癒しのインドア園芸!初めてのLED栽培

癒しのインドア園芸!初めてのLED栽培

LED照明の発達で、家にいながら緑を楽しむ方が増えてきました。室内で育てる一番のメリットは部屋で鑑賞できるところですね。

好きな万年青は毎日近くで楽しみたいもの。江戸時代の殿様も万年青を肌身離さず持ち歩き鑑賞していたそうです。気になれば水やりもすぐにできます。

癒し以外にも室内で育てるメリットはたくさんあり、素敵なインテリアとして、空気清浄やリラックス効果、加湿効果、暑さ寒さがないこと、日が入らないところでも育てられること、虫や病気が発生しにくいこと、また、水やりや日当たりを機械任せにしてズボラ園芸ができるのもいいですね。

窓辺や玄関、トイレなどで一鉢楽しむのも、一部屋万年青部屋にすることも!デメリットが見つからないくらいですが、土で万年青を育てている方ですと虫が出やすかったり、ペットを飼っている方ですと転倒に注意します。

また、LEDの光が弱いと徒長ぎみになるので、羅紗のよい芸を出そうと思うと光量を強くしないといけません。非常にまれですが、粗悪品のLEDや密閉しすぎた使い方で発火することがあるので、使用方法を守ってください。

 

 

LED栽培の実験

都市部でLED栽培される方から質問が多くあったので、私たちも2年LED栽培を実験してみました。その結果と、水やり、環境、機材をご紹介します。

環境、品種、用土、水やり

環境:小さな東窓のあるトイレで朝日など午前中の日が入りますが、万年青には直射日光は一切あたりません。換気扇は常に回っています。
品種:万年青・群雀系統の白鶴(はくつる)。
用土:日向土、軽石。表面に苔。
水やり:乾いたら上からしっかりと。下のお皿に底からでた水を貯め、その水が少なくなったら水やりをしました。

機材

電球:パナソニック LED電球 口金直径26mm 電球60形相当 昼光色相当(6.9W) 一般電球 下方向タイプ 密閉器具対応 1300円ほど。 1日12時間点灯、1年で900円ほどの電気代(2022年)。

繰り返しタイマー:リーベックス(Revex) 24時間 プログラムタイマー コンセント・スイッチ式 800円ほど。

 

結果と今後

結果は、2年植え替えず、根は伸びは良好。LEDの光量が少し弱かったのか、気持ち徒長しましたがとても綺麗にできました。 水やりは普段の栽培ではお皿に貯めることはしませんが、水を貯めることで水やりの間隔を開けることができ、ある程度長い出張や旅行もできると思います。

最初は30W以下の光量だったので徒長しすぎてしまいましたが、途中から40W、まだ弱いかな、と現在60Wにしています。室内だからこそ味わえる姿もあるのではと可能性を感じています。

豊明園の40℃を超える真夏の暑さや0℃以下の寒さの対策をしなくてよいのはメリットです。環境が厳しくない分、水やりも少なくて済み、日よけの心配もありません。日常の彩りとして癒し、リラックスできる幸せなインテリアでした。

機材代、電気代は2022年時点。

 

 

0-2年の状態

実験始め。光量はおそるおそる30W以下から。

 

 

 

最初は光量が少なくて、伸びすぎてしまった 30W以下から40Wに替えて、最終的に60Wを使っていました

 

 

 

2年で白鶴もこの環境に慣れて、葉数がたまってきました

 

 

 

2年目の根の状態

 

 

新根の動きがよい。