富士の図 (ふじのず) Fujinozu

分類   薄葉系統 一文字系
作出年代 昭和30年
登録   昭和30年追認
発見者  中野作太郎(新潟県)
命名者  不詳
登録者  日本萬年青連合会

富士の図(ふじのず) 7年生 鉢5.5号 「一文字」に図の入ったもの。虎の入ったものが「冨士の雪」と並び、薄葉の人気品種。図の出方が違う系統がいくつもあり、集めるのも面白い。「地球宝」同様、図が打ち込んだような凹凸や、絞りの葉芸をみせるものも良い図の特徴。図の白さで、価格にも大きな開きがある。丈夫な品種で、採光は普通、肥料は強め。湿度のある場所で管理。

「一文字」に図が現われたもの。白い模様の事を図と呼びます。
図の柄は毎年変化して固定していません。図模様は毎年変化します。
図の良否で価格が違います。図は白くハッキリ現われている物が最高です。

富士の図(ふじのず) 8年生 鉢5.5号

 

 

富士の図は歴史も古く、人気も高い。図物では【根岸松の図】【残雪】【地球宝】とともに人気で同じように質によって値段の幅がある品で、同じような大きさでも、数千円のものから20万円を超して30万弱のものまであり、それだけに作り甲斐のある品種です。この吉田性も新しい性だが、まだ現在も図性(ずしょう)が進化し続けています。