外輪山 (がいりんざん)

分類    大葉系統  曙系
作出年代  昭和37年
登録    昭和52年
作出者    田ノ上某 (鹿児島県)
命名者    中山意三 (熊本県)
登録者    中山意三 (熊本県)
作出地    鹿児島県    

薩摩おもと 外輪山(がいりんざん)

葉幅広く立ち葉性で葉先が尖ります。白い覆輪がまわり、中に黄金に輝く曙を現し、非常によく目立ちます。子上げも良く。株立ちになりやすい品種です。大葉おもとは、別名「薩摩おもと」とも呼ばれており、現在でも九州地方でさかんに栽培されています。江戸時代に各藩がその地方独自の産業を発展させてきましたが、薩摩藩が独自の産業、藩の美術品としておもとを門外不出のものとしたと伝え聞いています。そのため、今でも鹿児島ではおもとはとても大切にされ、武家屋敷などに植えられています。           

実付きの「外輪山」。葉基部の曙に包まれるように真っ赤な実がよく映える。「お目出たい」の極みを現したような姿。立ち葉で葉巾が広く、葉先が尖る。その葉に白黄色の大覆輪を現し、葉の中に黄金色の中透けを現す。実付き・繁殖良い強健品種。

外輪山(がいりんざん)2年生の苗 1年目の葉は採光が少なく青葉になり薄い覆輪を見せています。2年目の葉は陽の取り具合良く曙柄を現しています。

曙芸の変化、美芸を維持する採光

出芽の時期より7月頃まで午前中の日光を採ると美しくなります。また、気温が低いと柄が現れにくくまた曙が綺麗に出たからといって日陰にすると暗んでしまいます。秋・冬も焼けない程度に陽を採ることが大切です。特に夏以降に出る秋芽は日照管理が難しいので焼けない程度に採光する工夫が必要です。また、親株の周りに出る子は、親株の影になって曙が綺麗に出ないことがあります。株元にも陽を入れることで、子も綺麗な曙を現してくれます。

大葉おもと 外輪山(がいりんざん)

爪覆輪の曙実生の3枚葉を培養中に、見事な大覆輪と曙を現すようになったのが本種である。立ち葉性で葉幅が広く、葉先が尖る。その葉に、白黄色の大覆輪を現し、葉の中に黄金色の曙を現す。数ある覆輪曙系統の中でも、名実ともにトップの座にある品種で、大葉おもとの銘品のひとつである。苗の時からその芸と特徴を現し、親木になると覆輪も大覆輪となる。子上げも良く、ごく普通の培養で十分育てられる。おもと愛好家なら一度は作りたい品種のひとつである。

大葉おもと 外輪山(がいりんざん)来歴

昭和40年頃、田ノ上氏が実生の3枚葉で、爪型覆輪の中透けに縞の入ったものを、当時二十数万円阿久根市の印鑑屋片野重雄氏に売ったものですが、培養中覆輪の中透けと、縞が入る物などが現れました。昭和45年春、熊本市の中山尉三氏と吉田敬一氏が買ってゆき、中山氏が命名して日本万年青連合会に登録しました。

おもと 外輪山(がいりんざん)

大葉の代表品種。おもと界の代表品種といってもよいほど、その迫力と、美しさ、親しみやすさがある。日さえしっかり取っていれば、曙はきれいに昇り、初心者にも作り易い木。木自体も、成長、柄の出具合、葉姿と素直。肥料普通、ある程度多くてもよい、子上げも良く上がる万能選手。赤い実が映え、皆さん赤い実を付けてお正月鑑賞されています。

立ち葉性で、葉巾が広く、葉先が尖る。白黄色の大覆輪をかけ、黄金色の曙を現す。苗の内から、その芸と特徴を現し、親になるにつれ、覆輪も深くなる。 数ある大葉曙系統の中でもトップの座にある。

曙系統は、中透け(なかすけ)とも言われる。他には、霧島、達磨、曙、寿晃、薩摩富士、雲仙、黎明など。中葉では、福の光、曙獅子なども曙系統である。

外輪山

子上げもよくし、株立ちにもなりやすい。株立ちになった子供は、日が当たりにくく、柄が悪くなる事があります。

おもとの作のステップアップ

おもとの根元にもしっかりと日を当てることで、子の柄も冴えるようになります。親の下葉を上にあげ、根元、子にも日を当てます。