万年青 実がならない

赤い実がつかないのはなぜ?

おもとを持っている人から赤い実をつけたいのだけどどうしたら、という相談をよく受けます。

赤い実をつけるための交配については、「交配~実生の楽しみ」も参照してください。花は咲くのに実が付かない。交配したが実が付かない、なぜでしようか。

「もともと実の付かない品種」「まだ実を成らせる力がない」「受粉が出来ていない」などがかんがえられます。

もともと実の付かない品種

品種によつて花芽は上がるが実が付かない品種もあります。3.5号以下の小型おもと、特に羅紗系統ではまず実は付きません。原種に近い大葉や実親などの大型のものほど実は付きやすいです。相性もあり、相性のよくないオス木の花粉を受粉させようとしても付かないことがあります。

 

まだ実を成らせる力がない

リン酸肥料がきき過ぎているとまだ若く力のない時に花芽が出てくることがあります。この場合実が付かないか、付いても途中で腐ってしまいます。まずは日をしっかり採り、丈夫な木に育てることが一番です。初花や花芽が小さい場合は思い切って切除すれば来年は大きな花芽が上がり、実が付きやすくなります。

原因

木が若すぎる まだ力がない 肥料が少ない、体が小さいなど

もし花があがり、実がついても、途中でくさってしまうこともあります。

力がないので、来年なら10粒実がつくものも、1~2粒になり、木自体が小さくなってしまうことも。

錦秀の松(きんしゅうのまつ) 実 8月7日の写真 この時期、実の色は葉の色と同じ。

花は上がったが実が付かない時 時期

 

成熟していないオシベ(左)は白く、成熟したオシベ(右)は葯が開き、黄色い花粉が見える。黄色の花粉をオシヘ゛に受粉させる。

万年青の花 受粉ができていない

8割は受粉ができていないこと原因です。外に置いてあるおもとでは虫が少ないと受粉しません。虫の少ない都市部では受粉してあげます。柔らかい筆でメシベから蜜がでたときに撫でてください。また受粉させるときにオシベの花粉が成熟していなかった。もしくは古すぎて受精能力がなかったというオシベの問題や、メシベの蜜が出ていないときに受粉させようとしたメシベの成熟の時期を間違えていた場合があります。受粉させるときにメシベを傷つけてしまうと実がならなくなるので気をつけます。

原因

虫がいない、少ない

人がやっているが、♂の花粉が古い、早い、悪い/♀の蜜が出ていない、出た後につける

めしべの柱頭を傷つけている

花粉を付けた後に水をかけて流してしまう

おもとの花、受粉体制が整うと、メシベの先端に蜜が出る。蜜の出ているときに受粉させる。写真 5月17日

メシベが膨らみ始めています。 20日間前後で受粉したことがわかります。  写真 6月8日

 

 

大象観 (たいぞうかん) 9月20日 実にも縞柄が見えます。

 

錦秀の松(きんしゅうのまつ) 実 11月13日の写真 少し色づく寒さが近づくと変わり始めます。

赤い実が付いたら実を撫でてみるのも楽しみなひとつ。

品種 錦秀の松(きんしゅうのまつ) 写真12月8日 寒さにあたり実が深紅の色に近づく。虫や人の手で上手に赤い実がついたおもと

万年青の実の付け方

おもとの実をつけるには

おもとの花 実の付け方

 

簡単な実を付ける方法と、赤い実がつかない理由について動画で解説しました。

簡単な実を付ける方法は、虫などで自然に付ける方法と柔らかい筆と使う方法を紹介しています。

赤い実がつかない理由は、実がつかない品種、相性があること、また実を成らせる力がないこと、受粉ができていないことが考えられます。