太陽殿 (たいようでん) Taiyoden

分類    大葉系統 覆輪系
作出年代     大正末期
登録    昭和60年
作出者   不詳
命名者   村田道治 (鹿児島県)
登録者   日本萬年青連合会

太陽殿(たいようでん) 6年生 鉢7.0号 広葉で、黄白色の大覆輪を現し、波を打つ葉型になる。性質は強健で作り易く実付き良い品種。関東以西では露地植えでも良く出来ます。

大葉覆輪を代表する人気品種。大きく深く入る覆輪と、波打ち、葉幅広くのび、葉先の尖る姿は美しい。おもとの中でも大きな種で、もちろん赤い実もたくさんつきます。地植えにも向く。おもとは一葉の中に森羅万象を現します「太陽殿」は堂々としたその姿から太陽の名にふさわしい姿。

太陽殿 (たいようでん) 葉姿美しく特に丈夫なおもと。露地植えでも良くでき実付きの良い品種。美しい葉姿が人気、引越しおもと・お祝おもとなどお部屋の観葉植物に最適。
やわらかい緑色の葉に白い覆輪を見せる、丈夫で作り易い品種。雄大で、地植えも可、引越し、お祝いおもとにも最適。葉長 10cm~35cm葉の美しさと豪快さ、雄大さを楽しむ大葉系大葉の基本のキだが、近年は少ない。丈夫さがあり、鉢植えだけでなく、地植えで楽しむことも多い。鹿児島、宮崎や熊本では大葉の本場だけあって、武家屋敷の玄関に、鬼門の方向に、石や植木の根〆しめとしてこの「太陽殿」が植えられる。

太陽という堂々とした名前、おてんとさまの御殿という名に見合った葉姿は風格を感じさせ、こちらの気持ちも晴れやかにさせてくれる。だから、引越しおもと、お祝いおもととしても人気がある。大葉おもとなので実も付きやすく、深い緑、太陽色の覆輪、赤い実とそろえばおめでたい正月を迎えられる。その「太陽殿」を自分で赤い実を付けさせて飾れたら、おもと趣味最上の喜び。自然のおもとを楽しむことは武士のおもとを楽しむこと。
6月13日 太陽殿の根と芽

オモト 太陽殿(たいようでん)2011年5月13日

下葉の枯れる原因
左の下葉3年葉の根元に新根が沢山出ています。新根が出てくると葉を突き破るため葉は赤くなり枯れます。
オモト 太陽殿(たいようでん)
根を良く見ると3年前の根は残ってないです。2年の根しかないと葉も2年の葉しか残りません。昨年の根も次根をして良く根毛も出ています。用土のパミス(左下根毛に付着)や矢作砂、富士砂(黒い点)が根毛に付着しています。
芋を見ると、2年前から用土を変えたため芋の状態も良くなってきました。次は3年の根が残るように勉強しましょう。