奈良錦 (ならにしき) Naranisiki

分類    羅紗系統
作出年代  昭和20 年頃
登録    昭和23年
作出者    不詳 (愛知県)
命名者    留永金兵衛 (愛知県)
登録者    河内自徳 (愛知県)

奈良錦(ならにしき) 4年生 鉢 3.5号 葉長7㎝、葉幅3㎝内外の中型種。首元が太く、腰折れの良い中立ち葉の容姿に、葉先は丸止めになる。地合いは粗れ地で、深い覆輪がかかり、熨斗葉、甲竜を主体にした葉芸は、年とともに雅糸竜、跳ね竜、玉竜など多彩な芸を現し、個性的で作り込む楽しみがある。性質は丈夫で作りやすく、繁殖も良い。採光は強めで良い。作出後かなり年数がたつが、最近全国的に数が少なく、価格的に割安なため、じっくりと作り込むマニアにお勧めしたい。

葉肉の厚い葉に折り熨斗葉と剣葉・跳ね竜を見せる。
性質は強い中型種。

おもと 奈良錦(ならにしき)
重厚な葉姿になりました。
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奈良錦の芸の良さは、ベテランは広く知っています。
価格は買い安く、芸の奥が深い、この奈良錦や、新生殿、剣舞、愛玉殿、翠峰、瑞兆は作り甲斐があります。
絶対に皆さんが手をかければかけるほど、愛情を注げば注ぐほど、きちんと答えてくれます。