万年青の葉焼け 日焼け
発生条件(下記の事が2、3重なった場合)
〇 春先気象条件が変わる時ハウス内の換気を忘れる。
〇 前日雨で急に晴れ日光をとりすぎた場合。
〇 朝水をかけ急に晴れ日光をとりすぎた場合。
〇 外気温が20度以上になる場合(ハウス内35度~38度になる)。
対策
白い寒冷者紗越しに日光を取る。
午後から影になる場所に置く。
天窓を開けてハウス内の換気をはかりハウス内の温度を下げる。
日中おもと小屋を覗くこと。
5月3日 日影・換気するのを忘れ葉焼けになる。
おもとを棚に慣らす
おもとの中でも、今、中葉(薄葉)系の人気が昇ってきました。この系統の中で、縞甲系は羅紗と同じで葉が厚く、よっぽど水切れを起こさなければ葉焼けにはなりません。他の薄葉とよばれる千代田系日月系などの薄葉のおもとでは、春先から夏に、強い日に当てると焼けてしまうものもあります。
また、冬場でも、寒風、強風で乾燥によって焼いてしまうこともあります。
こういったおもとを長い目で見て自分のお棚に慣れさせるには、可愛い可愛いで囲って温室作りにするのではなく、一度自分でも少し焼けるのではないかな、といった場所で管理して、わざと少し焼きます。この時に、全体を焼いてしまったり、倒してしまうほどではダメですが、少し焼く位ですと、次の年からでてくる葉は一段厚い葉が出るようになります。そうすると、その葉はめったなことでは葉焼けを起こさず、自分の棚にあったおもとになっていきます。
中部の薄葉系統の名作者と言われる方は
そのようにして自分のお棚にあった薄葉(根岸松の図、地球宝や富士の図)を作りますし、次のお棚に移った時も安心して作が出来る物を作られます。もちろん、豊明園でも強めの日にあてて、どのくらいで焼けるのか、また、少し焼いて、葉肉のある強いおもと作りを心掛けています。