牡蠣殻錦福 (かきがらきんぷく)

分類   実親系統 縞柄
作出年代 昭和26年頃
登録   昭和年
作出者  鈴木和三郎 (愛知県)
命名者  不詳
登録者  日本萬年青実生研究会

濃緑色の細長い葉、葉先は尖る。短い甲竜を見せる品種。地質は艶消し地、根は太い。花穂は長く交配しやすい。

『V』『カキガラ錦福』は羅紗の特級の親で現在羅紗の最高峰の芸の質、『寿冠』『巌武』『天翔』を作出した親でもあります。芸の質は保証されています。寿冠は豊明園で修業した加藤氏の作出で、今は人気が人気を呼ぶ羅紗を作る縞羅紗系の王者。

『寿冠』を作った『牡蠣殻錦福』カキガラ錦福(かきがらきんぷく) (V)は素晴らしいもので、とんでもないものを生み出します。12月7日

1月1日 『カキガラ錦福』から加藤庄市氏が作出『寿冠』が出てから有名になる。羅紗系のメス木・オス木に最適。
やはり実親で有名な岡山の小野田氏も面白い羅紗が多くでて、Vとして、VC~、BOV、VA、として多用した。今も万年青のトップと言われる『寿冠』を出しただけあり、『カキガラ錦福』も実親で横綱である

12月4日 カキガラ錦福(かきがらきんぷく) (V)
カキガラ錦福から加藤庄市氏が作出『寿冠』が出てから有名になり 『厳武』『天翔』が生えた実親。  羅紗系のメス木・オス木に最適

おもと秋の管理

万年青 秋の管理

寒さ暑さも彼岸まで、とはよくいったもので9月下旬になってようやく秋の管理にステッチできるようになります。 おもとは1年中楽しめますが、本年の葉がでそろう秋が最も充実し美しい時期になります。また植え替えに適した季節であり、新しい環境に順応しやすいため、おもとを買い入れるのにも良い季節のひとつだといえます。

首元や根が砂利の表面から出ていたり、水はけが悪くなっていたら、10月前後に植え替え、砂足し(おもとが成長して上に上がってきた時、砂を足して新根を隠す。増し土)を行います。根や芋の様子を確認する意味でも1~2年に1度を目安に植え替えましょう。植え付け用土は伊勢砂(朝明砂)・矢作砂・軽石・富士砂などを基本に、各々の作場環境や管理方法に合うようにアレンジしていきます。こまめに水やりの出来る方は水はけのよぃ用土で植え付け、乾きやすい環境や水やりの少ない方は水持ちの良い混合土などで植えておいたほうが管理しやすくなるでしょう。ご自分のお棚で芸も良く、葉数も多い、展示会に出品したいと思うような木があればその木だけは展示会の1週間ほど前に錦鉢に植え替えするようにしてください。植え替えの刺激と環境の変化で下葉が落ちてしまうことがあります。

置き場所

夏の間遮光していた寒冷紗はまだ付けたままにしておきます。地域にもよりますが、寒さを感じるようになる11月までは日中の強い日射しは避け、朝の柔らかい光で作っていたほうが安心です。また、この時期は台風等の接近で強風が吹くことがあります。葉を大きく揺すられたり、鉢を倒されてしまわないように注意しましょう。風を除けられる場所に避難させる場合、日頃から金枠に入れて管理すると移動がらくです。

 

水やり

残暑が終わり、彼岸を過ぎた秋の生育期になると葉や根が伸びる季節ですから水も欲しがります。鉢がよく乾くようになったら、春と同じく根どまりしないよう、朝か夕の涼しい時期にしっかりと水をやります。

肥料

9月下旬になり、暑さが落ち着いてきたら肥料を与えます。春同様に鉢縁に有機質の玉肥を置くほかに、ワラ灰のアク汁(ワラ灰約10gに水10リットル)を2回与えます。ワラ灰に含まれるカリ分によって根や芋が丈夫になります。

病害虫対策

まだまだ病害虫に油断はできません。夏の猛暑時よりも幾分涼しくなった秋に病害虫がみられます。春同様にベンレートなどの殺菌剤やオルトラン粒状剤を活用し予防に努めましょう。

大福 (だいふく)

分類   実親系統 千代田斑
作出年代 年
登録   昭和年
作出者  熊谷善幸 (福島県)
命名者  熊谷善幸 (福島県)
登録者  熊谷善幸 (福島県)

千代田羅紗を生やす親木。実付き特に良く、種子を蒔くと千代田斑の実生が生える。性質は強健で子上げ良い。肥料が多すぎると傷みやすい。これから楽しみな千代田実生や丸みもある素直な姿有望実生を生やす
大福は 丸葉 力和のような羅紗を生む。『羅松』を作出した実親。

大福(だいふく) 8月4日実が膨らむ。

大福(だいふく) 1月1日実が実る。親木になると花芽が毎年つくため段々と木勢が弱るので、強制的に花芽を切り取り、隔年で交配を行うと効率が良い。

大福(だいふく)  1年生

大福 花芽も大きく実付きの良い品種

出世鏡 (しゅせかがみ)

分類   実親系統 縞柄
作出年代 年
登録   昭和年追認
作出者  不詳
命名者  不詳
登録者  日本萬年青実生研究会

葉幅はやや狭く、やわらかい緑色の葉。葉は波を打ち、葉先は垂れて低い甲竜を見せます。葉繰は至って良く、葉持ちも良い。繁殖は子上げ良い。

生えた実生の1年目は葉肉が少々薄く、魅力に欠けますが年々地合いや紺地が良くなります。花茎はよく伸びて交配がしやすい。結実は良い。縞羅紗系実生作出にかくことのできない実親の一つです。主として雌木に使いますが、♂木として使ってもかなりの成績を収めています。

富貴錦 (出世鏡×大車)  富国錦 (出世鏡) 豊明殿 (出世鏡)

笠置錦 (大車×出世鏡)

英宝 (えいほう)

分類    実親系統
作出年代     昭和頃
登録    昭和年
作出者     松岡英男 (岡山県)
命名者  松岡英男 (岡山県)
登録者  松岡英男 (岡山県)

濃紺緑色の葉は肉厚く、幅広の葉に雅糸竜・玉雅糸竜・甲竜を見せる。『英宝』は青の♂親木。羅紗芸を移す最適な♂親木。出世率は最高です羅紗実生作出の実績は高い、葉が厚く花芽が伸びにくいため、交配の時期は早めに花穂を伸ばす工夫をすること。優秀な羅紗を生む実親。

丸小 (まるこ)

分類   実親系統 縞柄
作出年代 昭和年
登録   昭和年
作出者  不詳(愛知県)
命名者  小野田敏男 (岡山県)
登録者  日本萬年青実生研究会

岡山の小野田敏男氏が三河地方で実生苗わ入手した♂木。 青い木と覆輪のものが増えているが交配はどちらとも♂木として使う。
葉幅広く、葉は厚い、中央に二面竜を見せしかみ葉も現す。 縞羅紗のオス木として、人気の実親です。胡麻斑を含んでいるようで胡麻斑の羅紗を作るのにも面白い。

大福は、丸葉・力和のような羅紗を生む実親の血統が良い。

竜爪 (りゅうそう)

分類   実親系統 胡麻斑
作出年代 昭和年
登録   昭和年
作出者  佐野伝四郎 (静岡県)
命名者  佐野伝四郎 (静岡県)
登録者

『竜爪』(りゅうそう) 5年生 約16cm鉢 おもとの胡麻羅紗を作出する実親。実はつきやすく、胡麻斑も美しいものをだす。図の入る物もある。

ぎっしりついた実。今の実は、まだ青いです。正月に近くなると赤く、熟してきます。

おもと実親 竜爪(りゅうそう) 写真8月4日 胡麻系の雄木、雌木や千代田系との交配に使います又特に実付きの良い木です。

おもと実親 竜爪(りゅうそう)の花 写真6月9日

おもと実親 竜爪(りゅうそう) 写真 8月4日

竜爪(りゅうそう)の名は りゅうそうざん. 竜爪山から(竜爪山)は、南側の一等三角点のある文殊岳(1041m)と北側の薬師岳(1051m)の二つの峰からなる双耳峰です。昔からの信仰の山で、東側中腹には穂積神社があります。山頂からは北東に富士山、北西に南アルプスの大無間山が見えます。

睦山 (ぼくざん)

分類    羅紗系統
作出年代  昭和25年
登録    昭和55年
作出者    不明 (県)
命名者    高田与三郎 (滋賀県)
登録者    高田利造 (滋賀県)

睦山(ぼくざん)7年生 鉢3.2号  愛知県の通称八百鉄氏が三河地方で入手し、 培養していた実生である。生え3歳の時、命名者に納めた。初子が完全覆輪に一度は覆輪の子を手放すが、再度買い戻し、鋭意培養増殖に努め棚割した。葉長8㎝、葉幅3㎝内外の中型種。首太く重厚、純白で美しい総雅糸竜は盛り上がり、華やか、熨斗、剣葉も稀に現わす主に芋吹きで殖やす。

葉は色濃い緑色で、幅広く丸みがあり、純白の覆輪をかける。葉肉はいたって厚く、艶のある緻密な地合い。葉芸は押しつぶしたような甲竜、二面甲竜、雅糸竜を現し、熨斗葉、本剣を出す。性質・繁殖ともにふつう。

江戸川 (えどがわ)

分類    大葉  系統  砂子斑
作出年代  不詳
登録
作出者     不詳(東京都)
命名者  不詳 (東京都)
登録者   不詳 (東京都)

葉長40㎝、葉幅7㎝内外。中木の中立ち葉。深い緑葉に砂子斑を見せる。性質は丈夫で、子上げしやすく実付きも良い。

『江戸川』に真白い絞り図が鮮明に表われたおもと『出水の光』

天照宝 (てんしょうほう)

分類       縞甲系統 図物系
作出年代  昭和32年
登録年度  昭和年
作出者    (吉原市)
命名者    榊原清一 (東京都)
登録者    榊原清一 (東京都)

光沢のある濃紺緑色の葉に二面竜、甲竜、剣葉を見せる。葉幅広く葉先は鋭く尖ります。性質は普通、繁殖は子上げ。