夏の水やりは何時に?どんな気温で?水やりしたほうが良いですか?
お客様からのご質問 夏場の水やりについて に回答します
索引
新生殿を買っていただいたお客様からのご質問
>同封のおもと栽培の仕方を改めて読んでいたところ「
引越しおもとを買っていただいた方に、1枚の万年青の育て方のチラシを差し上げていますが、そちらを見てのご質問でした。
まず、なぜ夏の日中に灌水、水やりをしてはいけないのでしょうか?
それは、水やりをした水がすぐに夏の強い日差しや、気温で暖まり、鉢の中が煮えたようになってしまうからです。鉢の中に水分が多いほど、煮えたようになり、根を傷めてしまうためです。
逆に、鉢が適度に乾いていれば根を傷めません。
しかし、湿度が低かったり、完全に乾いていると水切れを起こして葉がフニャフニャにになり、葉焼けなども起こりますので気を付けてください。
では、いつ水をやったほうが良いのか?
北海道から沖縄まで私たちは万年青をお送りしているので、いつという時間ではなく、気温でご説明したいと思います。気温は30℃ 以下の早朝か夕方にやっていただいた方がよいです。
この夏の暑さですと、夕方の水やりで鉢を冷やして万年青や植物は楽をします。
現在、8月の私たちは夕方、2~ 5日に1回のペースで現在水やりをしていますが、 北海道でも沖縄でも、環境が変わるので、まずは基本に立ち返ってよく乾いたら水やりをしてください。
私たちの真夏の水やり https://youtu.be/0Oy59_qO0GM
また、 苔付きの土は初めてですがやや土の状態が見えにくいので、水やりのこつなどありましたらご教示いただけましたら幸いです。
表面に苔が張ってある場合の水やりは?
カリカリになってから水をやっても大丈夫です。
私たちがどれだけカリカリになってから水をやっているのかを別に動画で取ってありますので参照してください。 https://houmeien.co.jp/?p= 7873#i-7
苔をめくって、 下の土の状態をみてから水やりをしてもよいですね。
それでも、カリカリでずっと置いておくと水が少なすぎるので、
夏場の簡単な水やりの目安
・水が少なすぎる 葉がふにゃふにゃに ここまで乾かしてはダメです。
・水が少ない 葉は少し垂れる、中はよく乾いている 葉先がだんだんと焼けてくる、白い部分の葉焼けもしやすい
・水がちょうどよい 土、苔もしっかり乾く 適度に葉が垂れる(新生殿などの羅紗では葉が厚いのでほとんど垂れません)
・水が多い 水をやるときに、土や苔がしっかりと乾いていない
・水が多すぎる 植え替えの時に水が多すぎて根が腐っている ここまで水が多いのは良くないです。
万年青の根は水だけでなく、酸素も吸っています。完全に乾くとスルメの様になってしまいますが、適度に乾き、酸素が良く吸える、と根も水を求めてぐんぐん伸びていきます。
8月の万年青の育て方 https://houmeien.co.jp/?p=5326
涼しくなったら
秋の涼しい気候、最高気温が32℃ を切るようになるとだんだんと生長期に入ります。
そうしましたら、根が、秋の根、秋の葉のために水を欲しがりますので、 乾きが真夏より早くなると思います。乾かし過ぎず、 水を上げてください。
まとめ
・真夏は、日中に水やりをすると鉢の中が煮えてしまいます。
・30℃以下になったときに、早朝か夕方、夜に水を上げてください。
・根は良く乾けば、その分水を求めて伸びていくので、水の上げ過ぎに注意してください。
・秋になり、最高気温が32℃を切ると、生長期にはいるので、真夏より乾かし過ぎず、適度に水を上げてください。
●動画解説 【お客様からのご質問】夏場のみずやりについて
【万年青の豊明園】【HOW TO WATER IN SUMMER】水やりの目安 水の乾きと万年青の反応