台風前、後の対策 台風や大雨のときの管理は?

今日は、台風前と後の対策についてお話します。

台風前の対策

日本に台風がよく来るのが7-10月ごろ。最近では、6月から11月ごろまで油断ならない時が続きます。

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台風前の万年青棚の対策について

万年青、道具の避難

一軒家、マンション、アパートでも、万年青を室内に入れれるスペースがあれば、まず安心です。1日か、数日、台風が過ぎるのを待ちます。

万年青の鉢、道具、日よけのネット、よしづなどをすべて飛ばされないようにして、被害が出ないように、また、自分のものが他所に飛んで被害を出さないように気をつけます。一番飛びやすいのは風を受けるネット、よしづです。私たち豊明園では、一度雨よけのビニールが帆のように風を受け、ひと棚倒れてしまったこともありますので、完全に縛りつけます。

万年青の豊明園では?

私たち豊明園では、室内、温室にも万年青が入りきらないので、多くは外に置いたままですが、風が強いときは雨よけのビニールを縛り、万年青は風と雨に当てっぱなしにします。金枠やパッドに入っていれば、まず飛んでいきません。次の日に倒れた万年青を戻します。

温室は、風や進路によって、少しだけ窓を開けておくときや、完全に締め切るときがあります。風が強いと細い隙間から強い風が入り、天井や弱い場所のガラスなどを割ってでていくので、気をつけます。

台風とおもと
この時は、風が強くなったので、ビニールを取って雨に当てました。鉢も矢作砂など重い砂が半分は入っているので風で倒れません。岡崎が直撃コースや進路の右側でなければ、一つも万年青をしまわないこともあります。
風がもう少し強い場合は、温室や部屋の中にしまいます。
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風が強いのでビニールは縛っています。風にあおられて壊れたり、飛んだり、棚ごとひっくりかえったり。ビニールを取って、おもとは雨にあてました。
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寒冷紗もしばります。
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台風
おもとを棚下に入れ葦津で被います。
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台風の風、雨が当たったおもと棚
しまう場合は金枠ごとしまいます。一つ二つづつしまうより、枠ごとや、パッドごとしまった方が楽です。一個づつに置いてあるおもとはパットなどでまとめて運びます。
パットを沢山用意しておけば、パットをそのまましまい、出す時もそのまま出せて楽です。
物が飛んできておもとを傷つけたくない場合はやはり部屋の中にしまっておくのが一番でしょう。
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台風12号
遠く離れていても影響があります。
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台風12号
外のおもとは、このように棚下にいれ、よしずで保護しています。
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台風12号
外のおもとは棚下にいれよしずで保護しています。
雨は当たりぱなしです。台風が通った後吹き替えしの風に注意します。
おもとも風や雨で弱っています。病害虫や葉キス゛が出てきます。
農薬散布をします。
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台風12号   おもと金枠
風が強いので長時間揺れると葉が痛みます。又風で鉢が倒れる事があります。 おもと枠に入れると鉢が倒れなくなります。

 

台風後の対策

台風が去った後、カッと日が強くなる時があります。その日はかなり強いので、日よけネットをしっかりとして、日焼けなどにならないようにします。

台風が病気を連れてくるとも言われ、私たちは台風の後には殺菌剤などの消毒をやることがよくあります。万年青自体が雨、風で弱っています。台風の風や、何かが当たって万年青にも人に見えないような細かな傷がついていることもありますので、病気も入りやすいです。

 

台風対策、前と後、まとめ

場所があれば、室内、温室に避難が安全。

ない場合、金枠に入れて、倒れないようにし、雨、風を当ててしまいます。

台風の後は細かな傷のせいで、弱ったり、病気になりやすいので、殺菌剤をするとよいでしょう。

台風一過の晴天での日焼けに気を付けましょう。

 

では、皆さん、これからの台風シーズンを乗り切っていきましょう。

 

大雨のとき

豊明園では、そのまま万年青にあてることが多いです。生長期なら万年青はぐんぐん伸びていきます。

私たちが気にするのは、長雨のときです。1-2日以上の雨では、ビニールを引いて雨よけをします。

 

 

一年間の万年青の管理