四君子 (しくんし) Shikunshi

分類    薄葉系統  獅子系
作出年代  昭和36年代
登録    昭和58年
作出者   水野淳蔵(豊明園2代)
命名者   牧野博(埼玉県)
登録者    牧野博
作出地    豊明園 (愛知県)

おもとの系統の中で、初心者さんに真っ先に覚えてもらえるのが獅子系統です。くるくると巻く、可愛らしい姿は女性や若い方に人気で、引越しおもとなどでもよくでます。そんな獅子の中でも、芸の素晴らしいものは『四君子(しくんし)』です。でた当初は、その気品のある芸、巻きの魅力に、獅子のスーパースターと呼ばれました。

獅子系の代表品種。粗い地合いを持ち、若いうちは高い甲竜を現し、成長するにつれ低い総雅糸竜を現す。巻き方は強く、折れ曲がるような‘角巻き’をみせて力強い。姿は乱さず、きめの細かい地合いは繊細で上品な容姿となり一見して判別がつく

四君子は、豊明園2代目の水野淳蔵が昭和36年に麒麟獅子×晃明錦の交配で作出。 当歳で、命名者の牧野博氏(埼玉県)に棚入れしたが、価格で1万円!当時では破格の値段で、業者仲間には高すぎる、良くならない、といろいろ言われたそうです。牧野氏は東京大学出身の医学博士で、水野淳蔵とは同い年。気も合い、ともに名もない実生時代から、四君子を伸ばしていきました。

四君子(しくんし) 3.3号鉢 2年生 若いころは巻きも穏やかで親とは似ても似つかぬ姿だが、地合いや姿に気品がある。

 

獅子芸

5~6年生。巻き、芸ともにしっかりと現し、迫力がある。角巻きや高い甲竜を見せる。

良い芸を出すコツ

春、芽の出る時期は陽を強めに、後に弱めることで葉の伸びもよく、作りやすいでしょ う。羅紗のような芸を現しますが、芸をよくしよぅと陽が強ければ、獅子の巻きが悪くなってしまいます。芸の良さと獅子の巻き、両方を同時に引き出す陽の採り具合を見極めてください。

苗から若親までは順調に生長します。殖えの良い木なので若いぅちから子上げをするた め、親木がなかなか大きくならず、芸が変わらない若親の時期が1〜3年ほどあります。 おもとは辛抱草とも言われ、ここでじつくりと力をつけることである年を境に素晴らしい 芸をみせてくれます。芸が良くなれば、芋切りなどをしない限り、毎年美術木として維持しやすい木です。

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おもと 四君子(しくんし)   
子付の四君子、子供の柄がハデ柄になっています。縞物は親木の柄が良くても様々な柄に変わります。
四君子
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2年生、昨年度1本根だった四君子の植え替え
四君子
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根が1本の場合は水苔を添えて植え付けします。おもとがぐらつくのを防ぎ水の吸い上げを助けています。1年たち根数も多くなり元気に育っています。この状態ですともう1年植え替えしなくても良く出来ます。
植え込む鉢はなるべく小さめの鉢が良いです。用土は今まで良く出来ていれば変える必要はないです。
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四君子
鉢から抜くと白い葉の子供が出ていました。
下の方の子供は植え替えの時にはなして独立させます。
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四君子(しくんし)
獅子系の代表品種きめ細かい地会いで葉は角巻きは強く、
甲竜、雅糸竜を現す、性質は強健で作りやすい品種です。
昭和36年、豊明園で生まれた品種。 
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四君子(しくんし)
獅子系統の中で四君子が一番最高位を狙いやすい品種。姿、巻き、葉の芸を楽しむ。この木は連続で賞に輝いています。