万年青の寿命

万年青の寿命

引越しおもとや趣味の方にも、万年青って寿命はどのくらいですか?とよく聞かれるので、お答えします。

Q 万年青に寿命はありますか?

A 名前の通り、万年生きます。管理さえよければ、常緑の多年草なのでいくらでも長生きします。

引越しおもとQ&A

昭和の本の中には、30年前後の寿命

と書かれているものもありますが、30年たったら老衰のように枯れてゆくものではありません。

実際に、以下の写真は20-30年以上たっているという万年青です。

獅子と根岸の松です。老いてますます元気ですね。

 

50年の万年青

この富士の雪は50年はたっていそうな木

この縞甲も、50年近くになるでしょうか。

お客様が、30年の寿命というのは本当か?と50年近くにわたって調べたもので、すべて一株からできました。時に伸びすぎたものが割れてしまい、それらは別に増えていきましたが、実際の地植えならもっと大きな群落になっていたでしょう。鉢植えなので、場所が制限されますね。

淡路島 諭鶴羽神社(ゆずるはじんじゃ)

淡路島 諭鶴羽神社(ゆずるはじんじゃ)

万年青の群落

この淡路島では鹿の食害がひどいですが、葉に少し毒をもつ万年青は、鹿の食害にやられず、逆に周りの競合する植物が食べられてしまうので、万年青だけ残り、清々しています。

Longwood Gardens アメリカ、フィラデルフィアの庭園の中のおもと

    1993年から、約30年地植えで育っている。庭に植えた日まで記録してあり、1993年5/25に植えられたことまでわかるので、30年物。いくつか、実生からなのか、根変りなのかわからないが、葉性の異なるものもある。

 

芋の寿命

↓お多福の立派な芋 10年以上たっているか

万年青の寿命は万年ある、といっても、それは他の植物と同じで、最初の姿のままではありません。葉や根は2~4年で、芋は4~8年で寿命が来ます。葉は黄色くなり枯れていき、根や芋も腐っていきます。芋にも日があたっていたり、肥料、水やりが適切だと芋は上の写真のように残りますが、栽培品では稀です。多くは、子や親の形が整わないのでここまでになる前に割子や芋吹きをして、割っていき、整理してしまうからです。

この木でも、この芋より古い芋が寿命でなくなっているので、正確な年は割り出せません。木の年輪のようなものがないので、口伝が頼りです。

万年青は上に伸びる

木のように幹が太くなることがなく、上に上にと(自然界なら横に)伸びてゆきます。年輪はないのですが、芋の長さで年がひとまずわかります。ですが、上の芋の寿命の話のように、寿命の前に芋切や台きり、割子なので分けてしまうことが多いので、親木を見ても、7年目を芋切した木か、70年目を芋切した木が見分けはつきません。万年青の年の証拠を示すのは非常に難しい、、、

 

万年青の苗、子と親

万年青は1~3年生を苗や子、4年生以降を親と呼びます。親は特にその品種の本芸を現していたり、葉数が充実していることで親と呼んでいます。

多くの万年青は、4-5年で子が出始めるので、7年もたつと株立ちになっているでしょう。

4代続く家のおもと

お客様で代々、引越しおもと、お祝いおもとで子へと万年青を受け継いでおられるお客様がいますが、そこにある万年青は120年以上たっています。しかし、最初の大本の親、最初の1本目の親はどれかわからなくなっています。それでも100年をこす群落には変わりありません。

 

万年青の寿命は非常に長く、名前の通り、万年の寿命ということはわかっていただけたでしょうか?

 

動画解説【万年青のQ&A】万年青に寿命はあるの?葉と根と芋の寿命 文献には30年の寿命?

【万年青の豊明園】【How long is the life of OMOTO?】

 

 

 

万年青鉢の文様 菱(ひし)

万年青鉢の文様 菱(ひし)

多くの菱紋をあしらった万年青の鉢があります。菱紋について

文様の意味 菱

正倉院御物

からも多くの菱文様を使った宝物、衣服、絵巻物が残っています。

また、家紋の数は紋帖にのる6000種ありますが、植物門が最も多く、その中でも菱紋を基にしたもの300種と最多。それだけ人気がある文様なんですね。

では、その菱紋の意味は、

菱の突起が魔を遠ざける、魔除けと考えられています。魔除け、厄除けを意味することから、古くからその人を守りたいという願いを込めて、衣服や宝物で使われる文様です。

他にも、桃の節句のひな祭りに菱餅を飾り、不老長寿や子孫繁栄を願ったとされています。

それぞれ、仙人が食べ不老長寿を得たという菱の実の話や、四角を伸ばすことで長寿を祈願した、菱が心臓の形や心そのもの、また、大地を表現しているともいわれ、古くから日本人の様々な願いに寄り添う植物だったのですね。

 

菱という植物

一年草の水草。池沼に生え、葉が水面に浮く浮葉植物種子は食用にされる。

食用

ヒシの種子にはでん粉 が約52%程含まれており、ゆでるか蒸して食べるとクリのような味がする。 英語で、water chestnut(水中の栗)とよぶ。

マキビシ(撒菱)

忍者が追手の追跡の逃れるためにまき、足に刺さるように菱の実をまいた。水草のオニヒシ、ヒメビシを乾かしたものをつかっていた。

 

菱紋の鉢いろいろ

豊明園所蔵古鉢

吉祥合わせ

菱花紋になっている

 

花が菱型に形作られています

花菱紋

 

魔除けの万年青とも相性ばっちり!

 

 

京都・祇園の短冊家さんにて

特別に作っていただきました

 

萬年青の相撲字 お客様から投稿いただきました

お客様に相撲字で万年青の品種を書いていただきました。

豊明園所蔵の銘鑑(番付)も、様々な方の手書きや印刷で味のあるものがあります。

都獅子(みやこじし)の記事の中の番付

このパソコン全盛の時代に、こういった手書きは面白さがありますね。

 

今が旬の🌺「朱墨」花盛り!イメージ!

 

神察男様に書いていただきました。素晴らしい力作ありがとうございます。

豊明園では、こういった万年青に関すること、文化を広げていきたいと考えています。万年青の仲間と地域や世界中の万年青の寺社仏閣を訪れて古い万年青彫刻などを探したり、地域ごとの引っ越しおもとやお祝い万年青、安産祈願の万年青の贈答など、地域に残る古い万年青の逸話も探して残していこうとしております。

 

神察男様のコメントもご紹介します。

「萬年青」→おもと が!
相撲字で字画が!増えると
更に!「萬年青」が活きて来ます。
私のお気に入り「鶴麒麟」「錦麒麟」
そして! 「鳳凰」 「駿河富士」
どれも!素晴らしい!「字画」です。

JA愛知36名の方がお棚見学にみえました

JA愛知36名の方がお棚見学にみえました。

皆さん植物好きなので、非常に熱心にきいてみえます。

青い服が園主・三代目水野雅章。

日本に自生する万年青の育て方や、赤い実の付け方を解説中

 

 

陽気もよく、楽しいお棚見学会になりました。

 

室内での万年青の解説も大盛況。立ち見までして頂いてありがとうございました。

 

天気がよいので、久しぶりでネットを一枚ひきました。

江戸時代からの家康の万年青をみたり、現代の豊明園作出のまだ世に出ていない万年青を見てもらったりと和やかに見学していただきました。

 

 

 

豊明園では、このように団体様のお棚見学も受け付けております。

気になった方はご連絡ください。

江戸時代 新潟 越後の絵師 行田魁庵(なめたかいあん)

江戸時代の越後出身の絵師、行田魁庵(なめたかいあん)

行田魁庵の四季屏風と江戸時代に生まれたおもと

左・永島            鉢 江戸~明治期

中・日月星   鉢 江戸~明治期

右・根岸の松  鉢 江戸時代

 

新潟市指定文化財「新潟入船之図」を描いた江戸時代から明治7年の人

行田魁庵は、文化九(1812)年、古町通神明町(現、古町通一番町)の神明宮の神官の子として生まれました。幼いころから画を新潟の志賀北洋三条(三条市)の行田雲濤に学び、京都に出て山本梅逸に学びました。嘉永四(1851)年に帰郷し、神職のかたわら画の制作を続け、明治七(1874)年に他界しています。

 

新潟市指定文化財「新潟入船之図」は、和紙に風景を描いたもので、面面の寸法は縦150センチメートル、横85センチメートルです。画面左下に「明治四年辛未 冬十二月写 魁庵正隆」と記されています。掛け軸にされており、その箱書きには「新潟入船之図」と記されています。 遠景に佐渡・粟島を配し、はるか遠くから新潟を目指してやって来た北前船三隻が、湊口で帆を下ろして停泊している光景を描いています。三隻の舳先に黒く垂れる「下がり」は、湊へ入る船が儀礼に垂らす習慣でした。三隻の手前に浮かぶ小舟、浜辺の漁師がこの画を動きのあるものにしています。画面下半の描写は細かく、当時の光景をよく伝えています。  この画は松崎の小島家の所蔵である。魁庵の画では外に、嘉永四年作の絹本墨彩「白梅図」が、川村奉行関係資料として市文化財に指定されています。指定:市町村
種別:有形文化財(絵画)
員数:1幅
時代:明治4年
所有者・管理者:個人蔵
指定年月日:昭和51年11月2日

 

南画(なんが)とは、中国南宗画の影響を受けた日本固有の絵画様式で、文人画(ぶんじんが)とも呼ばれます。漢詩文の素養のある人々に支持され、江戸中期から明治にかけて発展しました。

 

オモトの分類について ユリ科? スズラン科? キジカクシ科?

オモトは現在キジカクシ科(アスパラガス科)

今までの本にはユリ科やスズラン科として分類されていましたが、

現在キジカクシ科(アスパラガス科)に分類されています。

愛知県名古屋市 熱田神宮そば 鰻の蓬莱軒にて

見た目の特徴ではアスパラガスとの共通点は見当たらないが、進化の過程で分かれてきたと思うと面白い

オモトは従来は「ユリ科」

オモトの科は、従来の植物学では「ユリ科」に分類されていましたが、15年春、「日本花名鑑刊行会」が発行された『日本花名鑑③』では、「スズラン科」に属するということになっています。最新の栃の葉書房山野草図鑑~~では「キジカクシ科」に分類されています。

なぜこのように私たちが愛してやまないおもとの科がころころ変わってしまうのでしょうか?

地中海東部原産のアスパラガス。和名はオランダキジカクシ

 

ユリ科について

ユリ科という科はもともととても雑多なくくりで、「単子葉類(種からの葉が双葉(2枚葉)でなく、1枚葉ででるもの)の中で、一般的に、花被片は、外片3個、内片3個、計6個の花弁状の披片を持ち、6本の雄蕊子房上位などの特徴を持つもの」となっており、これはほとんど単子葉植物の基本です。そのため、非常に多くの属・種を含むグループで、人為的分類群であり、はっきり分からないものをここに分類していました。そういったことから、ユリ科の分類は、学者の間でも議論が長くありました。そのため、分類体系が新しくなるに従い、ユリ科の中の植物は大きくグループが変わりました。

今までの分類について

今までの分類は、主に花や葉の形など、人が直感的に分かる分類をしていましたので分かり易く、今でも、教科書や市販の植物図鑑等でよく使われます。古くから学説が変わり、その目の付けどころで、科や属などが少しづつ変わっていくことがありました。

今の分類について

1990年代以降、DNA解析によってどの種とどの種がどこで分かれて進化したのかが分かるようになり、今までの見た目の分類から、DNAを元にした分類に変わっていきました。このため、おもとはユリ科に属していたものが、スズラン科、そして、キジカクシ科(現在の科)へと変わっていったのでした。

植物の分類体系では、国、県、市、町、村、番地と同じように、大きな順に、「門」「綱」「目」「科」「属」「種」(オモトの分類を参照)という割り振りがきめられていますが、ユリ科は「科」だけでなく、その上の「目」まで変化しています。多くの植物の趣味人にとってユリ科の大改革とも解体ともいっていいほどの衝撃でした。

オモトの分類

遺伝子(DNA)分類の(APG III)を元にして

: 植物界 Plantae
階級なし : 被子植物 angiosperms
階級なし : 単子葉類 monocots
: キジカクシ目 Asparagales
: キジカクシ科 Asparagaceae
亜科 : スズラン亜科 Nolinoideae
: オモト属 Rohdea
: オモト R. japonica
学名
Rohdea japonica (Thunb.) Roth

 

キジカクシ科って何?

今回オモトが属するキジカクシ科は、クサスギカズラ科、アスパラガス科とも呼ばれ、かつてはユリ科に含められていた300種ほどの科です。分類の変更で、旧ユリ科から、オモト属だけでなく、ハラン属、スズラン属、ギボウシ属、ヒアシンス属など多くの属が編入され、多くの人がまだまだ慣れない分類になっています。

DNAで分類ができるようになり、ユリ科からキジカクシ科に変わったオモトだけでなく、園芸界に大きな衝撃がありましたが、新しい視点として今までの分類と比較していくのも面白いですね。

APGⅡでは別科とされていたが、Ⅲで同科とされた植物(一例)

ギボウシ類

ユリ科→リュウゼツラン科(APGⅡ)→キジカクシ科(APGⅢ)

ジャノヒゲ

ユリ科→スズラン科(APGⅡ)→キジカクシ科(APGⅢ)

ツルボ

ユリ科→ヒヤシンス科(APGⅡ)→キジカクシ科(APGⅢ)

世界の植物園ではAPGⅡでもきちんと分類されている、ということでAPGⅡで分類している植物園(エディンバラ植物園など)も

分類 (APGⅢ)とは?

APG (Angiosperm Phylogeny Group 被子植物系統グループ) とは、植物を葉の形などの見た目で分類をするのではなく、DNAを解析して分類していく植物学者の団体である。「APG分類体系」とも呼ばれ、1998年に登場し、2回改訂されているのでAPGⅢ。最新の分類法とされていて、この分類法に従い、オモトはユリ科からキジカクシ科に変更した。

万年青 力和の話

おもと 力和(りきわ)

羅紗の大人気品種、力和について
お客様からお便りを頂いたのでご紹介します。
この品種の魅力は、力和でしか味わえない芸、丸葉の可愛らしい姿、その変化と、たくさんあります。
杉山力蔵氏と岡田和吉氏が共有したため、『力和実生』と呼ばれ
親しまれていた。昭和48年に待望の覆輪が完成。実生時代から常に人気で、三河地方では当時100万円以上の値が付いて、喧嘩するほどの奪い合いだったそうです(豊明園2代目談)。
今回、お客様から力和についてお便りをいただいたので紹介します。この方はこの力和でちょうど5鉢目になります。

今回注文の入門品種2-9の力和は、芸が優れている品です。薄縞ということですが、写真が暗く、全体に極薄い縞が入っているのか、部分的に細い縞が入っているのか不詳でした。

記憶では、ホ–ムぺ-ジのトップを飾った品ですから悪い筈がありません。デモのように斑がちょっと入っている様に見えます。

実生の写真を見ていると、力和が恋しくなります(一番最初にポケットカラ-で印象に残ったのが①お多福の図②力和③玉堂④楼蘭⑤瑞泉でした)。青でも良いです。現在、4鉢ありますが(覆輪1、縞1、青2)この芸に優るものは、そうそうありません。

実は、昨日、隣のペットショップの店主(蘭全般、イワヒバが好き。現在は、山つつじの大株の盆栽に専念中。写真はプロ級、八ッセルを使っている←25年前私が指南しました)とカメラ好きの友人に、おもとを色々見せました。

結果は、1位:大葉千代田の株立ち(実2)、2位:獅子の花実生(至芸に近い)、3位:福の光(子3本)、4位:力和(青)でした。

判断基準は、「写真の被写体としてどうか」でした。株立ちと至芸の、バランスと迫力が写真家のおめがねに止まったようです。盛んに羅紗をアピ―ルしたのですが、宝石のようだなと言ってくれたのですが小さいだけに反応が今一でした。錦鉢は興味がありました。

その中で、なんと力和の青を見た時、これすごいな!と反応しました。同じ力和でも、覆輪、縞には芸が出ているのに反応今一です。訳を聞いたら、単純明快です。女性の神秘を感じる、青の方が生々しいとのこと。蘭の花も(唇弁に)似たようなところがあります。(笑い)

ということで、そういえば力和の薄縞があったな!となった訳です。たまたま、おもと連絡で50年愛される、おもとに力和が入っていたのも何かの縁です。

以上です。一部を抜粋し、少しお客様に直して頂きました。このお客様のおもとにかける愛情や、情熱は素晴らしいです。また、つりや書道でもテレビや雑誌に紹介されたりと、プロ級の腕前で、栽培やおもとの研究も並々ではなく、またそういったものもご紹介していきたいです。

万年青 力和(りきわ)

おもとの耐寒性

 

ロングウッドガーデン

Nippon Lily
Rohdea japonica
アメリカ、それも一番のガーデンと言われるロングウッドガーデンでおもとを発見しました!!
Lily family ユリ科 となっていますが、今はアスパラガス科になっていて、時代を感じます。
少なくとも1993年からありました。
ロングウッドガーデン 温室を外からみる、朝は雪がありました。
とても巨大な温室でバラの部屋、ランの部屋、熱帯やバナナ、ヤシ、盆栽など多くの種類の温室があります。
おもとは万年青と書き、その常緑が永遠に続くかのように栄えていったので、万年、青々と栄えるという意味で、万年青と書きます。
おもとの花言葉は
一番は冬でも常緑なことから
「永遠の繁栄 「長寿
そこから派生して、
「長寿」「崇高な精神」「長命」「母性の愛」「相続」
心をこめた贈り物に最適のおもと
ロングウッドガーデン
上の写真の左側がFountain Garden 噴水の庭 になっていて、この建物の彫刻から、前の庭で噴水をします。デュポンは若くから庭つくりを愛していましたが、科学や技術、芸術にも興味が深かったです。20才前後にフィラデルフィアでみた噴水ショーにみせられ、温室の中にも大小様々な噴水があります。
ロングウッドガーデン独特の噴水の庭を抜けると、木立になっていて、奥にとても美しい濃緑がみえます。
なんとおもとの群生が!!!
嬉しさで足がふるえました。遠くから見えていて、どきどきしながら近づいていきましたが、アメリカで一番嬉しい時です。

おもとの耐寒性

この日は0~5度ほど。それでも濃緑のおもとの葉はつやつやとしていて、正月を祝う赤い実は真っ赤に色づきます。少し前の-20℃の寒波でもへっちゃらで、今までの寒さに強いという考えを改めて、寒さに非常に強い、とおもいました。
日本庭園と同じように、常緑の木の下におもとを植えたり、石の脇に植えてあるのをみて、面白いなと思いました。この写真のおもとは直接霜が当たる場所ですが、青々としています。この寒さでも元気に青い葉と赤い実を見せてくれるので、神聖で、天福の霊草といわれたのかもしれません。
石とおもとは石の永遠に変わらないことと、おもとの代々栄えながらも永遠にかわらないことを掛けている、非常に縁起の良い取り合わせです。
こちらは常緑の木の下で
実生でも増えているようで、いくつかこのグループの外にもおもとがありました。このグループは何種類か株が混ざっているようで、広葉のものと、細葉のもの、葉の長い短いがありました。
アウトドアガーデン 外の庭でこれほど大群落をつくっているのはおもとだけで、なぜこれほどまで愛されているのか、考えると、アメリカでも鹿害が非常に問題になっていて、植えたチューリップがすべて鹿に食べられたり、若木や他の植物が食べられたりと困っています。ハンターがわざわざ道をとめて狩りをする日があるぐらい、問題になっていますが、おもとは昔から薬にもなっていたように、毒をもっていますので、鹿はたべません。淡路島や広島の島でも鹿害のある場所ではおもとだけが残るということがありますが、鹿に食べられない、電気柵や高いフェンス、堀をつくる必要がないのは非常に楽で、ありがたいことです。
輝く赤い実
ありがたい
歴史を感じさせるおもとのラベル
Rohdea japonicaの文字が光ります
2018年2月7日 アメリカ研修にて

錦鉢 小菊の魅力

 

 

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錦鉢 小菊の魅力

小菊は菊を鉢の胴にあしらった柄で、古くからの歴史があります。中国の故事に菊の露をすって不老長寿といえるほど生き永らえた仙人の話にあるように、長寿を代表する柄で、無病息災、邪気払いなどの意味を持ち、花言葉は高貴。天皇および皇室の紋になっています。花の形が太陽に似るので、花の中でも最も位の高い花とされています。

おもとの鉢には、地の黒にこの小菊をさりげなく使った柄が多いですが、大輪の菊や、乱菊、菊水のような菊が水に浮いている柄、菊尽くしで鉢を埋め尽くしたものまで様々な文様があります。

あっさりとして、上手におもとを引き立ててくれる小菊は展示会はもちろん、自宅での観賞用にも喜ばれる柄です。

 

たかが小菊、されど小菊
どのおもとにも上品に寄り添い、引き立ててくれる七々子と並ぶ名脇役
黒の余白の美、落ち着きが品の良さを出しています
昔からの慣例で価値以上に非常に安くなっていますが、
国産で、ここまでの技術の高さ、手間、仕事の緻密さなどを考えると実際の価値の3分の1ほどか。それだけに、初めの一鉢に使われる鉢でもある

 

 

 

 

豊明園