折熨斗 (おりのし)

分類    薄葉系統   江戸おもと
作出年代    不明
登録
作出者   不詳
命名者   不詳
登録者

江戸時代からのおもと  折熨斗 (おりのし)

この万年青が折熨斗芸の元になっているおもとです。中型ですが、きちんと折熨斗の芸が見えると思います。古くは、天皇陛下お買い上げの万年青として、折熨斗縞(折熨斗に縞の入ったもの)とお多福が記録が残っており、由緒あるおもとです。この折熨斗も今の現役で実親として使えるだけでなく、価格はそこまでではないですが、今では非常に稀少な江戸万年青としても人気です。

折熨斗芸は雅糸龍と比べて、繊細なイメージがあります。折熨斗芸がメインの品種も、数がそんなにあるわけではないので、集めていくと面白いでしょう。

折熨斗 (おりのし)

江戸の植物を考えるとき、おもとブームははずせない。室町時代からすでに生花、鉢植えで楽しまれてきたおもと。江戸の流行が当時の書物に描かれています。

寺門静軒が書いた『江戸繁昌記』にある男が箸くらいの大きさの上半分が白い万年青を10両で買って、数日後に70両で転売。さらに買った人が、150両で譲り受けたいという申し出を断って某諸侯に献上したところ、褒美として300両もの大金を手にした。こういった取引ができるのも世の中が太平だからこそ。これぞ『太平の万年青』という。

寺門静軒 てらかど せいけん

寺門 静軒(てらかど せいけん、寛政8年(1796年) – 慶応4年3月24日1868年4月16日))は、幕末儒学者は良。は子温。通称は弥五左衛門。克己・蓮湖という号もある。

熨斗芸