豊授楽 (ほうじゅらく) Hojuraku

分類    羅紗系統
作出年代  大正10年頃
登録    昭和9年
作出者    兼子兵助 (愛知県)
命名者    恒川保太郎 (愛知県)
登録者    日本萬年青連合会

 

豊授楽(ほうじゅらく) 7年生 鉢 3.8号

羅紗系の大型部類に属する。苗の頃は覆輪が浅く葉肉も薄い。しかし、年を経るに従って覆輪も深くなって葉肉も増し、芸が進むと全面総雅糸竜の葉に、剣葉を現す。地合いは緻密でやや艶があり、濃緑色の紺性は強い。葉姿は、首元から腰折れが良く、直線的に伸びる葉は葉重ね良く扇型になる。全体に整然ととしていて、もっと見直されても良い品種。性質は強健で、繁殖も良い。採光・施肥ともに強めが良い。

豊授楽(ほうじゅらく) 1年生 鉢 3.5号
広い葉に少し覆輪が現われます。

 

濃緑色の葉に剣葉・雅糸竜を見せます。性質は強健で作りやすい品種。

 豊授楽(ほうじゅらく)
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下葉が赤くなりました。
豊授楽(ほうじゅらく)
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首元を良く見ると芽と根ッ子が出てきています。これが原因で葉の色が変わりました。
豊授楽(ほうじゅらく)
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左は葉を取り、右の葉はハサミで切り取る。
用土の富士砂も追加しておきます。根っ子が伸びやすくなります。