万年青 自然の葉落ち
索引
春から秋の自然の葉落ち
縞獅子(しまじし)
縞柄の美しい巻き葉、下葉が枯れ始めました。3年前の葉です、関東以西の夏30℃以上が続く場所ですと葉が落ちやすい。(自然の現象) 6月~8月にかけて葉落ちし始めます。
葉落ちは今の時期、一番気になるところだと思います。
葉落ちは、どんなに作の上手い方でも毎年2枚は落ちるもので、大抵は1年分の葉が(今年2枚でるものは2枚前後、今年6枚出るものは6枚前後)落ちるのは自然で、逆らえないことです。一般的に、自然以上に葉落ちがする場合は、水やりももちろんですが、親木など、葉数の多い物ではそういったことがあります。
環境の変化で落ちてしまいます。これは作が慣れてくるとだんだんと葉落ちは少なくすることが出来ます。湿度を高めたり、肥料を少し多めにやったりという方法。肥料が少なくても、養分を新芽に移すため下葉を落としてしまいます。これは春先からの肥料で補うことで少なく出来ます。
新芽の伸びが悪かったりしたものはこの可能性があります。また、寒い地域からの環境の変化も、太平洋側や九州の方では大きいです。湿度、気温の厳しさが違います。
最初は難しいのですが、植え替えのしすぎも、根芋の環境ががらっと変わってしまうので気をつけたいところです。根芋が健全なら、お棚の環境にあってこれば力、勢いがつき、次第に葉数はたまっていくと思います。
おもと
おもとの葉おち現象 日出の松(ひいでのまつ)7月11日
温度・湿度が高くなと新根が出てきたり腰が太くなったりして下葉の色が変わってきます(自然現象)、又新葉や子供などが出てきて楽しい時期です。常緑樹もこの時期に葉が変わります。
春から秋の葉落ち、葉焼けについての動画
お客様からの下葉が黄色くなったお写真
自分の大切な万年青が、このように葉が黄色くなってきたら心配になってしまいますね。
地域や、その年の気候にもよりますが、桜の時期から秋が終わるまで、下葉が黄色くなって心配しているというご連絡は多いです。皆様、枯れてしまんじゃ、と心配になってなのですが、心配いりません。
上の説明でもあるように、自然のことなので、いかんともできません。
下葉の栄養がちょうど伸び始めている新芽に移っていると思って、気長に楽しんでいきましょう。2年目以降からは、大丈夫なことがわかるので、ああ自然だなと納得されると思います。
K様、大切な万年青のお写真をお貸しくださり、ありがとうございました。
自然の葉落ち根を見る
おもと6月15日 下葉枯の時期(自然現象)
おもと 鉢から抜いてみると、葉を破って、元気な新根が沢山でていました。
万年青のトラブル編
ここから
万年青 自然の葉落ち
万年青の葉が黄色に!?なぜ?
こんにちは、万年青の豊明園です。今回は、万年青の葉が黄色に!?なぜ?
について、下葉が落ちる、原因と対策についてお話します。
トピックは 8つ
自然の葉落ち | 古い下葉から、新芽に栄養が移動する |
環境の変化 | 処理の仕方と対策 |
植え替えのしすぎ | まとめ |
新根が下葉を突き破る | 他の葉が黄色くなる症状 |
では早速、いってみよう!
自然の葉落ち
葉落ちは春から秋の生長期、一番気になるところだと思います。
葉落ちは、どんなに作の上手い方でも毎年2枚は落ちるもので、大抵は1年分の葉が落ちるのは自然で、逆らえないことです。例えば、今年2枚でるものは2枚前後下葉が落ち、今年6枚出るものは6枚前後下葉が落ちます。自然なこと、自然な生理なので問題ありません。初心者さんは初めびっくりしてしまいますが、2年目以降からは、大丈夫なことがわかるので、ああ自然だなと納得されると思います。
環境の変化
場所が大きく変わるなどの環境の変化でも落ちてしまいます。これは作が慣れてくるとだんだんと葉落ちは少なくすることが出来ます。湿度を高めたり、肥料を少し多めにやったりという方法です。肥料が少なくても、養分を新芽に移すため下葉を落としてしまいます。これは春先からの肥料で補うことで少なく出来ます。
新芽の伸びが悪かったりしたものはこの可能性があります。一般的に、寒い地域から暖かい地域へ環境が変化すると、下葉がより落ちやすくなります。逆に、暑さの厳しい地域から、涼しい地域に移動すると葉が溜まりやすいです。
植え替えのしすぎ
植え替えをすると、根芋の環境ががらっと変わってしまいます。その刺激で、新根がでるので元気になりますが、下葉を突き破り、下葉がおちてしまいます。状態が悪い緊急事態を除けば、1年に1回か2年に1回の植え替えがよいでしょう。
新根が下葉を突き破る
古い下葉から、新芽に栄養が移動する
古い下葉が落ち始めたら、下葉の栄養がちょうど今、伸び始めている新芽、新しい葉っぱに移っていると思って、気長に楽しんでいきましょう。それでも、肥料が少なすぎて、新芽の栄養が足りず、やむなく下葉の栄養を移し替えているときもあります。それは肥料が足りていないので、置肥、液肥、微量要素、ワラ灰、バランスよく使って新芽の栄養を補給しましょう。
対処の仕方と対策
対処の仕方
葉が黄色くなったら、その都度ハサミで切ってもよいですし、葉が完全に枯れて、カラカラになってからなら手で簡単につるりと取れます。
あまりよくないのは、下葉が黄色くなったので、手でむしり取ってしまうこと。まず大丈夫ですが、稀にそこが傷口になって傷むことがあります。よく切れるハサミで切りましょう。この葉の根本に芋ができてきます。
対策
春から秋の新根の伸びる時期、新根が下葉を突き破るのは万年青の自然な生理なので、そのままで大丈夫です。環境の変化もしょうがないですね。肥料が少なく、下葉から新芽に栄養が移っているようなら、肥料を少し増やします。植え替えも、力のある木は1年に1回から、2-3年に1回の植え替えにすると、葉が溜まっていきます。
まとめ
自然の葉落ち おもとは紅葉の秋に一気に葉が落ちるのではなく、常緑多年草なので春から秋の生長期に少しづつ葉が落ちます。自然なので、そういうものと思って育てましょう。
環境の変化 環境が変わると最初の1年は慣れるまでかかりますが、その後、調子を取り戻すので心配無用です。
植え替えのしすぎ 植え替えは楽しいですが、年に2回も3回もすると根の環境が変わり過ぎて、下葉が落ちます。
新根が下葉を突き破る 生長期のありがたい、喜ばしい自然現象なので、どんどん新根を伸ばして、今年の新芽の数を増やしましょう。
古い下葉から、新芽に栄養が移動する 肥料が足りません。置肥、液肥、微量要素、ワラ灰、バランスよく使って新芽の栄養を補給しましょう。
処理の仕方と対策 無理に引きちぎらず、黄色い部分を切っていきましょう。カラカラになってから下葉を取るのも👍です。
おもとの下葉が落ちると、初心者さんだけでなく、玄人でも心配になります。自分が大切に育てているので当たり前ですね。春から秋の生長期に葉が落ちるのは自然なことなので、生長しているんだと思って、この時期も万年青を楽しみましょう!
他の葉が黄色くなる症状
自分のもっている万年青が全部、もしくはほとんど葉が黄色くなる場合は、薬害、水切れが考えられます。
また、葉の薄い部分、葉の白い部分が赤くなっているのは葉焼けを疑います。
丸くぽつぽつと症状が出たりするのは、病気の可能性が高いです。
それぞれ解説しているので、心配な方は説明欄から見てみてください。
薬害について↓
●動画解説【葉っぱが黄色くなる】万年青が枯れる!?下葉が落ちる、葉が赤くなる原因と対策
【万年青の豊明園】【How to Grow OMOTO】Rohdea japonica萬年青 万年青トラブル 生長期よくある
●動画解説 要約版 2分30秒【葉っぱが黄色くなる】下葉が落ちる、葉が赤くなる原因と対策
【万年青の豊明園】【How to Grow OMOTO】Rohdea japonica萬年青 万年青トラブル 生長期よくある