紅流 (べにながし)

分類   薄葉系統   江戸おもと
作出年代 不明 (江戸後期と推定される)
登録    昭和9年
作出者   不明
命名者   不明
登録者   日本萬年青連合会
作出地  不明

紅流し(べにながし) 5年生 鉢 3.8号

紅色の斑を差す珍品種で、明治期の文献に掲載がある古典品種。冬になると葉裏の中央部、背骨とよばれる部分に紅を差すことから当時は「紅骨」(こうほう)と呼ばれていた。現存する個体は希少。薄葉柄物。中型種。葉裏に斑が現れるので、裏芸の一種になる。葉は薄く地合いは淡く、うねりがある。決して丈夫な品種とはいえないが、芸のでにくさ、希少さから挑戦者が絶えない幻の品種。

背筋の葉脈は12月頃より赤く紅をさす。秋から冬にかけて寒風にあて又霜にも当てると紅が現れます、性質は強い。紅を現わす系統は数少ない稀少品種。

紅流し(べにながし) 5年生 鉢4.0号

緑色の葉は光沢があり葉縁に波葉をを見せる品種。やや垂れ葉のゆったりとした葉姿の魅力の品種。背の葉脈に紅が色濃く現れています。この品種は11月頃から紅が少し現れ始め寒さが強くなると葉脈に紅が濃くなって現れます。他のおもとは冬の時期に変化がない時期にこの紅流しは寒い時期におもとの棚に伺い一番楽しませてくれる品種です。江戸時代から心を癒すおもとです。

この紅流しや、一番最初の萬年青圖譜にものっている墨流し、他にも還城楽、江戸紺、東鏡、逆鉾、など、古典品種で、今では数の少ない物も、珍品として棚入れの希望者が増え、値もあがってきています。

こういった品種は、その品種にしかない芸、その品種でしか楽しめない芸をもっていたり、数が圧倒的に少ない、もしくは本当にない(歴史はあるが、全国に10本もなさそうなもの)ものばかりで、その本物を見るためだけに、遠くから友達がきてくれる、なんてこともあります。

こういった古典品種の数のない物は、これから一層注目されてくるでしょう。

珍品にも、新しい形をもった新進物(金龍閣、龍鉾)や、珍しい芸、他の植物にあまりない芸を持つ群雀系統(富久雀、錦王雀の図)数の本当に少ないもの、稀少種(古典品種の還城楽、江戸紺、紅流し、墨流し、鯱)。様々な珍品があります。

どれもその品種にしかない芸や、他のおもとにない形を持っていて、面白いですね。