珠宝 シュホウ Shuhou

基本情報

分類    羅紗系統
作出年代  昭和45年
登録    昭和64年
作出者   神谷忠(愛知県)
命名者   小田井律樹(愛知県)
登録者  小田井律樹(愛知県)

珠宝 芋吹き 当才 1才

 

『大宝』より作出された実生。実生研究会が買い求め、『組合十四号実生』として早くから注目される。

中型から小型。やや淡い紺性に艶消しの地合い。乳白色の覆輪。葉巾は広く、葉長はつまり、力和ほどではないが、丸葉で愛らしい。総雅糸竜、変化をする甲竜、熨斗葉、剣葉と多芸で、首元太く力強い。

性質は普通。採光、施肥も普通。子上げもするが、芋吹きのが多いか。

 

 

 

仙寿の舞(せんじゅのまい) Senjyu no Mai

仙寿の舞(せんじゅのまい) Senjyu no Mai

基本情報

分類    薄葉系統  獅子系
作出年代  昭和60年
登録
作出者   水野雅章(豊明園三代目)
命名者   水野雅章(豊明園三代目)
登録者
作出地    豊明園 (愛知県)

仙寿の舞 写真と解説

おもとの系統の中で、初心者さんに真っ先に覚えてもらえるのが獅子系統です。くるくると巻く、可愛らしい姿は女性や若い方に人気で、引越しおもとなどでもよくでます。そんな獅子の中でも、芸の一番素晴らしいものは『四君子(しくんし)』です。でた当初は、その気品のある芸、巻きの魅力に、獅子のスーパースターと呼ばれました。

その四君子を作出した園が、この【仙寿の舞】を作出しました。青、縞、縞覆輪と様々に柄を楽しみ、粗い地合いを持ち、若いうちは高い甲竜を現し、成長するにつれ低い総雅糸竜を現す。巻き方は強く、折れ曲がるような‘角巻き’をみせて力強い。姿は乱さず、きめの細かい地合いは繊細で上品な容姿となり一見して判別がつく。

 

巻き、芸ともにしっかりと現し、迫力がある。角巻きや高い甲竜を見せる。

特上縞、櫛目縞と呼ばれる均一に入った縞柄が、より美しさ、気品を引き出す

 

角巻きの見本ともいえる角巻き

板を折ったように折れ曲がり、葉に角 つのが見える

 

これだけの葉数があると、より迫力が見える

高い甲竜が華やか

 

 

 

 

若いころは巻きも穏やかで親とは似ても似つかぬ姿だが、地合いや姿に気品がある。

 

四君子の獅子芸

巻き、龍がよい。この四君子を目指して、獅子の交配を行っている

 

獅子の良い芸を出すコツ

春、芽の出る時期は陽を強めに、後に弱めることで葉の伸びもよく、作りやすいでしょう。羅紗のような芸を現しますが、芸をよくしようと陽が強ければ、獅子の巻きが悪くなってしまいます。芸の良さと獅子の巻き、両方を同時に引き出す陽の採り具合を見極めてください。

苗から若親までは順調に生長します。殖えの良い木なので若いうちから子上げをするため、親木がなかなか大きくならず、芸が変わらない若親の時期が1〜3年ほどあります。 おもとは辛抱草とも言われ、ここでじっくりと力をつけることである年を境に素晴らしい芸をみせてくれます。芸が良くなれば、芋切りなどをしない限り、毎年美術木として維持しやすい木です。

姫牡丹 ひめぼたん

姫牡丹 ひめぼたん

基本情報

分類   中葉系統
作出年代
登録
作出者
命名者  豊明園
登録者

小型から中型。葉先尖り、矢筈柄がはいる非常に丈夫な品種。古くから愛知から静岡にあるか。採光が強い方が柄がはっきりとする。肥料は普通から強め。

子上げ良いので、株立ちになる。

大きくなるものは地植えにも向き、見付きよい。

 

姫牡丹 作品集

 

 

 

姫牡丹 若苗

 

出世実生 しゅっせみしょう

出世実生 しゅっせみしょう

基本情報

分類    実生系統
作出年代
登録
作出者
命名者
登録者

品種ではなく、出世鏡の実生のことを出世実生と呼んでいます。

性質は強く、採光・肥料は普通から強め。

性質は丈夫で作りやすい。子上げ良い。

大きくなるものは地植えにも向き、見付きよい。

出世実生いろいろ

 

縞の変化

半白になっている

このような細葉になることも

若木

 

 

基本的に性質は強く、採光・肥料は普通。

性質は丈夫で作りやすい。子上げ良い。

 

出世鏡 しゅっせかがみ

この木は出世鏡 しゅっせかがみ

出世鏡の実生には銘品が非常に多い

この木は、聖雲殿、司宝、廬山、三河錦、月光冠、

富貴錦 (出世鏡×大車)  富国錦 (出世鏡) 豊明殿 (出世鏡)

笠置錦 (大車×出世鏡)

など、多くの銘品を生んだ素晴らしい実親(交配の実績が非常に高い。)

出世鏡の実生

この出世鏡が生やした銘品を見ると、実生が様々なものが出るのがわかる

 

 

 

 

 

開運の引越しおもと | 花言葉、種類、育て方、植え替えについて 

 

引越しおもと Q&A よくある質問 FAQ

 

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羅紗おもとの魅力~力和

玉光(ぎょくこう)

分類    羅紗系統

作出年代  昭和40年
登録    昭和47年
作出者    不詳(愛知県)
命名者   玉田美智子 (愛知県)
登録者   玉田美智子 (愛知県)

イメージ 5
玉光(ぎょくこう)
4年生本芸を見せ始めました。
中型種。艶消しの地合いを持つ、葉は幅があり中ふくらみになるが、葉先は尖る。葉芸は熨斗葉、雅糸竜、剣葉などを現す。引き締まった力強い葉姿になり、至芸品は凛として目に引くものがある。性質は強健だが、子上げはしないことから、芋吹きによって殖やすと良い。採光、施肥ともに普通。

曙 (あけぼの)

曙 基本情報

分類    大葉系統  曙系  江戸おもと
作出年代  藩政時代
登録    昭和40年
作出者
命名者
登録者    日本萬年青連合会
作出地    鹿児島県

曙 (あけぼの) 鉢 7.0号

葉長50㎝、葉幅9㎝内外の大型種。古くから鹿児島地方に存在していた品種。葉は緑色で光沢があり、葉の中央部はふくらみ、葉先はすらりと尖っています。卵黄色の斑が葉の中央より下部に現れ、採光が強いと白色の中透けとなって良く残ります。採光が弱いと、中透けは出にくくなります。

 

NHK趣味の園芸 で放映された『曙』あけぼの

曙 (あけぼの)

(太鼓胴蔦花楽鉢) 江戸 中・後期

NHK趣味の園芸 で放映された『曙』あけぼの

大江戸花競べ 十二選 第7回
万年青(オモト)雅なる”葉芸”の競演  講師 豊明園 水野豊隆

2019年10月27日 日曜 午前8時30分から3回再放送

撮影場所 愛知県岡崎市 岡崎城・岡崎公園・豊明園

大葉おもとは、別名「薩摩おもと」とも呼ばれており、現在でも九州地方でさかんに栽培されています。江戸時代に各藩がその地方独自の産業を発展させてきましたが、薩摩藩が独自の産業、藩の美術品としておもとを門外不出のものとしたと伝え聞いています。そのため、今でも鹿児島ではおもとはとても大切にされ、武家屋敷などに植えられています。

曙 (あけぼの) 2年生

大型種で農緑色の葉に卵色の曙色現す。性質は強健で作りやすい品種。採光を強く採ると写真のような色に出来上がります。又日光が不足する場合緑の葉が多くなります。露地植え可 実付き良い品種。

次の記事 曙柄

ホームセンター、園芸店で販売されているおもと

あけぼのおもと・宝船おもと

白雲閣 (はくうんかく)| 万年青の品種紹介・種類 | 羅紗・雅糸竜 | 動画解説

基本情報

分類    羅紗系統
作出年代  昭和25年 1950年
登録    昭和46年
作出者    橋本庄松 (愛知県)
命名者     安井勝太郎(愛知県)
登録者    安井勝太郎(愛知県)

白雲閣(はくうんかく) 6年生 鉢3.8号

葉長7cm、葉幅3㎝内外の中型種。腰折れが低く、平葉型で、熨斗葉、本剣、棒葉、葉面溢れるばかりの総雅糸竜を見せる。濃紺地に純白の鮮明な覆輪をかける。葉面を純白な糊に覆われた姿は魅力的である。少し芋が柔らかいので、肥料は少なめが良い。子出し良く、繁殖は良い。

白雲閣(はくうんかく) 6年生 鉢3.8号 白い深覆輪に雅糸竜を現し葉の折下げ襟組みが良い。性質は強健で作りやすい。

 

白雲閣 子付

白雲閣 子付

子は若いころはでやすい

 

純白の雅糸竜

 

6月3日 白雲閣(はくうんかく)純白の雅糸竜が美しい。若いなんにも芸を表していない葉から、本芸を見せ始めるところは、どの品種もどきどき、わくわくの瞬間です。今年の新芽、魅力的!楽しみです

おもと 白雲閣(はくうんかく) 5月9日 4年生 至芸を現し始める。水遣り加減は富士砂の色の変わりを良く見ておこないます。

白雲閣の葉芸の変化

白雲閣(はくうんかく) 1年生鉢 3.3号
広い葉巾に白覆輪を見せます。
白雲閣(はくうんかく) 2年生鉢 3.5号
覆輪深くなり雅糸竜・剣葉を見せる。
白雲閣(はくうんかく) 3年生 鉢 3.5号
雅糸竜・剣葉を現し葉が細長くなります。
白雲閣(はくうんかく) 3年生鉢 3.8号
日光を良く当てて作ると子供が出やすくなります

 

 

 

●動画解説 お客様の質問から【葉芸の変化って何?】羅紗の魅力 白雲閣の葉芸の変化、1年生から7年生

【万年青の豊明園】【What is “Change of Hagei”?】【Hakuunn-kaku】

・今回は、葉芸の変化、についてお話していきます。

このYouTubeで芸の変化についてもっと教えてください、との視聴者さんからコメントを頂きました。本当にうれしいです。ありがとうございます。

そのコメントを受けて、今回は、白雲閣、という羅紗万年青について、芸の変化を見ていきます。

まず、おもとの芸の変化で紹介したように、羅紗万年青という万年青は江戸時代に改良されてきて、年を取るごとに変化が現れる万年青のグループです。他の万年青が1才の子供から、5~8年の大人になっても大きくなる、スケールアップするぐらいの変化、しかないですが、羅紗は親と子では100%同じ品種とはわからないほど変化をします。

・そのガラっと変わる変化が羅紗の魅力の一つですが、そのうちの一つ、白雲閣という品種を紹介します。そして、その子からの変化を見ていただきます。

◆この品種は、名前の通り、白い雲が現れたように、葉に白い雅糸竜が現れます。雲のようにもくもくと盛り上がり、葉の厚み、芸の良さは驚くほどです。

◆この品種自体は、昭和25年、1950年に愛知の橋本さんによって作出され、以来ずっと人気を高めてきました。万年青鉢では3.5号から3.8号前後で、11センチほどの鉢に入るぐらいでしょうか。マグカップくらいの鉢の大きさで、羅紗の中では中型です。

・その白雲閣の子供、1年生がこの木です。また、右手の木がちょうど2年目の葉が出始めていますが、この右の葉の丸い葉も白雲閣らしい1年目の葉です。葉芸の変化で紹介した力和と同じく、親と子で全く違う顔をしています。

・似ているところを見つけるなら、純白やクリーム色の覆輪と、少し淡い、少し緑の色の薄い葉色でしょうか。

・これから、だんだんと葉芸が出始めます。まだ若く無芸の葉もあれば、

◆2年目にして芸のしっかりのった葉が出ることもあります。他の羅紗おもとと比べ、芸は若くから出やすい、早くから芸の楽しめる品種です。

・この木も2才。1歳からも大きな変化があります。

・3-4才の白雲閣。もう芸の葉の方が多くなってきました。この木を見ると、棒のような葉が見えると思います。これを私たち万年青愛好家は【剣葉】といっています。けん、つるぎのようなまっすぐな葉です。

・白雲閣は芸として、白い雲のような雅糸竜、この剣葉、先ほどの2才の木にみせた、熨斗葉を主体とした芸を見せてくれます。

◆この木も2才。白雲閣らしい魅力があふれていますね。

・白雲閣の育て方は、他の羅紗と同じく、やはり日を強く当てる、採光を強くした方が芸の出がよいです。ですが、この木のように、どうしても昨年葉、一昨年葉の古い葉、特に白い葉が焼けやすいので注意します。ちなみに私たちはこのぐらい焼くまで日を取っています。

・子もでやすいので、肥料は多すぎるといけませんが、少なすぎると剣葉が出やすくなるので、適度に、少し多めに上げた方がよいでしょう。肥料が少ないと葉巾が狭くなりやすいです。剣葉はこの木の特徴、魅力の一つなのでいいのですが、もし剣葉ばかりですと肥料が少ない証拠です。

◆こちらは3才、肥料はちょうどよかったのでしょう。剣葉が少しみえます。もう1年目とは違ってきています。親として、本芸までもう少し。

・3-4歳のこの木もしっかりとした葉がでています。葉巾も広いですね。

◆4年生。この年前後で白雲閣は子供が出やすいです。この木も子供が出てきていますね。どの万年青もそうですが、子がでると親は自分を犠牲にしても子供を大きくしようとします。一見、親の生長が止まったかと思うほどです。なので、子が出始めたら、出そうな木は肥料は気持ち多めにしてあげてください。

・こちらも子供が出始めた3-4才。にぎやかですね。2-3本一気に子供が出ることもあります。

◆親です。6年生。ここまで立派な白雲閣の芸はお目にかかれないですね。白雲閣らしい白い雅糸竜がばっちり引いて、よくまとまっています。

◆このように、親と子でとんでもない芸の変化をみせる白雲閣。万年青でしか味わえないこの変化を楽しんでみてください。

 

 

 

 

 

 

 

次の記事 羅紗おもとの魅力~力和

新生殿 (しんせいでん)

万年青の品種図鑑 万年青の種類

爪白 (つめしろ)

分類    薄葉系統
作出年代  年
登録    年
作出者     (愛知県)
命名者     (愛知県)
登録者    (愛知県)

豊明楽 (ほうめいらく)

分類    羅紗系統
作出年代  昭和年
登録    年
作出者     (愛知県)
命名者     (愛知県)
登録者    (愛知県)

 

 

萬邦 (ばんぽう)

分類    羅紗系統
作出年代  昭和55年
登録    平成15年
作出者    湯本邦雄 (長野県)
命名者    湯本邦雄 (長野県)
登録者    湯本邦雄 (長野県)

登録者が「大宝」の自花交配で作出・育成中に、深い完全覆輪が完成する。葉長8㎝、葉幅4㎝内外で葉先は丸く納まるので、全体としてずんぐりとした印象を現し、親しみやすい。二面竜と長じて総雅糸竜を現すが、芸はおそいタイプに入る。特徴は深く黄み帯びた覆輪で、葉芸十分な木に深い覆輪が覆うと、なんともいえない魅力がある。性質は丈夫で、採光を強めにしたほうが、葉芸が出やすい。繁殖は芋吹きで行う。