趣味の山野草 2021年3月号 社会のためにはお医者様より植木屋さん?明石の殿様の万年青 江戸残雪・宗碩の虎

趣味の山野草  2021年 4月号

栃の葉書房が出版する、趣味の山野草です。
掲載ページ 94~95
社会のためにはお医者様より植木屋さん?

明石の殿様の万年青

江戸残雪・宗碩の虎が
カラーの美しい写真で載っています。
税込み定価 ¥1100 書店やネットでお求め下さい

 

趣味の山野草

 

 

 

社会のためにはお医者様より植木屋さん? 明石の殿様の万年青 江戸残雪・宗碩の虎

 

江戸時代の日本の園芸文化の高さに驚きます。

万年青を愛した先人は手の届かないくらい進んだ文化を持っていました。

 

宗碩の虎 宗石の虎 そうせきのとら

 

山野草Q&A P111 万年青の植え替えはいつ頃、どのように?万年青の基本的な管理方法は?

 

今回は、Q&Aで万年青の質問にもお答えしました。

 

 

 

江戸時代の幕府薬草園に万年青  |  尾張藩御深井御薬園とおもと  |  月刊誌・趣味の山野草掲載 栃の葉書房

月刊誌 趣味の山野草 おもと記事 大象観 アメリカのおもと

開運の引越しおもと | 花言葉、種類、育て方、植え替えについて 

万年青の月刊連載紹介 豊明園 月刊誌<趣味の山野草>

第63回 鹿児島県おもと美術品評会 2015年 薩摩おもと 月刊誌・趣味の山野草掲載記事

趣味の山野草 2021年 3月号 【草木性譜】文政10年(1827) 萬年青は喜び事、めでたき事に用いる 豊明園記事掲載No.91

趣味の山野草  2021年 3月号

栃の葉書房が出版する、趣味の山野草です。
掲載ページ 88~89
【草木性譜】文政10年(1827) 萬年青は喜び事、めでたき事に用いる が
カラーの美しい写真で載っています。
税込み定価 ¥1100 書店やネットでお求め下さい

 

趣味の山野草

 

 

 

【草木性譜】文政10年(1827) 萬年青は喜び事、めでたき事に用いる

 

江戸時代の日本の園芸文化の高さに驚きます。

万年青を愛した先人は手の届かないくらい進んだ文化を持っていました。

 

 

江戸時代の幕府薬草園に万年青  |  尾張藩御深井御薬園とおもと  |  月刊誌・趣味の山野草掲載 栃の葉書房

月刊誌 趣味の山野草 おもと記事 大象観 アメリカのおもと

開運の引越しおもと | 花言葉、種類、育て方、植え替えについて 

万年青の月刊連載紹介 豊明園 月刊誌<趣味の山野草>

第63回 鹿児島県おもと美術品評会 2015年 薩摩おもと 月刊誌・趣味の山野草掲載記事

 

宗碩の虎 宗石の虎 そうせきのとら

万年青の銘鑑 番付 OMOTO Ranking

万年青の銘鑑について

万年青の番付表です。新しいもの、古いものの品種が載っていて、金文字の全盛稀貴品が四隅と真ん中上下に、上段から別格稀貴品別格新進稀貴品別格貴品貴品、左端に新登録があります。

金文字の位置にある全盛稀貴品は数もある程度多くなり、人気が定まっている品種。相場も落ち着き、品種として質の高いものが収まります。品種としての格が高く、古くは万年青界の横綱としてトップを取っていた品種も多く、初心者さんはここから始めれば間違いない、とも言われています。

また、初めての人が品種を選ぶのに目安になるのが三本柱。金文字ではさまれた三本の柱も、もとは金文字だった品種、横綱だった品種があり、品種としての質が非常に高い万年青です。

上段の別格稀貴品の東西のトップにいるのは、それぞれの顔役のような萬年青。薄葉ですと山雅の松、太陽、羅紗では寿冠、楼蘭、大葉は千代田城、聖光都の図と各界を代表する萬年青です。また、金額が一番高いこともあります。

下段にいくと文字が小さくなり、たいしたことないのかな、と思われるかもしれませんが、ところがどっこい。古く、ある程度数が殖えた物、古くは人気だったものが、新進ものが新登録されるに従い下がってきました。意外とこちらに質が高く、その割に価格は相対的に安く、良いものが揃っています。私たちは金文字と並んでこちらも初めての人に胸を張って紹介する萬年青がたくさんあります。

最下段の東西の左隅、こちらはその世界で初心者に一番愛されている万年青が揃います。羅紗ではお多福と黄金錦、大葉では都の城、千代田都、薄葉では玉雀、一文字とどれも最初の一鉢にぴったりの、各界で一番丈夫な万年青が揃っています。

右下、枠の外に、【是に漏れたるは後編に出す】とあり、この銘鑑が品種のすべてでないことを断ってあります。その漏れた中に輝く原石がたくさんあります。平成になり、新登録を登録する方が増え、多くの品種が隠れてしまいました。そんなこの銘鑑に載っていないものを楽しむのも万年青文化ですね。

 

 

 

令和3年・2021年 萬年青銘鑑

 

大葉萬年青銘鑑

羅紗萬年青銘鑑

薄葉萬年青銘鑑

 

萬年青の相撲字

 

都獅子(みやこじし) 江戸時代の銘鑑 番付 安政5年

おもとの苗、親、棚入れについて

 

NHK趣味の園芸さんのネット記事に紹介されました。おもと鉢の世界~連載「ディーププランツ入門」12月号こぼれ話

NHK趣味の園芸さんのネット記事に紹介されました。以下からリンク先に飛べます。みんなの趣味の園芸さんのHPです。

おもと鉢の世界~連載「ディーププランツ入門」12月号こぼれ話

 

私たち万年青の豊明園は、NHK趣味の園芸の11-12月号の【ディーププランツ入門】にて、万年青を紹介させていただきました。その際のこぼれ話として、本に紹介しきれなかった部分をネット上で紹介してくださっています。

万年青の、【胴返し】という鉢の美しさ、面白さだったり、古い鉢、現代鉢の魅力が伝われば幸いです。

 

NHK趣味の園芸 11月号 2020.10.21発売 ディーププランツ入門 万年青1

 

 

 

1億円のおもと 江戸 文化文政 太平の世

引用文献  「太陽」 9月号 No.197 p49
1979年8月発行

園芸おもとニュース
新聞や園芸雑誌で取り上げられた、おもと関連の記事の紹介をします。

万年青は、江戸の園芸熱の高まった文化・文政期(1804年~1830年)に大流行し、
その時期、暇と場所を持つ旗本の次男三男、僧侶などは、一攫千金を夢見て狂奔した。一芽100両~300両(今の500万~1000万)、果ては2300両(1億円相当)という法外の値のついた万年青。一体どんな素晴らしいおもとだったんでしょう。

おもとの扇子 福を呼ぶ、お多福

万年青
花言葉は 一番は冬でも常緑なことから
「永遠の繁栄」 「長寿」そこから派生して、
「長寿」「崇高な精神」「長命」「母性の愛」「相続」
心をこめた贈り物に最適のおもと
 
 
イメージ 1
皆さん、この扇子は見たことがありますか?!
楽しそうな女性たちに囲まれた黒鉢のおもとがみえますね。
鉢には名前がお多?と書かれていますが、お多福のお披露目?の扇子でしょうか。にぎやかな雰囲気が伝わります。
 
今、お多福といったら引っ越しおもととして非常に人気の高いおもとですが、
昔はもっと人気があり、この扇子以上の人だかりでお金をもっていても買えないような時代がありました。
おもとで大事な3原則の名前よし、特徴よし、縁起よしと三拍子そろったうえで、天皇陛下のお買い上げともあって、ほんとに貴重な品でした。

おもと 浮世絵

Omoto 岡崎農遊館 おもと

イメージ 1

イメージ 2

農遊館ではありがとうございました

飾った浮世絵
歌舞伎の人場面
江戸時代からおもとは大切にされていました

万年青の展示会への出品・鑑賞のポイント

秋から春まで、夏以外は万年青の展示会が続きます。真夏は植え替えや、鉢の移動による環境の変化、場所によっては冷房という理由で万年青は展示会はしていません。
私たちの所属する公益社団法人おもと協会・三河おもと会も若い方、新しい方が増えてきて、出品したい、鑑賞のポイントを教えてほしいというお話もふえたので、ご紹介します。

出品について

私たちの会は公益社団なので、誰でも出品でき、毎年新人さんがデビュー?!しています。徳川家康公の時代から万年青文化は鉢も重視するので、展示会という皆様にお披露目する場では錦鉢、縁足金以上の鉢に植えて出品します。地域それぞれの会によって黒鉢以上、プラ鉢でもOKなど様々です。私たちの会でも、初心者さんやどんな風に育てているのかを見ていただくため、特例は多いです。

出品の化粧

皆さん出品の際は、気に入った鉢、万年青を生かす錦鉢に植え、化粧砂や、綺麗な苔で丁寧に着飾り、愛培の万年青に化粧をします。あるお客様は大葉の出品の際、苔を一房一房、化粧砂を一粒一粒ピンセットで丁寧に置き、一日に2鉢しか出品作品が出来ない、といっておられます。とても集中力が持たないそうです。そんなことも、おもとへの愛情が深ければこそですね。
江戸残雪 黒い富士砂を化粧に使い、全体を締まった雰囲気に
玉姫 国産の美しい水苔で化粧。展示会場によってはエアコンで乾燥することがあるが、水苔は安心。

鑑賞のポイント

好きな品種を鑑賞して下さい。どの作品も出品者が大切に育てた物なので、ここが出品者さんの気に入った芸だな、この品種のここが好きなのだな、と分かってくると面白いです。力和の独特な芸や、光陽、太陽の豪快な葉姿をを引き出したり、といった良さがあります。その展示会でしかお目にかかれないような素晴らしいものに出会えるかも。
また、三河名品展では、出品者が近くでお手伝いをしておられるかもしれません。そういった方にお話が聞けると楽しいですね。同じ東海地方でも、場所場所で日の当たる時間帯や、風通り、水やりなどは違ってきます。ご自分の手に合う得意な品種や、コツなども教えてもらえるかもしれません
展示会では、時に花台、金屏風といったものも見どころ。

鑑賞の注意

おもとは葉上の芸術の言われるぐらい、葉芸は多種にわたります。どんな感じなのかな、とつい触ってみたくなりますが、絶対に触らないでください。ほとんどの人が着物を着ていた頃は、親指を必ず帯に入れ、絶対に触らないようにしていたそうです。今でいうと何千万、何億円という価値があったので、少し傷付けたら、エライことに、、。お仲間の大切にしているおもとを傷付けないようにしましょう。くわえ煙草や、値踏みも厳禁です。
日月星 錦鉢によっては正面があるので、万年青の顔、錦鉢の顔を正面に。

おもと、今若い方も多いです

渋い趣味なので、お歳の方が多いかと思いきや、そんなことは全くありません。
今は20代から40代の若手の趣味者さんがとても多く入ってきてくれています。中学生や大学生の趣味者さんも。実生や交配などを好まれたり、珍品や綺麗なおもとが好まれたりと様々。定年を迎えて、何か趣味を、と考えておもとを始められる方も。おもとは小型で軽く、80歳、90歳の趣味者さんもご自分で植え替えや水遣りをされ、楽しく健康に愛培しています。

まとめ

展示会の出品は自由で無料(三河おもと会)です。
出品の際は錦鉢、苔などで化粧をしてあげるとよりよいでしょう。
鑑賞は好きなように。自分の万年青と何が違うのかを探るのも面白い。
葉にさわること、たばこ、値踏みは避けましょう。

第94回三河おもと名品展 2020.10/24-25

おもと銘品 120点展示
日時 令和2年(2020) 10月24日() 25日() 
展覧時間  24日():午前9時~ 午後4
     25日() :午前9時~ 午後3時まで

場所 おかざき農遊館 展示室

愛知県岡崎市阿知和町字乗越12番地

電話 0564-46-4700

事務局 公益社団法人日本おもと協会 三河支部 豊明園内 0564-51-4714

 

現在まで続いている万年青展示会では、日本で最古の伝統と歴史をもつ。

江戸時代、明治時代などの100年、200年の歴史をもつ銘品から、最新の万年青まで。2000種もあるといわれる万年青の世界を垣間見てください。

今回は特に江戸時代の万年青にスポットライトを当てて展示しています。50種ほどあると言われる江戸万年青のどんな万年青が現在どのように楽しまれているか、実際に入手できるものはあるのかなど

万年青は江戸時代も珍奇植物の一つで、葉の表面がボコボコになったり、葉がクルクルカールしたり、葉の裏側に変化が起きたりと変わった特徴も多いです。珍奇な最新の万年青も展示され、美しく整った万年青との対比も面白いでしょう。

NHK趣味の園芸テキストで、11月・12月号のオモトも展示いたします。

地元を始め、愛知だけでなく静岡、岐阜、三重、大阪の熱心な愛好家を中心に120点の銘品を集めて皆様をお待ちしております。

一般参加募集中  豊明園に連絡
おもとの展示会

伝統園芸植物とは?

令和の出典元となった万葉集の奈良時代(7~8世紀)以前から、日本人は植物を愛でてきました。万葉集には4500首の歌が詠まれ、その3分の1が植物を読むほど、日本人と植物は密接にかかわってきました。

伝統園芸植物は、古典園芸・植物とも言われ、特に園芸好きな将軍の多い江戸時代に、日本の美意識で大きく花開き、品種改良されてきた植物です。将軍への献上品として、各藩が自慢の植物を[お留花]として藩の特産品にしています。例を挙げると、鹿児島の薩摩藩では、万年青がその献上品として門外不出になり、万年青の出入りを厳しく取り締まっていました。

今回ご紹介する万年青、富貴蘭、錦糸南天、長生蘭、マツバランから、アサガオ、蓮、カキツバタ、サクラソウ、イワヒバ、カンアオイ、サクラ、ナデシコなどありとあらゆる植物の突然変異が見つかると江戸や京都の町のニュースになっていました。

ヨーロッパや中国のように、園芸といえば華やかな花が愛されてて人気になるのが普通です。日本では、ここにあるようにビザールプランツ、珍奇なものも尊ばれ、そこに日本の伝統園芸のオンリーワンの部分があります。

・ヨーロッパのプラントハンターたちが江戸時代に日本に来て、3つのことに驚きました。1、庶民から将軍まで園芸をたしなむこと、2、日本固有の植物の多さ、3、日本独特の品種改良に驚きました。

日本の伝統園芸植物である菊、あじさい、椿、つつじ、ぎぼうしなど多くの植物が、江戸時代からプラントハンターたちに紹介され、今現在、世界中で愛されています。

 

 

斑入りを楽しむ文化

また、斑入りを楽しむ文化は、江戸後期の(1829年)水野忠暁(みずのただあき)の「草木錦葉集」から世界に広がっていきました。

正座から生まれる小さな変化

名古屋園芸の小笠原左衛門尉亮軒先生がいうには、たたみで正座をする文化では、より小さな変化が目に入り、珍奇なものを愛でる文化が育つ、いすに座る文化では、目線がたかく、葉一枚の小さな変化よりも、植物全体の変化のほうが目にはいるとおっしゃっていました。また、鉢が江戸時代に発達をし、手元で愛でることができると、近付けてみることができ、小さな変化に気づきやすく、日本独自のビザールプランツの文化の土壌になっていきました。

「家康とオモト」 NHK講師・ 元奇跡の星の植物館研修生 豊明園

「家康とオモト」   NHK講師・ 元奇跡の星の植物館研修生 豊明園

家康と万年青

万年青(おもと)は、めでたい植物、不老長寿の縁起のよい植物といわれています。慶長11年、徳川家康公が江戸城入城に際し、家康公は愛知県三河の長島長兵衛から贈られた斑入りのおもと3鉢を抱え入城し、おもとを床の間に飾り徳川300年の繁栄を築いたという古事が広く知られ、現在も家康公が愛した【永島】という万年青が現存しています。

徳川家康公が愛した永島 NHK趣味の園芸にも登場した永島

 

家康は万年青に万年の繁栄と魔除けを託した

家康公が逝去した即夜に移された久能山東照宮には、東照宮という神様になった家康公にしか見えない位置、代々の徳川家当主しか入れない場所に万年青彫刻が彫られています。他にも、日光東照宮、二条城、上野東照宮など、徳川家が関係する寺社仏閣には泰平の世と魔除けの印として、万年青彫刻が彫ってある、万年青が植えられている寺社が20社以上あります。

久能山東照宮の万年青彫刻

国宝となり、この彫刻は徳川家当主しか完全に見れなくなった

国宝・久能山東照宮の深部にある万年青彫刻

 

 

久能山東照宮のお守りには、万年青が描かれている

 

久能山東照宮への万年青奉納

万年青の仲間と、徳川家康公から続く万年青文化に感謝して、皆で奉納しました。

 

 

武士の精神修養としての万年青

江戸時代も中ごろになると、武士の役割がだんだんと変化していきます。 戦で戦うことがなくなった泰平の世のため、家でできる園芸という楽しみをする武士も多く、園芸文化が発展していきます。例えば、今から250年ほど前の熊本藩の殿様、六代藩主・細川重賢(ほそかわ しげかた)公は、家臣の精神修養に園芸を奨励し30種ほどの園芸をさせ、今も肥後六花として現存しています。将軍から庶民まで、日本全体が花や園芸を楽しむ文化だったのですが、園芸と武士の武士道が化学反応を起こすことで、万年青の中に弱きを助ける独特な美意識、奇品珍品(ビザールプランツ)を尊ぶ世界でも稀な園芸文化が生まれていきました。

 

世界の中の万年青

7000年前から薬草、霊草として用いられた中国では、中国の皇帝や、孔子の子孫が結婚、代替わりの際に常に万年青が用いられたように、万年の繁栄を象徴する、天福の霊草として大切にされています。英語ではSacred lily(聖なるユリ)として、神聖な植物として伝わっており、日本の文化を愛する、世界の万年青愛好家も日々増えています。

中国・清の皇帝と万年の繁栄を願う万年青

 

 

皇帝の宮殿に飾られる、赤サンゴ、翡翠、宝石をちりばめられた万年青

 

 

引越し万年青と家康 万年青彫刻

寺社仏閣のおもとの彫刻・植えられた万年青 一覧 歴史ある名店も

久能山東照宮のおもと