帽子 (ぼうし)

分類    中葉系統
作出年代  江戸から明治
登録
作出者    不詳
命名者
登録者

帽子(ぼうし)。江戸から明治時代の古い万年青。現在は、帽子に図の入った【寿 ことぶき】と、帽子に虎の入った【帽子の虎・新寿】の方が数量はあるでしょう。寿は図性の良いものが出てきて、人気で欲しい方が多い品種。

 

この帽子は、地植えでお庭の北東の鬼門に植えられる方も多いです。古くからの歴史ある町では帽子が地植えされているのを見かけることがあります。

 

葉は波うち、覆輪をかけます。株でみると覆輪にはムラがあり、深いところ、浅いところがあります。日を良くとることで深い覆輪を多く出させます。葉先に覆輪がちょっと回っているところから、葉の帽子の覆輪、という意味で帽子という名前になったのでしょうか。三河ではそう伝わっています。

葉肉は厚めで、縦の筋があります。濃紺色の葉色に、縮緬地と呼ばれる葉の表面に縦じわを現した葉姿

地植えにも向く。今では希少品種。

 

 

寿 (ことぶき) Kotobuki

 

 

 

 

寿の花 (ことぶきのはな)  武陵の華

聖雲殿 (せいうんでん)Seiunden

峻嶺 地肌・紺性の強い葉