お多福の図 (おたふくのず)

分類    羅紗系統  図物
発見年度  昭和25年
登録    昭和45年
発見者    鈴木和三郎(愛知県)
命名者    不詳
登録者    日本萬年青連合会
発見地    愛知県

羅紗図もの代表品種。「お多福」の丸味のある葉に、雪白の図が打ち込むように現れる。地の緑が多く、他の羅紗図ものと比べても図のコントラストが美しい。歴史も古く、白さが素晴らしい「塩村性」が有名。羅紗図物の特徴として、元木より少し小型になる。作をかける時も小型にに作り込むと図量がおおくなる。性質は「お多福」に同じ。

お多福の図 (おたふくのず)

鉢3号  芋吹き1年生 深い濃緑色の広い葉に図を現す図性の良い系統。性質は丈夫で作り易い品種。 性質は強健で作り易い。繁殖良い品種。特徴ある木。

 

お多福の図(おたふくのず) 5年生 鉢3.8号
図性の良い系統(塩村性)深い濃緑色の広い葉に図を現す。性質は丈夫で作り易い品種。図柄により価格の差があります。

羅紗図物の王者 「お多福の図」は三河の各地で図が入ったので、詳しく調べればかなりの系統があるでしょう。同じ図でも、殖えていけばその中での良い図性というものが生まれてきます。図の中で「後暗み」という言葉がありますが、最初の芽出しのころはよかったが秋に暗くなっていくもので、これはさけなければなりません。秋も新芽のころの美しさを失わず、冬の寒さでより白さのましてくるこの系統はやはり楽しみです。図も白いからといって夏から秋にかけて日から遠ざけてはなりません。強い直射はさけますが、図を隠すように暗い影においては図もくらんできてしまいます。他の羅紗と同じようにしっかりと日をとり、健康的に作っていきたいです。

おもと  お多福の図(おたふくのず)

昔、図物の高い時1965年頃(お多福の図35万晃明殿の図130万長生殿の図35万)(長生殿6千お多福5千晃明殿7万)豊明園では図屋敷という場所(愛知県知多郡武豊町)を借りて図物を出していました。

その場所の環境は海沿いのミカンの木の植え込みしてある所でミカンの木も消毒もしてなく煤病の出るような木の下です。その場所に春先より残雪や壽(当時図系統で一番安い品種)を植え付け、目的の図のほしい品種

千代田の松やお多福・長生殿・などのおもとの根を絡ませ植えたものです。入梅時期に入り気温湿度の高い時見に行くともやもやとした部分が現れている物がありました。数はたくさん出ましたが9月頃になると図量が減少したりはっきり鮮明に現れるものはごく一部でした。その時豊明園2代目水野淳蔵が見出したおもと「お多福の図」を懇意にしていた石川県の塩村一良氏に買っていただいた物が現在の「お多福の図塩村性」です。