おもとの植え替え コテ・さじの使い方

おもとの植え込み道具
コテ ・さじ
全長25.5㎝ さじの幅約3.5㎝
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おもとを植える際砂利を狙った位置に流し込む際に使用。さじ。
柄の部分についている涙滴型の板はコテといい表面に水苔を置いた際に浮き上がった水苔を押し付けて綺麗に整えるための物。
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コテさじ
おもとを植える際砂利を狙った位置に流し込む際に使用。さじ。
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おもとの植え替え
植え込みが済むと水の中に浸けます
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おもとの植え込み道具
コテ ・さじの使い方
全長25.5㎝ さじの幅約3.5㎝
コテの部分でかまぼこ型になるように表面を抑えて整えます。
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おもとの植え込み道具
コテ ・さじ
砂の表面を整えた後水苔をのせます、この時に水苔を抑えて形をきめる。
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植え込みの完成
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万年青の用土について  用土で、水やり、肥料、病害虫はどう変わる?

万年青の用土 大きなおもとと、美術品

私たち、万年青の豊明園として、万年青の用土はどれでもよい、どれだって上手に作れる、と思っております。用土に合わせて、水やり、肥料をやりましょう。

畑の土では肥料の効きもよく、万年青は大きく、立派に育ちます。葉の伸び、子の上がり方もよいでしょう。

逆に、砂利系統が多いと、水持ち、肥料持ちは悪いですが、小型でガチっとした万年青になります。万年青の芸を凝縮、濃縮して、緑の宝石や、緑の美術品と呼ばれる万年青をつくる、大木を鉢の上に表現する、盆栽にも似た、独特な万年青の世界観です。

これは、どちらがいい悪いではなく、それぞれの楽しみ方の話です。

自分の万年青の用土の特徴を知って、水やり、肥料、害虫の管理に生かしましょう。

地植えで青々と元気に育つおもと。アメリカのロングウッドガーデンズ。

用土による違いについて 土、赤玉土、砂利

今回は、お話を簡単にするため、土というのは畑の土、赤玉土は売っている赤玉土、砂利は朝明砂のような花崗岩を考えています。

それぞれの特徴は、皆様が想像する通り、土けがある方が、水持ちも、肥料持ちも、また、害虫の出やすさも高いです。

土は一番水持ちがよく、肥料持ちがよいです。そのため、水やりの間隔もとても長いでしょう。土の中に肥料を持ちやすいのと、腐葉土などが入っていれば、すでに肥料を持っているのも特徴です。そのため、害虫も紛れていることも。

赤玉土

水持ち、肥料持ちはとてもよいです。園芸店でもホームセンターでもどこでも売っていて、手に入りやすく、使う前に害虫がいることはありません。ですが、やはり土けを好んで害虫が潜むことも。

多くの園芸を楽しむ方は、楽しむ植物に合わせて鹿沼土、日向土、腐葉土、軽石などを混ぜ、自分の狙った水持ち、肥料持ちのブレンドにします。

砂利

水持ち、肥料持ちは悪いです。水をやってもすぐに下から水が出てきてしまい、生長期、夏場は水やりが頻繁になることもしばしば。その代わり、害虫の潜むことは土、赤玉土と比べて非常に少ないです。

 

水持ち

土、赤玉土は非常に水持ちがよいので、水やりのやり過ぎに注意します。あまり用土が乾かないのに、水をやり過ぎると、根腐れを起こします。逆に、しっかり水が持つ分、水やりがなかなかできないお仕事で忙しい人ズボラな方はよいでしょう。

砂利は水切れに注意します。土、赤玉土と比べて、用土に水はほとんど含まないので、よく乾きます。

 

※美術品をつくる万年青愛好家

万年青は、芋があって乾燥にも強く、また、ある程度乾燥して、根が空気が好きなので砂利で植えることがあります。よく乾いた方が、小型で締まった出来になり、独特な万年青の美意識の愛好家には好まれます。

肥料の持ち

土、赤玉土は用土に肥料を貯めておくので、少ない肥料で良く効きます。砂利では肥料もほとんど下に抜けてしまい、肥料の効きは悪いです。

虫、病気

土、赤玉土は虫が出やすい、潜みやすいです。殺虫剤、殺菌剤は土にもかけるようにします。砂利でも潜むことがあるので、殺虫剤、殺菌剤はやります。

土では、土の中に微生物がおり、善玉悪玉といますが、土が葉について病気がでることがあります。

乾きをみる

まず表面をみます。土、赤玉土では色が変わりますので乾きは良く分かりますが、中は水を良く持っているので、中の水持ちをしっかりとみて、水をやります。

表面だけ乾く、うわ乾きでは、中はまだ水をたくさんもっているので、根腐れの原因になります。

砂利では乾きが一番見にくいでしょう。富士砂のような色の変わる花崗岩ならよいですが、朝明砂などの白い砂利はわかりません。鉢底や、鉢の中をみて、水やりのタイミングをみます。

植え替えたときの根

土や赤玉土では、水持ちがよい分、根の伸びはよいでしょう。どちらかというと、棒根という長い根が出やすいです。どの用土でも、乾きがよいと、枝根をたくさん出します。

なぜ砂利で植える?

私たち万年青の豊明園では、砂利単体で植えることは少ないですが、万年青の魅力を凝縮させる、そのためにわざわざ万年青が大きくならないように作りこんでいます。ここは盆栽の世界に通じるものがあります。

地植え

その場の土で十分です。乾きがよいようなら、腐葉土などを入れておけば水持ち、肥料もよいでしょう。日当たり、雨でかかる水がよければ、一度植えたら、基本的にはほっておいて大丈夫です。日照りが続く場合は、水やりをしてもよいですね。

まとめ

それぞれの用土の特徴は分かっていただけたでしょうか?

大きく、子もどんどん増やしたい方では、土や赤玉土をもちいて、肥料を良く効かせて、そのかわり病害虫の管理はきちっとやります。水やりもやり過ぎに注意します。万年青の美術品を作る方、葉芸で品評会を狙う方でしたら、砂利系など乾く用土を多くして、ガチっとつくってみるのも面白いでしょう。

用土の特徴を引き出して、万年青を楽しんでください。

 

●動画解説 【万年青の用土】万年青の育て方 土、赤玉土、砂利の特徴 水やり、肥料持ち、病害虫 美術品のおもと

【万年青の豊明園】【Difference between Soil and Gravel】

 

 

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万年青の乾きをみる

肥料の時期 肥料と用土、水遣り

おもとの育て方

おもとの用土 パミス 軽石

 

おもとの雨よけ

おもと 雨よけビニール

ななめに傾斜を付けて張ってあります。角材はネットで使用していた物を再利用 角材は1㎝と1.3㎝角。
おもと 雨よけビニール
農業用 ボーテキ(なしじ) 厚さ 0.1  ビニールはなしじを使用、透明ビニールは雨あがり光が強いため使用しません。
ビニールは角材ではさんであります。角材のかわりにビニぺット(アルミ)でもよい。
吊る物は真鍮の丸管です。
ステンの針金ではってあります。ステンは堅いため作業がしにくいです。ビニールデ被覆してある針金でもよいです、欠点は張っておくとよくすべりすぎる。一般の針金は3年で交換、サビの周りが早い。
日除けネットと雨よけ
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ビニールを木の板にはさみ動かせるようにしてあります。

おもとの日よけ

ダイオネット

オモトの日よけ
ダイオネット(ダイオラン)の巾2m。日よけ ダイオランSG  色(シルバー)
市松模様なので通風がよく軽くて丈夫、遮光率40~50%を上下2段にして作ってあります。
ラワンの角材(1㎝、1.5㎝角)でネットをはさんであります。この状態で4年~5年使用でき又その後ビニールの方で角材を再利用します。距離が長い場合太いロープを使用すると動きがよいです。

ダイオネット(ダイオラン)の巾2m
温室中で使用の場合15年も使用しています、丈夫です。中ではアルペット(長さ6mの物を2mにして)使用1つのスパンは外の3倍くらい(温室の中で風が当たらないため)。

 

ダイオネット(ダイオラン)の巾2m
ステンのワイヤー15年使用、丸管はダブルにしてあります。ダブルにすることで動きが滑らかになります。

おもとの日よけ

ダイオネット(ダイオラン)の巾2m

市松模様なので通風がよく軽くて丈夫遮光率40~50%

ダイオネット(ダイオラン)の巾2m
第二温室の上西側によしづをのせ遮光又西側に竹が植えてあり午後3時からは温室全体が影になります。
ダイオネット(ダイオラン)をよく見ると、通気を考えて段差を付けてあります。
豊明園の外培養所 5月8日ダイオネットの修理
この時期昨年太陽光が強いと思われます。
太陽を背に受けて診ると朝8時で首筋が熱くなります。又鉢の縁をさわると熱くなっています。早めに半日陰の状態にして管理します。
よしづ
日陰にでき涼しくなります。

 

ダイオネット 販売

おもと 置き場所 棚

万年青の道具 ランセット

万年青の道具 ランセット

ランセットとは

ランセットは Lancet と世界五大医学雑誌の名前にもなっている。

ランセットは、手術用メスの一種で、幅の細い刃物になっていて、狭い場所で切ることに特化した特殊なもの。以下に示すように、明治の文献にはすでに上がっている。

万年青の世界では、

芋切り・割り子をする為に特別に作られた刃物で、芋を傷めないように極薄刃に作られています。

 

豊明園初代の携帯用ランセット 明治からのランセッタの歴史【萬年青の歴史より】

この【ランセット】が、万年青の文献に初めて見えるのは、明治18年の【萬年青培養秘録】の中の、ナイフのような形をしたものの図版に、【ランセッタ】と示されています。どちらも、外科医が医療に用いた小さな刃物のことで、日本語で訳すときには【刃針】といいました。

【ランセッタ】はポルトガル語、イスパニア語で、今私たちが使っている【ランセット】は英語です。萬年青は江戸時代には今の価値で、一鉢1億円を超えるものもあり、そういった万年青を楽しむ人の中には、西洋医学や西洋文化に詳しい人もいたのでしょう。

篠常五郎編『萬年青培養秘録』明治18年刊 全 について

【萬年青培養秘録】のランセッタ 【萬年青の歴史より】

【萬年青の歴史より】江戸、明治という100年以上前から、様々な道具が改良されていった

 

おもとの芋切り

おもとの芋切り まず、おもとを鉢から出し、丁寧に洗います。おもとは、この芋の部分に栄養をため、生長、繁殖していきます。おもとの主に小葉(羅紗)独特の繁殖として用いられるのがこの芋吹きといういわば強制的に繁殖させる方法です。おもとの性質として、横に芽当たりがつきます。写真の白い、胡麻の粒ほどの大きさの芽当りがありますが、その上で切ります。切った芋を、日陰で管理すれば一夏で吹いてきます。

砥石とランセット

道具 ランセット おもとのメスです。
細い刃で、根をすり抜けて、余分なところを傷つけないように切れます。

砥ぐ

砥ぐ 中目・細目の砥石でこまめに研いで使うとよく切れて怪我をしにくい。他の刃物と違い、極薄なので、砥ぐときに気を付けてください。
良く研げていると引っかかります。

保管

粉の石灰に刺して保存しています。

発泡スチロールに刺してもgood。

 

 

豊明園の現在の在庫

どれもなくなり次第終了

20年以上前につくられたものや、ステンレス、鋼で作られたものなど様々です。

一部はプロに砥いでもらい非常に切れ味のよいものも。それですと、芋切りの1シーズンはほぼ砥がずに使えます。通常価格10000~20000円

いくつかの種類は、長期保管品なので塗装のはがれや若干のさびとう御座います。しかし鋼の性質はおもとの芋を切るのに最適。

豊明園 ランセッタ 販売ページ