賣布神社(めふじんじゃ) 売布神社 万年青彫刻 青木氏またまた大発見!!!

売布神社 万年青彫刻

 

売布神社 賣布神社 1300年前の出雲國風土記にも登場

690-0005 島根県松江市和多見町81

 

写真はすべて青木氏より

出雲国風土記』(いずものくにふどき)とは

出雲国風土記』(いずものくにふどき)は、出雲国風土記。編纂が命じられたのは和銅6年(713年)5月、元明天皇によるが、天平5年(733年2月30日に完成し、聖武天皇に奏上されたといわれている。「国引き神話」を始めとして出雲に伝わる神話などが記載され、記紀神話とは異なる伝承が残されている。現存する風土記の中で唯一ほぼ完本の状態である。

構成は

総記、意宇・島根・秋鹿・楯縫・出雲・神門・飯石・仁多・大原の各郡、巻末から構成されている。

各郡には現存する他の風土記にはない神社リストがある。神祇官に登録されている神社とされていないものに分けられている。

自然の地形の項ではその地形の様子と特産品の情報が記されている。

御祭神 境内図 御由緒

 

 

 

売布神社 万年青彫刻

武骨でいて、力強い万年青。
ぷっくりとした実は大きく、広葉のおおらかな万年青が彫ってあります。
素晴らしい万年青彫刻。
歴史のある、また技術の残る島根ならではです。

2021.5.2~ 青木氏の発見の際のLINEからご紹介します。

島根県松江市
売布神社
隋神門の正面右側にオモト彫刻がありました‼️
この写真では分かりにくいですが縦に走る葉脈もあります。
1300年前の出雲国風土記にも記されている古社です。
寺社の装飾彫刻の本に載っていましたので以前にも行きましたが、市街地のためか駐車場が3台分しかなくその時は満車で止めることができず諦めました。
今日は雨上がりの夕方を狙って行ってみたところ駐車場が空いていたので撮影できました。
隋神門、拝殿、本殿など見事な彫刻が沢山ありました。
造られた時代は違うと思いますが日御碕神社のオモト彫刻と葉の数や葉の折れや実が2房などよく似ていると思いますが…
隋神門と拝殿の蟇股の彫刻は植物で構成されていました。(ざっと見た限り)
本に書いてありますが1737年竣工のようです。
龍の彫刻は江戸時代の小林如泥、明治時代の荒川亀斎のものがあります。
オモト彫刻がいつ頃のものかは分かりません。
神職の方に彫刻が素晴らしいと話し掛けたら、拝殿に上がらせてもらえて小林如泥の龍の彫刻を見せていただきました。その際に鑑定団の話を聞きました。お宝の作者の説明に売布神社が出ていたようです。
龍の彫刻については二人の作者が分かっているわけですが、蟇股の彫刻については分かりません。
売布神社のオモト彫刻は日御碕神社のオモト彫刻とデザインがそっくりなのが気になるところです。ただ神社の建物が100年くらいは差があるんじゃないかと思います。
隋神門、拝殿、本殿の彫刻は確認しましたが、まわりの小さいお社は確認しておりません。
(以上青木氏より引用)

 

万年青彫刻発見の天才 島根の青木氏

以下、寺社の装飾彫刻という本からの発見 より

埼玉県秩父市 秩父神社
本殿東面妻壁二重虹梁間のつなぎの龍の下に覆輪の葉にかなり沢山の白っぽい実が付いた植物2株の彫刻がありました。

同本 近畿編
兵庫県丹波市 高座神社
本殿背面頭貫上蛙股の万年青と兎
という彫刻。
本にもオモトと書いてあるし見た目オモトの彫刻で間違いないです

同本 近畿編
兵庫県市川町 笠形神社

 

短期間に、6つも万年青彫刻を探し当てる万年青彫刻探しの天才
特に、隠されたように彫られた、一畑寺の万年青彫刻を見せていただいたときは本当に驚きました。1000人中、999人は見つけられない場所にあります。

青木様への感謝

この度は、素晴らしい情報を教えてくださり本当にありがとうございました。

お陰様で万年青の彫刻一覧にも一つ増えました。

万年青の歴史を私たちで解き明かしてみませんか?

万年青の歴史を深く知ろう、素晴らしい万年青の世界を知ってもらおうと豊明園は100年以上、亀の足で地道な活動を続けています。特に万年青の歴史というテーマでは家族でやっている豊明園では時間もお金も知識もすべてが足りていません。

日本の神社、どの山に万年青が自生しているのか、古い有田焼などの万年青の陶器、日本や中国の薬草書、世界中の美術館にある万年青の彫刻、着物、陶器など、なんでも構いません。万年青の歴史が分かる資料を一緒に調べてくださる方を募集しています。どしどしご連絡ください。

 

2021.5.19現在 23社で万年青彫刻発見

売布神社 パンフレット 本

 

出雲國神仏霊場を巡る旅HPさまより

第六番 賣布神社 

賣布神社は、遠く神代において摂社の御祭神である櫛八玉神(くしやたまのかみ)が、潮の流れの中にあるとされる速秋津比賣神(はやあきつひめのかみ)を生命の祖神としてお祀りになったことに始まり、後に樹種の神とされる相殿の三神が合わせ祀られたと伝えられています。

このことは、海の潮の働きと地上の樹木の働きがあいまって海河山野の幸がもたらされ、人々も生かされていることが示されています。

 

神ながらの道の原点は、大自然の営みに畏敬の念をはらい、自己の生き方を律して、諸々の禍(わざわ)いや過(あやま)ち、そして気枯(けが)れ(穢れ)などあればこれを見直し、人本来の生き方や生命力を蘇らせることにあり、それが「祓え・清め」の真の意義でもあります。

そのための活力(気・き)は、「潮の気(水気や塩気)そして樹木の気に宿る神々によってもたらされる」と信仰されてきたのです。

 

縁起

当社は、「出雲国風土記」に「賣布社(めふのやしろ)」、「延喜式」には「賣布神社(めふのかみやしろ)」と記された古社であり、社名の『めふ』とは、海藻や草木の豊かに生えることを意味しています。

元の鎮座地は、古代名の「意宇の入海(おうのいりうみ)」(今の宍道湖)の西部湖岸と考えられ、潮の流れや地形の変動に伴い遷座され、岩崎鼻(袖師ガ浦)に鎮座した時代もあり、潟地が広がって白潟(しらかた)の地が形成されて現在地に遷座されたのが十三世紀頃と考えられ、「白潟大明神」とか、十五世紀には「橋姫(はしひめ)大明神」とも称され、水郷松江の産土神(うぶすながみ)として鎮座しました。

また、中世には港町「白潟」の宮座の権利として神田や漁業権を保有してきた歴史があり、祭儀では摂社の「櫛八玉神」の御事蹟と関連して、古代神話の国譲りの段に因む神事が継承されてきました。

(引用終わり)

知れば知るほど、出雲の歴史の深さ、

 

 

 

Wikipedia 売布神社(めふじんじゃ)

売布神社(めふじんじゃ)は、島根県松江市に鎮座する神社。式内社で旧社格は県社。出雲國神仏霊場第六番。

祭神

速秋津比売神を主祭神とし、五十猛命大屋津姫命・抓津姫命を相殿として祀る。

歴史

出雲国風土記』に「賣布社」(めふのやしろ)、『延喜式』に「賣布神社」(めふのかみやしろ)として見える。元は意宇の入海(宍道湖)西岸に鎮座していたといわれ、潮流や地形変動に伴い東へ遷座を重ね、13世紀頃に現在地で祀られるようになった。白潟大明神・橋姫大明神と称した時期もある。

境内摂社

  • 和田津見神社
  • 金刀羅神社
  • 船霊神社
  • 恵美須神社
  • 道祖神社
  • 白潟地主荒神
  • 常光神社
  • 大松荒神

祭事

  • 1月8日 潮会祭
  • 7月12日 船御幸神事
  • 10月9日 焼火神事
  • 10月10日 例祭、御饗祭(鱸祭)

周辺

松江市の市街地。神社の北方を大橋川が流れ、松江新大橋が北岸と結ぶ。

交通アクセス