万年青の育て方 トラブル編 根上がり
春から秋の生長期には、根と葉が伸びていきます。
根上がり
万年青の根は下に伸びるものですが、石にぶつかり根が上がってくることや、獅子のように根も巻き、上に昇ってくる根が苔から顔を出すことがあります。
表土の上からでる根のことを根上がりといいます。
これは自然なのでそのままでもよいですが、気になる人は苔や砂をかぶせてやったり、その部分だけ植えなおして砂の中に入れる方もいらっしゃいます。
根止まり
新根が乾燥して、根の成長がとまることを根止まりといいます。
新根でも、古い根の枝根でも、根を成長させてこそ新葉がよく育ちます。
植え替えがなかなかしてもらえず、新根がでてもすぐに乾くような状態ではすぐ根止まりしてしまうので、根上がりと同じように、苔や砂を足して、新根が根止まりしないようにしましょう。GWから秋までは新根がよく伸びるので、よく注意してみてみましょう。
おもと新生殿(しんせいでん) 首元を見ると新根が出ています。このまま置くと根止まりします
おもと新生殿(しんせいでん) 少し荒目の富士砂で根元が隠れるまでかぶせます。(細かいと飛びやすい、中粒使用)
動画解説 【万年青の育て方 トラブル編 春から夏】葉焼け、根止り、根上り、スリップスについて【万年青の豊明園】