双天 (そうてん) Soten

分類    羅紗系統
作出年代  昭和60年
登録    平成17年
作出者    山田良典 (熊本県)
命名者    山田良典 (熊本県)
登録者    山田良典・木村宗武 (熊本県)庄秀男(大分県)平野吾知(愛知県)

葉長5㎝、葉幅2㎝内外の小型種。首元が太く、腰の低い安定感のある端正な容姿は、独特の風格を感じさせる。肉厚の葉に、粗い熨斗、雅糸竜がかかり、跳ね竜、玉竜、鈴虫剣など多彩な葉芸が魅力的で、濃緑色の深い地合いと調和して、個性を主張する。性質は強健で繁殖良い。採光は強めで良く、施肥は中程度で良い。

双天(そうてん) 芋吹き苗 3.0号

 

2019年度の羅紗銘鑑にて、金文字の品種に双天は鎮座している

金文字は18点のみで、天光冠、新生殿、琴治、旭翠、聖雲殿、富国殿、お多福の図、力和など人気、質ともに羅紗最上と認められたものだけに冠せられる栄誉。

萬年青界の素晴らしいところは、この質を見る時に価格ではないところ。入門品種である新生殿(若い苗では2000~5000円)も価格ではなく、その価値、芸の質をみて金文字を決めている。

双天が金文字になるということは、これらの最高の羅紗の一員として認められたということ。

 

割り子1才 根出しもよいので、繁殖はよい

芸も早く、楽しみな木

登録者・山田良典氏が作出。熊本は宮本武蔵所縁の地。二天一流にちなんで、「双天」と同氏が命名した。中小型種で、腰折れ良く、葉重ねもいい。濃緑色の地に雪白の大覆輪となる。葉肉のある熨斗芸と粗い総雅糸竜を見せ、中ふくらみの豊かな葉型は一段と魅力を増す。