おもとの用土 パミス 軽石 伊勢砂

おもとの用土 パミス 軽石

私たちは底砂をパミスの大、中間にパミスの中と朝明砂・矢作砂などの川砂を混ぜたもの、上に川砂、パミスの小、黒い富士砂などを使っています。(品種などで多少変えています。)

パミスは多孔質でかつ、排水がよいので、園芸で使われます。有名なもので栃木県鹿沼市から産出し盆栽等に使われる鹿沼土。私たちが使っているものはある程度の固さがあるパミスで、数年おもとの用土として使っていても微塵がでることがほとんどありません。ですが、採掘場から豊明園まで運んでもらうまでにパミス同士がこすれて微塵がでます。

袋から出したときはなかなかの微塵の量

微塵を取り除くために水で一度洗い

パミス
使用前に水洗い 細かい粒子の粉を洗い流す。
パミスの通気を良くするためにおこないます。
20ℓ1袋洗うと白く細かい粒子がたくさん出ます。
矢作砂の場合も同じです。おもとを良く作るにはキレイナ用土に植え付けする事です。
植え替え最適期に入りました。用土を用意しながら植え替えしています。
イメージ 4

何回か甕の水にくぐらせるとたくさんの微塵で水が濁ります

干します

よく乾かします。

乾いた後、箱に入れて保存しておきます。私たちはすぐに使ってしまいますが、洗ったものを数年かけて使われる方はしっかり乾かしてください。保存の際にコケ、カビを防ぎます。

イメージ 5
パミス
袋から出し洗い、天日で乾燥させます。

軽石で良く作るコツ
大の軽石3袋洗うとこのような細かい微粒子が沢山出てきます。用土は使用する前に洗い、天日で干してから使用することです。細かい粉微粒子が多い状態で植え込むと根詰まりし易くおもとの出来に左右されやすい。

 

軽石の良いところは

保水性、排水性が高く、多孔質なので川砂と比べても保肥性もあります。軽いのでおもとの鉢が軽くなり、扱いやすく、使いやすいです。大葉などの鉢の大きなものでは特に楽です。微塵も使っていても出にくく、長期で使えます。

私たちは秋の植え替えの際、水やりが多すぎてよく根が落ちているときはパミスの割合を減らして(例パミス4 川砂6)、川砂を増やします。逆に、水が少なかった場合は、パミスの割合を増やし(例パミス6 川砂4)、川砂を減らします。

川砂だけで植えたほうが芸がしまってよくできますが、その分乾きも早く、繊細な水やりが必要です。

 

軽石(かるいし、pumice、パミス)とは、火山砕屑物の一種で、塊状で多孔質のもののうち淡色のもの。浮石(ふせき)あるいは浮岩(ふがん)ともいう。 ウィキペディアより

 

植え替えの準備   おもとの用土
矢作砂・伊勢砂・朝明砂  袋から取り出し洗い干します。
用土は天候の良い時早めに用意します。
イメージ 2
植え替えの準備
ふるいをかけ微塵の砂を取り除きます。
イメージ 3

 

 

豊明園