万年青の育て方 日の強さと肥料の関係

一歩進んだ万年青作り

おもとには、日を当てればいいの?日陰がいいの?

というお客様のご質問に回答します。

どちらも正解で、結局は環境による、という答えになります。

万年青は半日陰植物

といわれるように、明るい日陰が自生地になっていることが多いです。

また、万年青は生命力がある、適応力がある、とも言われ、

日が強くても、葉色は薄くなりながらも、葉焼けになりながらその場所に適応し、逆に、日がほとんどない暗い林床でも、葉の色は濃く、徒長気味でも育っていきます。

水やりが楽なのは日陰

それでも、水やりが楽になるのは日陰です。日が少ない分、蒸散もゆったりとしていて、水を消費しません。

日陰で失敗する原因は

水の上げ過ぎ。水がまだたっぷりあるのにどんどん水を上げて、根腐れを起こしてしまいます。また、日が弱いと病気や虫への抵抗性が弱くなり、病気や虫が発生すると人間がしっかりと管理が必要になります。

 

私たちの万年青栽培の理想は、

直射日光

年中、朝日は直射日光をしっかりとりたいです。やはり朝日をしっかりと浴びた植物は元気になります。冬場は愛知県岡崎市の万年青の豊明園のお棚では、午前中いっぱい、真夏は朝7時までは直射日光をとります。

日陰にはどのタイミングでする?

日には葉焼けのギリギリまで当てたいと考えています。真夏は8時に直射日光を当てていると気温も35-40℃になり厳しいので50%の日よけをします。それから、日が高くなって次の葉焼けのギリギリまで日をあて、また50%の日よけをかけ、2重にします。

冬場は一日中当てるものもありますが、午後から日よけをすることもあります。

ギリギリまで日を取ることで、葉は厚く、腰は太く、覆輪は深く、芸に深みあるスパルタ作りのがっちりとした作りになります。どこにお嫁に行ってもたくましく良くできるでしょう。その代わり、水管理はとても丁寧にしないとすぐに葉焼けしてしまいます。

ギリギリまで日を取ることは、水管理がとてもシビアになってきます。

日光は運動、肥料はご飯?

古くから、日光は運動、肥料はご飯といわれています。日をしっかりと当てているのにご飯である肥料が少ないと途中で息切れしてしまいます。逆に、日は弱いのに、ご飯である肥料が多いとメタボになって、病気になり易くなってしまいます。

自分のお棚が一日中、日があたる場所なのか、日があまり当たらない場所なのかによっても肥料の量は違ってきます。自分の環境に合わせた管理が大切です。

日光の割りに、ご飯(肥料)を上げ過ぎないようにするのが大切です。

私たち万年青の豊明園は、2代目、3代目が、朝いちばんの朝日から夕方4時くらいまでの日が入る場所、夕日はさえぎれる場所を考えて今の場所に万年青のために引っ越してきました。

 

日光の強さ、弱さ

日の強さで、万年青がどう変わっていくのか。

日が強くなれば

日が強くなればなるほど、葉は厚くなり、腰は太くなり、芸は良くなり、覆輪は深くなります子供も出やすくなります。縞柄、図柄などの柄物は、柄がパチッとはっきりします。力、勢いもでてきます。その分、蒸散は活発になるので、水やりの頻度は上がります。

この図より日が強くなると、葉の色が薄くなっていき、時に葉焼けも起こし、日が強すぎて枯れてしまいます。

日が弱くなれば

日が弱くなればなるほど、万年青は光を求めて徒長するので、体の大きさは大きくなります。その代わり、葉の厚さは薄く、覆輪も浅くなっていきます。日が弱いので、水やりの頻度は下がり、しっかりと間隔をあけて、水のやり過ぎによる根腐れに注意します。

日が弱いと、病気、虫にも弱くなってくるので注意します。

この図よりも日が弱くなると、完全にもやしのように、真っ白な葉になります。

 

 

日光の強さ、肥料の強さで考えると、斜めの線のように、日光が強くなれば肥料も多くして、日光が弱ければ、肥料も少なくすればバランスの取れた肥料になるでしょう。

 

この図はどう使う?

私たちのお棚の環境、特に日光の環境は、日よけで日陰を作るのは簡単ですが、より日光を当てるようにするのは難しいです。隣の家を壊して日を取ることはできないので、日光の量は決まってきます。

自分の日光の量に合わせて肥料や水やりを自分で考えてもらえればと思ってこの図をつくりました。

 

 

 

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