毘王十(BO10) (びーおー10)

分類   実親系統 縞柄
作出年代 不明
登録   昭和44年
作出者  小野田敏男 (岡山県)
命名者
登録者  日本萬年青実生研究会

毘王十(BO10)広い葉巾に雅糸竜<甲竜を見せる。羅紗おもとの出る確率が高い。葉肉の厚い実生が生える縞羅紗を作る雄木・雌木に最適。性質は強、肥料強め。

毘王十(BO10)は大宝×大判から生まれました。

岡山の小野田敏男氏が大福大宝に大判を交配して 作出した実親。大福大宝は、愛知県の尾崎清 一郎氏の大宝で、大宝のF1だそうです。広い葉に二面があり、葉尺はあまり長くならない。実つきは、大宝より多い。メス木として羅紗が良く生えるがオス木としても評判の良いい実親です。

実が色づく 11月30日

BO10×太陽  鉢外形約10㎝
太陽型実生を狙った交配。葉肉非常にあり、雅糸竜 芸 姿よい
葉巾広く若い縞柄生え1本物

太陽の実生  太陽型の素晴らしい姿を受け継いでいます。今では稀少になり史的な価値もあり価格もあがってきた四海波、青海波、月光などの縞甲系、光陽のように小型縞甲とよばれ、迫力をそのままに羅紗と縞甲の間の大きさになたもの、太陽、萬陽が人気のように、そこから幅広で迫力のある姿をしたもの。歴史的にみても面白いこれらのシリーズですが、この実生はその先の未来を見せてくれるのかもしれません。

より広い葉幅、より丸い葉姿、それでいて太陽の雅糸龍を彷彿とさせる荒々しくも品のある芸。縞も太陽らしく黄色が強く、将来覆輪が回り雅糸龍がのれば、太陽のようなあかるさ、輝きをもって、人を笑顔にするおもとになるでしょう。羅紗の神秘的な芸の奥深さや大葉の雄大さ、太陽型の明るさ、輝く魅力はおもとの美しさですね。

毘王十(BO10)の実縞羅紗系の中では実付きが特に良い。

BO10
縞羅紗系統を生やす親木 確率高い。
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BO10×豊2号
生え3才 やっと熨斗芸が厚みを増してきました。
 上にのっている黒色は 富士砂
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