分類 羅紗系統
作出年代 昭和40年頃
登録 平成2年
作出者 不詳(奈良県)
命名者 丹下和郎(愛知県)
登録者 丹下和郎(愛知県)
最高峰(さいこうほう) 5年生 鉢3.8号 中型種。葉幅はやや細く、落ち着いた立ち葉型で、葉先はやや丸めで光沢のある地合いを持っている。繊細で盛り上がるような総雅糸竜を現す。端正な葉姿で、葉繰り、襟組みともに良い。若木のうちから芸を現す美しい品種である。おもと愛好家なら一度は手掛けてみたい品種である。性質は強健で、強めの採光にし、施肥も強くする。子上げもしやすく、芋吹きも良く、非常に育てやすい品種である。
最高峰(さいこうほう) 3年生 鉢3.5号 葉先は丸見帯びて、葉巾やや細く、葉繰り、襟組は良い。若い内から繊細で黄白色の総雅糸竜を現す。性質は強健で作り易い品種。
最高峰(さいこうほう) 5年生 鉢3.5号 黄白色の総雅糸竜を見せる。
おもとの根 最高峰(さいこうほう) 4月5日
おもと 最高峰(さいこうほう)
小型の羅紗のおもとで、晃明殿型の雅糸竜が特徴、丈夫な萬年青です。
まず、おもとの根を見てみてください。いろんな植物を見ている方だと、ここまで太い根をもった植物になかなか会った事はないのでは、と思わせるほど太い根です。
おもとの植物全体に比べてとても太い。細い根がなく、根毛は新しい根にしっかりと出てきます。
この太さも種類によって色々あり、羅紗系の葉の厚いものは、根も太い傾向があります。特に天光冠(てんこうかん)は根が太いことで有名です。
根から枝根が出ているのがわかりますか?これはこの春に動き出した根です。根を割って出てきているのがわかります。
また、右下の根の色が白く変わっている根、これも春、暖かくなってから動き出した根です。
上の太く白い根は昨年の根、色が茶色くなっているものは一年以上前の根でしょう。
こちらも、指でつまんだ先で色が極端に変わっています。
この時期、まず昨年の根の先端が生長したり、枝根が出てきます。
そして、もう少し気温が落ち着く、桜が散ったあと、首元(葉と芋の付け根)から下葉を破って新根が出てきます。
根の出る時期は、水を切らさないようにしましょう。
冬の寒い時期と比べて、鉢の乾きが早くなった気がしませんか?
枝根、新根がでて、おもとが水をよく吸っている証拠です。
今から6~7月までは根が動くので、しっかりあげてください。
おもとの葉芸の変化 最高峰