農薬 初心者のための農薬の使い方
農薬の使い方
農薬は基本的に、《症状が出る前に》予防的にしないと意味がありません。定期的に散布をしましょう。
私たちは、200Lや300Lの薬液を作って豊明園全体に農薬を散布していますが、始めたばかりの方は数鉢の万年青に農薬を散布したい方もいらっしゃるでしょう。少量の農薬の使い方について紹介します。
どこで買えるか?
小袋・少量の農薬は、ホームセンター、やインターネットで様々に売られています。1L用などで、個包装になっていますので、使いやすいと思います。
農薬を使う前に、、説明書をよく読もう!
農薬は農業の薬と書くように、農業、園芸(家庭菜園やバラ、菊栽培などなど)にとって大切なことです。もちろん、有機農業や自然農業のように農薬を一切使わないこともできます。
薬は毒にもなるように、人によっては化学物質過敏症のような、じんましんや害が大きい方もいらっしゃいます。発がん性などは昔の農薬は危ないものもありましたが、現在は厳しい基準を通っていることや、虫や菌と人間では体のつくりが違い、使う際には、人に害はよっぽどないです。(故意に飲んだり、目などにかければまずいです、、)
やる前に特に注意すること
強風時、高温、強い日光の際はやめてください。
風下に何があるかを確認してください。洗濯物や車、塀などに害があることがあります。
最低半日は雨が降らないときにやること。私たちは3日以上晴の時や、雨が終わって乾いた後にやります。やはり雨の後に病気は発生しやすいため。
魚毒性
エビなどの甲殻類、金魚、メダカなどに影響があることがあります。水槽や河川、養殖池に飛散、流入はやめましょう。すべて使い切るようにしてください。
使い方
農薬は絶対に使用方法をよくよんで使ってください。
たいてい、リンゴ、ミカンなどの果樹や樹木、ホウレンソウなどの野菜、バラや菊などの花、芝などが載っていて、それぞれどんな病気に効くのかが書いてあります。家庭菜園や、家庭園芸に使われています。
使い方の実際
水を入れ、展着剤をごく微量入れ、
(もし液剤の場合、液剤はここから液剤を投入)
粉剤、フロアブルはその後に投入します。
GFベンレート水和剤を例に
今回は、GFベンレート水和剤を例に紹介します。
それぞれの個包装に、●水1Lに本剤1袋(0.5g)を溶かすと2000倍液ができます。展着液を加えると効果的と書いてあります。
万年青では、GFベンレート水和剤の場合、1000倍で使っているので、
水500mLに、1袋(0.5g)を溶かして、1000倍液を作りたいと思います。
水500mLは家庭で一番簡単にできる、ペットボトルを使います。
ペットボトルに水500mLを入れ、口を拭きます。
展着剤がある方は展着剤を入れ、最後にGFベンレート水和剤を全部入れます。
しっかりとかき混ぜて、出来上がりです。
ペットボトルに直接噴霧器をつけてもよいです。100均などで売っています。
噴霧器に入れ替えて使ってもよいです。
噴霧の仕方
病気は表も裏!もしっかりとやってください。
葉先から薬液がしたたり落ちる直前程度がもっとも効果的。
自分の皮膚の露出を減らすこと。農薬散布後はなるべくすぐにお風呂やシャワーを浴びること。
農薬には、殺虫剤と殺菌剤がありますが、病気は菌です。
虫が多い場所では、虫が菌を媒介するので、(虫が菌に触って、他の植物から他の植物へ菌を運ぶ)、殺虫剤も必要でしょう。
豊明園では、両方使っています。
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