引越しおもと Q&A FAQ
索引 [索引を隠す]
- Q 引越しおもとに向いているおもとはありますか?
- Q お花屋さんで、おもとは正月にしかないといわれました。なぜですか?
- Q 引越しおもとの中で、玄関用、リビング用、床の間用などはありますか?
- Q 植え替えは必要ですか?
- 動画解説【万年青のQ&A】引越しおもとについて 植え替えは必要?向く品種は?玄関やリビング用のおもと?お花屋さんで万年青を買うには?
- Q 万年青に寿命はありますか?
- Q:ホームセンター、園芸店できれいな万年青を買いましたが、次の年には真っ青になってしまいました。直りますか?
- Q:細長い葉がでるのはなぜ?
- Q:夏場の水やりは?
- Q:殺虫剤、殺菌剤は必要ですか?何が良いですか?
- Q:猫対策していますか?
- Q:現在の育成環境を教えて頂きたいです。
- Q:春、万年青を日向ぼっこさせていたらしわしわになってしまいました。
Q 引越しおもとに向いているおもとはありますか?
A おもと自体が、万年青と書き、万年、青々としている常緑の縁起物です。徳川家康公が江戸城入城の際に、まず3鉢の万年青を入れ、床の間に飾ったという故事や、室町時代からの池坊でも、お正月のお花、お祝いのお花として用いられます。そういったことからも、どんな万年青も、引越し万年青に向いていると思います。
私たち豊明園では、1000種以上あるとも言われる万年青の中でも、
丈夫なこと
縁起の良い名前
この2点を考えて、引越しおもとをお勧めしています。お多福、新生殿、大黒殿、瑞泉、縞獅子、嶺雲、福宝殿などです。
Q お花屋さんで、おもとは正月にしかないといわれました。なぜですか?
A 万年青は、多くのお花屋さんでは、お正月前の生け花のときしか入ってきません。江戸時代以前より、お正月の生け花として使われてきました。
万年青は、常緑であることから、その人や家が常に繁栄することを願う植物でした。
また、赤い実がなることや、若葉、新葉を古い葉が包むように育つことから、子孫繁栄、代々家が続くことを願う植物でした。
Q 引越しおもとの中で、玄関用、リビング用、床の間用などはありますか?
A 私たちは特にそういったことは考えていません。しいて言うなら、その中でも日の強い場所では葉肉の厚い羅紗をお勧めしたりすることはあります。
もし、玄関でも、床の間や寝室、おトイレなど日があまり当たらない場所で育てたい方は、1週間暗い場所(万年青が植物として光合成があまりできない場所)に置いたら、2-3週間は明るい半日蔭の場所に置くなどの場所替え(ローテーション)をすると、元気に育ってくれます。
Q 植え替えは必要ですか?
A 数年後に必要です。豊明園では、引越しおもとは1~3年は植え替えなくてもよいようにして、お送りしています。その後、鉢がパンパンになった、万年青が大きくなったなどの様々な理由で、植え替えは必要です。
豊明園で一緒にやることもできますし、簡単なので以下のリンクを参照しながらホームセンターの用土で植え替えできます。
豊明園で買っていただいたものでないものを植え替えしてほしいとき、一鉢2000円(送料別)かかります。2020.6.27時点 変更あります。
動画解説【万年青のQ&A】引越しおもとについて 植え替えは必要?向く品種は?玄関やリビング用のおもと?お花屋さんで万年青を買うには?
【万年青の豊明園】【Good Fortune OMOTO Q&A】
Q 万年青に寿命はありますか?
A 名前の通り、万年生きます。管理さえよければ、常緑の多年草なので、いくらでも長生きします。
万年青は1~3年生を苗、4年生以降を親と呼びます。
Q:ホームセンター、園芸店できれいな万年青を買いましたが、次の年には真っ青になってしまいました。直りますか?
Q:細長い葉がでるのはなぜ?
A:徒長葉、もしくは、肥料不足、品種の特徴が考えられます。それぞれ、置き場所を変えて、日をもう少しあてる、肥料を増やすことで改善できます。以下のページを参照してください。
Q:夏場の水やりは?
A:日中は控えてください。気温が30℃以下の、早朝か夕方、夜に水をあげてください。
Q:殺虫剤、殺菌剤は必要ですか?何が良いですか?
Q:猫対策していますか?
水苔に網やワイヤーの蓋などすれば猫にイタズラされないかなと考えています。野良猫は嫌いではないのですが…。
A:竹酢液、農業用のネットを使っています。
私たちの場合は万年青を倒して遊ぶのでかなり被害がありました。
こちらが田舎で周りの民家が遠いので、温室周りに竹酢液を原液でまくと、猫は鼻がよいのでまず近づかないようになります。が、人間も最初は強い匂いで近づかないようになります笑
千倍や5000倍で私たちは竹酢液を万年青にもかけるので、それでも効くかもしれませんね。
稀ですが、猫、鳥が水苔をつついて遊ぶので、一応農業用のネットを水苔の発泡スチロールの上にのせてあります。
Q:現在の育成環境を教えて頂きたいです。
お客様からのご質問
私たちのHPの、おもとの育て方 7月 岡崎市
A:2025.3.16現在の販売品は、冬場は写真の温室で育てています。
採光 光について
温室は写真の左手が東側で、朝日が入ります。右手は西側で、山側になり、西日を遮る作りになっています。
温室の寒冷紗 日よけは50%を1枚、ほぼ張りっぱなしにしています。夏はもう1枚日よけをします。
この温室は、午後からの直射日光は遮るように作ってあるので、午後からは直射日光は全く当たらない、明るい日陰、という感じでしょうか。
水やりについて:12月~3月初めまでは約1週間に1回、しっかりとした抜き水(鉢の底からドバドバ水が流れるまでの水やり)をし、
これからだんだんと乾きが早くなるので、4月からゴールデンウイークには3-4日に1回の水やりにしていく予定です。
肥料について:小さなもの、葉数の少ないものは1個、肥料をこれから置く予定です。
風について:冬の風は北風が強く当たるので、締め切るほどではないですが、冬の強風、寒風はカットしていました。
これからはもっと風を当てていきます。
備考:温室内ですが、万年青は寒さに強いので暖房や、湿度などはコントロールせず、自然任せです。
冬から春にかけて、このような環境で育てた万年青をネット上で販売しています。私たちの一年の育て方はブログ、Youtubeでも紹介しているので、そちらも参考にしてください。
Q:春、万年青を日向ぼっこさせていたらしわしわになってしまいました。
お客様からのご質問
昼、玄関出窓に置いていたのですがかなり高温になってしまったからか、上の水苔が浮いた感じになっていて、葉がしわしわな感じです。
根ぐさりかもう枯れてしまうのでしょうか?
A:春、これからの生長期に向けて、水を沢山吸って、根を伸ばしたい時期です。光を受けたり、温かい場所ですと、葉の蒸散が活発になり、沢山水が吸えて、根が伸びます。蒸散で葉からどんどん水が出ていくときに、根からの水が切れてしまうと、葉がクタクタに柔らかくなったり、最終的にしわしわになっていきます。これが、日陰で日が弱かったり、水をしっかりやった後なら水切れまでではなかなかいかないです。ですが、日が強かったり、温度が高い、乾燥した強い風があると、葉からの蒸散が止まれずに葉の中の水まで蒸散で抜けていってしまいます。
自然界でも稀ですが在りうることで、葉がしわしわになりますが、雨がしっかり降ることで戻ってきます。
そのため、今回もしっかりと根を水に浸すと葉に水が戻ることがあると思います。水を入れたバケツの中に万年青の首元まで浸し、しっかりと水をすわせてあげましょう。
ちなみに、約1万株弱を育てている私たち万年青の豊明園では、春から夏の生長期、温室でも外棚でも、2-3000鉢の内、少し葉がクタクタになる万年青がでてから水やりをしています。