥しやすいところでは厚く置いたり、夏場の蒸れが気になる場所では薄く置いたり、様々です。梅雨の前後に上苔替えといって、水苔と表土の一部を替えるところもあります。

また、水苔植えをされる方もいらっしゃいます。富貴蘭のように、100%水苔でやることもあれば、折衷植えといって、芯の部分は水苔で、外側と底には砂利を使う方法もあります。獅子系統では根が上に上がってくるので、水苔だけで植える方もいます。

 

生水苔と乾燥水苔

水苔にはこの2つがあります。現在は生の水苔を日本に輸入できないので、海外からは乾燥水苔しか入ってきません。主にニュージーランド産(NZ)が多いですが、中国産、チリ産もホームセンターで見かけることがあると思います。完全に乾燥しているので、水でもどして使います。水苔の戻し方は下で説明します。

私たちはNZ産の水苔を主に使っていますが、広大な沼地から水苔を採取し、乾燥させてこちらに送ってもらいます。本当の大自然の中で育てているので、苔の状態がよく、長いものが多いです。また、かなりきれいにごみは取ってありますが、それでもトゲのある葉が入っていたりします。

生水苔について

海外からは乾燥した、完全に死んだ水苔しか輸入されないので、生水苔は国産のみです。山の湿度のある沼や沢に近い場所、湧水がわく場所に自生していますが、多くの(ほとんどの)場所では逮捕されるので、私たちは山の所有者に水苔を送ったもらったり、自分たちで育てたりして生の水苔を使っています。ごみなどが入りにくいのがよいところです。自然の中、山の中の水苔を採取しに行くと、場所によっては採取が5分、ゴミ取り2時間ということもあり、手間暇のかかる楽しい作業です。

生水苔について 自宅での育て方

 

私たちの乾燥水苔について

水苔3A 40L 500g ニュージーランド産 などの商品が小さな12Lから大きいものがあるときは240Lなどがあります。特に重さは湿度などで変わるので、前後します。

吸水がよく程よい太さで色合いよく柔らかで使いやすいニュージーランド産の水苔です。

等級について

1A~4AまでAの数で表し多いほうが優良で苔の長さが長い。

コケは自然物、工業製品と違い長さも様々です。等級の高い4Aでも短いものもあれば、等級の低いものでも長いものがあります。

 

戻し方は?

バケツに水を入れ、そこに乾燥水苔を入れ、3日もすれば使えるようになります。水苔の芯にまでしっかりと水を吸水させるため、何度か水の中で水苔をぎゅっぎゅと握ってやると吸水が早く、確実になります。

吸水させる時間のベストは1週間程がいいでしょう。半日、1日でも見た目は戻りますが、芯が乾いていると乾きが若干早くなるようです。

一度で使いきれない場合

一度で使いきれない場合、圧縮乾燥されていますので使う際に必要な分を千切れないようにほぐしとってバケツなどの中で吸水させ戻します。

保存方法は?

乾燥したままでしたら、冷暗所に保管してください。

日が当たると、水に戻したときにぼろぼろになります。また、乾燥しすぎるところ、高温になる場所も同じように状態が悪くなります。

すでに水に戻した水苔は、私たちはそのまま甕の中にいれたままです。新根の根止まりや根上がりで苔が必要な時にすぐ使うためです。この水苔をしっかり絞り、乾燥させて保管される方もいるかもしれませんが、多くは苔のふさがボロボロになり使い物になりません。

 

ご購入は

水苔の販売ページ

 

おもと鉢作家 禅艸道 渡邉一水氏について

おもとの現代鉢作家 禅艸道 渡邉一水氏について

一水氏の鉢のご挨拶

萬年青鉢縁起

萬年青と書いて、おもとと読み、この語源は大本(おおもと)から、おもとと言われるようになったものと思われています。

おもとは四季を通して青々としてをり、古来、めでたく縁起の良い瑞草として、正月の飾り、結婚、出産、新築、移転等、家名繁栄を願って飾られてきました。

飾り用の、おもと錦鉢は縁起の良い絵柄が描かれて、折り折りに植え込んで楽しみます。

鉢は八の末広がりに通じ、鉢の底には水抜きの穴のあるのも、不浄を通し無病息災、見通し良く家運隆盛で、吉兆の縁起ものとして大切に扱われています。

以上、御愛用諸氏の命永き「幸」を希い上げます。

敬白 禅艸道 一水

 

一水氏の鉢にはこのような万年青と鉢を愛する紙片が、極々一部ですが入っており、それは氏が長く万年青の世界で万年青の商いをし、また、絵上手が高じて鉢作家にもなった一水氏の深い見識を現すものでした。

 

修行時代から一水鉢ができるまで

一水氏は万年青の名門、東京三光園さんで昭和41年から10年ほど修行されました。そこで、万年青の培養、管理、御商売だけでなく、持ち前の文才、絵心を存分に生かして万年青の読み物を書かれていました。後に、その才を活かし、この独特の味のある一水氏の錦鉢が誕生します。

昭和50年、地元の山口に帰り、万年青園である一水園を開いた後、そこに窯をもち、絵付けをされていました。一水氏は絵かきとして、鉢は黒鉢を仕入れ、そこから自分で絵をかいては何度も焼き付けをして、錦鉢を製作します。最初は手探りで、独学で色を覚えて絵付けをし、その鉢をみた愛好家が是非分けてくれといわれ、名が広がっていきました。

名だたる大会に賞品として喜ばれ、また、その味わいのある鉢の絵柄、一水氏の鉢でなくては楽しめない魅力をもち、多くの一水ファンがいらっしゃいます。

他の作者では味わえない魅力は、彼自身が万年青商だったこともあり、名棚(素晴らしい万年青をたくさんお持ちの方は、素晴らしい鉢や古い鉢もお持ちです)に万年青商として商売しながら、古い鉢を見させてもらう、また譲ってもらうことで最高の鉢を体得していったからこそ、でてくる魅力でしょう。現代の万年青鉢第一人者とも言われる布施覚先生も、同じように古鉢や、神社仏閣から自分の作風を確立していったように、最高の鉢から、一水氏独自の世界観を生み出していきます。

晩年、目を患うことで平成27年(2015)ごろに筆をおきますが、万年青、鉢をずっと大切にして、日本に万年青の文化を育ててくださった一水氏の鉢はその希少性からゆっくりとですが値上がりし、今では世界中から引き合いが来るようになりました。

祖父や父が商売仲間だったことで非常に豊明園とも仲が良く、多くの鉢を特注で作って下さいました。

お人柄

温厚、誠実で人との和を大切にされる素晴らしいお人柄です。初心者の方からベテランさんまで、万年青と鉢の面白さを一から丁寧に教えてくださる姿は、多くの方から尊敬されています。

 

また、実は一水氏は子供のころから絵かきになりたいと思っておられました。その道は志半ばで断念することになりましたが、形を変えて、錦鉢の作家という自分の道とも合った、素晴らしい作家に。

禅艸道(ぜんそうどう)とは

ご本人は古くから深い思索、禅がお好きでした。宗教は他にあったのですが、禅の思想は特に一水氏に合っていたようで、万年青商として時間のある(閑散期の)春から夏には、1週間の断食や、剃髪もされるほどでした。艸は「草」の本字であり、草本植物の総称として用いられ、草の形に象る「屮」が2つ並んだ会意文字で、草冠のことです。万年青商の一水氏なので、この艸は万年青のこと。禅のような万年青の道を歩んでゆきたい、という一水氏自身の言葉です。

 

禅艸道 渡邉一水氏の作品

 

太鼓胴 獅子

どこか愛らしさ、愛嬌のある獅子。

一水氏の優しさが滲み出る動物画のタッチ。

 

一水氏は、この縁起の良い万年青に合う、縁起の良い絵柄を特に好んで描かれました。下の打ち出の小槌などはよく描いていただきました。

永遠の繁栄を現す唐草紋、永遠に良いことが続くといわれる青海波紋など、

縁起の良い万年青にあう、縁起の良い鉢を描かれました。

唐草にも、青海波にも多くのパターンがあります。

一水氏の作品は使えば使うほど、見れば見るほど引き込まれてゆくぬくもりのある絵ですね。

上の青海波は一水氏の作品の中でも特に私が好きなもので、多くコレクションしています。鉢が主張せず、万年青を引き立ててくれる最高の鉢。植えてこそ映える鉢です。

 

愛嬌ある河童

荘厳な鳳

鳳凰の古鉢も多く持ち、そこから写したもの、また、自分流にアレンジしたものを生み出されました。

 

荘厳にして美麗

一角氏の鉢コレクターだった野村氏が、一水氏に特注で作ったもらった桜満開。

一角一水のコラボは本当に少ない。

 

 

 

2020.6.7 本人への取材と、以前からのお付き合いでのお話をまとめたもの

 

一水氏の販売ページ

 

 

 

 

 

万年青は日陰植物なのか?美術木と朝日の直射日光

お客様からのご質問 万年青は直射日光に当てるべき?

こういった質問に答えていきたいので、なんでもご質問ください。お客様と一緒に、万年青の次の本を作っていきたいです!

2020.6.2 水野さんのご本『万年青~始めよう!伝統園芸』の解説を拝読しても、それなりに直射日光に当てるべきなのかなと感じたのですが、福包と瑞泉に関して、日当たりはどう考えるべきでしょうか。

梅雨明け後は明るい日陰(直射日光がまったく当たらない、明るい場所)に移すべきと理解していますが、梅雨明けまでの間は、午前中いっぱい程度、完全に直射日光の当たる場所に置くなどしたほうがよいでしょうか。

 

《豊明園回答》確かに、本では直射日光をとれと書いてありますね。

私どもの説明不足です。

できればなのですが、朝の早い時間の2-3時間の日が良いと思います。

6月では朝日の9時くらいまででしょうか。真夏では、愛知県岡崎の豊明園では、朝の7時から7時半ぐらいまで。

それ以降ですと日が強いので、影か、木洩れ日ほどにしていただけると元気に成長します。

瑞泉も福包の葉焼けには強いですが、今からの昼間や西日の直射は避けた方が無難です。

 

もともと、日陰の植物なので、あまり直射日光は必要ありません。

自生地は木洩れ日だけのところがおおく、林の明るい林床で育つ、といったイメージでしょうか。

そんな万年青なんですが、やはり朝日などの直射日光をしっかりと当てた方が

葉が厚くなり、姿も小じっかりとして、いわゆる美術木の姿を見せてくれます。

けれど、美術木を作ろうとすればその分手間もかかるので、失敗もします。。。

日を強くすれば葉に焼けますし、肥料を多くすれば傷みますし、少なくすれば貧弱になったりと、、

ですが、その分、その木一本の存在感や力強さが増してきます。

《豊明園回答終わり》

 

 

万年青は日陰植物(Shade Plants シェードプランツ Shade=影 の植物)です。

日陰でよく育ちます。

もともと、日陰の植物なので、あまり直射日光は必要ありません。

自生地は木洩れ日

だけのところがおおく、林の明るい林床で育つ、といったイメージでしょうか。

山を歩くと、尾根や日当たりのよい東や南向きの明るい斜面に自生していることがあります。

 

本には直射日光を当てよと書いてある本もありますが、シェードプランツと矛盾していませんか?

そんな万年青なんですが、やはり朝日などの直射日光をしっかりと当てた方が

葉が厚くなり、姿も小じっかりとして、いわゆる美術木の姿を見せてくれます。

けれど、美術木を作ろうとすればその分手間もかかるので、失敗もします。。。

日を強くすれば葉に焼けますし、肥料を多くすれば傷みますし、少なくすれば貧弱になったりと、、

ですが、その分、その木一本の存在感や力強さが増してきます。

そこは、盆栽の世界で、崖にしがみつくように生える松に力を感じるように、万年青でも一番厳しい世界(例えば、日が葉が焼けるほど強かったり、肥料もぎりぎりしかなかったり、風も強いような環境)で育てば、葉っぱ一枚も葉肉厚く、どんな環境でも負けない力強い姿になっていきます。そこに存在感や、木の力強さが生まれ、何かになっていくのかなと感じています。

 

美術木の実際の作は?

できればなのですが、朝の早い時間の2-3時間の日が良いと思います。

朝日の9時くらいまででしょうか。

それ以降ですと日が強いので、影か、木洩れ日ほどにしていただけると元気に成長します。

 

動画で解説  【万年青は日陰植物?】万年青はシェードプランツ?万年青の美術木と直射日光の関係【万年青の豊明園】【OMOTO / Rohdea japonica is Shade plants, though..】