福包 (ふくづつみ) Fukuzutsumi

分類    薄葉系統    江戸おもと
作出年代 江戸時代
登録
作出者   不詳
命名者
登録者

葉長5㎝葉幅3㎝内外の小型種。葉芸はなく、1年に4~5枚程丸い葉が愛嬌良く出る 葉姿は美しい。他に類を見ない独特の愛くるしいその姿は、名前どおり福を包み込むイメージで古くから多くの人に親しまれている。性質は弱いが繁殖は良く、子上か゛非常に良い。江戸時代からの古典保存品種として、初心者からマニアまで幅広い人気がある。

「福包」は愛知県豊橋の殿様が作出し世に広めたおもとです。
江戸時代優雅に萬年青を楽しんだ大名が、三河吉三(豊橋)七万石の最後の藩主・松平(大河内)伊豆守信古(おおこうち のぶひさ)である。吉田(豊橋)藩松平氏は、もと三河の国宝飯郡長沢村からでたので長沢松平氏と称したが、その嫡流が絶えたため、同じ三河の国額田郡大河内村から出た大河内氏か跡を継ぎ、大河内松平氏といわれるようになった。この家を有名にしたのは、徳川三代将軍家光のとき、三十年間にわたって老中職を勤め、人をして智恵伊豆といわしめた松平伊豆守信綱を出したからである。
大河内信古は、安政六年(1859)から年(文久二1862)にかけて寺社奉行であった。萬年青との関わりについては、現在でも稀に見ることの出来る珍種「福包」が、この人の作出とされている。
縁起良い名前『福包』に 愛嬌ある福福しい葉姿が人気
引越しおもと・お祝おもとなど お部屋の観葉植物に最適、丈夫な品種 特徴がはっきりした品種が人気
福包(ふくつつみ)

福包(ふくつつみ)

NHK趣味の園芸 で放映された『福包』ふくづつみ

大江戸花競べ 十二選 第7回
万年青(オモト)雅なる”葉芸”の競演  講師 水野豊隆             2019年10月27日 日曜 午前8時30分に放送

撮影場所 愛知県岡崎市 岡崎公園・豊明園

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おもと 福包(ふくつつみ)
ふっくりした葉姿の美しい品種。丈夫で良くふえるかわいらしいおもと。
大きさは手のひらに乗ります。

 

 

【万年青品種紹介】【福包・ふくづつみ】の紹介と育て方 豊橋藩主が寝てる時も肌身離さなかった愛され萬年青!

 

福包を作った、松平(大河内)伊豆守信古  間部下総守詮勝の次男 

吉田城藩主 松平(大河内)伊豆守信古