引越しおもと

 

引越し・お祝いおもと

 

気軽に楽しむおもと

玄関の前庭に飾り福を呼ぶ『お多福』
100年以上愛される万年青 葉姿美しく特に丈夫なおもと『お多福』と名前よい

おもとはめでたい植物、不老長寿の縁起の良い植物として知られ、古くより吉兆のシンボルとして愛されてきました。現代においても新築・開店・結婚式などの吉事におもとを贈る習慣があります。 引越しおもとの由来

おもとを贈る際、相手の方はおもとを育てたことのない方かもしれません。そこで、丈夫な品種を可愛らしい陶磁器の鉢に植えた「引越しおもと」「お祝いおもと」がお勧めです。また、人生の重要なイベントなので豪華な錦鉢に植えた立派なおもとを贈ったり、飾ったりというのも良いでしょう。

『新生殿』葉姿美しく特に丈夫なおもと 『新しく生まれる御殿』と名前よい 福福しい葉姿が人気

「引越しお祝いおもと」にされる品種は特にこれと決まったものはないですが、丈夫で・見映えが良く・縁起の良い名前を持った品種が良いと思います。例えば「お多福」「新生殿」「大黒殿」など。環境を選ばず、殖えの良い品種が喜ばれますね。また、鉢が大きめになってしまいますが、実付きを楽しめる大葉系・薄葉系も良いと思います。

「引越しお祝いおもと」を貰ったら

新築のお祝いにと、おもとを頂いたら、水やり、施肥、消毒など上作を目指す栽培はまだ早いという方は以下の点に注意して管理してみてください。

置き場所は直射日光の当たらず、適度に風の通る場所。毎日強い光に されると折角の濃緑の葉色が薄くなり、さらに放置すると葉が焼けてきてしまう場合があります。レースのカーテン超しの窓辺くらいの明るさが良いでしょう。時々外に出して風に当ててあげると喜びます。 引越しおもと方位 置き場所

水やりは観察しながら週に1回くらい。水はけの良い砂系の用土に植えてありますが、室内で管理すると鉢の渇きが遅くなります。また受け皿をしている場合は水を溜めないようにしたほうが良いでしょう。肥料は春と秋に観葉植物用の液体肥料。おもとに限らず植物の成長が活発になる春と秋に肥料を与えます。難しく考えず、目の届くところに置いて和風インテリアグリーンをたのしんでください。

『福宝殿』子宝に溢れて福々しい姿が魅力です。

錦秀の松(きんしゅうのまつ)地植えでも良く育つおもと

 

引越しおもと販売ページ

引越しおもと 方位

万年青引っ越し 置き場所

万年青の育て方 1月 岡崎

おもとの冬 岡崎 豊明園 栽培管理

豊明園 第一温室 愛知県岡崎市

夜間も天窓は開けた状態で管理しています。外の外気温と同じです、温室内は横窓がしめてあるため湿度があります。大葉系統は不織布の下で管理します。葉が垂れないようにするため。垂れたもとは棚の下へ置きます。1月の潅水は温室内では7日を目安にオモト鉢の状態を見ながら行います。外で管理しているオモトは晴天が続くと上渇きするので晴天の日を見て換水します。

おもとの生け花

花材 品種 (大象観)たいぞうかん
岡崎 豊明園の正月 葉10枚、実1つを付け生ける。 池坊、七種伝の伝花とされて一種で生けます。年中青くて枯れることがなく千々孫々まで繁栄する」ということで、正月の生け花として。

万年青の実 『太陽』深紅の実になる。

1月14日 永島  実 にも柄が見える

 

豊明園 外展示棚  雪が降りつもる時も、その場所に置き管理します。棚上が壊れそうな場合、上のものを取り外し雪にさらします。急に暖かい場所に移さない事。自然の寒さに馴らして管理しているおもとは丈夫です。

雪が降りつもる時そのままの場所に置き管理します。急に暖かい場所に移さない事。自然の寒さに馴らして管理しているおもとは丈夫です。

冬の寒さ対策

大寒波が来ていますね。おもとは寒さに強く、数回凍るくらいなら全く問題ありません。(自然のおもとは霜にあたっても元気です)ですが、凍ったおもとに直射日光が当たって一気に温度があがると組織が壊れてしまいます。凍って葉の色がどす黒くなったら、なるべく暗い場所でゆっくり解凍(?)しましょう。また、霜に当たらないようにネットを張ったり、温室の中でも、一枚新聞紙をのせておくだけで凍るのが防げます。豊明園では、この時期はしっかりと凍らせて、強い木を作るようにしています。スパルタ作りです。この時期に甘い作りをすると、夏の暑さに耐えられないようになってしまいます。

風よけ・防風 

屋外の棚に置く場合は、寒冷紗・不織布などで囲い風を防ぎます。寒風に当たると葉の縁や葉先が焼けて褐色になり、また虎柄・図柄の白い部分は焼けやすいです。棚下に置くが新聞紙を巻いて保護します。

1月17日 新聞紙で寒さ対策

施肥 必要ありません。

 

病害虫の予防と駆除

温室内では、病気も害虫も活動しているで注意します。豊明園では1月の農薬散布は1回予定しています。

おもと 凍る

寒さが続くと葉の色が変わります。急に暖かい場所に移動しないこと。同じ場所に置いて管理すれば元の葉色にもどります。

おもとの葉

この時期灌水の間隔が開くのと気温が低いので葉が垂れやすくなります。

おもと葉垂れ対策

葉が垂れる場合新聞紙で覆う、又棚下、地面に近い場所に移す。

又は、葉が垂れる場合葉受けリングを使い葉を支えます。このようにすることで葉が垂れにくくなり又根元に光が当たるため発根や芽が動きやすくなります。

獅子の根 1月8日の写真

福の光の根っこ 1月9日  寒さにあっても根は動いています。

1月25日 豊明園外棚のおもと

大政鳳 (たいせいほう)

分類    羅紗系統
作出年代  昭和4年頃
登録    昭和9年
作出者   浅野常吉 (愛知県海部郡)
命名者   水野淳治郎 (豊明園初代)
登録者   水野淳治郎 (豊明園初代)

胡麻斑系。中型種。葉はやや細目で葉先は鋭く尖っている。黄色の細かい胡麻斑が一面を覆い、太い乳白色の覆輪がこれを縁どっている。二面甲竜、甲竜、本剣などの葉芸を現す。性質は普通、繁殖は子上げ。現在は数が少ない希少品種。

おもとの育て方 交配・実生

オモトの交配〜実生の樂しみ

株分け•芋吹きに次いで、もぅひとつの増 殖方法に実生があります。おもとはひと株か ら1本の花穂しか出しませんが、多数の花が 密生して穂状花序を作りますので、一度にたくさんのタネ•苗を得ることができます。様々 な品種や実親(みおや)といわれる交配用の親 を使ぅことで、世界に自分だけの新品種を作 出できます。まずは実生の仕方について。

5月22日 オモトの花が咲く メシベが中心にオシベ6個で取り囲む

おもとの花。5〜6月、1本の花穂に多数の花を咲 かせる。仏炎苞のないミズバショウのような花。花 を咲かせるのは大葉系と薄葉系実親系統が主

タネを得るにはまず花を咲かせます。充分 力のある株なら4月頃から花穂が伸び始め、 5〜6月に開花します。ここで注意したいのは、小葉の羅紗系統は充実した株でも基本的 には花を咲かせません。花が咲き、実をつけるのは大葉系統と薄葉系統・実親系統が多いです。

5月17日 実親『国の花』オモトの花が咲き雌しべの蜜が出ています。

おもとの花

咲き始めの花は緑色ですが次第に黄色くなり、メシベに粘着質の蜜が出てきます。この 頃が交配の適期です。蜜は朝夕や低気圧の張り出したムッとする湿度の高い日に多く出ます。蜜が出たらオシベから花粉を採り交配します。自然任せの虫交配でも実は付きますが、 人工的に行ったほうが確実です◦花粉の付け 方は柔らかい筆などで花を擦るだけでも構いません。また、他に花を付けている株があったら、そちらも交互に擦つてみましよう。

5月28日 中心のめしべに蜜が出始める

おもとの花開花

6月6日 自家受粉よりも他家受粉のほぅが結実しやすく なります。人工的に行ったほうが確実です◦花粉を雌しべに付け ます。

 

受粉が成功すると1〜3週間ほどで青い実 が膨らんできます。しつかりと膨らみ、寒さ を感じる季節になると赤く色づき、12月から お正月頃に完熟します。緑の葉と赤い実のコ ントラストが美しく、おもとを愛でる最良の 季節です。実生をしなくても実を付けて観賞 したいものです。実を付けると株の体力を消 耗してしまうのは否めませんが…。熟した実 は花茎ごと切り取り、新聞紙等に包んで常温 保存しておきます◦春3〜4月に砂系の用土 に播種すると7月頃に芽が伸びてきます。

5月22日  オモトの交配作業 湿度を高めるため交配の場所だけ窓をしめます。

交配は花粉のみを取りだしメシベに付ける。竹ヘラか、毛先の柔らかい筆などで

自家受 粉よりも他家受粉のほうが実付きが良い

8月3日 白斑の実

8月4日 胡麻斑の実

8月6日 縞の実

受粉して1〜3週間後に実が膨らんでくる。次 第に大きくなり、11月までは青実のまま。赤く 色づくのは12月(寒さに当たってから)になつてから

8月7日 オモト『錦秀の松』の実

 

11月13日 オモト『錦秀の松』の実

12月8日 オモト『錦秀の松』寒さにあたり色づく

 

12月28日 オモト『黄金宝』の実

6月27日 3〜4月にタネ播きをして、6月~7月になると芽が伸び てくる。普通は青葉だが、使用した親によっては芽 出しもカラフル。

 

おもと夏の管理

夏の管理

6月1日 日射しがきつく早めに遮光50%のダイオネットよしづを張る

五月晴れが広がり木々も青さを増して夏に向かっていきます。おもとを作る上で気を付 けたいのは日照です。おもとは本来林内の半日陰に自生する植物。大葉•薄葉系はもちろん、日射しに強いといわれる羅紗系でも、柔らかい朝日を当てたら日中は遮光ネットやよしずで日除けをしましよう。

置き場所

7月3日 太陽殿の虎 採光の仕方で柄の出具合が変わります。

4〜5月になると日射しも強くなってきますので日除けをします。木陰や寒冷紗、よしずなどを利用して、遮光率70〜90%を目安に直射日光を遮ります。寒冷紗に白•シルバー 系の遮光材を利用すると光が熱に変わらないので気温の上昇をより抑えることができます。気温が30度を超えるようになる盛夏には、朝日のみ当たり、日中は日陰になるような環境が理想です。また、その時は蒸れに要注意。風通しの悪い棚や風の止まる日には扇風機を利用するのが効果的です。直接おもとに風を当てるのではなく、作場にこもった空気を追い出し、入れ替えるように風向き•風量を調節してください。温室、ビニールハウスでは40度になることもあるので気を付けます。

7月11日 朝7時10分から遮光しました。

 

水やり

水やりは鉢底からしっかり水が流れるまでたっぷり与える。鉢内の空気を入れ替える。

水やりは、表面が乾いてきたらしつかり、鉢内の空気が入れ替わるよぅにするのが基本 ですが、真夏の暑い日中は避けてください。与えた水が夏の日射しですぐに高温になって しまいますので、高温期の水やりは夕方の涼しい時間帯に行い、鉢自体を冷やします。

夏の32℃以上の高温で、冬眠のような休眠 状態になることがあります。温度が高く生長が止まっている状態で、どれだけ水をあげても吸収しきれません。その時期に水をあげても鉢内が過度の多湿の悪環境になり、蒸れて根腐れの原因となります。また、強い日射しと相まって鉢内や葉の芯がまるでふやけるように倒れてしまうこともあります。そのため、高温時はある程度乾いてから水をあげてください。少し乾いてきたが、まだ水をやるほど ではないな、という場合は、表面が軽く濡れる程度の振り水を行います◦抜き水と振り水を使い分けることで、多湿を防ぎます。例をあげれば、小葉では一日抜き水、2日振り水のサイクル、大葉では、1日抜き水、6日振り水のサイクルで水やりをする方もいます (日照、用土、風通しなど環境で変わります)

肥料

30度以下の涼しい地域を除いて、暑い時期の施肥は傷みの元なので行いません。

オモト  病虫害対策

30度を超えてくると、病虫害は春より少なくなります。蒸れて芯が抜ける病気に注意して、高温多湿を避けます。病害や食害の発生前に薬剤散布をします。気温の高い時の薬剤散布は薬害のもとなので、夕方や、涼しい日に行います。

粘着タイプの虫取り。病気を媒介する害虫をキャッチ

6月14日 この時期は、新葉がでるのと同時に新根も出る。新根や子供は下葉を破って出てくるので下葉は枯落ちる。生理現象で病気ではない。

7月30日 「新生殿」。この時期は、新葉が出るのと同時に新 根も出る。

 

 

寒冷紗は遮光率70〜90%。朝日は入り日中は遮光 ができるように寒冷紗やよしずの張リ方を工夫する

7月15日扇風機で風道を作る

棚に設置された扇風機。葉が揺れるほどの風は必要 なく、棚場にこもった空気を入れ換える換気のイメー ジで。風通しの悪い作場の必需品

6月8日 交配した実が膨らみ始める。オシベがメシベの頭に付いています。

7月24日 実が膨らんできました。

6月14日 種を播き3か月目新芽が出てくる。

6月13日 2年生の実生苗

7月6日 愛玉殿の芋吹き

8月1日 金峰山 巾広い新芽に深い覆輪を見せる。

8月25日 永島

 

8月31日 矢作砂を洗い天日干し、植え替えの用意

万年青の種まき

おもとの繁殖 種まき

赤く熟した実を採取し、表皮を剥がしてタネを播きます。用土は特に選びませんが、親株の植え付けと同じ砂系の細かめの用土に播種します。タネを播く時期は、採り播きでも構いませんが、通常は3~4月に播種します。タネ播き後、乾かさず、また多湿にさせずに管理すれば、7月に芽が出てきます。

12月中旬にもなると実が真っ赤に熟す。鳥に食べられないように注意

 

6月24日 発芽の状態

◎交配によって受粉・結実した種子を蒔いて増殖する方法。
◎主に新品種の作出の際に取り入れます。
◎銘鑑に掲載されている品種(図・虎物を除く)は実親から生まれたものです。
◎新品種は全国の趣味家の注目の的になります。

種の採取

◎結実した青い実は、10月が過ぎ寒い風が吹き始めると成熟して赤く色づいてきます。赤くなった実は12月から1月頃(完全に熟してから)茎の元から切り取ります。
冬の寒さにあてた実は発芽率が高くなります。
交配した品種名を書き紙袋か新聞紙に包み保管します。

種子の保存方法

◎この紙袋のまま、ダンボールの箱に入れ、家の温度の高低差の少ない所に保存してください。乾きすぎると胚芽が枯れて発芽しないことがあります。反対に多湿になると赤い皮がくさり胚芽が傷むことがあります。
3月より4月上旬の播種まで、月に1度ぐらい乾き具合を調べるのが安全です。

3月保存してある種子を袋から取り出す。

タネを取り出すため、水に浸けて柔らかくする。名札を付け水に浸します(30分位)。

赤い皮を取りきれいに水洗いをする。

種子床を作る。

中心の点(発芽点)から根と芽が出てくるところです。
点の所をま横にして蒔く。

タネのアップ。褐色の大きな部分はへそといい、発芽点の反対側にある。

種子消毒をする(発芽率が高くなる)
・ベンレート1000倍20分~30分位浸漬
・ダコニール1000倍20分~30分位浸漬

3月種まき

3月21日に種まき  種子床に蒔く(種子の胚芽を横にする)発芽点とへそを横にして播き床に均等に並べていく。

タネが隠れるくらいに小粒用土で覆砂は3mm位の厚さにする。種子の発芽温度は15℃以上です、発芽するまで気候によって30日~80日位かかります。

鉢底に水が出るまで充分潅水する。タネ蒔き完了。苗鉢は直射日光・雨の当たらない気温の変化の少ない場所で、乾かさないように管理。

  表面が乾かないようにビニールのトンネルの中

7月3日 新芽が勢いよく伸びています。

☆採り播き タネを採って保管せずにすぐに播くこと

おもとの消毒について 

万年青植え替えの時の消毒

おもとの消毒について

おもとをきれいに育てるなら、定期的な消毒が必要です。春、秋の人も心地よいと感じる温度で、おもとは生長しますし、病害虫も活発になります。なので、春、秋はきちんと消毒をしましょう。

私たちでは約1カ月に1回、殺菌剤をしています。殺菌剤の袋には殺菌剤と書いてありますが、もう発生してしまった病気にはほとんど効きません。予防薬と思って使っています。なので、病気が出る前に消毒をするのが基本です。

病気は虫が媒介するので、竹酢液をその時期は週に1~2回、水やり変わりにやるようにしています。また、おもとの菌は水が多いと繁殖するので、葉に水がかからないように水やりをすることも肝要です。

秋、春の植え替えのときは、写真のように消毒液に数分、涼しいときはもう少し浸してしまいます。1000倍の殺菌剤ダコニールに展着液を入れています。この利点は毎月の消毒では根や葉の溝、隙間までしっかりとかからない場所もすべて消毒液に浸すことができ、完全に殺菌できます。薬害が怖いので、長く浸すことはNGです。特に暑い日にやる場合は気を付けます。

万年青の薬害

 


新芽の出る前後農薬の濃度を間違えて散布した時におこります。又日中気温が急激に上がり葉の芯に溜まった農薬が濃くなった時に起こりやすい。
症状は1月後に萎縮した葉が現れてよく分かります。葉の薄い日月星系統・薄葉系統などに良く見受けられます。

植え替え時に消毒液に長くつけると起こりやすい。気温の高いときは特に注意。また根毛の元気な時は付ける時間を短くします。

予防
農薬の分量を計器で正確に測る。
日中の気温の高い時は農薬散布をしない。
涼しくなってから農薬散布。

オモトを浸ける時間をはかる。

農薬散布

○マンネブダイセン水和剤  500倍 殺菌剤、マンネブダイセン水和剤を散布すると少し黄白色の痕が付着します。

 

農薬は数種類を交互に散布すると効果が上がります。
○メーカーの希釈倍数を守ること。葉の表面、裏面全体を農薬散布

 

農薬を正確にはかり希釈する。

おもとの育て方 葉焼け

万年青の葉焼け 日焼け

発生条件(下記の事が2、3重なった場合)
〇 春先気象条件が変わる時ハウス内の換気を忘れる。
〇 前日雨で急に晴れ日光をとりすぎた場合。
〇 朝水をかけ急に晴れ日光をとりすぎた場合。
〇 外気温が20度以上になる場合(ハウス内35度~38度になる)。
対策
白い寒冷者紗越しに日光を取る。
午後から影になる場所に置く。
天窓を開けてハウス内の換気をはかりハウス内の温度を下げる。
日中おもと小屋を覗くこと。

5月3日 日影・換気するのを忘れ葉焼けになる。

 

おもとを棚に慣らす

おもとの中でも、今、中葉(薄葉)系の人気が昇ってきました。この系統の中で、縞甲系は羅紗と同じで葉が厚く、よっぽど水切れを起こさなければ葉焼けにはなりません。他の薄葉とよばれる千代田系日月系などの薄葉のおもとでは、春先から夏に、強い日に当てると焼けてしまうものもあります。

また、冬場でも、寒風、強風で乾燥によって焼いてしまうこともあります。

こういったおもとを長い目で見て自分のお棚に慣れさせるには、可愛い可愛いで囲って温室作りにするのではなく、一度自分でも少し焼けるのではないかな、といった場所で管理して、わざと少し焼きます。この時に、全体を焼いてしまったり、倒してしまうほどではダメですが、少し焼く位ですと、次の年からでてくる葉は一段厚い葉が出るようになります。そうすると、その葉はめったなことでは葉焼けを起こさず、自分の棚にあったおもとになっていきます。

 

中部の薄葉系統の名作者と言われる方は

そのようにして自分のお棚にあった薄葉(根岸松の図、地球宝や富士の図)を作りますし、次のお棚に移った時も安心して作が出来る物を作られます。もちろん、豊明園でも強めの日にあてて、どのくらいで焼けるのか、また、少し焼いて、葉肉のある強いおもと作りを心掛けています。

 

おもとの病気 炭疽病

万年青の病気 タンソ病

タンソ病
葉先や葉の縁に黄褐色の病斑ができて、やがて茶褐色に変化する。葉の中央部での発病は少ないようです。葉の薄い薄葉系統・大葉系統に多く見られます。
病気の発生は春・秋の季節の変わり目に発生しやすいです。ハウス栽培の場合は早めに発生します。葉に発生しますが、
(日中の温度と夜間の温度格差の多い気象状態のときに発生が多い)

防除方法と薬剤
発病葉は早目に取り除いて、子の胞子の飛散を防ぐために、焼却処分して頂きます。室内で栽培する場合は風通しを良くし、高温多湿を避けます。発病葉は早めに取り除き、切り取った葉も処分します。発病初期の薬剤散布で発生を防除します。

薬剤
予防剤として発病まえに使用。
○ベンレート水和剤  500倍

○ダコニール1000水和剤   1.000倍

などの薬剤に展着剤を加えますと効果的です。7~10日おきに数回連続して散布します。朝夕の涼しい時に散布してください。
(半日くらい雨が降らない天候の時に散布してください。)
病葉に抗体ができますので農薬を時々かえること。
農薬は説明書をよく読んで希釈倍数を確認すること。

特効薬
トリフミン水和剤  1500倍
ラリー 水和剤   2000倍
発病した場合、上記の特効薬は年1~2回程度にすること。

○農薬は数種類を交互に散布すると効果が上がります。
○メーカーの希釈倍数を守ること。
○展着剤を使用すると効果が増します。
ダイン
アプローチB1(1000倍)

 

おもとの病気 軟腐病2

万年青の病気 軟腐病 2

 

おもとの病気 大葉

進行状態1 立ち枯れ病、軟腐病、すっぽぬけ、てっぽう地域によってそれぞれですが、下の根はよいが、葉と芋の間の新芽や新根から腐り、病気が入り、急に枯れてしまう病気雨の後良く見ると葉色が少し落ちたように見られ又葉の力強さが無くなってきています。

おもとの病気  進行状態

夏の暑さ、蒸れのある時期にでる病気で、肥料が多い、化学肥料が多い、風通しが悪い、お棚環境がきれいでない、水が多い、蒸れるなどの条件がそろってくると出やすい。肥料の多い場所から動いてもなりやすい。

 

葉の色がぱっと変わり、そのままにしておくと新芽をもつとすっとぬけてしまうことからすっぽ抜けとも。鉢から抜き根芋の状態を調べる。下葉の黒い部分が?

おもとの病気  進行状態

この病気は夏場、水をやりすぎない、風通しをよくする、肥料を控えめ、もしでたら隔離して焼却(鉢も砂もすべて)などで抑えることができますが、 黒い部分、下葉を取り去り良く観察しても分かりにくい。

おもとの病気  進行状態

この病気を良く見ていくと、維管束の部分が特に赤くなっているのが特徴です。

その維管束?に沿って病気、赤い部分が広がるので、薬の効き方が、導管内の細菌増殖を抑制なので、この病気には特効薬になるかと思いますが、まだ実験段階なので自己責任でやってみてください。

バリダシン液剤5

http://www.greenjapan.co.jp/validacin_e5.htm

首元からおって維管束の部分を見てみる、全体は白色、手前側の一部色の違いがでてきています。

おもとの病気  進行状態

バリダシン液剤5が特効薬になるかもしれない、といわれました。バリダシン(キュウリ立枯病、レタス腐敗病、白菜軟腐病などに用いる。茎葉に吸収され、導管内の細菌増殖を抑制)を使うようになってすっぽぬけが減ったそうです。芋の部分を半分にして中の状態を見る。

予防法

夏場、水をやりすぎない、風通しをよくする、肥料を控えめ

竹酢液・ワラ灰の使用

万年青の病気 軟腐病 初期

軟腐病 の初期
まだこの時では全体に色が少し変わるのが分かるだけです。
少し葉の根元の色変わり、良く観察しないとまだ分かりません。

まだ根・芋は元気にして見える。

 

下葉をめくると色の変わっていることが分かる。葉が付いている状態ではよほど観察していなければ見つけられない。

 

上部を切り開いたところ。病菌の進行は見られない。

 

もう一段切り開く。赤い色の部分に病菌の進行が見られる。

 

新根や芽の部分から侵入することが分かる。防ぐには予防が大事です。

防除法

1.農家の言葉に「苗・半作」という教えがあるが、おもと作りでも「健全ななえ」を棚入れして、日和見感染を起こさないように通風、陽作りで病気に罹らないように管理する。

2.植え込みには、かびの付着のない新しい砂・炭・水苔を使う。

3.植え込み砂、材料の消毒は、土壌消毒剤のNCS(N・メチルジチオカルバミン酸アンモニウム)、クロルピクリン剤、臭化メチル剤、ダドメット粒剤等の土壌消毒剤か、夏季に砂を黒色袋に入れ石灰窒素を混ぜて密封消毒する。消毒方法は、化学的消毒方法もあるが、煮沸消毒が一番効果的である。

4.使用水は、細菌、かびの増殖に注意する。炭を通すのも工夫の一つである。

5.発病株は、速やかに抜き取り処分する。砂は廃棄、鉢は煮沸消毒する。

6.鉢に植えるおもとは、ベンレート等のかび殺菌剤で必ず消毒してから植える。

7.植え込み後の消毒は、細菌類は傷から侵入する。かびは、傷がなくても葉の襟組から植物体内に侵入する事を考慮して行う。若葉の成長期は特に注意が必要である。

8. 使用する農薬は、抗生物質ではない。
予防薬としては、ペンレート、ダコニール、ダイセン、オーソサイドの1000倍液を月2回程度、3月から7月は3回程度散布する。
治療剤としては、トリフミン1500倍、ラリー2000倍液の散布が効果的である。
薬剤の均一的浸透力を高めるために、展着剤アプローチB1の1000倍混用する。
治療剤は薬剤耐性が強いので年2回以内とする。治療剤を使用するようなおもとは、廃棄したほうが無難である。