萬年青美術品評大會 昭和8年

昭和八年二月八日 (1933年)

萬年青美術品評大會  故岩本太市氏追善供養

主催 三河萬年青有志者

後援 岡崎市役所

発起人 水野淳治郎(豊明園初代)

昭和八年二月八日

〇水野淳治郎が発起人となって「千代田の松」初めての子株を買われて有名な故岩本太市氏「追善萬年青美術品評大會」を岡崎駅南の南部公会堂で開催。

〇愛知県西尾市の手島岩次郎氏が作出され栽培していた羅紗実生を淳治郎か求めて「愛玉殿」と命名し、紹介しました。

〇愛知県津島市の平野秀夫氏が作でされて、その後名古屋市の加籐綱三郎氏経て、愛知県武豊町の榊原順平氏が栽培されていた羅紗実生を淳治郎が求めて「愛國殿」と命名し、紹介しました。

〇愛知県名古屋市の杉浦寅次郎が「昭和錦」と名付けされて栽培し二十数本に増殖していた羅紗オモトを淳治郎が全部譲り受けて「愛晃殿」と命名し、紹介しました。

〇淳治郎は、この「愛玉殿」「愛國殿」「愛晃殿」の三品種を、特に「三愛」と呼んで推奨しました。

〇大正時代に愛知県幡豆郡一色町の料亭新長楽で作出されていた羅紗実生を、淳治郎が求めて「長楽殿」と命名し、紹介しました。

 

 

 萬年青の歴史本より