富士の雪 (ふじのゆき) Fujinoyuki

分類   薄葉系統   江戸おもと
作出年代 文久元年 1861年
登録   昭和9年
作出者  山田文蔵 (千葉県)
命名者  村越治郎兵衛 (東京都)
登録者  日本萬年青連合会

「古今輪(現在の一文字)」に虎が現れたもので、当時は「古今輪虎」と呼ばれていた。明治30年に現在の「富士の雪」と名付けられた。150年以上前に作出された品種のため、虎の現れ方に多くの系統があり、大型で大きな虎、小型で真っ白に冴える、細かく吹雪状に入る、縞のように細かく長く入るものなど集める楽しみもある。採光、肥料は強めで管理。江戸末期に一文字に虎斑が白く現れたもの。性質は強健で繁殖も良い。株立ちに作りやすい。採光を充分に採ると白さが増します。倉内性、砂山性、文治性、アルプス性などの物が有名です。

富士の雪(ふじのゆき)

江戸時代•文久元年(1861年)発見気持ちの良い直線の「一文字」に白虎
がパッと現れ、おもとの中でも一番に美しい品種。性質は強健で繁殖も良く、株立ちに作っても迫力をみせる。虎物なので、採光を強くすることで白さが増します。長い歴史から、倉内性、砂山性、文治性、アルプス性などいくつか性があり、アルプス性が白く大きな虎がます。

江戸の粹が醸すおもとの魅力

おもとは皆さん知っての通り品種は1000種以上あり、大葉、獅子、羅紗、千代田などジヤ ンルも多い分、5〜10年の流行で古い品種やぽつと出の品種はとんどん淘汰されていって います。その中でも100年以上愛され続け、流行に左右されない美しいおもとはあなたの お棚にあっても必ず輝いていることでしよう。

富士の雪(ふじのゆき)

 

富士の雪(ふじのゆき)

NHK趣味の園芸 で放映された『富士の雪』ふじのゆき

大江戸花競べ 十二選 第7回
万年青(オモト)雅なる”葉芸”の競演  講師 水野豊隆             2019年10月27日 日曜 午前8時30分に放送

撮影場所 愛知県岡崎市 岡崎公園・豊明園

富士の雪 江戸時代からのおもと 綺麗な白い虎柄

 

富士の雪の花芽 5月22日