大黒殿 (だいこくでん)

分類    羅紗系統
作出年代  昭和初期
登録    昭和年
作出者    不詳(愛知県)
命名者    鈴木某(静岡県)
登録者

大黒殿(だいこくでん) 4年生 鉢3.8号 姿形が整い十二単のように襟合わせが美しい丈夫な品種です。覆輪は純白く苗の時から現われます。繁殖は良く作り易い品種。

大黒殿(だいこくでん) 3年生 鉢3.5号

生長すると、葉元の【襟組】の美しさが素晴らしい。おもとには、万年、青々とという素晴らしい意味が込められています

端正な葉姿を、純白の覆輪が縁取り、上品。性質は丈夫で、子上げ良く、よく殖えるので、初心者さんから楽しめます。葉先はとがる。葉が、一年に3枚から6枚ほどでて、すぐに賑やかな葉姿に。楽しみな木ですね。

大黒殿(だいこくでん) 2年目の子供、首元を持ち手でわれます。植え替えと株分け、新根が勢いよく出ています。この時期(5月18日)の植え替えはおもとを抜いてすぐ植え付けします。姿が美しい、姿本位の品種。

太白冠 (たいはくかん)

分類    羅紗系統
作出年代  昭和10年代
登録    昭和15年
作出者   (愛知県)
命名者   平野分 (愛知県)
登録者   平野分 (愛知県)

 

太白冠(たいはくかん) 5年生 鉢 3.5号

白い粉を吹いたような濃緑色の細長い葉に白覆輪で覆う。
剣葉、折熨斗葉を見せる、性質は強く子上良い品種。

 

太光殿 (たいこうでん)

分類    羅紗系統
作出年代  昭和初期
登録    昭和16年
作出者    平井某 (愛知県)
命名者    榊原八曽松(愛知県)
登録者    榊原八曽松(愛知県)

太光殿(たいこうでん) 4年生 鉢 3.8号  地色は緑にやや黄色みがかり、艶消しで柔らかい地合いで左右対称の葉姿は姿勢の良いほうである。3~4才位から本芸を現し、雅糸竜、剣葉を出す。幅のある葉は、まれに葉先が丸止めになることがある。覆輪の色はやや黄色みを含んでいる。時に亀甲型の葉が出る。育ちあがった姿は力強く、見ているだけでも楽しい。性質は強健。採光・施肥はともに普通。増殖は子上げと芋吹きによる。

太光殿(たいこうでん) 4年生 鉢 3.8号 艶消し地の広葉に雅糸竜を現します。3年目頃より芸の葉を現しはじめる、性質は強健で作り易い品種。

双天 (そうてん)

分類    羅紗系統
作出年代  昭和60年
登録    平成17年
作出者    山田良典 (熊本県)
命名者    山田良典 (熊本県)
登録者    山田良典・木村宗武 (熊本県)庄秀男(大分県)平野吾知(愛知県)

葉長5㎝、葉幅2㎝内外の小型種。首元が太く、腰の低い安定感のある端正な容姿は、独特の風格を感じさせる。肉厚の葉に、粗い熨斗、雅糸竜がかかり、跳ね竜、玉竜、鈴虫剣など多彩な葉芸が魅力的で、濃緑色の深い地合いと調和して、個性を主張する。性質は強健で繁殖良い。採光は強めで良く、施肥は中程度で良い。

双天(そうてん) 芋吹き苗 3.0号

雪国 (ゆきぐに)

分類    羅紗系統
作出年代  昭和38年
登録    昭和年
作出者    伊藤某 (新潟県)
命名者    吉田善亮 (山口県)
登録者

雪国(ゆきぐに)5年生 3.8号 伊藤氏の実生を、服部弘氏が求めて殖やしたもの。『新潟実生』と呼ばれ人気が高かった。葉長6㎝、葉幅2㎝内外の中型種である。全般的に腰が低く、葉の中央部から急に折下げる姿は、独特の雰囲気を持っている。濃紺緑色の地合いは柔らかい味がある。葉芸も雅糸竜、折り熨斗、二面竜、剣葉、鈴虫剣など多彩である。黄白色の覆輪は、重厚な葉肉をより明瞭にしている。性質はやや弱く、施肥は弱めの方が良い。採光、繁殖は普通である。

雪国(ゆきぐに)3年生 3.5号

聖富貴 (せいふうき)

分類    羅紗系統
作出年代  昭和30年頃
登録    昭和62年
作出者    田淵徳 (香川県)
命名者    野田一 (岐阜県)
登録者    工藤要(愛媛県) 河内自徳(愛知県)

聖富貴(せいふうき) 7年生 鉢 3.5号 東京都の榊原清市氏が昭和40年頃に入手して作っていた『富国殿』の芋変わりの品種。中型種。『富国殿』の女性的な味わいを併せて、力強く男性的な魅力がある。淡い黄色みのある地合いは落ち着いた雰囲気があり、葉幅も広く、細い雅糸竜を現す。葉面は糊地が強く、広く見る人にアピールしている。性質は普通。採光・施肥ともに普通。『富国殿』よりも凝ることなく、作りやすい。子上げはあまり良くないが、芋吹きは良好で苗も大きくなり育てやすい。

聖富貴(せいふうき) 2年生 鉢 3.3号 濃緑色の葉に深い覆輪を見せる。

聖富貴(せいふうき) 3年生 鉢 3.8号 濃緑色の葉に深い覆輪を見せる。4年目くらいから糊をひいた雅糸竜を現します、葉持ちも良く分かりやすい品種。

雪光冠 (せっこうかん)

分類    羅紗系統
作出年代  大正時代
登録    昭和9年
作出者    雪島源八郎 (静岡県)
命名者    雪島源八郎 (静岡県)
登録者    日本萬年青連合会

中型種。幅の広い肉厚の葉が、整然と左右にバランス良く並ぶ。総雅糸竜を現す葉芸からは雄大な感じを受けるが、地質は滑らかで女性的でさえある。紺性はやや弱く、覆輪は淡く黄色みがかっているため、滑らかでしっとりとした味わいがある。性質は普通。採光・施肥ともに普通。子上げは少なく芋吹きは良好。じっくりと作ってみたい数少なくなった銘品である。

雪光冠(せっこうかん)1年生 3号鉢 濃緑色の葉、葉縁に薄く白い覆輪を見せる。

中型種。葉は濃緑色で青みが強く、なめらかな地肌をしている。年若いうちは背の高い雅糸竜が荒々しく出るが、年を経て細かい竜を出し、総雅糸竜となって純白の覆輪が竜さきまでかかる。性質は普通、子上げ良い品種。

諏訪錦 (すわにしき)

分類    羅紗系統
作出年代  昭和20年頃
登録    昭和36年
作出者    不詳()
命名者    諏訪源敏(山梨県)
登録者    推奨会

中型種。紺性の弱い地合いはやや粗気味である。覆輪は深く、ビリを打つ葉には粗い雅糸竜が現れる。折り下げの良い葉姿は、時折見せる剣葉とバランス良くまとまっている。中型種の中でもやや大ぶりの本種は、容姿の面からも一見て゛それと分かる優しさに満ちた雰囲気を持ち、作る人に飽くことを忘れさせる。性質は強健。採光・施肥ともに強め。子上げ・芋吹きも良好。どこで栽培しても3年葉が残りやすく、初心者にも非常に育てやすい品種である。

光雲 (こううん)

分類    羅紗系統
作出年代  昭和43年頃
登録    昭和51年
作出者    兼子琴次 (愛知県)
命名者    宮崎市太郎 (東京都)
登録者    増島松蔵 (神奈川県)

光雲(こううん) 4年生 鉢 約10cm  『大宝』×『晃明殿』の交配で作出されたもので、羅紗の縞甲竜といえる品種である。中型種。濃緑色の地で、年がたつに従い黄白色の深い覆輪をかける。葉幅は細めで中立ち葉、胴がわずかにふくらんで葉先は鋭く尖り、葉の先端まで通る雅糸竜は千さい優美である。おもと愛好家なら一度は手掛けてみたい品種である。羅紗系統のなかでは強めの採光にして、肥料も多めが良い。性質は強健で、芋吹きで殖やすほうが良い。丈夫で育てやすい品種。

光雲(こううん) 2年生 鉢 約3.3号 1年目は濃緑色の葉に薄い覆輪を現し、しかみ程度の雅糸竜を見せる。2年目に入り黄白色の雅糸竜をみせます。

光る雲のような繊細な雅糸竜が魅力、葉姿は整い、見栄えが良い品種。性質は強、繁殖は普通。採光は強め。兼子琴次氏は豊明園にて修行していました。

小鉄 (こてつ)

分類    羅紗系統
作出年代    昭和50年頃
登録    平成11年
作出者   杉浦秀夫(愛知県)
命名者   米倉慶蔵(福岡県)
登録者   平野吾知(愛知県) 多賀弘(広島県)

葉長5㎝、葉幅2㎝内外の小型種。葉先が丸止めでふくよかな葉姿、そのバランスから全体にずんぐりとした感じを与える。熨斗葉、甲竜が葉芸の主体で、雅糸竜は少ない。「板地」といわれる堅い地合いを持ち、葉の紺性が強く覆輪は白い。折下げは程々で、葉繰りが良く葉姿を乱さないので安心して楽しめる。性質は丈夫で、若いうちは良く子を上げるが、親木が古くなったら芋吹きで殖やすと良い。