おもとの虫 ゾウムシ

万年青の害虫 ゾウムシ

 

 

 

オモトの芋を食べる虫  ゾウムシ

ゾウムシ科の害虫で、幼虫がオモトの芋の中を食害する。ガラス温室・ハウス内の気候がこれらの甲虫が年中成長できる環境にしています。

左穴の上に白っぽいもの幼虫。幼虫が芋を食べています。

 

ゾウムシが食べた痕  食害されるとおもとが弱ります。進行すると芯芽のほうまで食べられます。

オモトの芋に穴を開ける。

薬剤防除は 下記の農薬で予防できます。

トクチオン粉剤 オモトの鉢の中にまく。

ダイアジノン粉剤 オモトの鉢の中にまく。

スミチオン乳剤

マラソン乳剤

おもとの虫 バッタ・よとうむし

おもとの害虫 バッタ

バッタ おもとの葉を食害する。

バッタ  見たら捕獲します。

『竹酢液』(ちくさくえき)

竹酢液をおもとの水やり用の水に5000倍から10000倍に薄めて、それをそのまま水遣りに使います。

間隔は一週間ほど開けて使います。病害虫の出やすい、日中の温度が25℃から30℃になるときに主に使っています。併用して、スーパー1、微量元素を使うと、おもとが丈夫になり、力がついてきます。病虫害対策・植物活性に最適病虫害の発生が少なくなり農薬散布の回数が少なくなります。

 

 

おもと害虫 ヨトウムシ(夜盗虫)

よとうむし 夜になると活動を活発化させて葉を食べます。昼中は鉢の底、土の中にかくれています。

ヨトウムシに食害された痕。

おもとの消毒 防除方法と薬剤

発病葉は早目に取り除いて、子の胞子の飛散を防ぐために、焼却処分して頂きます。予防薬剤の農薬は数種類を交互に散布すると効果が上がります。
○メーカーの希釈倍数を守ること。葉の表面、裏面全体を農薬散布

農薬散布

朝夕の涼しい時に散布してください。葉の表、裏側を丁寧に散布。農薬散布をする時は一揆に全体を散布します。夏の場合散布する時は夕方、気温が下がってから。
(半日くらい雨が降らない天候の時に散布してください。)

虫に抗体ができますので農薬を時々かえること。
農薬は説明書をよく読んで希釈倍数を確認すること。

おもとの虫 スリップス | 病害虫の防除法、農薬 オルトラン | アザミウマ | 害虫

万年青の害虫 スリップス

スリップスに葉を吸汁された跡

おもとでは、スリップスは温かいと2月終わりぐらいから活動しだす。1ミリ以下の事も多く、小さいのでなかなか見つからない。新芽の柔らかい部分を好み、葉が出てくる前に植物の細胞の内容物を吸い取り、観賞価値を落としてしまう。

 

おもとの病害虫防除は、病気や虫が出る前に対処できるのが一番良い。2月3月の新芽がもぞもぞ動き始める前の病害虫防除を大切に考えています。

おもとの病害虫と防除

スリップス 体長は1ミリほど、ほとんど見ることできない

まわりの黄色い粒は植物の花粉なので、どれだけ小さいかわかると思います。

 

スリップス (あざみうま)

体色も食べ物や種類によってさまざま 6000種をこえる

アザミの花を手の上にコンコンとたたくと、このアザミウマがでてきたのでアザミウマと呼ばれる。写真のように縦長の虫で、馬面のためにアザミの馬からアザミウマと呼ばれるようになったか。

体長 1ミリ 頭からしっぽ

口器は左右非対称のパーツが円錐状に組み合わさっていて吸汁用に特殊化しており、いずれも穴を開け内容物を吸い取る摂食法を行うが、縁の近いカメムシ目のように長い口吻を持たないため、餌生物の体の深部から食物をとることはできない。植物食者の場合には表皮に穴を開けて、その下の柔組織の細胞の内容物を吸い取る。花粉菌類胞子細胞壁に穴を開けて、中身を吸い取る種も多い。

Wiki

◎スリップス類(クロトンアザミウマ・ネギアザミウマ)
オモト界ではナメ虫といわれています。
・被害成虫、幼虫供に葉を吸汁するため葉がカスリ状になる。発生時期は4月下旬頃から9月中~下旬にかけて乾燥環境に発生する。主に新葉の柔らかいうちに発生しやすい。

早めの予防農薬散布しています。

防除

発生したら

○スミチオン乳剤 1000倍
○マラソン 乳剤 2000倍
◎オルトラン乳剤  500倍
◎エカメット乳剤  1000倍

などの薬剤に展着剤を加えますと効果的です。 7~10日おきに数回連続して散布します。朝夕の涼しい時に散布してください。(半日くらい雨が降らない天候の時に散布してください。)虫に抗体ができますので農薬を時々かえること。
農薬は説明書をよく読んで希釈倍数を確認すること。

殺菌剤・殺虫剤・展着剤の混合で農薬散布します。

 

豊明園での対策

オルトラン粒状

予防が一番

新芽を食べに来るので、新芽が動く前に予防します。
発生前(新葉の生育前・桜の花が終った時点)オルトラン粒状を撒く5号鉢に1g程度。
9月初旬(気候の変わり目)オルトラン粒状を撒く5号鉢に1g程度鉢の隅に撒く。

害虫 補殺 ペタット

ペタット 農薬散布を少なくし防除目的に使う。

コジラミ類・アブラムシ類・ハモグリバエ類・アザミウマ類の害虫が補殺できます。
設置の状態  竹酢液と併用して行うと虫の付着数がすくなくなります。おもとの病気の予防(虫が媒体)  竹酢液使用方法
害虫 補殺 ペタット
農薬散布を少なくし防除目的に使う。
コジラミ類・アブラムシ類・ハモグリバエ類・アザミウマ類の害虫が補殺できます。
設置18日目の状態  竹酢液と併用して行うと虫の付着数がすくなくなります。おもとの病気の予防(虫が媒体)
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アザミウマ・スリップスがよく出る環境

アザミウマ・スリップスは温室では越冬しやすいので、出るのが早いです。温室、ビニールハウスでは特に注意します。

雑草の中に潜んでいることが多いので、雑草もない方が食害を受けにくいです。

 

害虫補殺のペタット(スリップス・害虫捕獲) 黄色のフイルムに虫が寄ってきて、張りつきます。

おもとの虫 ナメクジ

おもとの害虫 ナメクジ

なめくじが好む場所

ナメクジは夜行性で夜間活発に動きます。特に湿度の高い場所を好みます。日中は鉢底に潜んでいます。

 

ナメクジ 夜間肥料を食べた跡

 

ナメクジ対策 ナメクジを誘因して殺す薬

夕方にセットしました。

ペットボトルを4分の1に切り離し反対にして合わせます。その中へ薬を入れて出来上がり。

 

朝見るとナメクジが入っています。

ナメクジを誘因して殺す薬

 

この時期、害虫補殺のペタット・ナメトリン・竹酢液などと併用して害虫を防ぎます。

完成したらセットします。朝見ると薬を食べていました。主成分は、メタアルデヒド。ナメクジはビールや酒粕が好き(有効成分アセトアルデヒド)

ビールか日本酒に少量のランネートを加え、米ぬかや油粕などと練るだけで自家製のナメクジ駆除剤ができます。

木酢液・竹酢液を使う方法

木酢液・竹酢液の原液をかければ死にます。塩又は熱湯をかけても死にます。

 

ナメクジを誘因して殺す薬

おもと ナメクジ 交配の季節 豊明園では

ナメクジが発生しやすい時期3月~11月ペットボトルの中へ薬を入れ誘因します。棚の下や暗い場所に置きます。ナメクジは場所によっては冬以外年中発生するところもありますが、この時期(5月)から特に多くなります。棚上や棚下にぱらぱらとまいていきます。何メートルか離して他の場所にも。

翌日

どこからともなくナメクジが薬によってきて死んでいます。こんなにいたのかと思うほど。 今は交配の季節ですが、その蜜などを舐めに(?)花芽の上を歩いていることもあります。

ナメクジの嫌いな方はこういったナメクジ駆除剤を使うのもいいかもしれません。(温室には全体に撒きました)

交配の前にいつも行います。ナメクジが花穂を舐めて交配の邪魔をします。この時期、害虫補殺のペタット・ナメトリン・竹酢液などと併用して害虫を防ぎます。

害虫補殺のペタット(スリップス・害虫捕獲) 黄色のフイルムに虫が寄ってきて、張りつきます。

 

昨年、根落ちの多かった方に~

根落ちの原因は、夏場の水が多すぎるのがほとんどです。また、環境的にじめじめとした場所になりやすいところですと、苔をはずして管理してやると鉢の中も通気がよく、根も空気を沢山吸収でき元気がでます。豊明園では、多くの羅紗や大葉を水苔なして植えています。

注意点

春から梅雨前の水切れには注意してください。だんだんと25℃~30℃の病原菌も繁殖しやすい季節になってきました。湿度70%以上では病原菌は活発に動いてきます。消毒をしたり、風通しをよくして湿度があがりすぎないように、じめじめしないように気をつけましょう。

 

他の万年青の病害虫

おもとの虫 害虫

おもとの虫 スリップス 害虫対策

おもとの虫 カイガラ虫   害虫対策

おもとの虫 ナメクジ 害虫対策

おもとの虫 桑葉虫 害虫対策

おもとの虫 ゾウムシ 害虫対策

おもとの虫 毛虫 害虫対策

おもとの虫 バッタ・ヨトウムシ 害虫対策

万年青 病害虫対策 スリップス・あざみうま・アブラムシ

病害虫対策 農薬散布 農薬散布 使用方

おもとの消毒について  植え替え時の消毒 薬害

おもとの病気

おもとの病気  赤星病  赤星病(葉ボチ) 病気対策

おもとの病気 軟腐病 芋腐れ 病気対策 獅子・実親進行5日目

おもとの病気 軟腐病 芋腐れ 病気対策 大葉進行初期

おもとの病気 炭疽病 タンソ病 病気対策

おもとの病気 フザリウム カビ

 

おもとの虫 毛虫

おもと害虫 毛虫(けむし)

毛虫に食べられるオモト5月
茎葉を食害する。4月~10月、虫の種類により発生時期が・回数が異なる。
チャドクガはツバキやサザンカなど、「茶」系の木につきます。
毎年5月の連休明けから発生し、最低でも年に2回はお目にかかります。
シーズン初めの5月に葉っぱに集団でいるところを駆除すれば、2回目以降の発生数をかなり抑えることができます。

毛虫2時間で葉を食い尽くす。 毛虫に食べられる万年青5月

農薬

カルホス、デープテレツクス、サイアノックス発生したらなるべく早く薬を散布退治する。ふ化直後は薬が良く効き、集団でいるため退治しやすい。大きくなると薬が効きにくくなる。

 

おもとの虫  桑葉虫

おもとの害虫と防除

万年青 虫害

桑葉虫 クワハムシ (カジリムシ、ハムシ)   体長が5~6mm

 

虫害 クワハムシ(カジリムシ、ハムシ)

成虫は体長が5~6mmの甲虫である。
頭と胸は黒色、背は藍色で金属光沢があります。

年1回の発生。4月中、下旬頃(桜の花が終わってから、鉄線の花の咲く頃)
葉の新芽をねらってカジル。人がそばに近づくと、くるりと反対に葉裏に隠れる。成虫の寿命は80日間ぐらい。

 

虫害 クワハムシ(カジリムシ、ハムシ)
お客様の展示おもとをお預かりに伺うとクワハムシがいました。
成虫は体長が5~6mmの甲虫である。
頭と胸は黒色、背は藍色で金属光沢があります。
年1回の発生。4月中、下旬頃(桜の花が終わってから、鉄線の花の咲く頃)
葉の新芽をねらってカジル。人がそばに近づくと、くるりと反対に葉裏に隠れる。
成虫の寿命は80日間ぐらい、
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予防対策

見つけしだい捕殺。
薬剤散布
スミチオン 1000倍液。
デス乳液  1000倍液。

桑葉虫クワハムシ(カジリムシ、ハムシ)
食害して葉をギザギザの状態にします。

年1回の発生。食害の時期 4月中、下旬頃
(桜の花が終わってから、鉄線の花の咲く頃)

 

 

おもとの虫 害虫

おもとの虫 カイガラムシ

万年青の害虫 カイガラムシ

カイガラムシはオモトの葉の養分を吸収し弱らせます。カイガラムシが発生すると、蟻が寄ってきます。又スス病という黒い幕を張ります。

 カイガラムシ

蜜を分泌するのでアリがやって来ます。又アリが他のオモトにもうつします

カイガラムシは硬い甲羅に覆われています

カイガラムシ

暖かい地方では3月~10月に発生、孵化します。大きくなる前に(幼虫の内にハブラシや硬い筆で取り除く) 農薬散布通風が悪いと発生しやすい。通風の良い場所に移動。
おもとの葉の表面がベタベタになる。
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カイガラムシ
カイガラムシ蜜を分泌するのでアリがやって来ます。又アリが他のオモトにもうつします
◎オルトランDX粒剤の場合は4号鉢に1gを目安
(浸透移行性殺虫成分が植物に吸収され、植物全体を害虫から守る効果が持続します。)
 

病虫害防除

病害虫の種類と発生は万年青は他の植物と比較してもそれほど多いものではない。しかし油断していると被害に遭うため、定期的な薬剤散布は欠かすことが出来ない。動物と違って一度被害に遭うと元の状態に戻すことは不可能となるため、薬剤散布は予防的な意味の作業といえる。

○マラソン乳剤    2000倍
○スミチオン乳剤   1000倍
◎スプラサイド乳剤 1000倍
◎カルホス乳剤   1000倍

アプローチB1(展着剤)

などの薬剤に展着剤を加えますと効果的です。7~10日おきに数回連続して散布します。薬剤は同一のものを使うと免疫ができて効能通りの薬効は得られないため、数種類の薬剤を交互に散布することが効果的です。

◎オルトランDX粒剤の場合は4号鉢に1gを目安(浸透移行性殺虫成分が植物に吸収され、植物全体を害虫から守る効果が持続します。)

カイガラムシ
カイガラ蜜を分泌するのでアリがやって来ます。又アリが他のオモトにもうつします。
農薬散布
朝夕の涼しい時に散布してください。葉の表、裏側を丁寧に散布。
農薬散布をする時は一揆に全体を散布します。夏の場合散布する時は夕方、気温が下がってから。
(半日くらい雨が降らない天候の時に散布してください。)
虫に抗体ができますので農薬を時々かえること。
農薬は説明書をよく読んで希釈倍数を確認すること。

 

万年青 病害虫対策 アメリカ ロングウッドガーデンズの場合

ロングウッドガーデン(Longwood garden)

アメリカ フィラデルフィア近郊にある大きな観光庭園

自国の植物を大切にするアメリカ人

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-25℃でもおもとを育てているロングウッドガーデンにて
多くのガーデナーを志す生徒がいます。
皆、すべて違う考えを持っていて、デザインについても意見が分かれます。
温室の美しいロングウッドでは皆あのアメリカ式のゴージャスなデザインが好きかと思ったら、半分くらいが人工的なデザインはいいけど好きじゃない、このような自然のままのデザイン?が好き、将来そんな仕事に就きたいと言っています。
デザインというよりは、自国の自然のまま、保全をするようなイメージでしょうか。
イギリスでも、多くのナショナルトラストのメンバーが自国の木、花、植物でガーデンを作りたいと言っていて、国も英国の木を保全する活動に予算を割いています。公園などに自国の木を植えれば予算がつきます。
ロングウッドのゴージャスな温室を作るには、メキシコやカリフォルニア、フロリダ、カナダなどから3日や1週間かけて車で運び、色鮮やかな花や植物を揃えなければなりません。
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自国の、また、アメリカの場合ですと地域の植物、地形を生かした植物デザインでは、よりゆったりした、優しいデザイン、自然のままのデザインになります。落ち着く、心が静まるようなデザインがこれから伸びてくるのかもしれません。
植物が国をまたいで行きかうことで、病害虫や雑草がまん延することもあります。昔からの生態系を維持していくエコロジストが多くなっています。

ロングウッドガーデン

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-25℃でも外でおもとを育てているロングウッドガーデンにて 庭園内の彫刻

 

ロングウッドガーデン 噴水

外の庭園と、大きな温室が多数ある巨大な植物園。噴水や野外のコンサートなども行っている、植物を中心としたテーマパークといった方が正しいかも。

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ロングウッドガーデン 熱帯の部屋
小川と池がつくってあります。熱帯なので採光がよく、藻がよく育ってしまいます。こちらは、藻を防ぐための方法をいくつか持っていて、これは、黒い環境にも害のない液体を入れ、光の反射をよくし、かつ藻が光合成しにくくするものです。

温室は巨大で、それぞれにヘッドガーデナーというトップ、ボスがいます。害虫に対しては、それぞれのボスの方針で、徹底的に農薬で害虫を殺す、という戦略の方と、益虫などによる総合的な防除【IPM=Integrated Pest Management】を目指している方がいました。

病害虫の表 それを食べる益虫

病害虫   Spider

Mite  ハダニ

Thrips スリップス あざみうま

Aphid  アブラムシ

これから、特に3月の暖かくなってきた時期からスリップスの被害を受ける人がでてきます。豊明園では2月からスリップス用の予防薬をやります。これらの害虫は温室害虫とも呼ばれ、温室などの温かい場所で繁殖、越冬するので外棚はそこまで気にしませんが、温室では気を付けておきます。やわらかい新芽が好物なので、新芽の動き始めにきちんと防除。

上の写真のように、植物の小さな毛と同じくらいの大きさで1ミリ以下、ほぼ見えないと思います。あざみうま の名は多くが顔が長く馬面で、「馬出よ」といいながらアザミの花をふって、出てきた花粉食のアザミウマを数える古い時代の遊びに由来します。スリップスは6000種以上確認されていて、おもとの世界では害虫として嫌われていますが、他の害虫、ダニを捕食するものもあり、それらは益虫として研究が進められている。

多くが植物を食べるが、花粉や菌類の胞子を食べるものまでいる。足が短く、動きは活発ではないが風にのって移動する。ロングウッドガーデンは殺菌剤、殺虫剤も使用するが、基本的にできるだけそれらを使わず、益虫を使って温室内をコントロールしたいと考えていて、イギリスと同じく益虫を買っていた。

常緑 万年青の耐寒性 アブラムシ

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-25℃でもおもとを育てているロングウッドガーデンにて
朝6時半の温室
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外からくる植物のチェック
アブラムシを発見 1年で10万ポットの植物が入れ替わるロングウッドでは、約3万鉢が外から運ばれてきます。それらを可能な限りチェックして、病害虫を未然に防ぎます。
アブラムシやスリップスなど発見したらロットごとに注意書きをして、展示のチームへ 今の展示チームは天敵を使って防除するより、美しい温室のため、直ぐに殺虫殺菌剤を使うのを好むので、広がる前に防ぎます。

ロングウッドガーデン

ランとコンサーバトリー

奥に部屋があり、デュポンやプライベートでの晩餐会、音楽会がある。奇跡の星の植物園でも結婚式や前撮りをされる方がいましたが、こちらでも同じように植物園、温室を楽しく使っています。コンサーバトリーとは大きな温室、という意味。

今日聞いて今も信じられないのですが、ロングウッドガーデンはネコを20匹飼っていて、ネズミを捕るのに使っているそうです。私が主に仕事をしている繁殖温室は殺虫殺菌剤を使うのでいませんが、それらを使わない温室はネコをはなしているそうです。ガーデナーたちの癒しにもなっているようです。ちなみに未だにネズミは見たことがありません。   2018年2月 研修

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今、病害虫研究室で研修中
この中で植物を育て、虫を観察します。
天敵を使った防除を試みていて、ここでは他に、わざわざ害虫を育てています。天敵のえさにするために。

 

完全装備で消毒

完全装備で消毒  -25℃でもおもとを育てているロングウッドガーデンにて薬剤散布の様子

 

おもとの害虫対策

オルトランDX粒剤 5号鉢に1gを目安 浸透移行性殺虫成分が植物に吸収され、植物全体を害虫から守る効果が持続します。

浸透移行性

オルトランDX粒剤 農薬は根から吸収されます。おもとの芽が動く前からおこなうときれいな新葉がでてきます。特に中葉や大葉におこないます。

ハダニ、雁 ロングウッドガーデン

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-25℃でもおもとを育てているロングウッドガーデンにて
朝  雁 がん を探しています
雁のふんが病気を伝染させるので、雁をみつけたら近づいてガーデンの外へ逃がします
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今、病害虫の研究所にいます。
1200種以上いるといわれるハダニをチェック。0.5ミリ以下なので最初はなかなか見つかりませんでした。
白い粉みたいなものは脱皮した殻で、三回脱皮します。気温が高く、乾燥した場所を好むので、ほぼ葉の裏にいます。葉の裏に霧吹きを掛ければ防除になります。
殺虫剤は益虫も殺すので使うのは最後の手段、という考え方で病害虫防除をしています。ハダニの天敵、ケナガカブリダニや、ハダニアザミウマ(スリップスの一種)を使って、天敵と、ハダニのバランスを取りながら防除していきます。
虫を捕る黄色のくっつく紙も使います。
竹酢液や自然のもので対処していく私たちの考え方とも合っていて、面白いです。
竹酢液 においで虫を来なくさせて、病気の侵入、媒介を防ぐ 害虫がこなくなるのが一番安心
ダニ用 アファーム乳剤 エセダン乳剤
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同じ水コケを使っていました。
おもとでは4A, 3Aを使うことが多いです。
こちら地下室で日を当てないように保管し、使い切るようにしています。培地で根を出させたランを水コケで管理しています。
この水コケは質はなかなかでした。棘や落ち葉は少々。気になる方は手袋をして使いましょう。棘には気を付けて。
 
 
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研究棟 クリーンベンチ
すべてアルコール消毒をしてから始めます。菊の培養。ロングウッドは菊が非常に有名ですが、このように1-2年前から苗を作っていきます。
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-25℃の極寒でおもとを外で育てているロングウッドガーデンより

3/10からサマータイムが始まりました
緯度が高いところでは夏と冬の昼間の時間が違うので、サマータイムを採用しているところも多いです。このアメリカとイギリスではサマータイムがあります。一時間時間が早まります。カナダでは、夏、日が落ちるのが夜の11時になることも。

 

ロングウッドガーデンのガチョウ

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-25℃でもおもとを育てているロングウッドガーデンにて
ガチョウの足跡2018/3/31
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ガチョウのフンで藻が異常発生するので、チェックしています。
夏は日本の愛知県と同じくらい湿度が高く、気温もあがるペンシルベニア州。湖は蚊の発生を抑えるため、常に空気を入れています 水が動いてさえいれば、蚊はでてきません。メダカなどでボウフラを食べてしまうのもいいですね。10円玉などの銅もいいそうです。
有害な藻を抑えるのに、藻をたべる微生物も使っています。
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ロングウッドガーデンにて

温度を積算?を測る機械

今年は例年に比べかなり寒いです。この毎日のデータを例年と比べ、虫の発生を予測します。今年はいつもより遅く発生するでしょう。

 ロングウッドガーデン インターン

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-25℃の極寒でおもとを外で育てているロングウッドガーデンより

雪の日
 
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研究棟
2時間前に雪かきしたばかりでこんなに積もる、この日は6時の閉館が2時になりました
 
数日前はみんな半そで半ズボンの春や夏がきた!って格好だったのに、、
彼女は研究棟の研修生で、24才、大学で学位をとってロングウッドガーデンの研究室でインターンをしています。アメリカの就職事情はかなり厳しいようで、学位まで取った学生も多くは卒業までに就職できず、パートタイムや職探し、その他にこのようなインターン(このインターンも人気の場所は競争が激しい、、)をして経験を積みます。経験さえあればポストさえ空けばどんな仕事もすぐに決まるそうですが、なかなか学生にそこまで要求するのか、という感じもします。また、コネが非常に重要だともいっていました。
 
 
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彼女はテネシー州からきているのですが、実家に帰るのは10時間のドライブ。こちらでは当たり前で、イチローのマーリンズまではロングウッドから3日かかりますが、植物が運ばれてきます。夏の休暇、サンクスギビング11月終わり クリスマスとあと数回帰るそうです。車社会です。
ちなみにロングウッドガーデンの北東にニューヨークがありますが、そこまで車で3時間です。
 
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この森を抜けて仕事に行きます。朝6時半
 
中国人の研修生にとって、このインターンは非常に特別なもので、代々、先輩から限られた後輩へ伝えられているそうです。
コソボの人にとっては、大学の4-5年のうち2年は国内や国外のインターンが授業の一つで、インターンのリストと推薦状を渡され、自分で申し込みます。実地で学び、職に生かすという考え方でしょうか。彼女はニューヨークのアジサイ農家を選び1年研修し、このロングウッドガーデンにまた1年研修で来ています。インターンリストはアメリカからヨーロッパまで様々。

ロングウッドのクリスマス

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-25℃でもおもとを育てているロングウッドガーデンにて
ロングウッドのクリスマスは一年前から始まっています
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一年前から皆で分担して、クリスマスボックスやツリーの飾りつけを作っていく
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ボックスの紙とリボンを選んでいるところ
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-25℃でもおもとを育てているロングウッドガーデンにて
クリスマスの飾りの倉庫、一軒丸々使っています
1年以上前からクリスマスの準備をしています
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-25℃でもおもとを育てているロングウッドガーデンにて
大きな敷地の中に家がいくつかあり、ガーデナーのための家だったり、クリスマス用品の倉庫だったり、、
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ビールショップに行ってきました。ペンシルバニア州は歴史がある、古い州でアメリカの禁酒法の名残で、普通の食料品店でお酒が買えません
ビールを買うにはビールショップへ、ワインやウィスキーを買うにはリカーショップ?へ行かないと買えず、たくさんは飲みませんが好きな私としてはなかなかひと手間です。
こちらはビール文化?があり、種類がめちゃくちゃ多い!アメリカ全土、世界中に輸出するような大きな会社から、ペンシルバニア州だけ、もしくは小さな街だけ、のようなほんとに小さなビール会社まで。
 
一緒に働いているガーデナーの夫が数人でビール工場を始めていて、今ちょうどアルコールを売る許可の申請中。日本よりかなり敷居が低い気がします。
禁酒法
アメリカ合衆国史における禁酒法(きんしゅほう、英語: Prohibition)は、1920年から1933年までアメリカ合衆国憲法修正第18条下において施行され、消費のためのアルコールの製造、販売、輸送が全面的に禁止された法律である
wikiより

プロフェッショナルガーデナー

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-25℃でもおもとを育てているロングウッドガーデンにて
2年制のプロフェッショナルガーデナーたちのプラントセールス。
自分たちで育てた野菜や花、展示で使い終わった植物を集めて、他の職員や来場者に売っています。
このお金を集めて、イギリスガーデン旅行(修学旅行?)のお金にします。
寄付で自分たちの学費は払わなくてよく、逆に半分以下ですがロングウッドで働くことで、お給料ももらいながら、という学校の運営の仕方は非常に勉強になりました。

石と万年青の永遠性 ロングウッドガーデン

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ィラデルフィア チャイナタウン
春節
5~8頭の獅子が獅子舞を踊り、店の前で爆竹を付けていく。すごい迫力で鼓膜がやぶれそうなぐらい。最後に、レタスがつけてあり、それを獅子が食べて次の店へ
レタスは中国語で『生菜』とかいて ションサイ と発音します。『成財』と同じ発音になるため、縁起がよいということで、レタスなんですね。ちゃんと食べた証なのか、獅子舞から食べられたレタスが高々と少しづつ放り上げられます。
 
 
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-25℃の極寒でおもとを外で育てているロングウッドガーデンより
晴れていたので昼休みに皆と散歩。春の訪れを感じます。
現在は研究部門にいるので、写真禁止な場所や植物が多いです。ロングウッドガーデンだけの新品種やその交配、論文用の植物、研究を手伝っています。
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-25℃の極寒でおもとを外で育てているロングウッドガーデンより
春らしくなり、葉も元気になってきました。何度も復活してくる強さが万年青にはあります。
日本庭園ではおもとは単体で植えられることは実は多くなく、木の元や石の元に植えられます。特に石とおもとは縁起の良さという点で相性がよく、石の変わることのない永遠性と、万年青の万年栄えていくという永遠性が掛け合わさって、非常に縁起がよい取り合わせだと言われています。おもとをさりげなく使い、かつ、おもとの緑が場を引き締め、日本庭園を素晴らしいものにしてくれます。
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-25℃の極寒でおもとを外で育てているロングウッドガーデンより

雪がたまたま降ります
おもとは雪が降っても元気

ロングウッドガーデンの夏の気候

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-25℃の極寒でおもとを外で育てているロングウッドガーデンより

スノードロップ
おもとの近くにあります。
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-25℃の極寒でおもとを外で育てているロングウッドガーデンより
おもとの近くにあります。
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-25℃の極寒でおもとを外で育てているロングウッドガーデンより

おもとの群生の近くのタワー
ここペンシルバニア州は日本の夏に気候が似ていて、夏はかなり蒸し暑い、湿度の高い夏が来るそうです。イギリスでは冬は寒くても、夏はかなり涼しく、多くの夏に弱い植物でも生き残れますが、ペンシルバニア州では夏の湿度にも、冬の-25℃にも耐えうる植物でないと外では生き残れません。
そのロングウッドガーデンで元気に、どんどん増えているおもと。おもとは丈夫だとはわかっていましたが、こんなに丈夫だとは。相性もよかったんですね。
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-25℃の極寒でおもとを外で育てているロングウッドガーデンより

春に向けてチューリップ花壇

鹿よけの ネット
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-25℃の極寒でおもとを外で育てているロングウッドガーデンより

2月の後半から鹿よけの電気柵を張っていく 夜6時、閉園した後にインターンがきて、柵をはる。
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鹿害

鹿はチューリップがよほど好きなようで、若芽が食べられている
アメリカの大きな問題のなっています。ガーデニング好きな人から困っているという話をよく聞きます。特に、この場所はかなりの田舎で近くに林も多く、チューリップや野菜をやられたという話です。
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鹿用のピーナッツバター

これを電気柵につるし、このピーナッツバターを食べに来た鹿がビリっとなってこなくなる
土日も含め、近くに住んでいるインターンが電気柵をやります。住むところを与えられていますので、皆さんこういった仕事もきちんとやります。2人づつで、朝も早いです。
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-25℃の極寒でおもとを外で育てているロングウッドガーデンより
研究棟の廊下
ロングウッドの菊は展示が素晴らしく、秋には菊を見に世界中からお客さんが集まります。その原点がこの靖国神社に奉納された菊
おもとと同じように、1000年前から日本で薬草としても使われていた菊。皆が、日本では菊は1000年の歴史があるんでしょ?と聞いてきます
1000年前の薬草の本におもとと一緒にでてくる菊
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-25℃の極寒でおもとを外で育てているロングウッドガーデンより
研究棟の廊下
椿は常設展示しています。菊に魅せられたアメリカ人
菊という日本、中国の植物をデザインでまったく違う印象にさせるロングウッドのデザイナーにはたまげます。
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-25℃の極寒でおもとを外で育てているロングウッドガーデンより

ここからゆっくり歩いて5分の場所におもとが植えてあります。もう20-30年になるので、自生しているような感じです

Koyo 君子蘭 Clivia サンライズSunrise 竜骨と甲竜

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-25℃の極寒でおもとを外で育てているロングウッドガーデンより

研究棟 君子蘭
このロングウッドガーデンで新しくできたサンライズSunriseという品種。おもとの甲竜のような山が花びらにできています。こちらでは船底の竜骨Keelingという言葉で表現していて、非常に面白いなと思いました。オモトでは竜の背ひれに見立てるよと教えてあげるとそっちのがかっこいいじゃんと。やはりここで作った品種なので思い入れがあり、皆さん好きなのが伝わってきます。ちなみに、300-900ドル。フィラデルフィアフラワーショーと、ロングウッドガーデンの売店で売っている珍しいもの。
君子蘭の黄色の花を最初に見つけたのはうちの研究員だといっていました。
君子蘭 Clivia クライビア Wikiより
クンシラン(君子蘭)属 Clivia は南アフリカ共和国スワジランドに産するヒガンバナ科の属のひとつで、クリビア ミラビリス Clivia mirabilis を除き森林の薄暗い場所に自生する。「ラン」とつくが「ラン科」ではない。クロンキスト体系ではユリ科に含める。
ウケザキクンシラン(受咲き君子蘭)Clivia miniata の園芸品種が日本国内では良く知られている。
肉厚の葉とオレンジ色の花を楽しむ園芸植物。南アフリカの平原が原産。ヨーロッパを経由して、日本には明治時代に渡来した。ヨーロッパでは花を楽しむものとされていたが、日本では万年青などと同様にの美しさを楽しむようになった。それゆえ、古典園芸植物に分類される。
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北アメリカ君子蘭協会 君子蘭コンテストのお手伝いをしました。
植え替え講座
アメリカでも日本でも、同じようなことをしているんだなぁと関心 根も太く、万年青と同じように割り子もしますし、アケボノといった言葉も通じます。
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斑入りや羅紗葉、花の形など多くの品種があります。

皆さん植物が大好きでたまらない様子。
数人の方は車で10時間!!?かけてロングウッドまで出品に!日本のおもと大会でも熱意のある方はそれ以上遠いところからいらっしゃいますが、こちらでも。好きですね。

Gunjaku 君子蘭 ロングウッドガーデン

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研究棟 フィラデルフィアフラワーショーの準備 君子蘭
こちらでは、素立の部、株立ちの部があり、それぞれ競う
鉢は素焼き鉢かプラ鉢であまり気にかけないようです。おもとのように鉢も含めた総合芸術としてみているのではなく、花と姿が主体
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これらの君子蘭の葉を拭いていきます。
おもとの羅紗の襟組のように、葉元のジグザグ(ジグザグで通じます)を鑑賞する文化があるようで、そこもきれいに拭きます

フィラデルフィアフラワーショーの準備 君子蘭

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フィラデルフィアフラワーショーの準備 君子蘭
研修生全員でショーのために君子蘭の植え替え、葉を拭いて、花の支柱を立てる。おもとと同じく、首元の襟組をみるので、そこも綺麗に拭いて整える。花の時期は一定ではないので、早く咲いたものは少し寒いクーラーへ入れる。
花は本当に素晴らしいです。おもとの大会を見ている私としては、やはり鉢にこだわらないのはもったいないような気もしてしまいます。どんなに素晴らしい君子蘭でも、素焼き鉢では、、。逆に花が素晴らしく華やかなので、鉢にこだわらない方が引き立ててよいのかもしれません。
デュポンの家には、飾り鉢の植物はたくさんあり、鉢を楽しむのは一部の人の趣味なのかもしれません。海外の人が日本の園芸をみてその種類や歴史に驚くと同時に、鉢の素晴らしさに驚きます。文化の違いもあるかもしれません。
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ロングウッドガーデン
航空写真
今も庭園が拡大を続けています。
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-25℃でもおもとを育てているロングウッドガーデンにて

アメリカのおもと

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寒さの厳しさと、鹿の多さ 
アメリカの冬に非常に適しているおもと
イギリスも冬の寒さが厳しければもっと万年青がクローズアップされるでしょう。暖流の影響で、北海道からそれ以上の緯度にも関わらず、比較的温暖なイギリスではおもとだけが残るということはなかなかないです。
アメリカは-25℃【フィラデルフィア】まで下がり、鹿が非常に多いので、様々なガーデンで冬に万年青だけが残ります。
日本の鹿が多い自生地で万年青が殖えているのと同様、
面白い発見でした
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-25℃でもおもとを育てているロングウッドガーデンにて
ガーデンの様子
春らしくなってきました

デュポンハウス

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デュポンハウス
ここにデュポンは住んで、園芸を、庭つくりを楽しんでいました
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ドッグウッド ハナミズキ?の病気
先端が黒く枯れているのがわかるでしょうか?
すべての病気がわかるわけではないので、わからない病気は提携している大学や研究機関と調べます
まずは写真をとって

 Choshun-kaku ボランティア 土壌検査 ロングウッドガーデン

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-25℃の極寒でおもとを外で育てているロングウッドガーデンより

元高校教師、大学教授のスティーブ、椿の土壌採取をしているところ
この常勤のスタッフからボランティアを含めると1500人以上が働いているロングウッドガーデンだからこそかもしれませんが、リタイアした人が以前の職を生かしてボランティアをしています。皆さん週に1回、遠くの方ですと1時間以上かけて午前中だけ一緒に働きます。皆さんお孫さんに会いに行くから来週はパス、だったり、自分の予定と合わせて、ボランティアを楽しんでいます。
おもとの世界もそうですが、多くの志のある方によって支えられ、おもとという文化が育っていき、次の世代に伝えられていきます。
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アメリカ人の気質なのか、やるとなるととことんやり、あとは終始リラックス。また、やる気のある人や能力のある人にはかなりの権限?を与えて、自由にやってもらっている印象です。ロングウッドガーデンの土壌の検査はほぼこのスティーブが一手に担っています。彼のスマホにはガーデナーから土壌検査の依頼がたくさんきます。

 

おもとは万年青と書き、その常緑が永遠に続くかのように栄えていったので、万年、青々と栄えるという意味で、万年青と書きます。

アメリカのオモト ワシントンDC スミソニアン博物館

病害虫対策 農薬散布

農薬で適応品目の中におもとは見かけたことがないので自己責任でお願いします。
趣味家の間でよく聞く薬や一般的な農薬の扱い方についてご説明いたします。

農薬の種類

殺菌剤
治療薬としてベンレート ダコニールあたりが良く使われているかと思います。
また、
予防薬としてはマンネブダイセン ・ ジマンダイセン 等

殺虫剤
オルトラン ・ スミチオン 等

展着剤
アプローチBI 等、(除草剤向けの物も販売されていますそれらは濃度が濃いので勿論厳禁。)
どれでもいいですが計量の簡便さのために一般向けには倍率が低い物がおすすめ(1000倍以下が良10000倍は少量の計量に難あり)

使用法

上の名指ししたものなら一種類ずつ混和して使用できるかと思います。(例えば殺菌剤ベンレート殺虫剤オルトラン粉剤展着剤アプローチBIを一度に混和・散布)
希釈は水を入れてから農薬を混和していくとよいでしょう。
散布の際は温度が高く日光も強い日ですと薬害が心配です、朝夕の低温時や出来れば曇りの涼しい日に散布されるとよいでしょう。
葉の裏からかけ残しの無い様に全体にくまなく散布してください。
周辺に植物等あれば保菌の可能性がありますそれらも一斉に防除しましょう。

数鉢ならスプレーでも可能ですが散布対象の量により適した薬剤散布機をお選びください。
殺菌剤の治療薬は一般的に植物体内に菌が侵入している場合でも効果的に殺菌し体外の菌に対しても一定の効果がある。
予防薬は一般的に植物体内の菌には無力ですが雨等に強く長い間菌の侵入を防ぐことができる。
散布間隔は2週から4週間毎を行ってください。冬は基本的には病害虫が活動できないので無加温ならば必要ありませんし、淘汰できれば基本的には必要ありません。
希釈濃度について
例えば1000倍は1Lの水に1cc(粉剤なら1グラム)の濃度で混和せよとの意味で500倍なら1Lに2ccです。
計量にスポイトを使用する際3種の液剤を計量するならばスポイトは3本用意し乾いたスポイトで正確に計量しましょう、原液で接触されると効果や薬害に注意

使用機材は次回も安全で正確な散布ができるようよく洗浄し大切に保管しましょう。

注意事項

希釈倍数を厳守。その倍率で効果が高いことを十分に検証されているのでそれ以上は薬害(植物・散布者含め)を誘発させる率を高めるのみと考えてください。
風が強い日は人や洗濯ものに掛かる恐れがあるので散布しない。
農薬は使い切る量を作る事、残った薬液は下水や溝に流さない。

スリップス (あざみうま)

体色も食べ物や種類によってさまざま 6000種をこえる

体長 1ミリ 頭からしっぽ 口器は左右非対称のパーツが円錐状に組み合わさっていて吸汁用に特殊化しており、いずれも穴を開け内容物を吸い取る摂食法を行うが、縁の近いカメムシ目のように長い口吻を持たないため、餌生物の体の深部から食物をとることはできない。植物食者の場合には表皮に穴を開けて、その下の柔組織の細胞の内容物を吸い取る。花粉菌類胞子細胞壁に穴を開けて、中身を吸い取る種も多い。

Wiki

 

スリップスの症状

スリップス類(クロトンアザミウマ・ネギアザミウマ)
オモト界ではナメ虫といわれています。
・被害成虫、幼虫供に葉を吸汁するため葉がカスリ状になる。発生時期は4月下旬頃から9月中~下旬にかけて乾燥環境に発生する。主に新葉の柔らかいうちに発生しやすい。

おもとでは、スリップスは温かいと2月終わりぐらいから活動しだす1ミリ以下の事も多く、小さいのでなかなか見つからない新芽の柔らかい部分を好み、葉が出てくる前に植物の細胞の内容物を吸い取り、観賞価値を落としてしまう。

おもとの病害虫と防除   発生したら

○スミチオン乳剤 1000倍   ○マラソン 乳剤 2000倍
◎オルトラン乳剤  500倍 ◎エカメット乳剤  1000倍
などの薬剤に展着剤を加えますと効果的です。 7~10日おきに数回連続して散布します。朝夕の涼しい時に散布してください。(半日くらい雨が降らない天候の時に散布してください。)
虫に抗体ができますので農薬を時々かえること。
農薬は説明書をよく読んで希釈倍数を確認すること。

予防
発生前(新葉の生育前・桜の花が終った時点)オルトラン粒状を撒く5号鉢に1g程度。
9月初旬(気候の変わり目)オルトラン粒状を撒く5号鉢に1g程度鉢の隅に撒く。

 

おもとの病害虫防除は、病気や虫が出る前に対処できるのが一番良い

2-3月の新芽がもぞもぞ動き始める前の病害虫防除を大切に考えています。