おもとの花

おもとの花 花芽のいろいろ

おもとの花芽  木を丈夫にさせるため。今日は花芽を少し落として行きました。
一般的には花芽から上手に受粉させて、お正月に赤い実をつけるのを楽しみます。実を付けると人の出産と同じでおもとも体力を大きく使います。おもと自体が小さな木では来年ほんとうに小さくなってしまったり、結局実が付かないことがあるので
花芽に栄養が行く前に落としていきます。
 

上のランセット(小型ナイフ)で花芽を落として行きました。
面白いのは、同じおもとでも、花芽がこんなに違うということ!花芽にも形の変わりは沢山ありますね。
縞系、千代田系、胡麻系、獅子系、珍品系とそれぞれ違っています。一個一個の花の形は標準では六角形ですが、その形から、雄しべ、雌しべの形態、花弁の膨らみ方、色、花の付き方など、千差万別です。木によって、柄がこの時期に伸びきっているもの、花芽だけ顔をだしているものも。

大葉の花芽も追加
大葉は木自体が大きいこともあって、花芽も大きいですね。
親の図が入っていたり、変化もあります。赤い実を付けるため、花芽を落とさないものも別にあります。
久能残東照宮、日光東照宮で赤い実付きのおもとが彫られていたこともあり、赤い実も楽しむ方が増えてきていますね。一般の方からもよくお話をもらいます。

おもとを丈夫にするために

おもとの花 花芽 6月1日
花芽を付け実を楽しむ(花芽の蜜が出ている時に筆でなぜる)、正月に赤い実の万年青を飾り楽しみます。又木を充実させるため花芽を取るのもこの時期です。気温が急に高くなり花芽が硬くなりました。

おもとの花  花芽

花芽の下にランセットをあてがい2割ほどランセットを進める、花芽が柔らかければ少しの切りキズでおれます。(花芽の色がもう少しグリーン色の時に切り取ると簡単に折れます)

おもとの花 花芽
木を丈夫にするため。花芽が硬い場合ランセットで切り取る。この作業をする事で花芽がなくなり木全体に栄養がまわります。おもとの気勢がない場合このような作業をおこない木を元気にさせます。
赤い実の付け方
おもとに赤い実をつけたい
5月下旬から6月にかけて、蜜が出るので
そのときに筆で花(つくしに似ている)をなぜて下さい

おもとの品種改良 交配の季節時期・風景・開花の時期・動画でも解説