富貴殿 (ふうきでん)

分類    羅紗系統
作出年代  大正初年
登録    昭和9年
作出者    古橋善造(愛知県)
命名者   大辻久一郎(京都府)
登録者    日本萬年青連合会

富貴殿(ふうきでん) 6年生 3.8号鉢  昭和9年に発行された日本萬年青連合会の第1号銘鑑から記載されている。中型種。濃緑色の地は艶消しで、葉長10㎝、葉幅は1㎝内外。覆輪が深く、葉先にかけてよく折り下げる。芸としては甲竜の葉ぐらいである。樋葉の細長い葉は年に7~8枚葉繰りし、腰太く襟組み良く、葉を重ねた容姿は乱れず、美しい品種である。古くは『湖上の月』ともいわれていたという。繁殖は普通。採光・施肥は強め。

濃緑色の艶消し地で葉繰りが良く姿の乱れない美しい品種。
性質は強健で作りやすい品種。

富貴殿(ふうきでん) 3年生 3.5号鉢 あっさりとした葉。細葉で、整った姿が楽しめます。細葉の品種は、葉が細い分、葉数が多く、そのため葉姿が整いやすいですね。年に4~8枚ほど葉がでます。葉先が少し垂れます。

富貴殿(ふうきでん) 4年生 3.5号鉢

おもとの新芽 地合い 富貴殿(ふうきでん)
こちらは聖雲殿のようなゆず肌などの地合いはなく、あっさりとした葉。
細葉で、整った姿が楽しめます。細葉の品種は、葉が細い分、葉数が多く、そのため葉姿が整いやすいですね。年に4~8枚ほど葉がでます。大黒殿と比べると、葉先が少し垂れます。