万年青(おもと)の別名は?

万年青は日本で様々な使われ方をしてきたので別名が多い

万年青(おもと)は、古くは薬草として、また、引越し万年青やお祝い万年青、生け花としても用いられてきた歴史があります。また、雪隠万年青(せっちんおもと)のように、外のトイレの脇に万年青を植えることで不浄な場所を清浄にする、という意味合いや、引越しの際にまず万年青を植える、入れることや、屋敷の鬼門の方向に万年青を植えるなど、風水でも大切にされた植物でありました。万年青の使われ方が様々なので、実は別名も非常に多い。植物の中でも一番なのでは?と思っています。

今、私たちが楽しんでいる園芸としての万年青は江戸時代の園芸ブームで大きく花開いたものです。

日本での別名

日本では、万年青、萬年青、霊草、老母草 冬不凋草 不老草 レイロ・リロ(藜蘆、藜芦、莉蘆、黎蘆)、縁起草、吉草、長寿草、辛抱草(しんぼうぐさ)、イワラン、烏木毒、於茂登、御許、ともよばれています。

万年青が常緑、長寿で生命力のあることから、万年青、萬年青、長寿草

冬も枯れない常緑から、冬不凋草、万年青

毎年下葉は落ちるが、同じように新芽がでて姿は変わらないことから 不老草

実が付いたとき、母(古い葉)が子(新しい実、葉)を守るように育つため 老母草

冬、他の植物が葉を落とすときも力強く常緑の葉が長く楽しめたことから長寿草

常緑で長寿なことや、風水として大切にされたことから縁起草、吉草、霊草

万年青を遊ぶ時、辛抱して増やしていけばいつか報われるというところから辛抱草

古くの薬草書からレイロ・リロ(藜蘆、藜芦、莉蘆、黎蘆)

中国名「烏木毒」の中国読み[wu-mu-tu]からとも。烏木毒

原産と言われる地名から於茂登、御許、於茂登山、御許山がある それらの山はいずれも霊山として、日本人に信仰され、大切にされてきた山です。

Wikiより 於茂登岳(おもとだけ)は、沖縄県石垣市にある標高525.5メートルのである。地元ではウムトゥダギと呼ぶ。『球陽』では宇本嶽宇茂登嶽と記されている[1]。於茂登岳は沖縄県の最高峰で、正保年間の『正保国絵図』に名前が記された琉球で唯一の山である。 古くから霊山として信仰の中心的存在であり、山名の「ウムトゥ」は「島の大本」を意味するともいう[1]。『

 

 

万年青の花言葉

花言葉も、その植物の今までの使われ方が花言葉が決まってきます。植物の性質と、文学や風習、文化が元となって花言葉ができるので、万年青のように日本人、中国人の生活に根差した植物には多くの花言葉があります。

(長寿) (母性の愛) (永遠の繁栄) (長命) (崇高な精神)

常緑で、それこそ万年、青々としているという万年青の名の通り、【長寿・長命】や【永遠の繁栄】という花言葉は誰でもわかります。

万年青の野生種は、お正月に赤い実がなります。日光東照宮や北野天満宮の400年前の万年青彫刻にも赤い実を付けた万年青が彫ってあります。600年の歴史があるとも言われる生け花の池坊は、お正月、結婚式などの祝いの席に万年青を実付きで立てます。赤い実(子供)を青い万年青の葉(母)が包むように育つ万年青をみて、【母性の愛】という花言葉が生まれたのでしょう。

万年青などの園芸は、古くは園藝と書き、その藝は、植物に手を添え、土を植えることを意味しています。藝術はもともとは、高貴な人の植物を楽しむことでした。古くから高貴な人の生け花や、趣味として発展してきた万年青の花言葉に、【崇高な精神】が入るのは当然かもしれません。

 

芸 藝の字源

  • 原字は「」で「」+「」+「」(両手を添える様)の会意文字で、植物に手を添え土に植えることを意味した。「艸」を添え、「」として、植物であることを強調。「」は「」を音符とし、「たがやす」に意を持った別字であったが、後に混同された。

意義

  1. 植物を植える。
  2. 技術
  3. 才能也–【康煕字典網上版】-原圖掃描版 -檢字- 1065 快速跳頁 [1]
  4. 人前で演じるための特別な技。

Wikiより

 

花言葉(はなことば、: langage des fleurs: language of flowers: Blumensprache[1])は、象徴的な意味を持たせるため植物に与えられる言葉で、一般に「バラの花言葉は愛情」のように植物と単語の組み合わせで示される。日本では、主に西欧起源のものを核として様々なバリエーションがあり、花をつけるものだけでなく、草や樹木にも花言葉が考えられている。花詞とも表記される。 Wikiより

 

 

万年青と付く他の植物

万年青が古くから大切にされ、また姿が特徴的なので、他の植物にも万年青とつく植物があります。

砂漠万年青 奇想天外 ウェルウィッチア

紫万年青

濱万年青 浜万年青

眉刷毛万年青

 

 

中国では

万年青 マンネンチェン 冬不凋草(常緑で冬に枯れないことから)

中国では古くから薬草として用いられ、日本と同じく、原産地でもあります。

漢方では

和漢薬、和漢方、漢方では、万年青根、万年青葉、万年青実として使われます。

英語名・学名は

学名のRohdea japonica Roth

Nippon Lily

Japanese Sacred Lily

日本で神聖に扱われていた植物として伝わっています。