おもとのふやし方 株分け 割り子 | 植え替え

万年青の繁殖 株分け 割り子

万年青の株分け、割り子と呼ばれる、万年青のふやし方について。

万年青の子供は、1~3才で、親は5~8才です。

子供は4才くらいから出始め、親になると1本から2本の子が出てきます。その子供を株分けしていきます。

万年青では、株分けのことを、子をパキっと親株から【割る】ので割り子と言っています。

この株分けの方法は、地植えであっても、大きな万年青、小さな万年青でも同じ方法でやっています。

株分け、割り子のタイミング

株分け、割り子をする時期は、春の3月4月、秋の10月11月が一番適期です。植え替えと同じで、クーラーや暖房のいらない時期がよいですね。

子供を株分けするとき、注意したいのが子の大きさ。この写真の左の子株のように、親株からでて2~3才の子株を分けるのが安全でしょう。子が出た!早くふやそう!と思ってすぐに割ると、子がまだ独り立ちできないときに、例えば、小学生くらいで自立させようとするようなもので、うまくいきません。ある程度、脛をかじらせてあげて、自立できるようになってから、株分け、割り子をします。

 

 

株分けの際に、まず鉢から抜いてみます。

真っ白の根が現在動いている根。もう少し黄色になっているものは半年前、また茶色になっているのはもう半年前の根。春と秋に根がでるので、いつの根かわかります。

ここでは、まず茶色や黒ずんだ、スカスカになった根は取り除きます。

ランセット (芋切り・株分けする道具)使い方

このとき、私たちは、このランセットを使います。万年青専用の刃物で、株分けなどをするときに、刃物で芋や根を傷めたいように極薄刃に作られています。

ランセットや、ハサミで古根を芋元から切り離していきます。

 

子株に根が3本以上あるか確認

悪い根を取り除いたら、根元が分かるように水洗いします。

ここで

子株に根が3本以上あるか確認します。5本ほどあるとよいですね。

このとき、子供が大きくても根が1本だったり、短いときがあります。(私たちでは管理ができるのでそれでもやってしまいますが、)そんなときは勇気ある撤退。半年後に株分けをすれば簡単にできるので、潔くあきらめます。

 

中級者用のアドバイスになってしまいますが、あまり子供を付け過ぎていても、万年青は子供にまず栄養を送るので、親株が貧相になることがあるので、そこは見極めます。

 

ランセットを入れる

子と親の境目にランセット(ナイフ)を入れ切り取ります。この時のポイントは、ランセットを持つ右手を動かさず、おもとを持つ左手を動かす気持で割り取ります。

ランセットが、6割ほど入ったところ。

 

 

親株、子株の根元を握り両手で分けます。

 

根の数や芋具合、痛み具合などを良く観察する。白い根であれば生育良好。
(但し根は用土の色と少し近づいた色になる)

 

割った時の音を聞こう!?

2たつに分けた状態。手で分ける時の音を聞いてください。音により芋の良しあしが分かります。今までの肥料の多いなら音があまりせず、パキっといい音がすれば、肥料は少なく、健全という事が分かります。

白く見える部分が割り口です。

 

2株に分けれました

割れました!左が親株、右が子株です。

割った口を、割り口や鏡と呼んでいます。ここから病気や菌が入るので、割り口に炭を練った練り炭を塗り、それぞれ植えます。

最初に、子があまり小さいときに割らない方が安全というお話をしましたが、子株が若いと、この割り口が大きくなってしまい、そこから病気が入りやすくなります。下手をすると、子株だけでなく、親株も同じく、大きな割り口なので、両方傷んでしまうこともあります。2~3才になると写真のように割り口が小さくなるので、安全です。

地植えのおもとでは、ランセットなどいらずに、ばきってやっていただいて大丈夫です。

 

●動画解説 【万年青のふやし方】おもとの株分け・割り子の方法 ランセット

【万年青の豊明園】【Propagation : How to multiply OMOTO by Division】

 

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