四海波 (しかいなみ)

分類    薄葉系統  縞甲系 
作出年代     昭和10年代
登録    昭和23年
作出者    不詳(愛知県三河地方)
命名者    梶山一直 (東京都)
登録者

地変縞甲竜型。中型種。濃緑色の葉はなめらかな艶があり、白の覆輪が太くかかる。甲竜、雅糸竜の芸を現すが、多くは中細の樋葉となる性質は丈夫で繁殖も良い。実付きの良い品種。露地植えでもよくできる。

四海波(しかいなみ) 4年生 鉢 4号  濃緑色の細長い葉に雅糸竜を見せる。葉先から1cmくらいあたり少し葉が細くなる、丈夫で作り易い品種。

中型種。濃い緑の葉は樋葉を主とし、中腰です。深い覆輪がかかり、地はなめらかで艶があります。性質は丈夫で作りやすく、繁殖は特に良い。

 

このおもとは年中外の雨避けのない場所で管理しています。
2年間植え替えしてありません。今年の秋から冬にかけて鉢上げします。
今年は長雨で根っ子の状態を心配しています。

四海波(しかいなみ) 7月15日の写真
実付きの良い品種。この木は少し縞があり獅子系統と交配してあります。
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おもと 四海波(しかいなみ)
2年目におもとを鉢から抜いてみました。
根が鉢の形を見せています。
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おもと 四海波(しかいなみ)
根を良く観察すると鉢の縁周りに新しい根が伸びてきています。
根が矢作砂やパミスなどしっかりつかんでいます。
一番最初に乾く部分に根が伸びていくことが分かります。

水の中で取り根をほぐします。中心部を覗くと少し茶色の痛んだ根が見受けられます。水遣りの加減で3年前の根も葉も保つようになります。