買い安い!引越しおもと 初心者におススメの万年青 5つ

今回は、買い安い!初心者におススメの万年青、5つということで手ごろな万年青、入門者向けの万年青をご紹介します。

 

私がなぜこの万年青たちをオススメするのかというと、丈夫で、価格が買い安く縁起が良いからです。

どの万年青も世に出た当初は高級品だったものが、非常に丈夫でよく殖えるために価格が下がり、買い安くなっています

早速見ていきましょう。

 

新生殿 しんせいでん

いろんな本で表紙になっている、万年青界を代表する万年青です。

万年青らしい美しい葉姿に、力強い雅糸竜が昇り、中型なので迫力があります。

新生殿という字が、新しく生まれる御殿ということで、新居にもっていく引越し万年青でも人気の品種です。

大黒殿 だいこくでん

名前の通り、お金が貯まる万年青、とも呼ばれています。

この万年青の特徴は、襟組と呼ばれる葉が重なる部分の美しさです。5~10年たって親木になると、十二単のような美しい襟組を見せてくれます。

瑞泉 ずいせん

小型のてのり万年青で、出た当時は今でいう100万円の価値がある万年青です。とても丈夫で殖えが良かったので初心者万年青になりました。

マニアの方には、100本に1本1000本に1本ともいわれる瑞泉の縞覆輪をオススメしますが、価格が10倍になります。

 

嶺雲 りょううん

この中では一番、元の緑の色が濃く、生命力があるのがこの嶺雲です。

葉は、名前の通り嶺の雲のように変化自在。独特の美しさがあります。

 

お多福 おたふく

丸みのあるかわいらしい丸葉で、新居に福が舞い込んできそうなお多福

プレゼントとして、自分のお祝いとして万年青の豊明園の一番人気なのがこのお多福です。

明治26年、内国博覧会にて明治天皇がお買い求めた、由緒正しいおもとでもあります。

 

 

はい、5種の丈夫で、買いやすく、縁起の良い万年青5種を 今回はご紹介させていただきました。

今回の万年青は非常に丈夫で、小型のため赤い実は付きませんが、リビングや床の間、トイレ、玄関など場所を取らずに楽しめます

プレゼント用に高い鉢にしたり、苗でなく親株になりますと少しづつ高くなります。

 

 

 

 

 

万年青の植え替え 土か、軽石か、砂利か

万年青の植え替え 土か、軽石か、砂利か

万年青の用土の動画でも紹介しましたが、今回は植え替えの時にどの用土を選べばいいか?についてお話します。というのも、春や秋の植え替えのシーズンでは、万年青の豊明園さん、どの用土で植えかえた方がよいですか、という質問が毎日のようにくるからです。
まず結論にいきたいのですが、人によって2つの答えがあります。
趣味者さんは自分の用土で。初心者さんは今までと同じ用土で。

趣味の人は自分の用土で

おもとを趣味にしている人は、自分のお棚の用土で植え替えしましょう。
趣味にされている方は3鉢以上ある方が多いです。羅紗では畳一畳のベランダで200鉢ほどコレクションできますが、数が多いほど、鉢と用土を揃えた方が管理は楽です。涼しくなって水やりが減ってくると、この鉢は3日に1回の水やりだけど、この鉢たちは1週間に1回、ということもあります。用土が同じなら、すぐにわかります。用土や鉢がバラバラですと、いちいち考えなければならないので煩わしいです。
人によってはこの万年青は乾きやすいから鉢や用土を水持ちの良いものに、逆に乾きにくい万年青には水持ちの悪い砂利や楽鉢を使うなど考えられているかたもいらっしゃいます。
自分の管理がしやすい方法がよいでしょう。
三大稲荷の一つ、愛知県豊川市の豊川稲荷の万年青
他にも、私たちが寄贈した万年青も多く植えられています

初心者さんは今までと同じ用土で

家康がオモトを江戸城に3鉢持って入ったことで、引越し万年青を3鉢もっている、1鉢だけ親にもらったという方々もいるでしょう。植物を育てるのは万年青が初めての方もいらっしゃるかもしれません。そんな方は、今までと同じ用土で植えると管理が楽です。
土で植わっているものは土のままで、砂利で植えてあるものは砂利で、がよくできます。私達プロの植え替えの紹介では、軽石や砂利を使っているのでそれがオモトにとって一番良いと思われる方も多いですが、土で植えていたものを、砂利や軽石に替えるのは環境が違いすぎて、万年青が慣れる2年間ほど成長が悪くなります。土では水もよく持ち、水やりも少なく済んだものが、砂利や軽石では水やりは土よりしないといけません。砂利、軽石は肥料持ちも悪いので、肥料の効きも悪くなってしまいます。

では、なぜ砂利や軽石で植えるのか?

それでも私たちがオモトを砂利、軽石で植える理由は、3つあります。床の間など室内で鑑賞することもあるため虫をでにくくするため、芸を引き出すのに、よく乾かして厳しい環境にするため、肥料の効きが悪い用土で植えることで、万年青独特の厳しい美しさを引き出すためです。
虫予防、よく乾かして、肥料を少なくすることで万年青の良さを引き出すのに砂利や軽石が適しているためです。
万年青を大きくするのではなく、万年青独特の美意識、凝縮した美、を味わうためにしていますが、こちらは好みの問題なので、自分の万年青にあう用土で楽しんでください。
砂利で植えることで、独特の芸の深みが出る

まとめ

わかっていただけましたでしょうか?
まとめると、趣味の人は万年青の数もあるので、同じ用土、鉢で植えると管理は楽になります。
引越し万年青で、数があまりない人、植物を初めて育てる方は今までと同じ用土で育てた方が楽です。
土なら土、軽石なら軽石と用土を替えない方がよくできます。
愛知県熱田神宮のすぐ近く、あつた蓬莱軒 本店 入口の万年青
地植えならずっとそのままで大丈夫。殖え過ぎたら、大きくなった分を取り除いて他の場所に植える、家族やご友人に上げてください。万年青を人にあげるのは一番徳を積む。

肥料の時期 肥料と用土、水遣り

万年青の乾きをみる

青木氏またまた大発見! 秩父神社、高座神社、笠形神社に万年青の彫刻!

寺社の装飾彫刻という本からの発見

青木氏の書簡をそのまま掲載

寺社の装飾彫刻 関東編(上)
埼玉県秩父市 秩父神社
本殿東面妻壁二重虹梁間のつなぎの龍の下に覆輪の葉にかなり沢山の白っぽい実が付いた植物2株の彫刻がありました。
これはオモトなのかはっきりしません。

同本 近畿編
兵庫県丹波市 高座神社
本殿背面頭貫上蛙股の万年青と兎
という彫刻。
本にもオモトと書いてあるし見た目オモトの彫刻で間違いないです

同本 近畿編
兵庫県市川町 笠形神社
本殿脇障子の獅子の谷落としという彫刻。その中にあり。
これもオモト彫刻で間違いないと思います。

ここまで。

 

豊明園より

万年青の彫刻の中に、万年青の歴史が隠されているんじゃないか、と日本中の神社仏閣の万年青彫刻を探しています。

 

寺社仏閣のおもとの彫刻・植えられた万年青 一覧 歴史ある名店も

万年青の展示会への出品・鑑賞のポイント

秋から春まで、夏以外は万年青の展示会が続きます。真夏は植え替えや、鉢の移動による環境の変化、場所によっては冷房という理由で万年青は展示会はしていません。
私たちの所属する公益社団法人おもと協会・三河おもと会も若い方、新しい方が増えてきて、出品したい、鑑賞のポイントを教えてほしいというお話もふえたので、ご紹介します。

出品について

私たちの会は公益社団なので、誰でも出品でき、毎年新人さんがデビュー?!しています。徳川家康公の時代から万年青文化は鉢も重視するので、展示会という皆様にお披露目する場では錦鉢、縁足金以上の鉢に植えて出品します。地域それぞれの会によって黒鉢以上、プラ鉢でもOKなど様々です。私たちの会でも、初心者さんやどんな風に育てているのかを見ていただくため、特例は多いです。

出品の化粧

皆さん出品の際は、気に入った鉢、万年青を生かす錦鉢に植え、化粧砂や、綺麗な苔で丁寧に着飾り、愛培の万年青に化粧をします。あるお客様は大葉の出品の際、苔を一房一房、化粧砂を一粒一粒ピンセットで丁寧に置き、一日に2鉢しか出品作品が出来ない、といっておられます。とても集中力が持たないそうです。そんなことも、おもとへの愛情が深ければこそですね。
江戸残雪 黒い富士砂を化粧に使い、全体を締まった雰囲気に
玉姫 国産の美しい水苔で化粧。展示会場によってはエアコンで乾燥することがあるが、水苔は安心。

鑑賞のポイント

好きな品種を鑑賞して下さい。どの作品も出品者が大切に育てた物なので、ここが出品者さんの気に入った芸だな、この品種のここが好きなのだな、と分かってくると面白いです。力和の独特な芸や、光陽、太陽の豪快な葉姿をを引き出したり、といった良さがあります。その展示会でしかお目にかかれないような素晴らしいものに出会えるかも。
また、三河名品展では、出品者が近くでお手伝いをしておられるかもしれません。そういった方にお話が聞けると楽しいですね。同じ東海地方でも、場所場所で日の当たる時間帯や、風通り、水やりなどは違ってきます。ご自分の手に合う得意な品種や、コツなども教えてもらえるかもしれません
展示会では、時に花台、金屏風といったものも見どころ。

鑑賞の注意

おもとは葉上の芸術の言われるぐらい、葉芸は多種にわたります。どんな感じなのかな、とつい触ってみたくなりますが、絶対に触らないでください。ほとんどの人が着物を着ていた頃は、親指を必ず帯に入れ、絶対に触らないようにしていたそうです。今でいうと何千万、何億円という価値があったので、少し傷付けたら、エライことに、、。お仲間の大切にしているおもとを傷付けないようにしましょう。くわえ煙草や、値踏みも厳禁です。
日月星 錦鉢によっては正面があるので、万年青の顔、錦鉢の顔を正面に。

おもと、今若い方も多いです

渋い趣味なので、お歳の方が多いかと思いきや、そんなことは全くありません。
今は20代から40代の若手の趣味者さんがとても多く入ってきてくれています。中学生や大学生の趣味者さんも。実生や交配などを好まれたり、珍品や綺麗なおもとが好まれたりと様々。定年を迎えて、何か趣味を、と考えておもとを始められる方も。おもとは小型で軽く、80歳、90歳の趣味者さんもご自分で植え替えや水遣りをされ、楽しく健康に愛培しています。

まとめ

展示会の出品は自由で無料(三河おもと会)です。
出品の際は錦鉢、苔などで化粧をしてあげるとよりよいでしょう。
鑑賞は好きなように。自分の万年青と何が違うのかを探るのも面白い。
葉にさわること、たばこ、値踏みは避けましょう。

第94回三河おもと名品展 2020.10/24-25

おもと銘品 120点展示
日時 令和2年(2020) 10月24日() 25日() 
展覧時間  24日():午前9時~ 午後4
     25日() :午前9時~ 午後3時まで

場所 おかざき農遊館 展示室

愛知県岡崎市阿知和町字乗越12番地

電話 0564-46-4700

事務局 公益社団法人日本おもと協会 三河支部 豊明園内 0564-51-4714

 

現在まで続いている万年青展示会では、日本で最古の伝統と歴史をもつ。

江戸時代、明治時代などの100年、200年の歴史をもつ銘品から、最新の万年青まで。2000種もあるといわれる万年青の世界を垣間見てください。

今回は特に江戸時代の万年青にスポットライトを当てて展示しています。50種ほどあると言われる江戸万年青のどんな万年青が現在どのように楽しまれているか、実際に入手できるものはあるのかなど

万年青は江戸時代も珍奇植物の一つで、葉の表面がボコボコになったり、葉がクルクルカールしたり、葉の裏側に変化が起きたりと変わった特徴も多いです。珍奇な最新の万年青も展示され、美しく整った万年青との対比も面白いでしょう。

NHK趣味の園芸テキストで、11月・12月号のオモトも展示いたします。

地元を始め、愛知だけでなく静岡、岐阜、三重、大阪の熱心な愛好家を中心に120点の銘品を集めて皆様をお待ちしております。

一般参加募集中  豊明園に連絡
おもとの展示会

おもと鉢 楽鉢

 楽鉢の樂しみ

『古於茂と那よせ』(こおもとなよせ)天保3年(1832年)

『古於茂と那よせ』(こおもとなよせ)天保3年(1832年)現在のおもと鉢とは形状が異なる。江戸時代のカラフルな色彩感覚がうかがえる。  幕臣水野忠暁が選び、絵師関根雲停に描かせた。

現在「おもと鉢」とよばれる楽焼鉢は享保年間(1716~1736年)に幕府御 家人、永島次郎太郎墨林が「縁付」という現在のおもと鉢の原型となる鉢を作らせ「白鳄」「黒鳄」と呼んだのが始まりといわれています。しかし、天保3年(1832年)に描かれた『古於茂と那よせ』を見ると、その鉢は有田焼か九谷焼のようで、染付あり金權手ありで、形も丸形、六角形、八角 形とさまざまで、まだ楽焼鉢ではなさそうです。おもとを植えるのに楽焼鉢が主として用いられるようになったのはどうやら京都を中心に「こおもと」が大流行した明治初期前後からではないかと思われます。明治18年に肴舎篠常五郎が出版した『萬年青圖譜』には「万年青盆」を初め「京黒鳄」や「京黒楽」に絵付けした鉢があり、さらには「太鼓胴鉢」も見られます。

イメージ 2
江戸時代に大きく開花した古典園芸の鉢
「菊花唐草文朝顔鉢」  11.8㎝

金生樹譜別録「カネのなる木」

萬年青部著者 長生舎主人序   天保四年刋(1833年)

現在でも楽鉢は盛んに生産され、さまざまに絵付けされた美しい錦鉢を手にすることができます。形状は基本的には鉢の高さと直径が同じになる「胴返し」という形になっていますが、「縄縁」「太鼓胴」「龍足」など造型に凝った鉢もあり、まるで美術品のようです。おもと専門店や展示会場などで販売されており、目移りするほど多彩な鉢が並んでいます。価格帯もさまざまで、有名な絵付け師の描いた錦鉢は数が少ないこともあり、一際人気があります。ご自分のおもとを引き立てるような錦鉢に植え付け、鉢合わせを楽しみ、おもとの格調をより引き出すことが、育てるから飾る(観賞する)までのおもと愛好の幅の広さともいえます。

古鉢の素晴らしさ

五彩八重菊紋白鍔鉢 江戸後期 3.5号

扇面古代絵巻図鉢 3.8号

太鼓胴藤蔓花絵鉢 江戸後期 5.3号

楽鉢•錦鉢には骨董的価値を持つ古鉢があります。現在製造されている楽鉢にも秀逸な作品は数多くありますが、明治から昭和初期にかけて作られた古鉢には、現代鉢にはない古さ•時代乗りがあり、その落ち着いた雰囲気はおもととの相性も良く大変好まれます。現存する数にも限りがあり、非常に貴重ですので、機会に恵まれたなら是非入手しておきたい逸品です。

希有な逸品揃い 古鉢

おもと鉢は黒地に金の縁•足が基本です。真新しい鉢を見ればわかり ますが、艶があり眩しいくらいに金色が光っています。この真新しい鉢 におもとを植えると溌剌と若々しい印象を与え、おもと本来の歴史と重みを感じる落ち着いた作品には仕上がりません。少なくとも数年は使い込み鉢自体に落ち着きのある雰囲気を出させたいものです。

そこで、最近人気なのが、昭和初期以前に作られた古鉢。時代乗りや鉢の持つ雰囲気はいうことなしですが、現代にはない個性的な形や美しい絵付け•色彩が特徴です。現存する数も限られていることから、入手は非常に困難です。値段も少々張りますが、見かけたら是非入手しておきたいものです。

植え付けたおもととの相性も抜群で展示会等では一際目を引く作品になることでしょう。

立湧文様楽鉢 明治時代 4号

松竹梅に鳥図鉢 明治時代 4.7号

古鉢・短冊屋五柳鉢 3.5号

桜花御所車図楽鉢 21.5㎝ 明治時代後期作

春の麗らかな桜咲く日の御所車という晴れやかな情景を描いている。五色の幕も亀甲や唐草、立湧といった吉祥柄を組み合わせたもので全体が明るい雰囲気に仕上がる。現代の名作家布施覚氏もこの鉢を写して春と秋の御所車を完成させている。東京の有名な歯医者さんが豊明園2代目淳蔵と仲が良く、特別に分けて頂いたもの。この古鉢が特徴的なのは金継ぎです。日本ではものを大切にする文化がありますが、割れてもこうして大事に使ってゆくことで鉢の価値もまた高いものだったのでしょう。

割れた器を修復するだけでなく、以前よりも価値のある味わい深いものにしてくれる金継ぎ。物を大事にする日本の文化として残していきたいです

三色雲富士龍図楽鉢   直径14.4㎝ 高さ 13.7㎝ 大正前後

三色の雲の中を黄金の龍が翔ける様子を描いたもの。迫力のある爪、隆々とした脚、赤い腹、大きな口からは咆哮が聞こえてきそうなほどである。金の鱗や角も丁寧に細かく描いてある。

昭和三年に新潟の石油王中野忠太郎氏に1万円にて譲渡された有名な写真ですが、その時の記念の写真と龍の構図をほぼ同じに破れ亀甲が三色の雲と対応するように描かれています。これらからこの出来ごとの前後か、鉢の状態からもう少し古いものではないかと考えられています。

米1俵10円60銭

鋏あとは足についていて、意匠にくぼみがつかないようにしている。

 

光陽(こうよう) 霰青海波短冊模様鉢 4.5号

 

万年青の鉢について リンク

おもと鉢 楽鉢

おもとの鉢について 縁足金

おもと 鉢 作り方

錦鉢 七々子

おもと鉢  七々子鉢

万年青鉢 布施鉢

おもと鉢  利山・手島

おもと鉢 利山

おもと鉢作家 禅艸道 渡邉一水

万年青鉢 一角楽鉢 

万年青鉢 短冊屋 和楽

万年青鉢 龍山

万年青鉢の文様 菱(ひし)

錦鉢 小菊の魅力

錦鉢にプラ鉢を入れて使いたい方

鉢販売

 

 

万年青の錦鉢

万年青を見ていると、時に美しい鉢にも目を奪われます。盆栽と同じで、盆という鉢と、栽という植物、鉢と植物の調和も含めて鑑賞しています。

特に江戸時代の万年青は、庶民から将軍、大名まで楽しみました。大名が遊ぶ万年青や、将軍に献上する万年青の鉢が粗末なものでは格好がつかないので、当時一流の作家がつき、素晴らしい作品が残っています。

その名残りで、現代も展示をする際は万年青にドレスコードのような規定があり、プラスチック鉢や茶鉢ではなく、錦鉢で着飾って皆様に見ていただくようになっています。

また、この鉢が日本では発達したことで、外の花壇では見逃してしまうような細かな万年青の変化を、床の間や家の中で鉢を手に取って、至近距離で見ることで小さな変化を発見でき、独特な万年青文化の土壌になりました。万年青好きな愛知県豊橋の大名は万年青をカゴで肌身離さず持ち歩き、万年青を抱いて寝た、という逸話が残るのも、この鉢の発達あればこそです。

まとめ

・万年青だけでなく、錦鉢や、鉢との調和も楽しんでください。

・将軍、大名が楽しんだことで、万年青では特に鉢も重視する万年青の世界があります。

・江戸時代に万年青の鉢植えを床の間など家の中で楽しんだことで、突然変異が発見されやすく、急速な発展をとげました。

 

 

抹茶茶碗でも有名な楽焼、薩摩焼、有田焼、瀬戸焼など様々に制作されます。

 

 

 

 

江戸のおもと 古典園芸 安政、文久は何年前?

江戸のおもと
古典園芸
安政、文久は何年前?

 

お花 ばら
豊明園2代目、淳蔵の大切な人の大事な日
ありがとうございます

雪中の松 せっちゅうのまつ
初代淳治郎が命名
大葉の小型種
かなり古くからあったと思われるが、
作出時期などは不明
淳治郎の時代なので、明治期から昭和初期には
広く存在した品種

近年、図性の特別に良い物がでて
一気に人気が広がった
この木は全国大会でも賞をとった系統で
白さ抜群、図の良さから来る葉のひねりもあり
葉芸もひそかな見所

江戸時代の品種

良く分かっているもので、
残雪(作出年度 安政年間)
都の城 五大州(作出年度 文久元年) 還城楽
日月星(作出年度 安政年間)
一文字(作出年度 寛政以前)
富士の雪 作出年度 文久元年
福包 豊橋のお殿様が作出
http://www.houmeien.co.jp/newpage229.htm
文鳥丸 江戸時代の文献にはすでに出ているので、
かなり古くからあり、広まっていたか

作出と広まっていくのはちがい、
今の実生物もそうだが、作出されても、
広く人気が出て皆が持つまで30年前後、
ものによっては50年はかかるでしょう
1本から5本に増えるのに10年はかかる
文鳥丸のようにすでに広まっていた場合は
それよりかなり前から存在していたのでは?
と考えています

紅流し =紅骨
江戸、明治の文献に多数出現
本高隈 =太白山
作出年度 享保11年(1726)以前か?
作出者 川越家が見出す

玉獅子 明治の初めか?江戸までさかのぼれるか
文献登場
七変化 ?
永島 家康が江戸城入場の折に持って入ったとされる
伝説の万年青
古くは永島おもとという、今でいう千代田おもとや、
獅子おもとなどのグループを指したか
永島の銘観がのこる
玉川竜?
寿?
根岸の松 江戸作出 命名者 篠常五郎
作出者 篠常五郎 作出年度 安政4年(1857)
司鼈甲つかさべっこう
雪月花?
墨流し 江戸
江戸紺
江戸残雪

虎の子
水菜虎 白牡丹

2015年は、
文久は約150年前
安政は約155年前

 

文久(ぶんきゅう)は、日本元号の一つ。万延の後、元治の前。1861年(文久元年)から1864年(文久4年)間での期間を指す。この時代の天皇孝明天皇江戸幕府将軍は徳川家茂

改元

 

安政(あんせい)は、日本元号の一つ。嘉永の後、万延の前。1854年[1]から1860年までの期間を指す。この時代の天皇は、孝明天皇江戸幕府将軍は、徳川家定徳川家茂

改元

朝廷は「文長」を希望していたが、幕府の介入によって「安政」に差し替えられ、実施日も前将軍徳川家慶の月法要(毎月22日)終了後に変えられた。

 

 


素晴らしい蓮香はちすか
明治初期に鹿児島の蓮香氏が発見と伝えられているが
詳しいことは分かっていない大葉では、かなり古い品種があるはずだが、
見分けることが難しいのと、
きちんとした特徴が伝わっていないので難しい


文化庁長官表彰
 
青木慶祐
公益社団法人日本おもと協会名誉会長
 
永年にわたり、おもとの名作者として活躍するとともに、
日本おもと協会の役員・会長を歴任しておもと文化の普及・啓発に
尽力するなど、我が国の芸術文化の振興に多大な貢献をしている
 
 
森進一(67)さん、コロッケ(54)さんら35人と
世界文化遺産に登録された富岡製糸場(群馬県富岡市)を操業停止後も処分せず、05年に市に寄贈するまで保全してきた片倉工業(東京都)の1団体が表彰されました。
 
 
山野草、おもとを取り上げてくださる栃の葉書房でも
青木会長の祝!文化庁長官表彰 特集を予定しています。
 
 
 
平成26年度 文化庁長官表彰
文化庁の広報ページ
 
 
 
 
 
 
 
 
 

徳川家康がお宮参りをした岡崎 六所神社

『始めよう伝統園芸おもと』の本
おもとの豊明園 引越しおもと 趣味者のおもと
http://www.houmeien.co.jp/

鉢とおもとの裏表

 

伝統園芸植物とは?

令和の出典元となった万葉集の奈良時代(7~8世紀)以前から、日本人は植物を愛でてきました。万葉集には4500首の歌が詠まれ、その3分の1が植物を読むほど、日本人と植物は密接にかかわってきました。

伝統園芸植物は、古典園芸・植物とも言われ、特に園芸好きな将軍の多い江戸時代に、日本の美意識で大きく花開き、品種改良されてきた植物です。将軍への献上品として、各藩が自慢の植物を[お留花]として藩の特産品にしています。例を挙げると、鹿児島の薩摩藩では、万年青がその献上品として門外不出になり、万年青の出入りを厳しく取り締まっていました。

今回ご紹介する万年青、富貴蘭、錦糸南天、長生蘭、マツバランから、アサガオ、蓮、カキツバタ、サクラソウ、イワヒバ、カンアオイ、サクラ、ナデシコなどありとあらゆる植物の突然変異が見つかると江戸や京都の町のニュースになっていました。

ヨーロッパや中国のように、園芸といえば華やかな花が愛されてて人気になるのが普通です。日本では、ここにあるようにビザールプランツ、珍奇なものも尊ばれ、そこに日本の伝統園芸のオンリーワンの部分があります。

・ヨーロッパのプラントハンターたちが江戸時代に日本に来て、3つのことに驚きました。1、庶民から将軍まで園芸をたしなむこと、2、日本固有の植物の多さ、3、日本独特の品種改良に驚きました。

日本の伝統園芸植物である菊、あじさい、椿、つつじ、ぎぼうしなど多くの植物が、江戸時代からプラントハンターたちに紹介され、今現在、世界中で愛されています。

 

 

斑入りを楽しむ文化

また、斑入りを楽しむ文化は、江戸後期の(1829年)水野忠暁(みずのただあき)の「草木錦葉集」から世界に広がっていきました。

正座から生まれる小さな変化

名古屋園芸の小笠原左衛門尉亮軒先生がいうには、たたみで正座をする文化では、より小さな変化が目に入り、珍奇なものを愛でる文化が育つ、いすに座る文化では、目線がたかく、葉一枚の小さな変化よりも、植物全体の変化のほうが目にはいるとおっしゃっていました。また、鉢が江戸時代に発達をし、手元で愛でることができると、近付けてみることができ、小さな変化に気づきやすく、日本独自のビザールプランツの文化の土壌になっていきました。

万年青の育て方 

万年青の育て方は、簡単です。日本の、明るい木洩れ日の入る林に広く自生しているので、その環境を作ってあげましょう。

日当たり

・日当たりは、明るい日陰。直射日光は、朝日だけなら問題ないです。直射日光が当たる場所では、よしづ、すだれなどの日よけをして陰を作ってあげます。

 

肥料

・肥料はほんのちょっと。葉は年に2~4枚しかでないので、(1万倍などの)ごく薄い肥料を春から秋の生長期に少しづつあげてください。有機肥料、化学肥料どちらでもよいです。

 

水やり

・水やりは独特で、春と秋はたっぷりと上げてください。冬と真夏は休眠といって生長が止まるので、水のあげすぎにご注意ください。春しっかり、夏は控える、秋しっかり、冬控える、という感じです。

基本的には、乾いたらやる。春と秋は乾く少し手前、というイメージでしょうか。

水をやるときはたっぷりと。底から滝のように水がでてこれば良し!

植え替え

・植え替えは春と秋のエアコンがいらない時期にやります。床の間や家の中で飾るために私たちプロは砂利で植えていますが、土でも問題ありません。1~2年に一度は植え替えをすると元気になります。

 

赤い実

・万年青は生け花の池坊ではお正月の花で、真っ赤の美しい実をつけます。江戸時代からの品種改良の歴史で、赤い実が付かない品種もありますが、葉の長さが15cm以上あれば実はつきます。

 

●動画解説 【2分でわかる、万年青の育て方!】日当たり、肥料、水やり、植え替え、赤い実【万年青の豊明園】How to grow OMOTO

 

おもとの育て方 完全版

1年間のおもとの育て方

https://houmeien.co.jp/omoto-sodatekata 初めての方へ 万年青の育て方

 

万年青展示会 錦鉢

第94回三河おもと名品展
    公益社団法人日本おもと協会三河支部主催
日時 令和2年10月24日(土) 展覧時間午前9時~午後4時
       10月25日(日) 展覧時間午前9時~午後3時
会場 おかざき農遊館 展示室
    愛知県岡崎市阿知和町字乗越12番地
        電話 0564-46-4700
大会事務所 豊明園
        電話 0564-51-4714
 会員以外の一般の方のおもとも受付しています。 連絡は豊明園まで 
おもと
展示会前に錦鉢の用意、オモトと鉢合わせするのも楽しい。
少し余分の鉢がないと植え付けが大変になります。
新鉢は半年位、棚に置いて水をかけると金のまぶしさが沈み落ち着いた鉢に変わり万年青との映りが良くなります。又金が落ち着いてから部屋に飾るのも楽しいです。
イメージ 1
おもと 錦鉢
1週間位水に浸けて置いてからおもとを植え付けすると馴染みやすい。
イメージ 2
おもと 力和(りきわ)
下葉に比べ葉巾が広く厚くなって作あがりしています。
イメージ 3
おもと 
錦鉢に植え付け、万年青の正面を絵柄、足の位置を見て植え付けします。 
イメージ 4
混合砂
使用した混合砂は水洗いして、外の天日にあて雨ざらしにしておきます。又来年度に使用できます。
イメージ 5
おもとの棚
夏はよしづやネットで日除け
冬になると前側に白の寒冷紗をたらします。 水苔も栽培しています。
イメージ 6

お棚拝見のエチケット

お棚拝見のエチケット

◎ 然るべき人の紹介を得て、事前に先方に連絡をとり、承諾を得た
上約束の日時を間違えずに訪問すること。

◎     訪問先には名刺を差し出し、住所氏名をはっきりと告げること。

◎     棚主の許可無くして、次のことは絶対に謹みましょう。
おもとに直接触れること。くわえタバコで見学すること。

◎  見学先のおもとの値ぶみや品定めは、こちらからは絶対に
慎みましょう。

◎ おもとの品名が不明のときは、棚主にお尋ねすること。

以上のことは、お互いに趣味の世界を楽しいものにするための、
一寸した心掛けといえましょう、趣味家として心したいものです。

 

万年青に直接触れることはやめましょう。万年青にあとがつくことがあります。