大車 (おおぐるま) Oguruma

分類   実親系統 縞柄
作出年代 明治34年
登録   昭和年追認
作出者  不詳
命名者  不詳
登録者  日本萬年青実生研究会

細長く伸びた葉にひくくビリを打った二面竜、甲竜をのせます。葉の地肌は櫛目に荒れて、腰の折下げの良い物です。実生は紺地が強く、細葉か中葉にでた葉は地合い良く光沢があり、出世率は最高です。『大車』から多くの銘品を輩出しています。♀・♂両方に使います。

大車 (おおぐるま)  実付きの良い品種。

大車に関係した品種

富貴錦 (出世鏡×大車)  笠置錦(大車×出世鏡)  瑞泉(大宝×大車)

麒麟錦 (大宝×大車) 長生殿・錦玉殿・国光殿・豊綬楽・東亜冠・幸錦・愛玉殿

葉は細長く葉の中にびりをうつ二面竜を見せる。羅紗おもとの出る確率が高い。葉肉の厚い実生が生える縞羅紗を作る雄木・雌木に最適。性質は強、肥料強め。
最近、幾種類もの大車が出てきて何々の大車と呼ばれているようになりました。

羅紗・縞甲系♂♀木に最適
優秀な羅紗を生む実親
初めてのかたでも、ベテランも楽しめる実親
ご自宅にある他の親と交配を楽しんでも面白い

羅紗交配の父ともいわれる大車。華やかな甲竜と気持ち細めで長い葉が特徴の大車。羅紗の素晴らしい木はこの木から生まれたものも少なくありません。葉が長いことから、獅子とも相性がよく、獅子に大車をカケル、またその逆もよくされます。葉が長いからと言って、羅紗が出たときに葉が長いものができるというわけでもなく、葉の詰まった、凛々しい羅紗が生まれます。多くの人がいうには、実付きがよいのも人気の理由の一つ。おもとの種は大きいため、赤い実の中に1~3つの種しかまず入っていません。多くの種を蒔こうと思えば、実をたくさんつければよいので、実の付きやすいこの木は重宝します。どんな実親も気勢がつけばたくさん実をとれますが、ついつい小さいうちに実をつけようと思いがち。まずは気勢第一で、じっくりと実親を育てていきましょう。

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実親 大車(おおぐるま) 実親登録品種 鉢外形約18㎝ 特上親木 花芽付き

羅紗・縞甲系♂♀木に最適
優秀な羅紗を生む実親
初めてのかたでも、ベテランも楽しめる実親
ご自宅にある他の親と交配を楽しんでも面白い

 

羅紗交配の父ともいわれる大車。華やかな甲竜と気持ち細めで長い葉が特徴の大車。羅紗の素晴らしい木はこの木から生まれたものも少なくありません。葉が長いことから、獅子とも相性がよく、獅子に大車をカケル、またその逆もよくされます。葉が長いからと言って、羅紗が出たときに葉が長いものができるというわけでもなく、葉の詰まった、凛々しい羅紗が生まれます。多くの人がいうには、実付きがよいのも人気の理由の一つ。おもとの種は大きいため、赤い実の中に1~3つの種しかまず入っていません。多くの種を蒔こうと思えば、実をたくさんつければよいので、実の付きやすいこの木は重宝します。どんな実親も気勢がつけばたくさん実をとれますが、ついつい小さいうちに実をつけようと思いがち。まずは気勢第一で、じっくりと実親を育てていきましょう。

琴治大車

実親中の代表品種

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羅紗、千代田系♂♀木に最適、初めてのかたでも、ベテランも楽しめる実親
ご自宅にある他の親と交配を楽しんでも面白い。『琴治』を生やした兼子琴治氏が大事にしていた大車。生えの覆輪回りが早い。実親中の代表品種。

江戸時代から、原種の大きなおもとから小さな、かつ葉の厚い羅紗を育種していくことに日本中の実生家が挑戦してきました。原種の大きなおもとの中で、実をまいたとき葉の厚いもの、かつ、小型になるものを選抜しそれが、羅紗の世界の始まりです。

この琴治大車は、琴治を生んだ金子琴治さんが大切にした小型羅紗をはやす実親で、長年の選抜に耐えてきた実親の一級品です。琴治さんの実生は覆輪の回りや葉の厚さ、雅糸龍にとくちょうがあり、他にも琴宝 きんぽう 月光 げっこうなど芸がよく、長く愛されている木が多いです。是非蒔いてみてください!

 

豊大車(ゆたかおおぐるま)
実付き特に良く羅紗系を生やす親木。
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大車(おおく゛るま)
羅紗を生やす実親
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11月30日 大車の実
2年目の生え
交配を見て2年目の葉の変化を記録する。
左 豊大車×BO10
右 豊大車×丸子
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おもと 独特な楽しみ 実生(みしょう)
おもとは、実生という楽しみを大切にする園芸です。
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おもと 実生 周作大車×DKA
普通の葉とは少し違った、面白い葉先をしている。
葉肉があり、少しくせがあるが、そこがうまく伸びてくれば
楽しみな羅紗葉の珍品になるか?
縞もよい
岡崎の有名実生家の生え
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おもと紹介 実生の楽しみ  大車×美浜獅子(おおぐるま×みはましし)
実生の面白さ
自分だけの変化する楽しみ。両方の親の良さが伝われば、他にない芸をもつ新しい獅子になるでしょう。
昨年の葉から誰がここまでよくなることを予想できたでしょうか。右の幅広の葉は迫力があり、角巻(かくまき)、その特徴である葉のふちに角のような突起を見せています
左の葉の雅糸龍、この雅糸龍はまだまだ進化をみせてくれそう。右の雅糸龍からまた堀がふかくなり、芸に奥行きがありそうです。
葉幅もそうですが、実生は昨年からまったく違うものへ進化しています。実生の最大の楽しみです。
おもとの実生は、春の2~4月ごろまき、7月ごろから根や芽がでて生えはじめます。写真でも、白い種が見えています。赤い丸がへそ、反対の根と芽がでているところが発芽点です。
おもとの種まき
一度でもおもとの種をまいた事のある人なら分かりますが、
この実生の1年目で、面白いものが生えるのは
とても確率の低い事です。
ほとんどがぺら~んとしたなんの変哲もない葉が出てきてしまいます。
ベテランでよっぽど実親を厳選している人でも
その年の相性や、ちょっとしたことでいい物が全く生えない、ということはざらです。
羅紗葉で、今人気の丸葉型がでたら、それはとてもラッキーな事。
熱心にやればやるほど、いいものがでると涙が出るほど嬉しいです。